スノーピークのクーラーボックス・ウォータージャグ、種類多すぎ!?登山ガイドの先生が教える「失敗しない選び方」

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導入

「キャンプに行くならクーラーボックス必要だよね…でもスノーピークのってなんか高い気がする」「ハードクーラーとソフトクーラー、どっちがいいの？」「ステンジャグっておしゃれだけど、本当に必要？」——そんな疑問を持っているキャンパーさんは多いのではないでしょうか。

スノーピークならではの品質とデザイン性を持つクーラーボックス・ウォータージャグ。でも実際にどれを選べばいいのか、自分のキャンプスタイルに合っているのか分かりにくいですよね。

この記事では、登山ガイドの先生と初心者JKの会話形式で、スノーピークのクーラーボックスとウォータージャグの選び方を徹底解説します。スペックだけじゃ分からない「実際どうなの？」という疑問にお答えします。

登場人物紹介

登山・アウトドア初心者。形から入るタイプで見た目重視。おしゃれなギアに興味津々だけど、「本当にこれ必要？」という素朴な疑問を遠慮なく口にする。

登山歴20年のベテラン。キャンプ経験も豊富で、道具の良し悪しを熟知。機能性を大切にしつつ、スノーピークの品質の高さも認める実務派。

スノーピークのクーラーボックス・ジャグ、実際どんなラインナップ？

先生、この前キャンプ行ったとき思ったんですけど、クーラーボックスってめちゃくちゃ大事ですよね。友達のお肉、ちょっと怪しい色になってたし…

ははは、それは災難だったな。確かにクーラーボックスはキャンプの生命線だ。特に夏場は食中毒のリスクが高いから、保冷力の高いものを選ばないといけない。

スノーピークのクーラーボックスってなんか憧れるんですけど、種類が多くて全然わかんないです。ハードとかソフトとか、システムとか…。

スノーピークのクーラーボックス・ジャグのラインナップは大きく分けて4つある。

• ハードロッククーラー：最強の保冷力を持つハードクーラー
• ソフトクーラーシリーズ：軽量・折りたたみ可能なソフトクーラー（11L、18L、38L）
• システムクーラー：大容量62Lとインナー19Lの組み合わせ
• ステンジャグ：ステンレス製のおしゃれなウォータージャグ

え、缶クーラーっていうのもあるんですか？

おっ、よく知ってるな。缶クーラーは350mlと500ml缶用の保冷ホルダーだ。これも含めると5種類になる。

最強の保冷力！「ハードロッククーラー40QT」

ハードロッククーラーって名前、なんかロックバンドみたいでカッコいいですね。

実はこれ、アメリカのグリズリー社とのコラボ製品なんだ。グリズリーはプロのハンターや漁師も愛用するプレミアムクーラーブランドでな。

グリズリーって…クマですか？

そうだ。「クマでも壊せない」と言われるほどの耐久性を持っているんだ。

クマでも壊せない!? それはすごいけど…私、クマと戦う予定ないんですが…。

ははは、まあ比喩だがな。ただこの頑丈さは実際のアウトドアシーンで活きてくる。岩場に置いても座っても大丈夫だし、何より長く使える。

Image Prompt: 夏のキャンプサイトでハードロッククーラー40QTを開けて飲み物を取り出す様子。氷がしっかり残っている状態が見える。

ハードロッククーラー40QTのスペック

で、実際どのくらい保冷力あるんですか？

検証データによると、8時間経過後も約69.5%の氷が残っている。真夏のキャンプでも2〜3日間は氷を保持できると評価されているんだ。

2〜3日!? 普通のクーラーボックスって1日も持たないイメージあるのに…。

その秘密は約5cmもの極厚断熱層にある。ポリウレタンフォームがぎっしり詰まっていて、外気の熱を徹底的にシャットアウトするんだ。

主なスペック

• 容量: 38L（40QT）
• サイズ: 64.8cm × 40.6cm × 高さ39.1cm
• 重量: 11kg
• 素材: 本体ポリエチレン、断熱材ポリウレタン（約5cm厚）
• 価格: 76,560円（税込）
• 収納目安: 350ml缶約56本、2Lペットボトル約6本

ちょっと待ってください。7万6千円!? クーラーボックスにそんなにお金出すんですか!?

高いと感じるのは当然だ。だが考えてみてくれ。毎回のキャンプで食材がダメになるリスク、買い直しのコスト、そして何より食中毒のリスク。長い目で見れば悪い投資じゃない。

うーん…でも11kgって重くないですか？中身入れたら持てなくなりそう…。

そこは正直デメリットだな。空の状態で11kg、食材と氷を入れたら20kg近くになることもある。

それ、私一人じゃ絶対無理じゃないですか！

だから車での移動がメインで、駐車場からサイトが近いキャンプ場向けだな。オートキャンプなら問題ない。あとは使い方次第で、ラバー製の太い持ち手がついていて、二人で持てば案外運べる。

こんな人におすすめ

結局、どんな人が買うべきなんですか？

こんな人だな。

こんな人におすすめ

• 真夏の2〜3泊キャンプを楽しむ人
• 車での移動がメインで重さを許容できる人
• 食材の鮮度に絶対妥協したくない人
• 長く使える一生モノのクーラーが欲しい人
• ファミリーキャンプで大容量が必要な人

注意点

• 空でも11kgと重い、中身入りでは20kg超えることも
• 断熱層が厚いため外寸が大きく、車載スペースを要確認
• ゴム製ラッチの気密性が高いため開閉にやや力が必要
• 価格は76,560円と高価

なるほど…本気でキャンプする人向けってことですね。

そうだ。年に1〜2回しかキャンプしないなら、正直オーバースペックだ。

軽量・コンパクト派に！「ソフトクーラーシリーズ」

ハードクーラーはちょっと重すぎるかも…。ソフトクーラーって実際どうなんですか？

スノーピークのソフトクーラーは、実はシアトルスポーツという老舗ブランドのOEM製品なんだ。ソフトクーラーのパイオニアと言われているメーカーだから品質は折り紙付きだ。

OEM？なんですかそれ？

他のメーカーが製造したものを、自社ブランドとして販売すること だ。シアトルスポーツが作った信頼性の高い製品に、スノーピークのデザインと品質管理が加わったものと考えればいい。

じゃあ、シアトルスポーツのを直接買った方が安いんじゃ…

ふむ、鋭いな。確かに価格差はある。だがスノーピークならではの色使いやディテール、そしてスノーピーク製品で統一したい人には価値があるんだ。

Image Prompt: 折りたたまれたソフトクーラー38を広げる様子。コンパクトに収納できることを示す。

ソフトクーラー38（ファミリー向け）

38Lって、どのくらい入るんですか？

500mlペットボトルなら約30本、2Lなら約16本入る。1泊2日のファミリーキャンプにちょうどいいサイズだな。

主なスペック

• 容量: 38L
• サイズ: 外寸 約50.5cm × 30.5cm × 高さ31cm
• 収納時: 約51cm × 33.5cm × 高さ15.5cm（折りたたみ時）
• 重量: 1.7kg
• 価格: 19,580円（税込）
• 素材: 外装PVC＋ポリエステル、断熱材は発泡ポリエチレン＋アルミフィルム（ミラー加工）

えっ、1.7kg!? ハードクーラーの11kgと比べたら全然軽いですね！

そうだ。しかも使わないときは折りたたんで半分以下の厚さになる。車載スペースを有効に使いたい人には大きなメリットだ。

でも保冷力はハードクーラーに負けるんですよね？

正直なところ、負ける。だが検証では氷が約2.5日間持ったというデータもある。春・秋・冬のキャンプならメインクーラーとして十分使えるし、夏でも日帰りや1泊なら問題ない。

ソフトクーラー18（デュオ・デイキャンプ向け）

38Lは大きすぎるかも…もう少し小さいのありますか？

18Lがある。これはデイキャンプやソロ〜デュオキャンプにちょうどいいサイズだ。

主なスペック

• 容量: 18L
• サイズ: 29.2cm × 24.1cm × 高さ22.9cm
• 重量: 0.85kg
• 価格: 12,540円（税込）

850gって、ペットボトル1本より重いくらいですね。持ち運びには全然問題なさそう。

ソフトクーラー11（ソロ・ピクニック向け）

さらに小さい11Lもある。これはソロキャンプやピクニック向けだ。

主なスペック

• 容量: 11L
• サイズ: 23.4cm × 23.4cm × 高さ29.2cm
• 重量: 0.68kg
• 価格: 10,230円（税込）

へー、24時間後でも1.67℃をキープしてるんですね。意外とやるじゃん！

ソフトクーラーのデメリット

ソフトクーラー、良さそうですね。でもデメリットもあるんですよね？

もちろんある。正直に言うぞ。

注意点

• 保冷力はハードクーラーに劣る（真夏の2泊以上は不安）
• 天板をテーブル代わりや椅子代わりに使えない
• 内部の仕切りや外部ポケットがない
• ジッパー式なのでラッチ式より開閉がやや手間
• 上に物を積み重ねられない

テーブル代わりに使えないのはちょっと残念かも…。

ハードクーラーは頑丈だから椅子代わりにもなるし、上に物を置いてテーブル代わりにもできる。ソフトクーラーにその使い方は無理だな。

なるほど、軽さを取るか、多機能を取るかってことですね。

大容量派に！「システムクーラー」

62Lって…すごく大きくないですか？

大人数でのグループキャンプや、複数泊するときに威力を発揮するサイズだな。

システムクーラー 62

主なスペック

• 容量: 約62L
• 価格: 39,600円（税込）
• 特徴: 「システムクーラー インナー 19」との併用で保冷力向上

システムクーラー インナー 19

インナーって何ですか？クーラーの中にクーラー入れるんですか？

その通りだ。62Lの中に19Lのインナーを入れることで、より保冷力を高められる。例えば肉など絶対に傷ませたくない食材だけインナーに入れて、飲み物は外側に入れるという使い分けができる。

主なスペック

• 容量: 約19L
• 価格: 24,200円（税込）
• 収納目安: 2Lペットボトル4本＋500ml3本、または500ml縦に16本

なるほど…でも両方買ったら6万円超えますね。

確かに高い。だがファミリーや大人数での使用では、容量不足で複数のクーラーを買うよりコスパが良い場合もある。

缶ビール派の味方！「缶クーラー350/500」

缶クーラーって、なんかお父さんが使ってそうなやつですか？

ははは、まあビール好きのお父さんには人気だな。だが見た目はスノーピークらしくスタイリッシュだ。

Image Prompt: ステンレスの缶クーラーに350ml缶ビールをセットして持っている様子。キャンプチェアに座ってリラックスしている。

缶クーラー350

主なスペック

• サイズ: 直径7.2cm × 高さ11.2cm
• 重量: 120g
• 素材: ステンレス（真空二重構造）
• 用途: 350ml缶用

使い方のコツ

缶を入れるだけじゃダメなんですか？

基本は入れるだけだが、コツがある。缶を奥まで差し込んでから約30度回転させると、内底の3つの突起に引っかかってしっかり固定される。

なるほど、カチッとハマるんですね。でもどのくらい冷たさ持つんですか？

真空二重構造だから、2時間ほどは冷たさをキープできる。炎天下でも缶がぬるくなりにくいのは嬉しいポイントだ。

こんな人におすすめ

• キャンプで缶ビール・缶チューハイを楽しむ人
• 飲み物の冷たさにこだわりたい人
• 結露でテーブルを濡らしたくない人
• タンブラー代わりとしても使いたい人

注意点

• 食洗機不可（手洗いのみ）
• 異形缶・スチール缶・ペットボトルは使用不可
• 直火禁止
• 落下や衝撃で真空が抜けると保冷力低下

タンブラー代わりにも使えるんですか？

そうだ。飲み物を直接注いでも使える。ただし強酸性や強アルカリ性の飲み物は避けた方がいい。

おしゃれキャンパー必見！「ステンジャグ」

ステンジャグ、インスタでよく見ます！牛乳缶みたいでかわいいですよね！

ふむ、デザイン性は抜群だな。実はイタリア製のオリーブオイルタンクを原型にしたデザインなんだ。

Image Prompt: 天然木のスタンドに乗ったステンジャグから水を出して手を洗っている様子。おしゃれなキャンプサイトの雰囲気。

オリーブオイルタンク!? なんかおしゃれすぎません？

スノーピークらしいこだわりだな。ステンレスの光沢と天然木のスタンドの組み合わせは、確かにキャンプサイトの雰囲気を格上げしてくれる。

ステンジャグ UG-330

主なスペック

• 容量: 15L
• 素材: ステンレス（本体）、天然木（スタンド）
• コック: ひねるだけのコック式

15Lって十分な量ですか？

デイキャンプや1泊2日なら、飲み水・調理・手洗いに十分な容量だ。水場が遠いキャンプ場では「洗い場」として非常に便利だぞ。

実際の使い勝手

使い勝手はどうなんですか？

最大のメリットは口径が広いことだ。内部に手を入れて洗えるから衛生的に保てる。

洗いやすいのは嬉しい！でも保冷・保温はできないんですよね？

そこは注意が必要だ。保温・保冷機能はない。あくまで常温の水を入れる用途だ。

えー、保冷できないの!? じゃあ冷たい水飲みたいときはどうするんですか？

飲み水はクーラーボックスに入れた水筒やペットボトルから。ステンジャグは手洗いや食器洗い用の水を常備しておくための道具だと考えた方がいい。

こんな人におすすめ

• キャンプサイトの雰囲気にこだわりたい人
• 水回りの利便性を向上させたい人
• 手洗い用の水をすぐに使える状態にしておきたい人
• SNS映えするギアが欲しい人

注意点

• 保温・保冷機能なし
• 15Lは用途によっては大きすぎる
• 価格は高め（スノーピーク価格）
• 天然木スタンドは濡れたまま放置しない

正直、必需品ってわけじゃないですよね？

その通りだ。ペットボトルの水でも手は洗える。だが、あると便利なのも事実。水場まで往復する手間が省けるし、衛生的なキャンプができる。何より見た目がいいからキャンプのモチベーションが上がる。

見た目でモチベーション上がるってわかります！おしゃれなギアってテンション上がりますよね！

Q&A：よくある質問

先生、いくつか気になることがあるんですけど…。

なんでも聞いてくれ。

Q1: ハードクーラーとソフトクーラー、結局どっちがいい？

使用シーンによる。比較表を見てくれ。

じゃあ、1泊2日のキャンプがメインなら、ソフトクーラーで十分ですか？

春・秋・冬なら問題ない。夏でも保冷剤を多めに入れて、日陰に置けば大丈夫だ。ただ真夏の連泊なら、ハードクーラーの方が安心だな。

Q2: 保冷力を高めるコツはありますか？

いくつかある。

• 事前にクーラーを冷やしておく：使う前日から氷や保冷剤を入れて冷やす
• 食材は冷凍しておく：肉などは凍らせて入れると保冷剤代わりになる
• 開閉を最小限に：開けるたびに冷気が逃げる
• 日陰に置く：直射日光は天敵
• 氷は大きいものを：ロックアイスより板氷の方が溶けにくい

食材を凍らせるのって、保冷剤代わりになるんですね！頭いい！

Q3: ソフトクーラーは洗えますか？

内側は濡れた布で拭くか、中性洗剤で軽く洗える。ただし完全に乾かしてから収納しないとカビの原因になる。

なるほど。ちゃんと乾かさないとダメなんですね。

Q4: ステンジャグのお手入れ方法は？

中性洗剤とスポンジで洗って、しっかり乾燥させる。口径が広いから手を入れて洗えるのが便利だ。ステンレス素材だから錆びにくいが、念のため乾燥は徹底した方がいい。

まとめ：用途別おすすめモデル

結局、私はどれを買えばいいんですか？

君のキャンプスタイルを教えてくれ。

えーと、友達とデイキャンプか、1泊2日のキャンプがメインです。あとSNS映えは大事です！

それなら、ソフトクーラー18かソフトクーラー38がおすすめだな。人数によって選べばいい。SNS映え重視ならステンジャグも一緒に揃えると映えるだろう。

缶クーラーは？

お酒を飲むならあると嬉しい。サーモスなど他社製品もあるが、スノーピークで揃えたいならこれだな。

用途別おすすめまとめ

よーし、まずはソフトクーラー18から始めてみます！あとステンジャグは…次のボーナスで…って高校生にボーナスないですね。

ははは、まずは使ってみて、必要性を感じたら買い足していけばいい。クーラーボックスは食材の安全を守る大切な道具だ。自分のキャンプスタイルに合ったものを選んでくれ。

はい！先生、今日もありがとうございました！

製品比較表