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雪山でアークテリクスのベースレイヤーを着用した登山者が、朝日に照らされながらパッキングを行っている写真。

導入

アークテリクスのベースレイヤーが気になっているけど、「Rho」「Satoro」「Phase」…なんだか呪文みたいな名前が並んでいて、どれを選べばいいのかさっぱりわからない。そんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、アークテリクスのベースレイヤー3シリーズを徹底比較し、あなたの活動スタイルに合った一着を見つけるお手伝いをします。素材の特徴から実際の使用感まで、現場で本当に役立つ情報をお届けします。


登場人物紹介

JK
登山歴1年の高校2年生。見た目と機能性のバランスを重視。「高いのに何が違うの?」が口癖。
先生
登山歴25年のベテランガイド。北アルプスから海外遠征まで経験豊富。機能美を愛するギアマニア。

アークテリクスのベースレイヤー、なぜ種類が多い?

JK
先生、アークテリクスのベースレイヤー見てきたんですけど、Rhoとかサトルとか…名前がカッコよすぎて逆に意味わかんないです。
先生
「サトロ」な。確かにアークテリクスの命名は独特だ。でも名前には理由がある。Rho(ロー)はギリシャ文字から、Satoro(サトロ)は日本語の「悟り」からきているんだよ。
JK
へー、日本語なんだ。ちょっと親近感。でも結局何が違うんですか?
先生
簡単に言うと、使っている素材と想定している活動が違う。大きく分けて3つのシリーズがあるんだ。

アークテリクスのベースレイヤー3シリーズ

  • Phase(フェイズ): ポリエステル100%の合成繊維。速乾性最強だが、残念ながら現在は主要モデルが廃盤
  • Satoro(サトロ): メリノウール混紡。柔らかさと防臭性のバランスが秀逸
  • Rho(ロー): フリース素材。保温性重視で寒い環境に最適
JK
えっ、Phaseって廃盤なんですか?せっかく説明してくれたのに!
先生
いや、まだ話は続くぞ。廃盤になった経緯も含めて、各シリーズの特徴をしっかり解説していく。知識として知っておくと、中古市場で見つけたときに役立つからな。

速乾性の王様「Phase(フェイズ)」

Image Prompt: トレイルランナーが樹林帯を駆け抜けているシーン。軽量なベースレイヤーが汗で光っているが、不快そうな表情はない。朝の清々しい雰囲気。

先生
まずはPhaseシリーズから説明しよう。これはアークテリクス独自の「Phasic™(フェイジック)」というポリエステル素材を使ったベースレイヤーだ。
JK
ポリエステルって、ユニクロのドライTシャツみたいなやつですか?
先生
基本は同じだが、構造が全然違う。Phasicは二層構造になっていて、内側と外側で異なる糸の織り方をしている。

参考情報: 「Phasic AR fabric, which is 100% polyester and designed to provide insulation, dry quickly, and offer performance stretch」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHB4ZvwbhNKPf9a5pEGNMQNxy3Tj-w5Of1753z9VMIapSSSXjx1olIOHDZCH14Fi6FwiGTPHiiaBeSTLJW8NltWr5k3vLdZdAPAKv3qlkKUy0T74nTOAEivNbzQhvL0mxUuUpC5LtivNOWXjEc5__dBcMzyhc9eYGdTu0436-MRm5_q35tTvFAlkIUZmvdrpEDe8TMSMcIKAw==

JK
二層構造?なんかすごそうだけど、何がいいんですか?
先生
汗を素早く肌から離して、外側に拡散させる。そして乾く。この一連の流れがものすごく速いんだ。

参考情報: 「Its Phasic fabric has exceptional moisture management properties and dries quickly, often faster than other synthetics and wool alternatives in damp conditions」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHLDIWnckHI_14OTn7VJPnKJHc2un66cBuseDILVpcGU6r4SdnQvWKULMXRpO5RHW_MxLjNKk4MQGMyxzzcUptBxJlkFssiMc2jAc2nActJig0gGE8YKznkh-1yWbUW8a4OlE23ffo8q-gbhlem8VDMsxm8eOTUsqZR418dfvmRBMeTSmOi4VknvCLyFLoihfIcp00JtyVP_A==

JK
汗冷えしないってことですね!でも…なんで廃盤になっちゃったんですか?
先生
正直、ファンが多かったから残念がる声は多い。Phase SLは汎用性が高かったし、Phase ARはミッドウェイトの定番だった。

参考情報: 「The Phase SV was discontinued prior to 2020, followed by the Phase SL and Phase AR」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFv0JvI_T_DDWrERYh3BD6txuqcEhZI7RRiXHMqbVF8C6ACQd1ZGzL4U8_l_IW6Rw0ffzlO01fs-6O_p6vShjia02GTrfZbZfH3z0F4yI81THaAmwCiUWreYTM4-f13YmrR8OcSv5x5WOPL2GRl7Vd0K3pFIRb-_KTpFrWCHWaj7s8zTpmMyNceG3GUGZjLsdLVscSnXZm716S27Yo=

JK
じゃあ今は買えないんですか?
先生
新品は難しいが、中古市場やアウトレットで見つかることはある。あと、Phase ARの後継として「Motus AR」というモデルがある。主にトレイルランニング向けだが、Phasic素材の良さは引き継いでいる。

主なスペック(Phase AR)

  • 素材:Phasic™ AR(ポリエステル100%)
  • 重量:約190g(Mサイズ)
  • 構造:二層構造で水分を効率的に移動
  • 消臭加工:銀イオン配合

こんな人におすすめ

  • トレイルランニングやファストハイクで大量に汗をかく人
  • 汗冷えを絶対に避けたい人
  • メリノウールの肌触りが苦手な人

注意点

  • 現在は新品入手が困難
  • 長時間着用で臭いが気になる場合あり
  • メリノウールと比較すると肌触りはやや硬め

メリノウールの進化形「Satoro(サトロ)」

Image Prompt: 秋の紅葉が美しい山小屋前で、登山者がザックを下ろして休憩しているシーン。メリノウールのベースレイヤーが見えている。穏やかな午後の光。

先生
次はSatoro。これがアークテリクスのメリノウール系ベースレイヤーの主力だ。
JK
メリノウールって、あのチクチクしない高級ウールですよね?
先生
そう。ただSatoroはただのメリノウールじゃない。「Nucliex™(ニュークリックス)」という独自の技術が使われている。
JK
また呪文が…。
先生
笑うな。これは画期的な技術だぞ。ナイロンの芯にメリノウール繊維を巻き付けた構造になっている。

参考情報: 「Nucliex™ STR 180 wool yarn, which wraps merino fiber around a nylon core filament. This construction aims to merge merino's comfort and efficiency with nylon's strength and durability.」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQG8qX1q6xa6bM5U9w7NxGqCR8ss8ja44TzNhutidj7H8YeZ0ugJ5aVcA3qAA949kqKVYZxIK8aHo1Q75S6z1S8SuEhrvCinQrM4odOHXG8AP0wzduzDOwJrKYdYrS5OXev_9C2qFqfL3G2poAz1AOgg5LrxvhpEqplnlLDinXrKryqN1Oy-LUduvJOaAQ==

JK
えっと…つまりどういうことですか?
先生
メリノウールの弱点は耐久性だ。柔らかいけど、擦れたり洗濯を繰り返すと穴が開きやすい。ナイロンの芯を入れることで、メリノの良さを保ちながら強度を大幅にアップさせたんだ。

参考情報: 「The Nucliex™ wool construction makes the yarn 20% stronger in burst tests and 50% more abrasion resistant than conventional merino wool.」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQG8qX1q6xa6bM5U9w7NxGqCR8ss8ja44TzNhutidj7H8YeZ0ugJ5aVcA3qAA949kqKVYZxIK8aHo1Q75S6z1S8SuEhrvCinQrM4odOHXG8AP0wzduzDOwJrKYdYrS5OXev_9C2qFqfL3G2poAz1AOgg5LrxvhpEqplnlLDinXrKryqN1Oy-LUduvJOaAQ==

JK
20%強くて50%擦れに強い!それはすごい!でも、肌触りは変わらないんですか?
先生
外側はメリノウールだから、肌触りは従来のメリノと変わらず柔らかい。むしろ18.5ミクロンという細いウールを使っているから、チクチク感はほぼゼロだ。
JK
ミクロンってなんですか?
先生
繊維の太さを表す単位だ。人間の髪の毛が約70ミクロン。18.5ミクロンはその4分の1以下だから、いかに細いかわかるだろう。細ければ細いほど柔らかく感じる。
JK
へー!数字で見るとわかりやすいですね。でも高そう…。
先生
確かに安くはない。ただ、メリノウールの最大の強みは天然の防臭性だ。数日間着続けても臭いにくい。
JK
え、数日間洗わなくていいんですか!?
先生
山小屋泊まりの縦走とかだと、毎日洗濯なんてできないだろう?そういうときにメリノウールは真価を発揮する。

参考情報: 「メリノウール特有の柔らかい肌触り、優れた体温調節機能、そして天然の防臭性が特徴です」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFL3uXJDLxA2tMn-GMTVOqqTTKz7dnGTY5eWc9HcfLv0zybNovd8ogUbUNp01nf8t3SqB-0OfFFndJq5jzAk-jrDzDAgIqO5XI9JfE22HpLUpLcmUZuTVOlOsMRMzPzN_ycUsD6HGZHCx4=

Satoroのモデル展開

先生
Satoroには主にトップスとボトムスがある。
  • Satoro AR Zip Neck LS: ジップネックで温度調節がしやすい
  • Satoro Merino Wool Crew Neck LS: クルーネックのスタンダードタイプ
  • Satoro Merino Wool Bottom: タイツタイプ。ちなみに以前は「Rho Merino Wool Bottom」という名前だった
JK
あ、名前変わったんだ。ややこしい…。
先生
アークテリクスはラインナップ整理が多いからな。ただ、重要なのは素材だ。Satoroの名前がついていればNucliex™素材のメリノウール混紡だと覚えておけばいい。

環境への配慮

先生
あと、Satoroに使われているメリノウールはRWS認証を取得している。
JK
RWS?
先生
Responsible Wool Standard。人道的に飼育された羊から取れた毛だという証明だ。ムレシング(羊の皮膚を切り取る処置)をしていない羊限定。

参考情報: 「The merino wool used is Responsible Wool Standard (RWS) certified, ensuring it's sourced from humanely raised, non-mulesed sheep.」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFXJecPmOcwnN1ovfW7F2t5M29jJ1s3gYZ5g2VdgRsNKWn1wRneIEq28rBJZUn6PvQ5HJ0kymZ-3Ed0kgVrWVqkz_dOb2XT6eTrb_xE9dfZtmez6R-rZlsq4ebNlofth4UBmmhxKy-FpCiyE8NIdBlH5mWDd5IB0WWjGZdHPU4fy1NtgSVOxJHwQE5k75HFyWwANyqckM_JeZM3

JK
へー、そういうの気にする人も増えてますもんね。

主なスペック(Satoro AR Zip Neck LS)

  • 素材:Nucliex™(メリノウール81%、ナイロン12%、エラスタン7%)
  • 重量:約240g(Mサイズ)
  • ウール繊維径:18.5ミクロン
  • 特殊構造:ナイロンコアで従来比50%高い耐摩耗性

こんな人におすすめ

  • 数日間の縦走や長期トレッキングをする人
  • 防臭性を重視する人
  • 柔らかい肌触りを好む人
  • 中程度の活動強度で長時間行動する人

注意点

  • 速乾性はポリエステル系には劣る
  • 価格が高め
  • 完全乾燥には時間がかかる

保温性重視の「Rho(ロー)」

Image Prompt: 厳冬期の雪山で、登山者がアイゼンを装着しているシーン。フリース素材のベースレイヤーの首元が見えている。青空だが極寒の雰囲気。

先生
最後はRhoシリーズ。これは保温性を最重視したベースレイヤーだ。
JK
「ロー」って響きがなんかカッコいいですね。
先生
Rhoはギリシャ文字のP(ロー)から来ている。アークテリクスは命名にギリシャ語やラテン語を使うことが多いな。
JK
で、何が違うんですか?
先生
Rhoの最大の特徴は「Torrent™(トレント)」というフリース素材を使っていること。裏が起毛していて、とにかく暖かい。

参考情報: 「Torrent™マイクロフリース素材は起毛仕上げで、熱効率に優れ、暖かく心地よい肌触りを提供します。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGf_TSfTR-YZx75bgaYIBW-fNtAbFlDLSboCqIHYPNKa5qHM1YYGWwUkDA4IGCqRaWx1ybZbCGJXzZKAY6Pqr1n0Dhgk2M4woPmut1g0OQOpX_3EPCIj9GRR0aGJQBERjcHHno=

JK
フリースって、あのモコモコしたやつですか?分厚くなりません?
先生
普通のフリースよりかなり薄い。マイクロフリースだからな。薄いのに暖かいのがTorrent™の売りだ。
JK
へー。でもベースレイヤーにフリースって珍しくないですか?
先生
確かに一般的にはベースレイヤーって薄手のものが多いが、Rhoは寒い環境での使用を前提としている。スキーやスノーボード、厳冬期登山などだな。

Rhoのモデル展開

先生
Rhoにはいくつかのバリエーションがある。
  • Rho LT Zip Neck: 軽量タイプ。ジップで温度調節可能
  • Rho LT Crew: 軽量タイプのクルーネック
  • Rho Heavyweight: 極寒環境用の厚手モデル
  • Rho Hybrid: ポリエステルとメリノウールのハイブリッド
JK
ハイブリッドって何ですか?
先生
Rho Hybridは面白いモデルだ。メインはPhasic™ II(ポリエステル)だが、脇下などの汗をかきやすい部分にメリノウールを配置している。

参考情報: 「The Rho Hybrid series offers a different approach, combining Arc'teryx's proprietary Phasic™ AR II polyester fabric with merino wool panels strategically placed in areas like the underarms.」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQENnIJLc5jr36NV2Wp5MpNocGxE2FXYzrqvipHPyeARYz9fKgFOWRkMs6Pxe3ZKNo6geuru8X94TLHhLMjFlk_hw5grCyXH1_KVoFMZpk0MfsKe94VZym6_Rx-7wsu_f9fSgSVvaJxRkqlpnznCuvhnR_owfR4Mjpkf2FsWY4ve31qleg==

JK
適材適所ってやつですね!でも、そこまで細かく考えられてるんだ。
先生
そこがアークテリクスらしいところだな。汗をかきやすい部分はメリノで防臭、それ以外は速乾性のポリエステルという発想だ。

価格について

JK
で、Rhoっていくらくらいなんですか?やっぱり高い?
先生
Rho LT Zip Neckで14,300円くらいだな。

参考情報: 「Arc'teryx Rho LT Zip Neck(Torrentフリース素材を使用)の価格は、日本の情報源では14,300円(税込)と記載されています」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGf_TSfTR-YZx75bgaYIBW-fNtAbFlDLSboCqIHYPNKa5qHM1YYGWwUkDA4IGCqRaWx1ybZbCGJXzZKAY6Pqr1n0Dhgk2M4woPmut1g0OQOpX_3EPCIj9GRR0aGJQBERjcHHno=

JK
うーん、やっぱりそこそこしますね…。ユニクロのヒートテック何枚買えるんだろう。
先生
笑うな。確かに高いが、Rhoはミッドレイヤーとしても使える汎用性がある。ベースレイヤーとして着て、その上にフリースを重ねることもできるし、行動中はRho一枚でも十分暖かい場面も多い。
JK
一枚で二役ってこと?
先生
そういうことだ。行動中は暑くなりがちだから、薄手のベースレイヤー+Rhoというレイヤリングだと調整がしやすい。

注意点

先生
ただ、Rho LTは「ライト」の名の通り、極寒には向かない場合もある。

参考情報: 「Rho LT Zip Neckは、非常に寒い冬季のアクティビティにおいては、用途によっては保温力が不足する可能性があるというレビューもあります」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGXS6WCPzM2dx2iwwj1dV0m26j3L1yoA6lLWayvQ-94zcZI59u-6vfxYCbcXgYCfN3jBDgtSb_GrOpI5ue2meAlhArf08Hso7MiBrLZH9YaUjEIYAOuT33iCNpYYML4I2LLfng=

JK
えっ、寒い用なのに寒いんですか?
先生
「ライト」だからな。厳冬期の北アルプスとかなら、Rho Heavyweightを選んだ方がいい。または、Rho LTの上に別のミッドレイヤーを重ねる。大事なのは使い方だ。

主なスペック(Rho LT Zip Neck)

  • 素材:Torrent™ストレッチフリース(ポリエステル)
  • 重量:約180g(Mサイズ)
  • 特徴:起毛裏地、高ストレッチ性
  • 防臭加工:Polygiene®

こんな人におすすめ

  • スキー、スノーボードなどウィンタースポーツをする人
  • 寒がりで保温性を重視する人
  • ベースレイヤーとミッドレイヤーを兼用したい人
  • ふんわりした肌触りが好きな人

注意点

  • 極寒環境ではLTモデルだと保温力不足の可能性
  • 高強度の運動では蒸れることがある
  • 起毛素材のため若干かさばる

どれを選ぶ?シーン別おすすめ

JK
先生、結局私はどれを買えばいいんですか?
先生
それは活動内容による。整理しよう。

Q&A:こんなときどれ選ぶ?

Q1. トレイルランニングやファストハイクで使いたい

先生
速乾性が最優先なら、Phase系統かMotus ARだ。ただPhaseは廃盤だから、現行モデルならMotus ARが近い選択肢になる。

Q2. 3泊4日のテント泊縦走に行きたい

先生
防臭性が重要になるから、Satoro一択だな。メリノウールの天然防臭性は数日間着続ける場面で真価を発揮する。

Q3. 12月の八ヶ岳で雪山デビューしたい

JK
あ、それ私がやりたいやつです!
先生
それならRho LT Zip Neckがいいだろう。保温性がありながら、ジップで温度調節もできる。行動中に暑くなったらジップを開けて換気できる。

Q4. スキー場でゲレンデスキーを楽しみたい

先生
これもRhoシリーズだ。ただ、リフトで体が冷えることを考えると、Rho LTよりRho Heavyweightの方がいいかもしれない。

Q5. 年間通して使える万能な一枚が欲しい

先生
難しい質問だな…。強いて言えばSatoroか。メリノウールは「暑いときは涼しく、寒いときは暖かい」という体温調節機能がある。ただ、真夏の低山には厳しいかもしれない。
JK
結局、万能な一枚はないってことですか?
先生
そうだ。だからレイヤリングという考え方が重要になる。複数の薄手の服を重ねて、状況に応じて脱ぎ着する。ベースレイヤーはその土台だから、活動に合ったものを選ぶ必要がある。

サイズ選びのポイント

JK
あと、サイズ選びって難しくないですか?海外ブランドだし。
先生
アークテリクスはサイズ展開が豊富だから、必ず試着することを勧める。ただ、一つ覚えておくといいのは、アークテリクスのレイヤリングシステムは同じサイズで揃えると上手く重ねられるように設計されている。

参考情報: 「If measurements fall between sizes, Arc'teryx suggests choosing a larger size for a looser fit or a smaller size for a tighter fit.」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQH_zweLldkjTU5LUSSDdznINwfBHYjONs7V5J1ueqYxretjY0qvvUY6iZt2xXzK-YdHRO9sASy4jZDY9wwb4GI2lHdYLKQeaqXylkeg2vgcChb9TT_1WPzOZIzzciI0trMm68iUJig1X7zSTF2PesuXF-tixG-9WaPU8Dg=

JK
じゃあ、ベースレイヤーがMなら、ミッドレイヤーもMでいけるってことですか?
先生
その通り。サイズ間で迷ったら、タイトに着たいなら小さめ、ゆったり着たいなら大きめを選べばいい。

まとめ:3シリーズ比較表

JK
先生、最後に全部まとめてもらえますか?
先生
もちろんだ。
項目 Phase Satoro Rho
主素材 Phasic™(ポリエステル) Nucliex™(メリノウール混紡) Torrent™(ポリエステルフリース)
保温性 ★★☆☆ ★★★☆ ★★★★
速乾性 ★★★★ ★★★☆ ★★★☆
防臭性 ★★☆☆ ★★★★ ★★★☆
肌触り ドライでサラッと 柔らかくしっとり ふんわり暖かい
耐久性 ★★★★ ★★★★ ★★★★
価格帯 廃盤 高め 中程度
入手性 困難 可能 可能
おすすめシーン トレラン、ファストハイク 縦走、長期トレック スキー、雪山登山
JK
これ見ると、私は雪山デビューだからRhoかな…。
先生
いい選択だと思う。ただ、一着買って終わりじゃない。登山を続けていくなら、季節や活動に合わせて少しずつ揃えていくといい。
JK
えー、また出費が…。
先生
いいものは長く使える。アークテリクスのベースレイヤーは耐久性も高いから、適切に手入れすれば何年も使える。初期投資だと思って選んでみろ。
JK
わかりました!まずはお店で試着してきます!
先生
それがいい。サイズ感や肌触りは実際に触ってみないとわからないからな。店員さんに使用シーンを伝えて相談するといい。

最後に

アークテリクスのベースレイヤーは、Phase・Satoro・Rhoの3シリーズで展開されており、それぞれ異なる特性を持っています。

高強度の運動で汗をかくならPhase系統(現行ならMotus)、数日間の縦走で防臭性を重視するならSatoro、寒い環境での保温性を重視するならRhoがおすすめです。

ただし、どんなに高機能なベースレイヤーでも、サイズが合っていなければ本来の性能は発揮できません。必ず店頭で試着し、自分の体型と活動スタイルに合った一着を見つけてください。

良いベースレイヤーは、山での快適さを大きく左右します。自分に合った一着で、より楽しい山時間を過ごしてください。