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導入
先生、パンツなんて普段履いてる綿のボクサーパンツでいいですよね? 見えないし。ユニクロのパンツで十分じゃないですか? 3000円のパンツとか詐欺ですよ!
絶対にダメだ。
綿のパンツは汗を吸うと乾かない。
濡れたパンツが股間に張り付き、歩くたびに皮膚が擦れて「股擦れ」を起こす。
一度股擦れになると、一歩ごとに激痛が走り、地獄を見るぞ。
登山用の化繊ボクサーパンツは、汗を瞬時に乾かし、縫い目が肌に当たらないように設計されている。
今日は、モンベルの「ジオライン」や、パタゴニアの「センダー」を履いて、その快適さを解説する。
Image Prompt: 濡れた綿のパンツと、サラサラの化繊パンツの比較イラスト。股擦れが起きている痛々しい皮膚の様子と、快適に歩いている様子の対比。
第1章: 「股擦れ」のメカニズムと対策
1. 濡れた布はヤスリになる
汗で濡れた綿は、摩擦係数が上がり、皮膚を削るヤスリのようになる。
化繊(ポリエステル)のパンツは、表面がツルツルしていて滑りが良い。
汗をかいてもすぐに乾くので、摩擦が起きにくい。
ヤスリって…大袈裟すぎません? 私、股擦れなんてなったことないですよ。
それは長時間歩いていないからだ。6時間以上歩くと、地獄の釜の蓋が開くぞ。
2. 縫い目の位置(フラットシーマー)
普通のパンツは、股の真ん中に縫い目があることが多い。これが擦れる。
登山用パンツは、縫い目をフラットにしたり、位置をずらしたりして、股間に当たらないように工夫されている。
第2章: 速乾性と防臭性
1. ジオラインの速乾力
モンベルのジオラインは、驚異的な速乾性を持つ。
夜、山小屋で洗って干しておけば、翌朝には乾いている。
予備を持たなくても、毎日清潔なパンツを履ける。
2. 防臭加工
銀イオンなどの防臭加工がされているため、数日履き続けても臭いにくい。
ウール混紡のモデルなら、さらに防臭力が高い。
臭わないのは嬉しいかも。彼氏と行く時とか気になりますし。
第3章: フィット感(ロング丈のすすめ)
1. 裾がめくれ上がらない
短いボクサーパンツだと、歩いているうちに裾がめくれ上がってきて、太ももの付け根に食い込むことがある。
登山では、少し丈の長い(ロングボクサー)タイプがおすすめだ。
太ももを広くカバーしてくれるので、擦れにくく、筋肉の揺れも抑えてくれる。
2. 前開き vs 前閉じ
トイレの利便性を考えると、男性は前開きが便利だ。
ハーネスを付けている時など、ズボンを大きく下ろさずに用を足せる。
第4章: コスパと耐久性
1. 耐久性は高い
ユニクロのエアリズムも悪くはないが、登山用は生地が丈夫だ。
何年も履けるので、長い目で見ればコスパは悪くない。
何より、股擦れの苦しみから解放されるなら安いものだ。
結論: 見えない場所こそ課金しろ
まとめよう。登山用ボクサーパンツの実用性は以下の通りだ。
- 股擦れ防止: 速乾性とフラットな縫い目で、皮膚トラブルを防ぐ。
- 快適性: 汗冷えやベタつきがなく、常にドライ。
- 防臭性: 長期縦走でも臭わない。
股擦れってそんなに痛いんですね…。わかりました、一枚だけ買ってみます。
痛くなってからでは遅い。
「パンツを変えただけで、こんなに歩くのが楽になるのか」と驚くはずだ。
地味だが、登山の快適性を底上げする重要アイテムだぞ。
免責事項
※本記事の情報は執筆時点のものです。メーカーの仕様変更などにより、製品名やスペックが変わる場合があります。購入の際は公式サイトや店頭で最新情報をご確認ください。