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導入

「登山を始めたいけど、遭難したらどうしよう…」「山岳保険には入ったけど、そもそも見つけてもらえるか不安」そんな悩みを抱えている人は多いはず。

実は、山で遭難した際の最大の問題は「見つからないこと」。電波の届かない山奥で倒れていても、誰にもその場所はわからない。携帯電話も通じない。救助隊が来ても、広大な山域のどこを探せばいいのかわからない。

そんな「見つからない」という恐怖を解消するために生まれたのが、会員制捜索サービス「ココヘリ」。小さな発信機を持っているだけで、最長16km先からヘリコプターに見つけてもらえる。今回は、17万人以上の登山者が加入するこのサービスを、仕組みから料金、そして見落としがちなデメリットまで徹底解説する。


登場人物紹介

JK
登山を始めたばかりの初心者。道具の見た目と価格が気になる。難しいことは苦手だけど、ちゃんと安全には気をつけたいと思っている。
先生
登山歴20年のベテラン。安全装備にはうるさいが、初心者の気持ちもわかってくれる頼れる存在。

1. そもそもココヘリって何?

JK
先生、「ココヘリ」って最近よく聞くんですけど、何なんですか?ヘリコプターの名前?
先生
ふむ、いい質問だ。ココヘリは正式には「会員制捜索ヘリサービス」という。簡単に言えば、遭難した時に自分の居場所を見つけてもらえるサービスだ。
JK
えっと…GPS機能付きスマホがあれば同じことできません?
先生
いや、それが大きな間違いなんだ。スマホは電波がなければ位置情報を送れない。だが山の中、特に谷間や樹林帯では携帯電話の電波が届かない場所がたくさんある
JK
あ、そっか。圏外だと連絡もできないんですよね…。
先生
その通り。ココヘリが使うのは、携帯電話とは全く別の電波だ。920MHz帯の特定小電力無線という電波を使っていて、この電波は障害物に強く、最長16km先からでもヘリコプターの専用受信機でキャッチできる

参考情報: 「920MHz帯の特定小電力無線局を使用し、専用受信機で最長16kmの電波到達距離を持ちます。」

出典https://ja.wikipedia.org/wiki/

JK
16km!? そんな遠くから見つけてもらえるんですか!
先生
ああ。発信機を持っていれば、自分が意識不明でも、動けなくても、自動的に電波を発信し続けてくれる。これが「ココヘリ」の最大の強みだ。

2. ココヘリの仕組み:どうやって見つけてくれるの?

JK
具体的にどういう流れで見つけてもらえるんですか?
先生
よし、順を追って説明しよう。

捜索の流れ

  1. 事前準備: 会員になると、小さな発信機(会員証)が届く。登山に行く時はこれを持って行く
  2. 遭難発生: 山で事故に遭ったり、道に迷ったりする
  3. 通報: 下山予定時刻を過ぎても帰ってこないことに気づいた家族や友人が、ココヘリのコールセンター(24時間365日対応)に連絡
  4. 捜索開始: ココヘリが受信機を搭載した提携ヘリコプター、ドローン、または地上部隊を派遣
  5. 位置特定: 発信機からの電波をキャッチして、電波強度から位置を正確に特定
  6. 救助: 特定した位置情報を警察や消防に連絡し、公的機関が救助活動を実施

参考情報: 「発信機から定期的に発せられる電波を、最長16km先から専用受信機でキャッチし、電波強度から遭難者の位置を正確に特定します。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
待ってください。自分で「助けて!」って連絡するんじゃなくて、家族が連絡するの
先生
そう、そこが重要なポイントだ。ココヘリは遭難者自身が通報するシステムではない。意識を失っていたり身動きが取れない状況も想定しているからな。だから登山計画を家族に伝えておくことが大前提になる。
JK
なるほど…。「何時に帰るよ」って言っておかないと、誰も異変に気づかないってことですね。
先生
その通り。登山届と家族への連絡、両方が大切だ。

3. 「山のJAF」と呼ばれる理由

JK
ネットで「山のJAF」って書いてあったんですけど、どういう意味ですか?
先生
JAFは車がパンクしたり動かなくなった時に駆けつけてくれるサービスだろう?ココヘリはそれの山版というわけだ。
JK
でも、山岳保険とは違うんですか?
先生
大きく違う。ここはしっかり理解しておいてほしい。

ココヘリと山岳保険の違い

比較項目 ココヘリ 山岳保険
主な役割 早期発見のための捜索サービス 事故・遭難による費用補償
提供形態 会員制サービス(発信機貸与) 保険商品
費用対応 立て替え不要(サービスとして実施) 加入者が立て替え後に請求
早期発見 発信機による早期発見に強み 直接的な捜索手段は提供しない

参考情報: 「登山における万全な備えとしては、ココヘリによる早期発見と、山岳保険による広範な費用補償を組み合わせることが推奨されています。」

出典https://yamahack.com/

JK
えっ、じゃあ山岳保険だけだと「見つけてもらえる」わけじゃないんですか?
先生
その通り。山岳保険は費用を補償してくれるが、捜索自体は警察や消防、民間の救助隊に依頼する形になる。ココヘリは捜索そのものを手配してくれるサービスだ。
JK
なるほど…じゃあ両方入るのがベストってこと?
先生
理想的にはそうだ。ただ、2022年にココヘリは日本山岳救助機構(jRO)と統合して、年会費6,600円でココヘリとjROの両方のサービスが受けられるようになった。以前よりもかなりお得になったな。

参考情報: 「2022年6月には日本山岳救助機構合同会社 (jRO) と統合され、年会費6,600円で『ココヘリ+jRO』の両方のサービスが受けられるようになりました。」

出典https://yamahack.com/


4. 3つの料金プランを徹底比較

JK
料金プランって何種類あるんですか?
先生
3つのプランがある。それぞれの違いを説明しよう。

4.1 ベーシックプラン

主なスペック

  • 年会費: 6,600円(税込)
  • 入会金: 3,300円(税込)※キャンペーンで割引や無料になる場合あり
  • 発信機: GPS非搭載(T05)
  • 捜索・救助活動: 最大550万円相当
  • 個人賠償責任補償: 最大1億円
  • アウトドア用品補償: 最大3万円

参考情報: 「ベーシックプラン: 年会費 6,600円(税込)。入会金は通常3,300円(税込)ですが、特定の申し込み方法やキャンペーンで割引や無料になる場合があります。」

出典https://www.ishii-sports.com/

こんな人におすすめ

  • 登山頻度がそこまで高くない人
  • まずはお試しでココヘリを使ってみたい人
  • コストを抑えたい人
JK
年間6,600円…月に換算すると550円くらい?意外と安い!
先生
そうだな。コーヒー1杯分程度で安心が買えると考えれば、決して高くはない。

4.2 GPS+プラン

主なスペック

  • 年会費: 13,200円(税込)
  • 発信機: GPS搭載(TG01)
  • 捜索・救助活動: 最大550万円相当
  • 個人賠償責任補償: 最大1億円
  • アウトドア用品補償: 最大3万円
  • GPS機能: ネットワーク圏内での位置情報を記録

参考情報: 「GPS+プラン: 年会費 13,200円(税込)。GPS機能を搭載した発信機が特徴です。」

出典https://www.cocoheli.com/

こんな人におすすめ

  • 頻繁に登山に行く人
  • 家族にリアルタイムで位置を知らせたい人
  • より迅速な発見を望む人
JK
GPSがついてるのとついてないのって、何が違うんですか?
先生
いい質問だ。GPS搭載モデルは、ネットワーク圏内にいる間の位置情報を記録できる。つまり「どこの登山口から入ったか」「どのルートを歩いたか」が家族にもわかるんだ。
JK
あ、それで捜索範囲を絞れるってこと?
先生
その通り。ベーシックプランだと発信機の電波を頼りに広いエリアを探すが、GPS+なら「最後にここにいた」という情報がわかるから、捜索時間を大幅に短縮できる。

4.3 SUMMITプラン

主なスペック

  • 年会費: 18,700円(税込)
  • 発信機: GPS搭載(TG01)
  • 捜索・救助活動: 最大550万円相当
  • 個人賠償責任補償: 最大1億円
  • アウトドア用品補償: 最大3万円
  • 傷害死亡補償: 最大50万円(SUMMIT限定)
  • 手術補償: 入院中1万円、入院外5,000円(SUMMIT限定)
  • 入院・通院補償: 入院1,000円/日、通院500円/日(SUMMIT限定)

参考情報: 「SUMMITプラン: 年会費 18,700円(税込)。GPS機能に加え、より手厚い補償が含まれる最高峰のプランです。」

出典https://www.cocoheli.com/

こんな人におすすめ

  • オールインワンで万全の備えをしたい人
  • 山岳保険に別途加入する手間を省きたい人
  • より手厚い補償を求める人
JK
SUMMITプランってかなり手厚いですね。これ入っとけば山岳保険いらない?
先生
いや、それは早計だ。SUMMITの傷害補償はあくまでも付帯サービスで、本格的な山岳保険と比べると補償内容は限定的だ。医療費の自己負担をしっかりカバーしたいなら、別途山岳保険への加入も検討すべきだな。

3つのプラン比較表

項目 ベーシック GPS+ SUMMIT
年会費 6,600円 13,200円 18,700円
GPS機能 ×
捜索・救助活動 550万円 550万円 550万円
個人賠償責任 1億円 1億円 1億円
傷害補償 × ×

5. 発信機の仕様:軽くて邪魔にならない

JK
その発信機ってどんな大きさなんですか?デカかったら荷物になりそう…。
先生
心配いらない。見てみろ。

ベーシックプラン発信機(T05)

項目 仕様
サイズ W39mm × H58mm × D12mm
重量 約20g
充電 USB充電式、2時間の充電で約2ヶ月稼働
防水 生活防水
電波到達距離 最長16km

参考情報: 「本体サイズ(ベーシックプラン発信機):W39mm × H58mm x D12mm、総重量約20g。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
20g!? めっちゃ軽い!それに小さい!
先生
ああ、名刺より少し小さいくらいのサイズだ。ザックのポケットに入れておけば全く邪魔にならない。
JK
充電が2ヶ月持つのもいいですね。毎回充電しなくていいんだ。
先生
ただし、月に1回は充電状態を確認することを推奨されている。いざという時にバッテリー切れでは意味がないからな。

GPS搭載モデル(TG01)の特徴

GPS+プランとSUMMITプランで使われる発信機は、さらに便利な機能がある。

  • GPS機能: ネットワーク圏内での位置情報を記録
  • 位置履歴: 家族がアプリで位置を確認可能
  • 省電力モード: バッテリーが減ると自動でGPS送信頻度を下げ、電波発信は継続

参考情報: 「GPS搭載モデルは、自宅から登山口までの移動履歴も可視化できるため、ご家族との共有や早期発見に役立ちます。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
家族がスマホで「今どこにいるか」見られるってこと?
先生
ネットワーク圏内にいる時はな。山の中に入って圏外になると更新は止まるが、最後の位置情報は記録されている。

6. 実際の救助実績:本当に見つかるの?

JK
でもさ、本当に見つかるんですか?「見つかりませんでした」とかあったら怖いんですけど…。
先生
それはもっともな疑問だ。実績を見てみよう。

発見率データ

  • 過去3年間の発見率: 96%
  • 出動後3時間以内の早期発見率: 86%

参考情報: 「過去3年間で96%の発見率を達成し、出動後3時間以内の早期発見率は86%に上ります。」

出典https://yamazuki.net/

JK
96%!? ほとんど見つかってる!
先生
ああ。しかも3時間以内に見つかる確率が86%というのは非常に高い数字だ。遭難において時間は命だからな。

実際の救助事例

富山県清水岳での15分発見(2019年)

遭難した夫婦の捜索で、目視での捜索が難航していたところ、ココヘリの受信機を使用したところわずか15分で発見・救助に至った。

参考情報: 「2019年には、富山県清水岳で遭難した夫婦の捜索において、ココヘリ受信機を試験導入していた富山県警が出動。目視での捜索が難航した後にココヘリ受信機を使用したところ、わずか15分で発見・救助に至り、捜索時間の大幅な短縮に貢献しました。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
15分!? すごい…目視だったらどれだけかかったんだろう…。
先生
山の捜索は広大なエリアを一つずつ潰していく作業だ。ヘリコプターでも何時間、場合によっては何日もかかる。それが15分で終わるというのは革命的だな。

声は聞こえるが発見できないケースの解決

登山者が「助けて」と声を出していたが目視できず発見に至らなかったケースでも、ココヘリ会員であることが判明し、翌朝解決に至った。

参考情報: 「登山者が『助けて』と声を出すも目視できず未発見だった遭難において、ココヘリ会員であることが判明し、翌朝解決に至りました。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
声が聞こえてるのに見つからないって、すごく怖いですね…。
先生
山は複雑な地形だからな。声が反響して発信源がわからなかったり、谷底にいると上から見えなかったりする。そういう時にこそ、電波での位置特定が威力を発揮するんだ。

ドローンでの初発見(長野県燕岳)

悪天候でヘリが飛べない中、ココヘリ搭載ドローンが初めて位置特定に成功した事例もある。

参考情報: 「長野県燕岳での捜索では、ココヘリ搭載ドローンによる初の位置特定に成功し、悪天候などでヘリが出動できない場合の新たな捜索手段としての有効性を示しました。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
ドローンも使えるんだ!天気悪くても探しに来てくれるのは心強い…!

7. 見落としがちなデメリット・注意点

JK
ここまで聞くと完璧なサービスに思えるんですけど、デメリットってないんですか?
先生
もちろんある。これは正直に伝えておくべきだな。

7.1 費用面のデメリット

注意点

  • 年間6,600円以上の費用が発生する
  • 家族内でも貸し借り禁止(利用者ごとに契約が必要)
  • 家族全員で登山するなら人数分の契約が必要
JK
え、家族で使い回しできないんですか?
先生
できない。発信機のIDで個人を特定する仕組みだからな。家族3人で登山するなら、3人分の契約が必要だ。
JK
うーん、家族5人とかだと結構な出費になりますね…。

7.2 機能の限界

注意点

  • ココヘリは「捜索」をするが「救助」はしない
  • 実際の救助は警察・消防などの公的機関が行う
  • 遭難者自身での通報はできない(家族や友人が連絡)
  • 沖縄および島嶼部でのヘリコプター捜索は対象外

参考情報: 「ココヘリは遭難者の位置を特定する『捜索』を主目的としており、負傷者の救出といった『一次救助』は行いません。」

出典https://sangaku-info.com/

JK
待って、自分で「遭難しました!」って通報できないの?
先生
できない。発信機にそういうボタンはないんだ。だから登山計画を家族に伝えておくことが絶対条件になる。「何時に帰る」と言っておかないと、異変に気づく人がいない。
JK
それはちょっと盲点かも…一人暮らしの人とかどうするんだろう。
先生
一人暮らしでも、友人や職場の同僚に「今日はこの山に行く、夕方には連絡する」と伝えておけばいい。誰かに行き先を知らせておくこと、これが大前提だ。

7.3 補償範囲の限定

注意点

  • 医療費や死亡保険金は補償対象外
  • 家族が現地へ駆けつける費用も補償対象外
  • 別途山岳保険への加入が推奨される

参考情報: 「捜索費用は年間最大550万円まで補償されますが、医療費や死亡保険金、家族が現地へ駆けつける費用などは補償対象外です。」

出典https://sangaku-info.com/

JK
えっ、医療費は別なんですか?じゃあケガした時の治療費は…
先生
自己負担か、別途加入している山岳保険でカバーする形になる。ココヘリはあくまで「見つけてもらう」ためのサービスだと考えた方がいい。

7.4 操作上の注意

注意点

  • バッテリー切れに注意(月1回の充電確認推奨)
  • 携行忘れに注意(小型なので忘れやすい)
  • 防水は生活防水レベル(大雨時はジップロック等で保護推奨)
  • 低温環境ではバッテリー性能が低下する可能性あり

参考情報: 「発信機はフル充電で約2.5ヶ月持続しますが、定期的な充電が必要です(1ヶ月に1回の充電が推奨されています)。」

出典https://yamahack.com/

JK
あー、小さいと逆に忘れそう…。
先生
その対策として、登山用ザックの中に入れっぱなしにしている人も多い。私も雨蓋のポケットに常に入れてある。

7.5 発信機の携行位置に注意

注意点

  • 体の下敷きになると電波が著しく減衰する可能性あり
  • ザックの雨蓋やショルダーストラップの上面など、体が覆いかぶさらない位置への装着が推奨

参考情報: 「発信機が体の下敷きになるなど、位置によっては電波が著しく減衰する可能性があります。ザックの雨蓋やショルダーストラップの上面など、体が覆いかぶさらない位置への装着が推奨されています。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
落ちて体の下になっちゃったら電波弱くなるってこと?
先生
そういうことだ。だからズボンのポケットよりも、ザックの上部や胸のあたりに付けておく方がいい。

8. 公的機関との連携

JK
でもさ、警察とか消防はココヘリ使えるんですか?
先生
いい質問だ。実は全国41都道府県の警察・消防がココヘリの専用受信機を導入・運用している。

参考情報: 「全国41都道府県の警察や消防航空隊がココヘリの専用受信機を導入・運用しており、遭難時の連携体制を構築しています。」

出典https://www.cocoheli.com/

JK
えっ、ほとんど全部じゃないですか!
先生
東京消防庁のハイパーレスキュー隊も導入している。つまり、公的機関による救助活動にもココヘリの電波が活用できるということだ。
JK
それはすごい安心感…。

9. 会員特典:意外と知られていないメリット

JK
ココヘリって他に何かサービスあるんですか?
先生
いくつか特典がある。

会員特典

  • 安全登山学校: 遭難対策やセルフレスキューを学べる講座に参加可能
  • 会員限定通販(AJ MALL): アウトドア用品の会員限定通販サイト
  • スマートフォンアプリ「LIFE BEACON」: 発信機との連携アプリ
  • チャリティーモデル: 年会費の一部が安全登山活動に寄付される

参考情報: 「会員限定のアウトドア用品通販サイト『AJ MALL』を利用できます。」

出典https://yamahack.com/

JK
登山の講座も受けられるんだ!初心者には嬉しいかも。
先生
安全登山学校ではセルフレスキュー読図も学べる。単なる保険サービスではなく、安全登山を総合的にサポートしてくれるのが特徴だな。

10. 発信機のレンタルサービス

JK
年間契約じゃなくて、たまにしか登山しない人向けのサービスってないんですか?
先生
ある。一部の山岳施設では発信機のレンタルができる。

レンタル可能な場所(一部)

  • 天元台高原
  • 月山フォーラム
  • その他特定の山岳施設

レンタル料金

  • 1泊2日: 約1,100円(税込)
  • 以降: 1日ごとに550円

参考情報: 「レンタル料金は通常、1泊2日で1,100円(税込)程度で、以降1日ごとに550円(税込)が加算されます。」

出典https://prtimes.jp/

JK
年に1〜2回しか登らないならレンタルでもいいかも!
先生
ただし、レンタルできる場所は限られている。定期的に登山するなら、やはり会員になった方がいいだろう。年間6,600円を月換算すれば550円。1回のレンタル代と変わらない。

11. 72時間の壁:なぜ早期発見が重要なのか

JK
さっきから「早期発見」って言ってますけど、なんでそこまで重要なんですか?
先生
遭難救助において「72時間の壁」という概念がある。これは、遭難から72時間を過ぎると生存率が急激に低下するとされる時間制限だ。

参考情報: 「人命救助における重要な『72時間の壁』を打ち破り、生存率を高めることを目指しています。」

出典https://yamahack.com/

JK
3日間か…。
先生
そうだ。体力の消耗、脱水、低体温、持病の悪化…様々な要因で72時間を過ぎると危険度が跳ね上がる。だからこそ、「いかに早く見つけるか」が命を左右する。
JK
ココヘリの「出動後3時間以内の早期発見率86%」って、そう考えるとすごい数字ですね…。
先生
ああ。従来の捜索では何日もかかることもある。それが数時間で見つかるとなれば、生存確率は格段に上がる。

12. 利用者の声

JK
実際に使った人の声とか聞いてみたいな。
先生
いくつか紹介しよう。

実際に救助された登山者

「自分の豊富な経験と知識を過信していた。ココヘリを持っていたことで救助されて、持っていてよかったと心底思った

参考情報: 「ある登山者は、自身の豊富な経験と知識を過信し遭難した際、ココヘリを持っていたことで救助された経験を語り、『持っていてよかったと心底思った』と述べています。」

出典https://www.cocoheli.com/

家族視点での意見

「万が一の際に自身の命が助かるだけでなく、たとえ最悪の事態であっても遺族が遺体を見つけられる可能性が高まる。家族のためにも入る必要性がある」

JK
最悪の事態…っていうのも考えないといけないんですね…。
先生
そうだ。遭難して帰ってこない。どこにいるかもわからない。それが何日も、何週間も続く…というのは、残された家族にとって非常につらいことだ。せめてどこにいるかがわかるというだけでも、家族への負担は大きく違う。
JK
自分のためだけじゃなくて、家族のためにも入っておくべきなんですね。

13. まとめ:ココヘリは入るべき?

JK
結局、ココヘリって入った方がいいんですか?
先生
私の結論を言おう。登山をするなら入っておくべきだ。

ココヘリをおすすめする理由

  1. 年間6,600円で安心が買える:月換算550円、コーヒー1杯分
  2. 96%の高い発見率:従来の捜索よりも圧倒的に見つかりやすい
  3. 3時間以内の早期発見率86%:72時間の壁を打ち破る
  4. 41都道府県の警察・消防と連携:公的機関もココヘリ電波を活用
  5. jROとの統合で費用対効果向上:以前よりもお得になった
  6. 発信機は20gと軽量:全く負担にならない
JK
でも、デメリットもありましたよね?
先生
もちろんだ。完璧なサービスではない

注意すべき点

  1. 家族に登山計画を伝えることが必須
  2. 自分で通報できない(家族が連絡する仕組み)
  3. 医療費等は別途山岳保険で備える必要あり
  4. バッテリー管理と携行位置に注意
  5. 家族全員で登山するなら人数分の契約が必要
JK
いろいろわかりました!私、まずはベーシックプランから始めてみます!
先生
いい判断だ。そして忘れるな。ココヘリはあくまで最後の砦だ。まずは遭難しないことが一番大切。地図読み、天気予報、体力管理、装備の確認…基本を怠らないことが何より重要だ。
JK
はい!安全に登山を楽しみます!

先生の最後のアドバイス

「ココヘリはもしもの時の命綱だ。だが、それに頼りきりになってはいけない。まず遭難しないこと、それでももし遭難してしまったら…という時に助けてくれるのがココヘリだ。年間6,600円で買えるのは、自分と家族の安心だよ」


プラン・補償内容 比較表

項目 ベーシック GPS+ SUMMIT
年会費 6,600円 13,200円 18,700円
入会金 3,300円 3,300円 3,300円
GPS機能 ×
捜索・救助活動 最大550万円 最大550万円 最大550万円
個人賠償責任 最大1億円 最大1億円 最大1億円
アウトドア用品補償 最大3万円 最大3万円 最大3万円
傷害死亡補償 × × 最大50万円
手術補償 × × 入院中1万円・外来5千円
入院・通院補償 × × 入院1千円/日・通院500円/日
おすすめの人 初心者・コスト重視 頻繁に登山する人 オールインワン派