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導入
コロンビアのダウンジャケットが欲しい!でも公式サイトを見ると、グランドトレック、アークティッククレスト、コアライト、ターボダウン…名前を聞いてもさっぱり違いが分からない。「オムニヒートインフィニティ」って何?650FPと700FPってどっちが暖かいの?
そんな疑問を抱えているあなたのために、登山ガイドの先生がコロンビアのダウンジャケットを徹底解説。モデルごとの違い、独自技術の仕組み、他ブランドとの比較、そして失敗しないサイズ選びまで、すべてお教えします。
この記事を読めば、自分にぴったりのコロンビアダウンが見つかるはずです。
登場人物紹介
JK (女子高生)
登山を始めたばかりの初心者。見た目重視で選びがちだが、最近は機能性にも興味津々。専門用語が苦手で、分からないことはすぐに質問する。
先生 (登山ガイド)
登山歴20年のベテランガイド。無骨で質実剛健な性格だが、初心者の気持ちも理解して優しく解説してくれる。道具への愛と知識は深い。
なぜコロンビアのダウンジャケットは種類が多いのか?
先生、コロンビアのダウンジャケット欲しいんですけど、種類多すぎません?どれ選べばいいか全然分かんないです。
ははは、確かに多いな。でもそれは用途によって最適なモデルが違うからだ。街で着るのか、雪山に行くのか、それとも旅行用か。使うシーンによって必要な機能が変わってくる。
なるほど…でも、モンベルとかパタゴニアと比べてコロンビアって何が違うんですか?
良い質問だ。コロンビアの最大の特徴は、独自の熱反射技術「オムニヒート」と、それでいて価格が手頃なことだな。他のブランドが5万円以上するところ、コロンビアは2〜4万円台で高機能なダウンが手に入る。
コストパフォーマンスが抜群なんだ。実際、多くのアウトドアブランドでは5万円以上する製品が多いが、コロンビアは20,000円から40,000円と比較的手頃な価格帯で高品質なダウンジャケットを提供している。これがコロンビアの大きな魅力の一つだ。
それが違う。コロンビアには独自開発の技術がある。特に「オムニヒート」という熱反射保温技術は、NASAの宇宙服をヒントに開発されたものでな、裏地の小さなドットが体温を反射して暖かさを保つ仕組みだ。
ああ。実際に月面でもテストされた技術を応用しているんだ。だからダウンの量が少なくても、効率的に暖かさを保てる。これが価格を抑えられる理由の一つでもある。
コロンビア独自の技術を理解しよう
その「オムニヒート」ってやつ、詳しく教えてください!
よし、コロンビアの技術を一つずつ説明しよう。まずオムニヒートにはいくつか種類がある。
オムニヒートリフレクティブ(銀色のドット)
最初に開発されたのが「オムニヒートリフレクティブ」だ。裏地に銀色の小さなアルミドットが施してあって、これが体温を反射する。
その通り。体から出る熱をドットが反射してウェア内に留める。しかもドットの間には隙間があるから、湿気は外に逃がせる。だから暖かいのにムレにくいんだ。
賢い!でも銀色のドットって、チラチラして目立ちませんか?
裏地だから外からは見えない。ただ、脱いだ時やジッパーを開けた時にキラッと光るのが特徴的だな。
オムニヒートインフィニティ(金色のドット)
そしてその進化版が「オムニヒートインフィニティ」だ。こちらは金色のドットが特徴で、熱反射効率が従来比で40%も向上している。
40%も!?それってめちゃくちゃすごくないですか?
ああ。コロンビア史上最も進んだ熱反射技術とされている。極寒環境下でも優れた保温性を発揮するから、本格的な雪山登山にも対応できる。
でも金色のドットって、ちょっと派手じゃないですか…?
ふふ、それを言う人もいるな。確かにジッパーを開けると金色がギラギラしている。でもこれがコロンビアの最新技術の証だ。機能美というやつだな。
うーん…機能は分かるけど、やっぱりちょっと恥ずかしいかも。
オムニヒートアークティック(太陽光も利用)
さらに「オムニヒートアークティック」というのもある。これはホッキョクグマの保温能力から着想を得ていてな。
体熱を反射するだけでなく、太陽光のエネルギーも吸収して熱に変換する技術だ。だから晴れた日なら、太陽の力も借りて暖かさを保てる。
オムニシールド(撥水機能)
次に「オムニシールド」。これはコロンビア独自の撥水機能だ。素材の風合いを損なうことなく、雨や汚れを効果的に弾く。
撥水って、水を弾くってことですよね?防水とは違うんですか?
良い質問だ。撥水は水を弾く機能で、小雨程度なら大丈夫。でも本格的な雨には対応できない。それに対して防水は、雨の中でも水が染み込まない機能だ。
オムニテック(防水透湿)
「オムニテック」は防水透湿機能だ。外部からの水の侵入を防ぎつつ、ウェア内の汗や湿気を外に放出する。
それって便利ですね!雨でも着れるし、汗もこもらない。
ああ。ただし、すべてのコロンビアダウンにオムニテックが搭載されているわけではない。本格的な登山用や雪山用のモデルに多く採用されている。例えば「グランドトレックIIIダウンフーデッドジャケット」などだな。
ターボダウン(ハイブリッド断熱材)
最後に「ターボダウン」。これは天然ダウンとコロンビア独自の合成断熱材をブレンドしたハイブリッド技術だ。
天然ダウンは軽くて暖かいが、濡れると保温力が落ちる。一方、合成断熱材は濡れても保温性が低下しにくい。その両方の良いところを組み合わせているんだ。
その通り。しかも多くの場合、オムニヒートの技術も組み込まれているから、さらに保温性が高い。
フィルパワーって何?650FPと700FPの違い
あの、商品説明に「650FP」とか「700FP」とか書いてあるんですけど、これって何ですか?
フィルパワー(FP)のことだな。ダウンの品質を示す重要な数値だ。
ああ。フィルパワーとは、1オンス(約28.4g)の羽毛が圧縮後に何立方インチに膨らむかを示す数値だ。数値が高いほど、同じ量のダウンでもより多くの空気を含むことができる。
空気の層が断熱効果を生むんだ。だから高フィルパワーのダウンは、保温性が高く、しかも軽量でコンパクトになる。
じゃあ700FPの方が650FPより暖かいってことですね!
基本的にはそうだ。ただし、最終的な暖かさはダウンの充填量や、オムニヒートなどの技術との組み合わせでも変わってくる。
650FPの特徴
650FPは、街中で着用するのに十分な暖かさを持つ良質なダウンだ。コロンビアの場合、オムニヒートインフィニティと組み合わせることで、かなり高い保温性を発揮する。
「ウエストリッジダウンジャケット」や「グランドトレックIIIダウンフーデッドジャケット」などだな。価格も比較的手頃で、約2〜3万円台のモデルが多い。
700FPの特徴
700FP以上のダウンは高品質とされ、街中での使用はもちろん、寒冷地や登山などのより厳しい環境にも適している。
待て待て。高フィルパワーが常に良いとは限らない。街中で700FP以上を着ると、暑すぎて汗だくになることもある。用途に合わせて選ぶことが大切だ。
ちなみに、コロンビアで700FPを使っているのは「コアライトダウンジャケット」などだ。高密度の生地に700FPダウンを封入していて、軽量でしなやかな着心地が魅力だな。
主要モデルを徹底比較
よし、主要なモデルを一つずつ見ていこう。用途別に分けて説明するぞ。
街着・タウンユースなら「コアライトダウンジャケット」
普段使いメインなら、まず「コアライトダウンジャケット」がおすすめだ。
700FPの高品質ダウンを使っていて、軽量でしなやかな着心地が特徴だ。高密度の生地を使っているから、ダウンが抜けにくい。しかも撥水機能もある。
いや、コロンビアの中でも比較的手頃な価格帯だ。ブランドロゴがワンポイントのベーシックなデザインで、街着として使いやすい。
デザインがシンプルなのは嬉しいです!アウトドアっぽすぎるのは恥ずかしいので。
それに左ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様だから、持ち運びにも便利だ。
主なスペック
- フィルパワー: 700FP
- テクノロジー: 撥水機能あり
- 特徴: 軽量、しなやかな着心地、パッカブル
- 価格帯: 手頃(詳細は店舗で確認)
こんな人におすすめ
- 街着・タウンユースメインで使いたい
- 軽量で着心地の良いダウンが欲しい
- シンプルなデザインが好き
- パッカブル仕様で持ち運びたい
注意点
- 本格的な雨には対応できない(撥水のみ)
- 極寒地での使用には保温力が不足する可能性
万能型なら「ウエストリッジダウンジャケット」
次に「ウエストリッジダウンジャケット」。これは登山、キャンプ、旅行と幅広く使える万能モデルだ。
ふふ、鋭い指摘だな。でもこのモデルは違う。650FPダウンにオムニシールドの撥水機能を搭載していて、価格は約19,800円と非常にリーズナブルだ。
ああ。初めてのダウンジャケットとしても選びやすい価格だな。しかも保温性・軽量性に優れ、コンパクト収納も可能だ。
主なスペック
- フィルパワー: 650FP(RDS認証)
- テクノロジー: オムニシールド(撥水)
- 特徴: 幅広いシーンで使える、コンパクト収納可能
- 価格: 約19,800円
こんな人におすすめ
- 初めてコロンビアのダウンを買う
- 登山もキャンプも旅行も、いろいろなシーンで使いたい
- コストパフォーマンスを重視
- RDS認証ダウンで倫理的にも安心したい
注意点
- 防水機能はない(撥水のみ)
- 極寒地では保温力が不足する可能性
雪山・本格登山なら「グランドトレックIIIダウンフーデッドジャケット」
本格的な雪山や冬山登山を考えているなら、「グランドトレックIIIダウンフーデッドジャケット」だ。
これはコロンビアの技術を結集したモデルだ。650FPダウンに、オムニヒートインフィニティとオムニテックを搭載している。
オムニヒートインフィニティって、あの金色のドットのやつですよね?
ああ。だから圧倒的な暖かさがある。しかもオムニテックで防水透湿性も確保している。濡れやすい肩回りやフードにはシームテープ処理も施されている。
約33,000円だな。確かに高いが、この機能でこの価格は他ブランドと比べてもかなりお得だ。REIでのレビューも28件中平均4.8/5.0と高評価だ。
主なスペック
- フィルパワー: 650FP(RDS認証)
- テクノロジー: オムニヒートインフィニティ、オムニテック
- 特徴: 防水透湿、シームテープ処理、極寒対応
- 価格: 約33,000円
- レビュー: 平均4.8/5.0(28件)
こんな人におすすめ
- 雪山や冬山登山をする
- 防水透湿機能が必要
- 極寒環境で使いたい
- 高機能モデルを求めている
注意点
- 価格が高め
- 街着としては高機能すぎて暑い可能性
- 金色のドットが目立つ(好みが分かれる)
最強の暖かさ「アークティッククレストダウンジャケット」
極寒地での使用を想定するなら、「アークティッククレストダウンジャケット」がある。
ああ。その名の通り、極寒環境に対応したモデルだ。700FPのRDS認証ダウンに、オムニヒートアークティックとオムニシールドを搭載している。
オムニヒートアークティックって、太陽光も利用するやつでしたよね?
よく覚えていたな。体熱反射に加えて太陽光エネルギーも熱に変換する。だから晴れた雪山では驚くほど暖かい。しかもパッカブル仕様で携行性にも優れている。
約39,600円だ。確かに高いが、700FPダウンにこの技術を搭載してこの価格は、他ブランドと比較してもコスパが良い。REIでは45件のレビューで平均4.5/5.0の評価だ。
主なスペック
- フィルパワー: 700FP(RDS認証)
- テクノロジー: オムニヒートアークティック、オムニシールド
- 特徴: 極寒対応、高い保温性と撥水性、パッカブル
- 価格: 約39,600円
- レビュー: 平均4.5/5.0(45件)
こんな人におすすめ
- 極寒地での使用を考えている
- 最高レベルの保温性が欲しい
- 雪山登山を本格的にやりたい
- パッカブルで持ち運びやすいモデルが欲しい
注意点
- 価格が高め
- 街中では暑すぎる可能性が高い
- 本格的な雨には対応できない(撥水のみ)
スキー・スノースポーツなら「ワイルドカードIIIダウンジャケット」
スキーやスノーボードをするなら、「ワイルドカードIIIダウンジャケット」もある。
コロンビアのラインナップで最も暖かいモデルとされている。550FPのRDS認証ダウンに、オムニヒートインフィニティとオムニテックを搭載し、ヘルメット対応フード、アンダーアームベンチレーション、パウダースカートまで付いている。
ジャケットの裾に付いている内側のスカート状の布だな。これがあると、転んだ時に雪がジャケット内に入り込むのを防げる。スキーやスノーボードには必須の機能だ。
ああ。ウィンタースポーツや極寒環境での使用に最適化されている。
主なスペック
- フィルパワー: 550FP(RDS認証)
- テクノロジー: オムニヒートインフィニティ(最も暖かい)、オムニテック
- 特徴: ヘルメット対応フード、アンダーアームベンチレーション、パウダースカート
- 用途: ウィンタースポーツ、極寒環境
こんな人におすすめ
- スキーやスノーボードをする
- コロンビア史上最も暖かいモデルが欲しい
- ヘルメット対応フードが必要
- ベンチレーション機能で温度調整したい
注意点
- スポーツ仕様のため街着には不向き
- 550FPと他モデルより低い(ただし技術でカバー)
- 価格が高め
レディースモデルの選び方
先生、今まで説明してくれたのって全部メンズモデルじゃないですか?レディースはないんですか?
すまんな。もちろんレディースモデルも豊富だ。いくつか紹介しよう。
カジュアルウェアなら「ヘブンリーロングフーデッドジャケット」
普段使いなら「ヘブンリーロングフーデッドジャケット」が人気だ。
軽量で女性らしいカットが特徴のモデルだ。合成ダウンを使用していて、オムニヒートの熱反射技術とオムニシールドの撥水機能を搭載している。
ああ。合成ダウンは100%ポリエステルで、濡れにも強く、価格も抑えられる。ただし天然ダウンほどの軽量性や保温性はない。
30°F(約-1°C)以上のマイルドな冬であれば十分暖かい。街中での使用や短い散歩には最適だ。フリース裏地のフードや
サムホール付きで、細かい配慮もある。
袖口に親指を通す穴のことだ。これがあると手の甲まで暖かく保てるし、袖がずり上がらない。
それは便利ですね!でもこれ、完全防水じゃないんですよね?
ああ、撥水のみだ。本格的な雨の日には向かない。あくまでカジュアルウェアとして考えたほうがいい。
主なスペック
- 断熱材: 合成ダウン(100%ポリエステル)
- テクノロジー: オムニヒート(熱反射)、オムニシールド(撥水)
- 暖かさレベル: マイルドな冬向け(30°F/-1°C以上)
- 特徴: 軽量、女性らしいカット、フリース裏地フード、サムホール付き
こんな人におすすめ
- カジュアルな普段使いメイン
- 軽量で着心地の良いダウンが欲しい
- 女性らしいシルエットが好き
- 街中での使用がメイン
注意点
- 完全防水ではない(撥水のみ)
- 本格的な登山には不向き
- 極寒地では保温力不足
万能型なら「アメイズパフフーデッドジャケット」
もっと汎用性が欲しいなら、「アメイズパフフーデッドジャケット」シリーズがおすすめだ。
ああ。650FPのRDS認証ダウンにオムニシールドを搭載していて、ウエストレングス、ミッド、ロング、クロップと長さのバリエーションが豊富だ。
しかも取り外し可能なフード、内部バックパックストラップでハンズフリー携行もできる。フリース裏地のポケットやサムホールも付いている。
ジャケットの内側にストラップが付いていて、脱いだ時にバックパックのように背負えるんだ。手が塞がらないから便利だぞ。
主なスペック
- フィルパワー: 650FP(RDS認証)
- テクノロジー: オムニシールド
- 暖かさレベル: 暖かい〜最も暖かい(長さによる)
- 特徴: 取り外し可能フード、内部バックパックストラップ、複数の長さオプション
こんな人におすすめ
- 長さを選びたい
- ハンズフリーで持ち運びたい
- 旅行や普段使いで活躍するモデルが欲しい
- 天然ダウンの品質を求めている
注意点
- 防水機能はない(撥水のみ)
- 本格的な登山には他のモデルの方が適している
他ブランドとの比較:モンベル、パタゴニア、ノースフェイス
先生、コロンビアって他のブランドと比べてどうなんですか?モンベルとかパタゴニアとか。
vs モンベル
モンベルは日本のブランドで、「Light & Fast(軽量と迅速)」を理念としている。800FPや1000FPといった超高品質なEXダウンを使用していて、軽量性とコンパクト性が抜群だ。
ああ。世界最高レベルのダウンだ。しかも日本人の体型に合ったフィット感があるから、サイズ選びもしやすい。
待て。モンベルの高フィルパワーモデルは価格も高い。コロンビアは650〜700FPでもオムニヒート技術で高い保温性を実現しているから、コスパが良いんだ。
その通り。軽量性を最優先するならモンベル、コスパと多機能性を求めるならコロンビアだな。
vs パタゴニア
パタゴニアは環境保護に非常に力を入れているブランドだ。リサイクルダウンやRDS認証ダウンを積極的に使用している。
ああ。デザインも洗練されていて、街着としても映える。定番の「ダウン・セーター」は軽量で防風性もあって汎用性が高い。
その通り。パタゴニアは高品質だが価格も高め。コロンビアの方が手頃な価格で入手できる。環境配慮とデザイン性を最重視するならパタゴニア、機能性とコスパならコロンビアだ。
vs ノースフェイス
ノースフェイスは、ヒマラヤ登山や南極観測といった過酷な環境にも対応する製品を作っている。
ああ。「光電子ダウン」など独自技術も持っていて、極寒地対応の性能は抜群だ。「ヌプシジャケット」や「バルトロライトジャケット」は人気モデルだな。
ああ、比較的高価だ。しかもデザイン性も高いからファッションアイテムとしても人気で、品薄になることも多い。コロンビアなら、同等の機能を持つモデルがより手頃な価格で手に入る。
なるほど。つまりコロンビアは「いいとこ取り」って感じなんですね。
うまいまとめ方だな。超軽量ならモンベル、環境配慮ならパタゴニア、極限性能ならノースフェイス、そしてコスパと多機能性ならコロンビアだ。
サイズ選びの落とし穴!大きめ設計に要注意
よし、買うモデル決めました!でもサイズってどう選べばいいんですか?
ここが重要だ。コロンビアのダウンジャケットは、日本のサイズと比較して大きめに作られている傾向があるぞ。
基本戦略として、普段着用している日本のブランドのサイズより「ワンサイズ下」を選ぶのがおすすめだ。
ああ。実際のレビューでも「普段Mサイズの人がMを買ったら大きすぎた、Sがジャストだった」という声が多い。
だから試着が重要なんだ。可能であれば店舗で実際に試着することを強くおすすめする。
アウトドア vs タウンユース
でも待ってください。大きめの方が重ね着できていいんじゃないですか?
鋭い指摘だな。確かに登山では厚手のインナーを着込むから、普段通りのサイズか、場合によっては大きめでもいい。
その通り。タウンユースでタイトに着たいなら、ワンサイズ下かツーサイズ下。登山で重ね着するなら、普段通りのサイズでOKだ。
フィットタイプを確認しよう
コロンビアのジャケットには、用途に応じたフィットタイプがある。
ああ。「モダンクラシックフィット」「リラックスフィット」「アクティブフィット」「パフォーマンスフィット」などだ。
- モダンクラシックフィット: レイヤリングのゆとりを確保しつつ、スタイリッシュな標準フィット
- リラックスフィット: ゆったり快適な着心地
- アクティブフィット: 体に沿ったフィット感で、登山やハイキングに最適
- パフォーマンスフィット: 体のラインに沿ったタイトフィット
なるほど。登山ならアクティブフィット、街着ならモダンクラシックフィットって感じですね。
その通りだ。商品説明にフィットタイプが記載されているから、必ず確認するといい。
洗濯とメンテナンス:長く使うためのコツ
もちろんだ。ただし、普通の服とは違う注意が必要だぞ。
洗濯の基本ルール
まず、洗濯表示タグを必ず確認すること。それが最優先だ。
次に、おしゃれ着用の中性洗剤か、ダウン専用洗剤を使う。柔軟剤や漂白剤、蛍光増白剤が含まれているものは絶対にNGだ。
ダウンのタンパク質にダメージを与えたり、吸湿性が低下したりするからだ。弱アルカリ性の洗剤も避けたほうがいい。
ダウンの脂分を適度に残しながら汚れを落とすよう設計されている。だから保温力を維持できるんだ。
手洗い vs 洗濯機
手洗いの方が優しいが、洗濯機でも「ドライコース」や「手洗いコース」なら大丈夫だ。ただし必ず洗濯ネットに入れること。
たらいや浴槽にぬるま湯を張って、中性洗剤を溶かす。そして優しく押し洗いだ。こすったり揉んだりしてはいけない。
ああ。すすぎは洗剤が残らないようしっかり行って、2〜3回繰り返す。それから軽く脱水だ。
乾燥が最重要!
脱水直後、ダウンはぺちゃんこになっている。これを均一にほぐして偏りをなくすことが大切だ。
手で優しくもみほぐして、ダウンを均等に分散させる。乾燥機を使う場合は低温設定で、使わない場合は直射日光の当たらない風通しの良い場所で平干しだ。
ダメだ。ハンガーに吊るすとダウンが偏ってしまう。必ず平干しだ。
しかし、これをサボると生乾きでカビや臭いの原因になる。完全に乾くまで定期的にほぐして、2〜3日はかけるつもりでいるといい。
ダウンは中まで完全に乾かす必要がある。時間はかかるが、これが保温力を維持する秘訣だ。
保管方法
まず、長期保管の前には必ず洗濯かクリーニングだ。汗や皮脂汚れを落とさないと、黄ばみ、シミ、臭い、カビ、虫食いの原因になる。
そして、できるだけ畳まずにハンガーにかけて保管。肩幅に合った厚みのあるハンガーを選ぶこと。
圧縮袋に入れたらコンパクトでいいんじゃないですか?
圧縮すると、フェザーの軸が折れて保温性が低下する。羽毛が飛び出したり、ボリュームダウンの原因にもなる。
通気性の良い不織布製のカバーをかけて、湿度の低い場所に保管。直射日光も避けること。それと防虫剤も入れておくと安心だ。
まとめ:あなたにぴったりのコロンビアダウンは?
用途別おすすめモデル
まず、街着中心なら「コアライトダウンジャケット」。700FPで軽量、シンプルデザイン、パッカブル。
初めてのダウンで予算を抑えたいなら「ウエストリッジダウンジャケット」。約2万円で幅広く使える万能モデルだ。
雪山や冬山登山なら「グランドトレックIIIダウンフーデッドジャケット」。オムニヒートインフィニティとオムニテックで防水透湿も完璧だ。
極寒地での使用なら「アークティッククレストダウンジャケット」。700FPにオムニヒートアークティックで太陽光も利用できる。
スキーやスノーボードなら「ワイルドカードIIIダウンジャケット」。パウダースカートやベンチレーション機能も充実している。
サイズ選びのチェックリスト
- 用途を明確に: 登山か、街着か、両用か
- フィット感を決める: タイトかゆったりか
- ワンサイズ下を検討: コロンビアは大きめ設計
- 必ず試着: 可能な限り店舗で試着すること
- フィットタイプを確認: 商品説明をチェック
コロンビアダウンの魅力まとめ
独自技術
オムニヒート、オムニテック、オムニシールドなど、他ブランドにはない独自の技術で高機能を実現。
コスパ
2〜4万円台で高機能なダウンが手に入る。他ブランドより圧倒的にお得。
汎用性
アウトドアからタウンユースまで、幅広く使えるモデル展開。
倫理性
RDS認証ダウンを採用し、倫理的にも安心。
ただし、サイズ感が大きめだったり、デザインがシンプル志向だったりと、好みが分かれる部分もある。自分のニーズに合っているかをよく考えて選ぶことが大切だ。
分かりました!私は街着メインだから、コアライトダウンジャケットを試着しに行ってきます!
比較表
| モデル名 |
FP |
主な技術 |
価格帯 |
おすすめユーザー |
| コアライトダウンジャケット |
700FP |
撥水 |
手頃 |
街着メイン、軽量派 |
| ウエストリッジダウンジャケット |
650FP |
オムニシールド |
約2万円 |
初心者、万能派 |
| グランドトレックIIIダウンフーデッド |
650FP |
オムニヒートインフィニティ、オムニテック |
約3.3万円 |
雪山登山、本格派 |
| アークティッククレストダウン |
700FP |
オムニヒートアークティック |
約4万円 |
極寒地、最強保温派 |
| ワイルドカードIIIダウン |
550FP |
オムニヒートインフィニティ、オムニテック |
高め |
スキー、スノーボード |
| ヘブンリーロングフーデッド(L) |
合成 |
オムニヒート、オムニシールド |
中程度 |
カジュアル、レディース |
| アメイズパフフーデッド(L) |
650FP |
オムニシールド |
中〜高 |
汎用性重視、レディース |
コロンビアのダウンジャケットは、独自の熱反射技術と手頃な価格で、多くのアウトドア愛好家に支持されています。サイズ選びさえ間違えなければ、街着から本格登山まで幅広く活躍する優秀なパートナーになるはずです。まずは店舗で試着して、自分にぴったりの一着を見つけてください!