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アークテリクスのバックパックが4つ並んでいる様子。左からMantis26(ブラック)、Arro22(グレー)、Alpha FL(オレンジ)、Blade20(ネイビー)。背景はカナダの山岳地帯。

導入:アークテリクスのリュック、どれを選べばいいの問題

JK
先生!アークテリクスのリュックが欲しいんですけど、種類が多すぎて全然わかりません!
先生
ふむ。確かにアークテリクスは、用途別に細かくシリーズが分かれているからな。
JK
マンティス、アロー、アルファ、ブレード…カタカナばっかりで頭がパンクしそうです!
先生
大丈夫だ。今日は代表的な4つのシリーズ「Mantis(マンティス)」「Arro(アロー)」「Alpha(アルファ)」「Blade(ブレード)」を徹底比較しよう。
JK
やった!ついでに、どれが私に合ってるかも教えてください!
先生
もちろんだ。まずは各シリーズの特徴を見ていこう。

Mantis(マンティス):迷ったらコレ!万能の定番シリーズ

街中を歩く若者がMantis26を背負っている。カジュアルなコーディネートにマッチ。

先生
まず紹介するのは「マンティス」シリーズだ。アークテリクスの中で最も人気があり、最も売れているシリーズと言っていい。
JK
へぇ〜!それってつまり、無難ってことですか?
先生
無難というより「オールラウンダー」だな。通勤、通学、街歩き、軽い登山…どんなシーンでも使える汎用性の高さが魅力だ。

Mantis 26:王道の26リットル

先生
マンティスシリーズの主力モデルが「Mantis 26」だ。
JK
26って、26リットルってことですよね?
先生
そうだ。スペックを見てみよう。
項目 Mantis 26
容量 26L
重量 865g
サイズ 高さ47.5cm × 幅27.5cm × 奥行25cm
素材 600D リサイクルポリエステル(FC0 DWR加工)
価格 約27,500円〜31,350円
JK
865gって軽いですね!
先生
そうだ。この軽さでサイドポケットを含む6つのポケットを搭載している。収納力と使いやすさのバランスが抜群だ。
JK
6つも!?何を入れればいいんですか?
先生
両サイドには伸縮性のあるメッシュポケットがあって、500mlペットボトルを背負ったまま出し入れできる。上部のポケットにはペンや小物を入れられる仕切りがあるぞ。

パソコン派に嬉しい設計

JK
あ、私パソコン持ち歩くんですけど、大丈夫ですか?
先生
大丈夫だ。マンティス26は背中側にしっかりとしたプレートが入っていて、パソコンを保護してくれる。
JK
それは安心!
先生
さらに、パソコンを入れるスリーブは底まで降りない設計になっている。
JK
え、どういうことですか?
先生
つまり、リュックを乱暴に地面に置いても、パソコンに直接ダメージが届かないんだ。
JK
うわぁ、そこまで考えてあるんですね!

Mantis 16:コンパクト派に

先生
もう少しコンパクトなものが良ければ「Mantis 16」もある。16リットルで約24,000円だ。
JK
16リットルだと何が入りますか?
先生
財布、スマホ、水筒、折り畳み傘、薄手の上着…日常使いの荷物なら十分だ。両サイドに深めのポケットがあるから、水筒の収納にも便利だぞ。

Mantis 2:ボディバッグの人気者

先生
リュックじゃないが、「Mantis 2」というウエストパックも超人気だ。
JK
あ!それ街で見かけます!斜めがけしてる人多い!
先生
2リットルという小ささだが、スマホ、財布、鍵くらいなら十分入る。価格は8,470円と、アークテリクスの中では手が出しやすい。
JK
アークテリクスデビューにちょうどいいかも!
先生
楽天では星4.82、公式サイトでは星5.0という高評価だ。

Arro(アロー):20年愛されるロングセラー

雨の街中でArro22を背負った男性。水滴を弾いている様子がわかる。

先生
次は「アロー」シリーズだ。1999年発売のロングセラーで、アークテリクスのアイコン的存在だ。
JK
1999年!?私が生まれる前じゃないですか!
先生
20年以上のロングセラーには理由がある。アローの最大の特徴は、この独特のフォルムだ。

重心を上げる斜めのボトム

JK
あ、本当だ!底が斜めになってる!
先生
これは見た目のためだけじゃない。この斜めの形状は、荷物を入れた時に重心が自然と上に来るように設計されているんだ。
JK
重心が上?それって何がいいんですか?
先生
重心が高いと、体にかかる負担が減って長時間背負っても疲れにくい。背面内側にはプラスチックパネルもあって、型崩れも防いでくれる。

驚異の防水性能

JK
マンティスと何が一番違うんですか?
先生
一番の違いは「防水性」だ。アローにはWaterTight止水ジッパーが使われている。
JK
とめみず…?
先生
ファスナーをラミネート加工することで、水滴が内部に侵入するのを防ぐんだ。しかも、これはアークテリクスが自社開発した特殊なジッパーだ。
JK
ジッパーまで自分で作ってるんですか!?
先生
さらに、生地にはバリスティックナイロンを使用している。これは通常の5倍の強度を持つと言われる素材で、内側からハイパロンという合成ゴムでコーティングしている。
JK
5倍!?軍用みたい!
先生
実際にテストしたデータがある。シャワーを30秒間当て続けても、メイン収納もPCスリーブも濡れなかったそうだ。
JK
30秒も!?レインカバーいらないじゃないですか!
先生
その通り。梅雨の時期や、突然の雨でも中身を守ってくれる。

Arro 22のスペック

項目 Arro 22
容量 22L
重量 1,080g
サイズ 高さ55cm × 幅30cm × 奥行25cm
対応PC 15インチ
価格 約36,775円
JK
あれ、マンティスより重いですね。
先生
そうだ。防水性能のための素材やコーティングの分、やや重くなっている。だが、背負い心地は抜群だ。
JK
どうしてですか?
先生
熱成型3Dフォームが背面に使われていて、背中に吸いつくようなフィット感がある。さらにメッシュ加工で通気性も確保している。

Arro 16:小柄な人にも

先生
アローには16リットルの「Arro 16」もある。
JK
22リットルと何が違うんですか?
先生
基本的な機能は同じで、サイズだけ小さくなっている。対応PCは13インチまでだ。
JK
女性や小柄な人にはこっちの方がいいかもしれないですね!
先生
その通り。街使いに最適なサイズだ。

アロー22の耐久性伝説

JK
アロー、カッコイイけど高いですね…。
先生
確かに高いが、7年以上日常使いしても良好な状態を保っているという報告が多い。
JK
7年!?
先生
中には12年使ったという猛者もいる。10年使えば、1年あたり3,600円だ。
JK
…そう考えると、お得かも?

Alpha(アルファ):クライマーのための本格派

雪山を登るクライマーがAlpha FL 30を背負っている。鮮やかなオレンジ色が映える。

先生
次は「アルファ」シリーズだ。これはクライミングや雪山に特化した本格アルパインバックパックだ。
JK
アルパイン?
先生
高山や岩場での登山のことだ。アルファの「FL」は「Fast and Light(速く、軽く)」の略で、軽量かつ高耐久な設計になっている。

極限まで削ぎ落としたミニマリズム

JK
見た目がすごくシンプルですね!
先生
余計なポケットやストラップを極限まで削ぎ落としている。これは「不便さ」よりも「トラブルのなさ」を優先した結果だ。
JK
トラブルのなさ?
先生
余計な突起があると、岩場でひっかかったり、ロープが絡まったりする。プロのクライマーにとっては、シンプルさが命を守ることもあるんだ。

Alpha FLシリーズのラインナップ

モデル 容量 重量
Alpha FL 20 20L -
Alpha FL 30 30L 約615g
Alpha FL 40 40L 約715g
JK
40リットルで715グラム!?軽すぎませんか!?
先生
それがアルファの凄さだ。「Hadron AC²」という素材を使っている。
JK
はどろん?
先生
液晶ポリマーという、ケブラーにも使われる素材だ。
JK
ケブラーってなんか聞いたことあるような…。
先生
防弾チョッキの素材で有名だ。だから軽いのに、岩に擦っても破れない強靭さがある。

クライミングのための形状

先生
この形をよく見てみろ。底が狭くて上が広い「テーパー形状」になっているだろう?
JK
確かに逆三角形になってますね。
先生
これは、クライミング中に腕や足の動きを妨げないための設計だ。ハーネスやヘルメットとも干渉しない。
JK
なるほど〜!普通のリュックだと岩場で邪魔になるんですね。
先生
外部にはバンジーシステムがあって、クランポン(アイゼン)やパーカーを固定できる。アイスツールを取り付けるデュアルドッグボーンも付いているぞ。

ロールトップの革新性

JK
あ、このクルクル巻くやつ、使いにくそう…。
先生
それが違う。アルファFLのロールトップは、グローブをしたままでも操作できる革新的な設計になっている。
JK
え!手袋したまま!?
先生
雪山では素手を出すと凍傷の危険がある。だからグローブ操作を前提に設計されているんだ。さらに、内部が明るい色になっていて、暗い場所でもギアを見つけやすい。
JK
朝早い出発とか、テントの中とかで便利そう!

Alpha AR 35:オールラウンドモデル

先生
FLシリーズとは別に、「Alpha AR 35」というモデルもある。ARは「All Round(オールラウンド)」の略だ。
JK
FLとどう違うんですか?
先生
ARは冬季アルパインから夏のハイキングまで、より幅広い用途に対応している。クライミング以外の登山にも使いやすい設計だ。

アルファの注意点

JK
アルファ、カッコイイ!私も欲しい!
先生
待て。アルファはプロ向けの道具だ。サイドコンプレッションストラップがない、ハイドレーション専用機能がない、背面の通気性が低い…といった特性がある。
JK
え、それって不便じゃないですか?
先生
街使いや一般的な登山には向かない。「クライミングを本気でやる人」のためのリュックだ。
JK
う〜ん、私にはまだ早いかも…。

Blade(ブレード):ビジネスマンの相棒

オフィス街を歩くビジネスマンがBlade20を背負っている。スーツにマッチするスマートなデザイン。

先生
最後は「ブレード」シリーズだ。これはビジネスシーンに特化したバックパックだ。
JK
え、アークテリクスにビジネスリュックがあるんですか!?
先生
ある。スーツにも合うスマートなデザインと、アークテリクスならではの高機能性を両立している。

Blade 20の特徴

項目 Blade 20
容量 20L
重量 1.24kg
対応PC 15インチ
先生
ブレードの最大の特徴は「スリムな形状」だ。20リットルのパックには珍しいほど薄い。
JK
スリムだと何がいいんですか?
先生
街中の自転車移動、地下鉄の乗り降り、頭上の荷物入れに置く時…あらゆる場面で邪魔にならないんだ。

ビジネスに最適化された収納

JK
中身はどうなってるんですか?
先生
ビジネスに必要なものを効率よく整理できる設計になっている。
  • 15インチまでのノートパソコン用仕切り
  • タブレット端末用の別仕切り
  • ペン、財布、小物用の整理ポケット
  • ジップ式セキュリティポケット
  • ケーブル専用穴付きスタッシュポケット
JK
ケーブル専用穴?
先生
リュックから取り出さなくても、モバイルバッテリーでスマホを充電できるんだ。
JK
それは便利!電車の中で充電しながら使えますね!

サーモフォームドバックパネル

先生
背面には「サーモフォームドバックパネル」が使われている。
JK
サーモ…?
先生
体温に反応して背中の凹凸にフィットするパネルだ。自分専用の形になっていくんだ。
JK
わぁ、オーダーメイドみたい!

ブレードの注意点

JK
ブレード、めっちゃ欲しくなってきました!
先生
一つ問題がある。2024年時点で新品が手に入りにくい状況なんだ。
JK
え!?廃盤ですか!?
先生
そうだ。今後は中古品も枯渇する可能性がある。欲しいなら早めに探した方がいい。
JK
そんな〜!

Blade 28という選択肢

先生
より大容量の「Blade 28」もある。荷物が多いビジネスマン向けだ。
JK
28リットルなら、着替えとかも入りそうですね!
先生
出張の多い人には重宝するだろう。

4シリーズ徹底比較:あなたに合うのはどれ?

JK
先生、4つのシリーズを聞きましたけど、結局どれを選べばいいか迷います!
先生
では、比較表を作ろう。

スペック比較表

項目 Mantis 26 Arro 22 Alpha FL 30 Blade 20
容量 26L 22L 30L 20L
重量 865g 1,080g 615g 1,240g
防水性
通気性
収納力
価格 約28,000円 約37,000円 約50,000円〜 廃盤

用途別おすすめ

先生
用途別に見ると、こうなる。
用途 おすすめシリーズ
通勤・通学 Mantis、Blade
街歩き・旅行 Mantis、Arro
日帰り登山 Mantis、Arro、Aerios
本格登山・クライミング Alpha
ビジネス Blade、Granville
雨の日が多い地域 Arro、Granville
JK
こう見ると、マンティスって万能ですね!
先生
その通り。迷ったらマンティス26を選んでおけば、まず間違いない。

こんな人には、このシリーズ

先生
もう少し具体的に言うとこうだ。

「Mantis」がおすすめな人

  • 初めてアークテリクスを買う人
  • 一つで多用途に使いたい人
  • パソコンを持ち歩く学生・社会人
  • 迷ったら定番を選びたい人

「Arro」がおすすめな人

  • 防水性を最優先したい人
  • 雨の多い地域に住んでいる人
  • 独特のデザインが好きな人
  • 長く使える一生モノが欲しい人

「Alpha」がおすすめな人

  • 本格的なクライミングをする人
  • 雪山登山に挑戦する人
  • 軽さを極限まで追求したい人
  • プロ志向のミニマリスト

「Blade」がおすすめな人

  • スーツで通勤する人
  • パソコン・タブレットを持ち歩く人
  • スマートな見た目を重視する人
  • ※ただし廃盤のため入手困難
JK
なるほど〜!私は通学メインで、たまに軽い登山もしたいから…マンティス26かな!
先生
良い選択だ。

番外編:その他の人気シリーズ

JK
先生、他にもシリーズあるんですよね?
先生
ああ。簡単に紹介しておこう。

Granville(グランヴィル):防水のスペシャリスト

先生
グランヴィル」はアローと同じく防水性に優れたシリーズだ。特徴はレインカバー不要の完全防水設計。
JK
アローとどう違うんですか?
先生
グランヴィルはよりシンプルでミニマルなデザインだ。ビジネスにも使えるスタイリッシュさがある。16リットルで30,800円だ。

Aerios(エアリオス):ハイキングの新定番

先生
エアリオス」は2021年に登場した比較的新しいシリーズだ。ハイキングやトレッキングに最適化されている。
JK
何が特徴ですか?
先生
ランニングベストスタイルのハーネスだ。体にピッタリとフィットして、走っても揺れが少ない。
JK
トレラン(トレイルランニング)にも使えそうですね!
先生
その通り。素材にはHadron LCPを使っていて、軽量なのに頑丈だ。

Index(インデックス):ポケッタブルの便利屋

先生
インデックス」は軽量でコンパクトなシリーズだ。最大の特徴は折りたたんでポケットに収納できること。
JK
え!リュックが折りたためるんですか!?
先生
バッグ・イン・バッグとしても使えるから、旅行のサブバッグに最適だ。

アークテリクスを長く使うために

JK
先生、アークテリクスって高いけど、長持ちするんですよね?
先生
その通り。だが、適切なメンテナンスが必要だ。

日常のお手入れ

先生
基本は「ブラシで汚れを落とし、湿らせた布で拭く」だけでいい。
JK
洗濯機で洗っちゃダメですか?
先生
ダメだ。ぬるま湯と中性洗剤で手洗いが基本。柔軟剤や漂白剤は使わないこと。
JK
乾かし方は?
先生
日陰で吊るして乾燥させる。直射日光は生地を傷めるからNG。洗浄後は撥水スプレーを施すと効果的だ。

保管方法

先生
保管は直射日光や高温多湿を避け、通気性の良い場所で。押し入れに詰め込むのは避けた方がいい。
JK
どこに置けばいいですか?
先生
室内の見える場所に吊るしておくのがベストだ。アークテリクスはデザインも美しいから、インテリアにもなる。

BIRD AIDで安心の保証

JK
もし壊れたらどうするんですか?
先生
日本国内では「BIRD AID(バードエイド)」という保証プログラムがある。
JK
どんな保証ですか?
先生
正規取扱店で購入した製品なら、購入から3年間、修理費用が購入金額の30%まで無償になる。
JK
30%まで無料!?それはお得!
先生
3年過ぎても、製品の状態によっては有償で修理対応してくれる。だから、必ず正規取扱店で買うことをおすすめする。

まとめ:始祖鳥は一生の相棒

JK
先生、今日はいっぱい教えてもらってありがとうございます!
先生
どうだ?どのシリーズにするか決まったか?
JK
はい!私はやっぱりマンティス26にします!通学にも、たまの登山にも使えるし!
先生
良い選択だ。最後に、4シリーズの特徴をまとめておこう。

4シリーズまとめ

シリーズ 一言で言うと こんな人に
Mantis 万能の定番 迷ったらこれ!初心者から上級者まで
Arro 防水のロングセラー 雨でも安心したい人、一生モノ派
Alpha クライマーの本気装備 本格登山・クライミングをする人
Blade ビジネスの相棒 スーツで通勤するビジネスマン
JK
アークテリクスって高いけど、ちゃんと理由があるんですね。
先生
その通り。アークテリクスは「道具」ではなく「相棒」だ。長く付き合うつもりで選んでくれ。
JK
はい!お年玉とバイト代、貯めます!
先生
頑張れ。良い相棒に出会えることを祈っている。