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導入
「ミレーのパンツ、良さそうなのは分かるけど種類が多すぎて選べない…」
そんな悩みを抱えていませんか?ティフォン、モンテローザ、ワナカ…カタログを見ても横文字だらけで、どれが自分に合っているのかさっぱり分からない。しかも海外ブランドだからサイズ感も不安。
でも大丈夫。この記事では、登山歴20年のベテランガイドが、ミレーのトレッキングパンツを用途・季節別に徹底解説。あなたにぴったりの一本が必ず見つかります。
登場人物紹介
登山初心者。見た目重視で「かわいい」「軽い」が正義。専門用語は呪文に聞こえるタイプ。でも最近、本格的な登山にも興味が出てきた。
登山歴20年のベテラン。機能性と実用性を重視する職人気質。初心者の気持ちも理解しつつ、ときに厳しく道具の本質を語る。
ミレーのパンツ、なぜこんなに種類が多いの?
先生、ミレーのパンツを買おうと思ってサイト見たんですけど、なんか種類多すぎません?ティフォンとかモンテローザとかワナカとか…呪文ですか?
ふむ、確かに初見だと戸惑うだろうな。でもこれは、ミレーが用途別にしっかり作り分けているからこそなんだ。
用途別って、そんなに使い分けが必要なんですか?結局パンツはパンツじゃないですか?
いや、それが全然違うんだ。たとえば、真夏の低山を軽快に歩きたい時と、秋冬の寒い時期にしっかり保温したい時、さらに雨の中でも行動し続けたい時…それぞれ求められる機能が全く異なる。
参
「登山機能性だけでなく、スリムなシルエットにもこだわったハイキングパンツ。立体裁断と4方向ストレッチ性により、動きやすさと快適性を提供します。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEE3I9xFdLv9f_xBvumBJ_ddaSsTT8PQ0kJRlj2GznegLYylybLXWBa9-6P04NF46IgYwxmBMAr5AhzFgCiYjxn4UZeBrmWNO47HfbIItjwsJLRbvdqwH5CRBAPsl97aKvbdmsl0mM=
へぇ…じゃあ、一本で全部済ませようとするのは甘いってことですか?
まあ、完全なオールラウンダーは存在しないからな。ただ、自分の山行スタイルに合った一本を選べば、ほとんどのシーンをカバーできる。今日は主要なシリーズを順番に解説していこう。
主なシリーズ一覧
- ティフォン 50000(Typhon 50000): 防水透湿の全天候型
- モンテローザ(Monte Rosa): 秋冬定番の保温モデル
- ワナカ(Wanaka): 春夏向け軽量モデル
- ドロワット ウォーム(Droites Warm): 冬用保温特化
- トレック ソリッド(Trek Solid): スタンダードな万能型
- グランモンテ プロ(Grand Montet Pro): スキー向けフラッグシップ
防水透湿なら「ティフォン 50000」シリーズ
Image Prompt: 雨の中、ミレーのティフォン50000パンツを履いた登山者が力強く岩場を登っている写真。水滴が生地を弾いている様子が見える。
まず紹介したいのが「ティフォン 50000」シリーズだ。ミレー独自の防水透湿素材を使った、いわば全天候対応のパンツだな。
防水って、レインウェアみたいなやつですか?ガサガサして動きにくいイメージがあるんですけど…
普通はそう思うだろう。だが、このティフォン 50000は違う。レインウェアとは思えないくらいしなやかで、ストレッチも効いている。
参
「レインウェアとは思えないほどのしなやかさとストレッチ性が最大の魅力の一つです。生地自体に備わった高い伸縮性と立体裁断により、足上げなどの大きな動きでもつっぱり感が少なく、ストレスフリーな行動を可能にします。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGURsLVOmJjqfy933T2uLJAJaYiQS6adan8xoU7tpk89WltcTkiISiYIzaPUL9b7CA152in5ZO2voEywDJWfT2kP0CEWrpwiSuceXO3Jyeu0UW4FDLIQzCdOtIt3NBPMrg6MQYDwxs=
えっ、レインウェアなのに動きやすいんですか?それってちょっと信じられないんですけど…
秘密は「DRYEDGE TYPHON 50000」という素材にある。これはミレーが独自開発した防水透湿メンブレンで、わずか7ミクロンの極薄フィルムなんだ。
そうだ。それでいて耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m²/24hという数値を叩き出している。
分かりやすく言うと、耐水圧20,000mmは「かなり強い雨でも水を通さない」レベル。そして透湿性50,000gは一般的なレインウェアの約2倍。つまり、蒸れにくさが段違いなんだ。
参
「TYPHON 50000は、ミレーが独自に開発した防水透湿素材で、業界トップクラスの透湿性と登山に適した20,000mm以上の耐水圧を誇ります。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHmWcGcR1XDD7U09fzGNYExoH_NPmQ6utQgIiUOvI1r0tpxkavzmr8it-EWHAn7aC4giG2zbO8g4NslV3vC0XR9YUn0fUjmZ78frKGBtuPgbRyEoakwA0UjwhM7c0vavhOPN04pRTQ=
へぇ!じゃあ汗かいてもベタベタしにくいってことですね!それは嬉しい!
その通り。私も10月の涸沢で使ったことがあるが、朝から雨の中を歩いても、内側はサラサラのままだった。従来のレインパンツだと足が濡れたような不快感があるんだが、それがほとんどなかった。
まあ、そこは認めざるを得ない。ティフォンシリーズは決して安くはない。ただ、晴れの日でも雨の日でも使える「全天候型」だから、レインパンツとトレッキングパンツを別々に買うより結果的にコスパが良いという考え方もある。
参
「この素材は晴れの日でも雨の日でも快適に着用できる「全天候型ウェア」として設計されており、レインウェアという概念を超えた汎用性の高いアイテムです。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFd0obM8K8qYpbdjs4ZQzJBpaDILh_V26oducTRH0CtaLMGP27kHIP2Oe7koGLOhSjGocWzbrTkxTxwfSLQXLlxUCwjRrti626XROPen4fcxXovkicrH_kO
なるほど、一本二役ってことですね!あと、着脱はしやすいんですか?山で急に雨降ってきた時とか焦りそう…
そこも考えられていて、裾から膝下まで大きく開くサイドジッパーがついている。登山靴を履いたままでも着脱できるんだ。
主なスペック
- 耐水圧: 20,000mm
- 透湿性: 50,000g/m²/24h
- メンブレン厚: 7ミクロン
- 構造: 3層(ナイロン表地+メンブレン+ニット裏地)
- サイドジッパー: 膝下まで開閉可能
こんな人におすすめ
- 天候が変わりやすい山域によく行く人
- レインパンツとトレッキングパンツを兼用したい人
- 透湿性を重視する人(汗っかきの人)
- 縦走登山や長時間の山行が多い人
注意点
- 価格はやや高め
- モデルによってはベンチレーションがない
- 保温性はないので寒い時期は別途対策が必要
秋冬の定番「モンテローザ パンツ」
Image Prompt: 紅葉の美しい山道で、ミレーのモンテローザパンツを履いた登山者が休憩している写真。スリムなシルエットがスタイリッシュ。
次は「モンテローザ パンツ」だ。これは秋冬のトレッキングにおける定番中の定番といえる。
モンテローザ…なんかオシャレな名前ですね。どんなパンツなんですか?
厚手のダブルウィーブストレッチ素材を使っていて、保温性と動きやすさを両立したモデルだ。秋から春にかけての低山ハイキングにぴったりだな。
参
「保温性に優れた厚手のダブルウィーブストレッチ素材を採用しています。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGEAjBiQBe2wzHz-cv9kuxAK2Zb0yZDFOog5JImxy0C0rXNmR9G8HaRe38_pydowAAuaD2MZqp6XSBUl9kSvU21MXVtKJjt1rjfTq-eeMmhBBv5iEWjcFbqiZdu857kpbsGZX6vDjXqV4kSfeY=
いや、それがそうでもない。4ウェイストレッチ、つまり上下左右4方向に伸びる素材だから、厚みがあっても足の動きを妨げない。立体裁断も施されていて、細身のシルエットなのに締め付け感がないんだ。
細身でスタイリッシュなのに動きやすいって、それ最高じゃないですか!
そう、だからリピーターが多い。色違いで買う人もいるくらいだ。
非常に高い。ある登山者は「秋から春にかけて履くなら最高傑作」と評していたな。
参
「秋から春にかけて履くなら「最高傑作」と評しています。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEk9QMWmJRN1dPB-YaD98qI2-H5PjR5Pwr9ZMdvjOn3xqYy_0VKNk3bUAat1iLUFTnlWyl_XZG0BfYuwwx3o4PVM-M9g43bEirfbt5L2lU6rU4K4N-0qz0apA0myHeoqJz9n6rvuGHgZSvkojmat9QgVF4xHwPN8rt3PguzukyU8opCdydFZ_0_9aIDykk0zxDdQBySbxFTsMN2H4hGDuCVna-GlxW-hX_KYmilDX5vlVsX4Bvb5hOFQ0C_O6XLcKhwtC6IHheUgiyJvI8Sm5VH
最高傑作!すごい!でも暑くなりすぎたりしないんですか?
生地の厚みが絶妙でかさばらず、暑すぎないという声が多い。防風性もあるから風が強い稜線でも冷えにくい。撥水性と速乾性もあるから、少々の雨なら問題ない。
あ、でもちょっと心配なんですけど…藪漕ぎとか岩場で引っかけたら破れませんか?
そこも評価が高くてな、木の枝などに当たっても傷つきにくいという耐久性の高さも報告されている。
おお、それは安心!見た目もいいし機能もいいなら、普段着にも使えそうですよね?
まさにその通り。テーパードシルエットでスタイリッシュだから、山だけでなくタウンユースにも人気がある。
主なスペック
- 素材: ダブルウィーブストレッチ
- ストレッチ: 4ウェイ(上下左右に伸縮)
- 機能: 防風性、撥水性、速乾性
- シルエット: テーパード(裾に向かって細い)
- ポケット: フロント・ヒップにジッパー付き
こんな人におすすめ
- 秋〜春の低山ハイキングがメインの人
- 山でも街でも使えるパンツが欲しい人
- スリムなシルエットが好みの人
- 長く使える耐久性を求める人
注意点
- 真夏には暑い可能性あり
- 完全防水ではない(撥水加工)
- サイズはユーロ表記なので注意
春夏の軽量派には「ワナカ」シリーズ
Image Prompt: 新緑の登山道を、ミレーのワナカストレッチパンツを履いて軽快に歩く女性登山者の写真。涼しげで動きやすそう。
先生、秋冬はモンテローザがいいのは分かったんですけど、夏はどうすればいいんですか?暑いのはホント無理なんですけど…
夏には「ワナカ」シリーズがおすすめだ。「ライト&ファスト」をコンセプトにした軽量モデルで、春夏のアクティビティに特化している。
参
「「ライト&ファスト(軽快かつ迅速)」をコンセプトにしており、ミニマルな装備で軽快な山行を楽しむスタイルに適しています。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEiubQpp6PCk-2HM5kPnuAgWAwPxqrkpG-O8t9npw7Kr5Ls-mTTXPlCgI3F3AfvpUszujpMYHQTzqL41NZgxn_vbf9Yr7hlaHBqgcOaMpZ-eG-DQPLyskFj33y2r8krMPQs3jP4F_M8LD0beJ_kOn5LGnraQhk=
ライト&ファスト!なんかカッコいい!具体的にどんな感じなんですか?
まず素材が「ドライナミックライト4WAYストレッチ」という軽量素材を使っている。ポリエステル89%、ポリウレタン11%の配合で、非常に軽くて伸縮性に優れている。
参
「ダイナミックな動きを可能にする優れたストレッチ性が最大の特長です。膝や腰周りも適度に伸びるため、運動中のストレスが少なく、快適な履き心地を提供します。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEbHRdeGgkOjb5K7_Jk2Uf5BFMdW_dSjvXVtkBLaePXCfTvbKjreuum38bHKwuB3TzKd2zlD_VoWwjgzGwoWoRpowCGjgP5r-PtZS1YpLHop4BU7ZJpTQQQSI0q5hwM3KvcHHE_8HSYa0vfWQ==
さらに速乾性が非常に高い。汗をかいてもすぐ乾くから、夏山でずっとサラサラでいられる。洗濯後も乾きが速いと評判だ。
あ、それ重要!山から帰ってきて洗濯して、次の日また使えるってことですよね?
そうだ。連続で山に行く時にはありがたい。そしてUVカット機能もついているから、日差しの強い夏山でも安心だ。
紫外線対策までできるんですか!最高じゃないですか!
ウエストは総ストレッチゴム仕様で締め付け感がなく、股下にはガゼットクロッチという立体的な裁断が入っていて運動性も高い。
股の部分に菱形の生地を入れることで、足を大きく開いた時にもツッパリ感がなくなる構造だ。
そのとおり。ワナカシリーズにはいくつかのバリエーションがあって、基本の「ワナカ ストレッチパンツ」のほか、軽量・速乾をさらに追求した「ワナカ ストレッチパンツ II」、秋口まで使える「ワナカ フォール ストレッチパンツ」、真夏向けの3/4丈「ワナカ ストレッチ 3/4 パンツ」などがある。
えっ、同じワナカでもそんなに種類があるんですか?ややこしい…
まあ、細かいことは気にせず、「夏の軽快な登山にはワナカ」と覚えておけばいい。店頭で試着して、好みのものを選べば問題ない。
主なスペック
- 素材: ドライナミックライト4WAYストレッチ(ポリエステル89%、ポリウレタン11%)
- 機能: 速乾性、UVカット、軽量
- ウエスト: 総ストレッチゴム仕様
- 構造: ガゼットクロッチ採用
- ポケット: 左右ハンドポケット+腿部サイドジップポケット
こんな人におすすめ
- 春夏の低山ハイキングがメインの人
- 軽さと速乾性を重視する人
- 汗っかきで涼しく過ごしたい人
- 日帰り登山や軽めのトレッキングが多い人
注意点
- 保温性はないので秋冬には不向き
- 薄手なので藪漕ぎなど荒い使い方には注意
- ユーロサイズなので普段より小さめを選ぶ
冬の保温特化「ドロワット ウォーム」
Image Prompt: 雪がちらつく冬の低山で、ミレーのドロワット ウォーム パンツを履いた登山者が歩いている写真。暖かそうな素材感が伝わる。
先生、冬の寒い時期にはどのパンツがいいですか?モンテローザより暖かいのってあるんですか?
ある。「ドロワット ウォーム パンツ」だ。冬の低山登山やハイキングに特化した保温モデルだな。
裏起毛の二重織りストレッチ素材を使っていて、肌触りが良くて非常に暖かい。モンテローザよりも保温性に振った設計だ。
参
「肌触りの良い裏起毛の二重織りストレッチ素材を使用しており、優れた保温性で冬の様々なシーンで快適さを提供します。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEs0sMZNhF5lAbbIzL--e_ees-uJZbzsz6gcMP0nm4JJKNWICdN1aEOltWIZiJhwe0EswlJzFNHgqZV915W0xzphCDm9NFEQXoFno7BjKcj7zyfOdFSUrJDN4sorxoH7eBOKmYZ8bJW
裏起毛!それは暖かそう!でも、それだけ暖かいと動きにくくならないですか?
そこはちゃんと考えられていて、ストレッチ素材と立体裁断で動きやすさも確保している。内股下はワンパネル構造になっていて、足を動かす時に引っかかりがない。
ベーシックなストレートシルエットで、街歩きにも使える汎用性がある。ハンドウォーマーポケットもあるから、手を温めながら歩けるのも嬉しいポイントだな。
あ、それいいですね!冬の電車待ちとかでも使えそう。
そうだ。撥水加工も施されているし、股部分には消臭テープも使われている。機能面でも抜かりがない。
主なスペック
- 素材: 裏起毛二重織りストレッチ
- 構造: 内股下ワンパネル構造
- 機能: 撥水加工、消臭テープ
- ポケット: ハンドウォーマーポケット+バックポケット
- シルエット: ベーシックストレート
こんな人におすすめ
- 冬の低山登山やハイキングがメインの人
- 保温性を最優先する人
- 山でも街でも使えるパンツが欲しい人
- 寒がりで暖かさを重視する人
注意点
- 春夏には暑すぎる
- 厳冬期の高山には別途対策が必要
- モンテローザより若干ゆったりシルエット
バランス型なら「トレック ソリッドパンツ」
Image Prompt: 晴れた日の山頂で、ミレーのトレック ソリッドパンツを履いた登山者が景色を眺めている写真。シンプルでスリムなシルエット。
先生、いろいろ聞いてきたんですけど、結局「どれがいいか分からない」っていう初心者には何がおすすめですか?
そういう人には「トレック ソリッドパンツ」がいいかもしれない。これは登山機能性とスリムなシルエットをバランス良く両立した、いわばスタンダードモデルだ。
立体裁断と4方向ストレッチで動きやすさを確保しつつ、見た目もスッキリしている。軽量トレッキングに最適な一本だな。
春〜秋の3シーズンが目安だ。真冬の寒い時期には保温性が物足りないかもしれないが、それ以外の季節なら幅広く使える。
そうだな。迷ったらトレック ソリッドパンツを試着してみて、そこから自分の好みを探っていくのもいいだろう。
主なスペック
- ストレッチ: 4方向
- 裁断: 立体裁断
- シルエット: スリムフィット
- 対応シーズン: 春〜秋
こんな人におすすめ
- とりあえず一本目のトレッキングパンツが欲しい人
- 特別な機能より汎用性を重視する人
- スリムでスタイリッシュなシルエットが好みの人
注意点
- 防水性はない
- 冬山には保温性が不足
- 極端な用途には特化モデルを検討
スキー・雪山派には「グランモンテ プロ」
Image Prompt: パウダースノーの中を滑るスキーヤーが、ミレーのグランモンテ プロ パンツ JPを着用している写真。躍動感あふれるシーン。
先生、あとスキーとか雪山用のパンツってあるんですか?
ある。「グランモンテ プロ パンツ JP」というフラッグシップモデルだ。これはスキーヤー向けに設計された最高峰のパンツだな。
確かに高価だが、それだけの機能がある。特筆すべきは「JP」の表記で、これは日本人の体型に合わせたカッティングとサイズ展開になっているんだ。
参
「多彩な斜面をアグレッシブに楽しむスキーヤーのために設計された、機動性と快適性に優れたスキーパンツのフラッグシップモデルです。日本人の体型に合わせたカッティングとサイズ展開が特徴です。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQG2-vluEmIyM7khUq40OwT92N6VYfYiiNCxNDNFoLwFdxMiqCeZhkKLrD87U5kv8Fpq2snUMX3m1D4ocn6HWfV7Xg_adtsmS3HYheB43WMA-u9I5I7Sg8DmY_ZvyEgOBIYR4IdaN3j_HkNer1UK
えっ、日本人向けに作られてるんですか?ミレーってフランスのブランドなのに!
そう、だからサイズ選びも楽だし、丈が長すぎる問題もない。防水透湿のDRYEDGE素材に4WAYストレッチ、60gの中綿入りで保温性も抜群。太ももにはベンチレーションジップがあって、暑くなったら換気もできる。
さらにスノーゲイターが内蔵されていて雪の侵入を防ぐし、エッジガードもついているからスキー板で生地を傷つける心配もない。環境配慮のPFCフリー撥水加工も採用されている。
まあ、スキーや雪山をやる人向けだからな。一般的なトレッキングなら他のモデルで十分だ。
サイズ選びのコツ
先生、ミレーってフランスのブランドじゃないですか。サイズが合うか心配なんですけど…
いい質問だ。ミレーはユーロサイズ表記だから、日本のサイズとは異なる。基本的にはユーロサイズSが日本のMに相当すると覚えておけばいい。
参
「ユーロサイズSが日本のMサイズに相当するなど、普段着用している日本のサイズよりもワンサイズ小さいユーロサイズを選ぶのが一般的です。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEBUSF_0lV-kNWuhh35KOpg0mlF8qHDFNllkZLNjuwEDXajudMXHWe2k7zO6IrCM89mp9WZFWCgte9x_O-ccKq8do8yqR3986RXw6RBUdWr_WdzclNT9nTbOntxBoA-x6Y-jkH-3qLx0su7GC6YlJ5k
えっ、じゃあ私が普段M着てるなら、ミレーはSを選べばいいってこと?
そうだ。ただ、パンツの場合はウエスト、ヒップ、股下のサイズを実測して、メーカーのサイズ表と照らし合わせるのが確実だ。
脚の付け根から足首までを測ればいい。海外ブランドは概ね股下が長めに作られているから、小柄な人は裾上げが必要になることもある。
なるほど…あと、登山パンツってピッタリがいいんですか?ゆったりがいいんですか?
適度なゆとりがベストだ。締め付けがきついと動きが制限されるし、汗をかいた時に不快になる。かといって大きすぎると裾を踏んで危険だ。
だから実際に店頭で試着して、膝の曲げ伸ばしや足上げをしてみることが大事だ。ネットで買うなら、サイズ交換可能なショップを選ぶといい。
サイズ選びのポイント
| 日本サイズ |
ユーロサイズ |
| S |
XS |
| M |
S |
| L |
M |
| XL |
L |
- ウエスト・ヒップ・股下を実測し、サイズ表と比較
- 海外ブランドは股下が長めの傾向
- 登山パンツは少しゆとりがあるサイズを
- 可能なら試着して動きやすさを確認
お手入れ・洗濯方法
先生、ミレーのパンツって洗濯機で洗っていいんですか?なんか高機能な素材使ってるから壊れそうで怖い…
適切な方法で洗えば問題ない。むしろ汚れたまま放置する方が機能低下につながるから、定期的な洗濯は重要だ。
参
「必ずアウトドアウェア専用の中性洗剤を使用してください。通常の家庭用洗剤に多い漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤が含まれる洗剤は、生地の機能性(防水透湿性や撥水性)を損なう可能性があるため避けてください。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQG7Vfgr0XrnGaalKaPf-OpJNbnZCqkmAzsCyhEuXxj0a5HjQ3Vl4jo15s5QwqOMy2bQtpaYAFy1pDqm_AOYReB-hWr592ddBi0UEtQY7DnZ9pnCrZDETKjz7C_3pErpXvh5WQ9ygZ_tTgIv0xFjp4vlDwVQPg==
柔軟剤は絶対ダメだ。撥水性や透湿性を損なってしまう。アウトドアウェア専用の中性洗剤を使うこと。これは鉄則だ。
防水透湿素材のティフォンなどは手洗いが推奨だ。30〜40℃のぬるま湯で優しく押し洗い。洗濯機を使う場合は洗濯ネットに入れて、デリケートコースを選ぶこと。
これが重要だ。通常の2倍くらい時間をかけて、洗剤が完全に落ちるまでしっかりすすぐ。洗剤が残ると撥水性が落ちるからな。
洗濯機での強い脱水は避けた方がいい。防水フィルムを傷める可能性がある。手で軽く水を押し絞る程度にして、あとは干して乾かす。
洗濯表示で許可されていれば、低温で短時間なら使える。むしろ乾燥機の熱で撥水機能が回復することもある。ただし高温は禁物だ。アイロンを使う場合は当て布をして低温で。
洗濯・お手入れの手順
- 洗濯前: ファスナーをすべて閉じる
- 洗剤: アウトドアウェア専用の中性洗剤(柔軟剤・漂白剤は禁止)
- 洗い方: 手洗いまたは洗濯ネット+デリケートコース
- すすぎ: 通常の2倍の時間をかけて完全にすすぐ
- 脱水: 手で軽く押し絞る(洗濯機の強脱水は避ける)
- 乾燥: 日陰で吊るし干し
- 撥水回復: 乾燥機低温20分、または当て布+低温アイロン
比較表
| モデル |
特徴 |
対応シーズン |
おすすめユーザー |
| ティフォン 50000 |
防水透湿・全天候型 |
通年 |
悪天候でも行動する人 |
| モンテローザ |
保温・4WAYストレッチ |
秋〜春 |
秋冬ハイクがメインの人 |
| ワナカ |
軽量・速乾・UVカット |
春〜夏 |
軽快さを重視する人 |
| ドロワット ウォーム |
裏起毛・高保温 |
冬 |
寒がりな人 |
| トレック ソリッド |
バランス型・スリム |
春〜秋 |
初めての一本を探す人 |
| グランモンテ プロ JP |
フラッグシップ・日本人体型対応 |
冬(スキー・雪山) |
スキーヤー・雪山登山者 |
まとめ
先生、いろいろ聞いてきましたけど、結局私はどれを買えばいいんですか?
君の場合は、まずモンテローザ パンツかトレック ソリッドパンツを試してみるといいだろう。スタイリッシュなシルエットで、山でも街でも使える。秋冬メインならモンテローザ、春夏もカバーしたいならトレック ソリッドだ。
その場合はワナカ ストレッチパンツを一本持っておくといい。軽くて速乾だから夏山が快適になる。
そうなったらティフォン 50000の出番だな。防水透湿の全天候型だから、天候に左右されず山を楽しめる。
そうだ。最初から全部揃える必要はない。自分の山行スタイルに合わせて、必要なものから一つずつ揃えていけばいい。
それがいい。サイズ感と動きやすさは、実際に履いてみないと分からないからな。ミレーはユーロサイズだから、普段より1サイズ小さめを基準に試着するといいぞ。
いい登山パンツと出会えることを祈っている。では、良い山行を。