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導入
「冬の山って寒いですよね…手袋欲しいんですけど、種類多すぎてわけわかんないです!」
「コロンビアの手袋、なんか金色のツブツブついてるやつあるんですけど、あれ何ですか? 派手すぎません? 成金みたい…」
そんな登山初心者の悩みを解決するために、今回はコロンビア(Columbia)のグローブを徹底解説します。
独自の保温技術「オムニヒート」や防水技術「アウトドライ」など、コロンビアならではの機能を知れば、コスパ最強のグローブが見つかるはずです。
登場人物紹介
JK (女子高生)
登山初心者。形から入るタイプで、見た目や可愛さを重視。「専門用語は呪文」だと思っている。素朴な疑問や「重い」「ダサい」といった不満を容赦なくぶつける。
先生 (登山ガイド)
登山歴20年のベテラン。機能美を愛する質実剛健なガイド。JKの「見た目重視」を否定はしないが、機能的な裏付けがないと認めない。
概要: なぜコロンビアのグローブなのか?
ふむ…軍手で冬山に行ったら、指先が凍傷になって二度とスマホを触れなくなるかもしれんぞ。
え、それは困ります! インスタ上げられないじゃないですか。
だろう? コロンビアのグローブは、適正価格で高機能なのが特徴だ。例えばフリース素材のモデルなら3,000円前後から買える。
え!意外と安い! でもそんな安いので大丈夫なんですか?
そこがコロンビアの凄いところだ。「オムニヒート」という独自の保温技術を採用していて、薄手でも驚くほど暖かい。しかもThe North Faceなどの高級ブランドと比べて価格が抑えられている。
後で詳しく説明するが、簡単に言えば「体温を反射して温める魔法の裏地」だ。これのおかげで、コロンビアのグローブはモコモコしすぎず、スマホ操作もしやすい。
へぇ〜、魔法ならいいですね。でも、デザインはどうなんですか? おじさんっぽいのは嫌ですよ。
フリース素材などはポップな柄物も多くて、街使いもしやすいぞ。用途に合わせて大きく4つのカテゴリーがある。
- 冬山・雪山用: 防水・防寒重視。ガチの雪山やスキー・スノボに。
- フリース・保温用: 秋山や冬の低山、普段使いに。コスパ最強。
- 夏山・日焼け対策用: 涼しさ重視。紫外線カットや冷却機能。
- 中綿入り保温用: 冬の低山や普段使いで、フリースより暖かいもの。
ああ。夏でも岩場で手を守るためにグローブは必要だからな。
1. 宇宙技術!?「オムニヒート」の秘密
Image Prompt: オムニヒートインフィニティ(金色のドット)の裏地が見えているグローブのアップ写真。
まずはコロンビアの代名詞、「オムニヒート(Omni-Heat)」を解説しよう。
はい、その金色のやつですよね。あれ、ほんとに何なんですか?
これは体温を反射して保温する技術だ。裏地にアルミニウムのドットがプリントされていて、体から放出される熱を反射して内部に戻す仕組みになっている。
君が手袋の中で出した熱が、普通なら外に逃げていくところを、この金色のドットが跳ね返してくれるんだ。だから薄手でも暖かい。
へぇー。でも金色と銀色の2種類ありますよね? あれ何が違うんですか?
良い質問だ。銀色のドットは「オムニヒート リフレクティブ」という従来モデルで、金色のドットは「オムニヒート インフィニティ」という最新モデルだ。
金色のインフィニティは、銀色のリフレクティブより熱反射率が約40%向上している。しかもこの技術、実はNASAの宇宙技術からインスピレーションを得ていて、宇宙でテストされたものなんだ。
えっ、宇宙!? すごいじゃないですか! じゃあ金色の方が絶対良いんですね!
まあ、そうとも限らん。確かにインフィニティの方が暖かいが、価格も少し高い。それに、金色が見えるのは裏地だけだから、普段は見えないぞ。
あ、そうか。じゃあ脱いだ時にチラ見せするくらいか…。それはそれで「わかってる感」出ますね。
はは、そういう楽しみ方もあるな。ただし、このオムニヒート技術にも注意点がある。
オムニヒートは体温を反射する仕組みだから、体が温まっていないと効果が薄い。つまり、最初から冷え切っている状況では、反射する熱が少ないから暖まりにくいんだ。
なるほど…。じゃあ寒い日は最初に体を動かして温めた方がいいんですね。
その通り。あと、一部のモデルではオムニヒートが手の甲だけにあって、手のひらや指先にはないこともある。
だからモデル選びが大事なんだ。例えば後で紹介する「ダイヤモンドカード インフィニティ」は、ユーザーレビューで「手のひら部分の暖かさが物足りない」という声もある。
だから、まずは用途を明確にすることが重要なんだ。極寒の雪山なのか、冬の低山ハイキングなのか、それとも通勤用なのか。これで選ぶべきモデルが変わってくる。
2. 濡れない・重くならない「アウトドライ」と「オムニテック」
Image Prompt: 雪山でストックを握る手元。グローブの表面に雪がついているが、染み込んでいない様子。
先生、さっきオムニヒートは保温技術って言ってましたけど、防水はどうなんですか? 雪山で転んだらビショビショになるんじゃ…。
良い視点だ。防水機能が必要なら、「アウトドライ(OutDry)」か「オムニテック(Omni-Tech)」を採用したモデルを選ぼう。
どちらも防水技術だが、仕組みが全く違う。まず一般的なオムニテックは、防水透湿メンブレン(薄い膜)が生地の内側にラミネートされている構造だ。
そうだ。外側の生地と、内側の防水膜の二層構造になっている。これで雨や雪を防ぎつつ、汗の蒸気は外に逃がすんだ。
アウトドライは、防水メンブレンを外側の生地に直接接着している。つまり、外側の生地とメンブレンの間に隙間がないんだ。
普通の防水グローブだと、外側の生地と内側のメンブレンの間に水が溜まることがある。すると、内側は濡れていないのに、グローブ全体が重くなったり冷たく感じたりするんだ。
そう。でもアウトドライは水が生地とメンブレンの間に入り込む隙間がない。だから水を全くブロックできて、重くならないし、冷えにくい。
ただし、アウトドライは価格が高めだ。それに、すべてのコロンビアグローブにアウトドライが使われているわけではない。
主にハイエンドな雪山用モデルやスキーグローブだな。例えば「ワールバード(Whirlibird)」シリーズなどがそうだ。
オムニテックとアウトドライ、どっちを選べばいいんですか?
予算があって、本格的に雪山やスキーをするならアウトドライ。コスパ重視で、普通の雪遊びや冬山ハイキング程度ならオムニテックで十分だ。
なるほど…。でもどっちも「防水」ってことですよね? じゃあ洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
ちょっと待て。防水だからこそ、メンテナンスは重要なんだ。
防水グローブは、外側の生地に撥水加工(DWR)が施されている。でもこの撥水加工は使っているうちに劣化するんだ。
洗濯は手洗い推奨だ。ぬるま湯と中性洗剤で優しく揉み洗いして、すすぎをしっかり行う。そして風通しの良い日陰で自然乾燥させる。絶対に直射日光やヒーターの上に置いてはダメだぞ。
デリケート洗いモードなら大丈夫だが、漂白剤や柔軟剤は絶対に使うな。防水性が損なわれるからな。
3. 本格雪山なら「ワールバードIII」
Image Prompt: スキー場のリフトに乗る人の手元。ワールバードグローブを着用し、ストックを握っている。
それでは具体的なモデルを紹介していこう。まずは本格的な雪山やスキー・スノボ向けの「ワールバードIII グローブ(Whirlibird III Gloves)」だ。
これはコロンビアのスノースポーツグローブの定番モデルだ。オムニテック防水透湿メンブレンとオムニヒート熱反射ライニングの両方を搭載している。
そうだ。だから防水性と保温性の両方を兼ね備えている。さらに、手のひら部分はゴートレザー(ヤギ革)で耐久性も高い。
いや、このゴートレザーにはDWR(耐久性撥水加工)が施されているから、水を弾くんだ。
ガントレットカフという長い袖口がついていて、ジャケットの袖の上から被せることで、雪が入り込むのを防げる。それに、タッチスクリーン対応で、親指と指先でスマホが操作できるぞ。
あ、それ便利ですね! でもこれ、街で使ったら変ですよね?
街ではオーバースペックでゴツすぎるな。あくまで「雪山のアクティビティ用」だ。
確かに多少のごわつきはある。だが、凍傷になるよりはマシだろう? 細かい作業をする時は、薄手のインナーグローブを中に着けて、このグローブを外すという使い方が基本だ。
本格的な雪山登山では当たり前の装備だ。覚えておくといい。
主なスペック
- 素材: ナイロン、ポリエステル、ゴートレザー(ヤギ革)
- 機能: Omni-Tech防水透湿、Omni-Heat熱反射、DWR撥水、3-Point Precurve™デザイン
- その他: タッチスクリーン対応、ガントレットカフ、着脱可能リーシュ、鼻拭き部分付き
- 価格帯: 10,000円前後
こんな人におすすめ
- スキー、スノーボードを本格的にする人
- 雪山登山や雪中キャンプをする人
- 絶対に手を濡らしたくない、凍えたくない人
注意点
- 街使いには大きすぎて不向き
- 細かい作業(靴紐を結ぶなど)はやや苦手
- 価格が高め
4. スキー・雪遊びには「ラストトラックス」
次は「ワールバード」より少し価格を抑えた「ラストトラックス グローブ(Last Tracks Gloves)」だ。
そうだ。オムニヒート熱反射、オムニシールド撥水、オムニテック防水透湿ブラダーを搭載している。
違う。防水透湿の「内袋」のことだ。グローブの内側に防水の袋が入っているイメージだな。
ワールバードはゴートレザーを使っているが、ラストトラックスは耐久性のあるPU(ポリウレタン)パーム素材を使っている。その分、価格が少し安い。
正直なところ、一般的なスキーや雪遊びレベルなら、どちらでも大差ない。ワールバードの方が革の質感や耐久性で少し上だが、ラストトラックスも十分に高機能だ。
そうだな。特に子供の雪遊びや、年に数回しかスキーに行かない人なら、ラストトラックスで十分だろう。
主なスペック
- 素材: ナイロン、ポリエステル、PUパーム
- 機能: Omni-Tech防水透湿、Omni-Heat熱反射、Omni-Shield撥水、3-Point Precurve™デザイン
- その他: タッチスクリーン対応、ガントレットカフ、鼻拭き部分、ウェビングストラップ調整
- 価格帯: 6,000円〜8,000円
こんな人におすすめ
- 家族でスキー・スノボを楽しむ人
- 雪かきや雪遊びで絶対に手を濡らしたくない人
- コスパ重視で防水グローブが欲しい人
注意点
5. 冬の街歩き&低山なら「ダイヤモンドカード インフィニティ」
Image Prompt: 冬の街中を歩く人が、ダイヤモンドカード インフィニティグローブでスマホを操作している様子。
さて、ここからは普段使いや低山ハイキング向けのモデルを紹介しよう。まずは「ダイヤモンドカード インフィニティ グローブ(Diamond Card Infinity Glove)」だ。
あ、これが金色のオムニヒート インフィニティが入ってるやつですね!
その通り。中綿入りで暖かく、オムニヒート インフィニティも搭載している。しかも価格は5,000円〜6,000円前後と手頃だ。
おお、これなら買えそう! 見た目も普通の手袋っぽいですね。
ああ。このグローブの良さは、暖かさと操作性のバランスだ。中綿が入っているのに、オムニヒート技術のおかげでそこまで分厚くない。だからスマホ操作もしやすい。
そうだ。ただし、指先が少し太くなるから、細かい文字打ちは厳しいかもしれんがな。
まあ、LINEの返信くらいなら大丈夫ですかね。これ、雪山でも使えますか?
うーん…そこが注意点だ。このグローブ、実はユーザーレビューが賛否両論でな。
フィット感や操作性は高評価なんだが、保温性については「物足りない」という声が多いんだ。特に、気温が氷点下になるような環境では「手が冷たくなった」「ほとんど凍った」という報告も複数ある。
えー!オムニヒート インフィニティ入ってるのに!?
問題は、オムニヒート インフィニティが手の甲の一部にしか配置されていないことだ。手のひらや指先全体をカバーしていないから、極寒では保温性が不足するんだ。
なるほど…。じゃあどういう使い方が正解なんですか?
中程度の寒さ(5〜10°C)や、動き回る登山やランニングには最適だ。体を動かして体温が上がっている状態なら、オムニヒート インフィニティの反射効果で十分暖かい。
そういうことだ。だから「冬の街歩き」「秋冬のハイキング」「通勤・通学」には向いているが、「極寒の雪山」や「長時間のスキー待機」には向かない。
わかりました。私は街使いメインだから、これで良さそうです!
主なスペック
- 素材: ポリエステル、エラスタン(伸縮性あり)
- 機能: Omni-Heat Infinity熱反射、3-Point Precurve™デザイン、PUグリップパーム
- その他: タッチスクリーン対応、連結用バックル付き
- 価格帯: 5,000円〜6,000円前後
こんな人におすすめ
- 冬の街歩きや通勤・通学で指先が冷える人
- 秋冬の低山ハイキングをする人
- 最新テクノロジーを試したい人
- モコモコしすぎる手袋が苦手な人
注意点
- 完全防水ではないので、雨天時や長時間の雪遊びには不向き
- 極寒の環境(氷点下以下)では保温性不足の可能性
- オムニヒート配置が手の甲中心で、手のひら全体はカバーされていない
6. コスパ最強!「ファストトレックIII」
Image Prompt: 秋の紅葉の中、フリースグローブをして温かいコーヒーカップを持つ手元。
先生、もっとこう、可愛くて、安くて、普段も使えるやつないんですか?
それならコロンビアの真骨頂、「ファストトレックIII グローブ(Fast Trek III Gloves)」だ。
まあ名前はともかく、これはマイクロフリース素材のシンプルな手袋だ。軽くて暖かく、肌触りが良い。そして何より価格が3,000円前後と安い。
おっ、これなら私でも買えそう! 色もいろいろあって可愛いですね。
そうだ。コロンビアは柄物の「バックアイスプリングス グローブ」なども出していて、デザインのバリエーションが豊富だ。特にバックアイスプリングスは2,970円からとさらに安い。
え!3,000円切るんですか!? 買います買います!
待て待て。安いには理由がある。フリースグローブは防風性がないんだ。
風を通してしまうということだ。だから、強風の稜線では寒い。あくまで「保温着」であって、「風よけ」ではないんだ。
あー、じゃあ、風が吹くとスースーするってことですね。
その通り。だから、風が強い日は、この上から防水のオーバーグローブ(シェル)を重ねるのが正解だ。
登山では当たり前のことだ。ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーと重ねるのと同じだな。
うーん…。でも普段使いならこれだけで十分ですよね?
ああ。秋の紅葉ハイキング、キャンプ、街でのちょっとした外出なら、これ1枚で十分暖かい。
一応タッチスクリーン対応だが…感度は正直「人による」だな。
フィルムを貼っているスマホだと反応しにくいこともある。それから、機種によっても相性がある。まあ、3,000円だから許してやってくれ。
それと、最新のファストトレックIIIはPFAS-free DWR仕上げになっている。
有害化学物質を使わない撥水加工のことだ。環境にも体にも優しい。
主なスペック
- 素材: ポリエステル(マイクロフリース)
- 機能: 軽量、通気性、速乾性、3-Point Precurve™デザイン
- その他: タッチスクリーン対応(親指・人差し指)、耐摩耗パームオーバーレイ、PFAS-free DWR
- 価格帯: 3,000円前後
こんな人におすすめ
- 初めてのアウトドアグローブを探している人
- 普段使いと山を兼用したい人
- コスパ重視の人
- 環境に配慮した製品を選びたい人
注意点
- 防風性・防水性はない。風が強い日や雨の日は寒い
- スマホの反応は機種やフィルムによる(過度な期待は禁物)
- 極寒の雪山には不向き
7. 「バックアイスプリングス」で個性を出す
ファストトレックIIIと並んで人気なのが「バックアイスプリングス グローブ(Buckeye Springs Gloves)」だ。
これ、柄が可愛い! チェックとか北欧っぽい柄とかありますね!
そうだ。コロンビアらしいポップなデザインで、フェスやキャンプ、タウンユースに人気がある。素材はフリースで、ファストトレックと同様に軽くて暖かい。
価格もファストトレックより安いんですね。2,970円って…!
ああ。ただし機能はほぼ同じだ。フリース素材で、タッチパネル対応(親指・人差し指)、総ゴム仕様の手首でフィット感を高めている。
ああ、接続カン(連結フック)だな。片方だけなくすのを防げるから便利だぞ。
私、よく片方だけなくすんですよね…。これいいかも。
ただし、バックアイスプリングスも防風・防水性はないから、用途はファストトレックと同じだ。秋・春のハイキング、キャンプ、街使いがメインだな。
主なスペック
- 素材: ポリエステル(フリース)
- 機能: 軽量、保温、総ゴム仕様の手首
- その他: タッチパネル対応、接続カン付き
- 価格帯: 2,970円〜4,070円
こんな人におすすめ
- デザイン性重視の人
- キャンプやフェスで使いたい人
- とにかく安く可愛いグローブが欲しい人
注意点
8. 夏山・トレランには「ウィルバーグトレイル」
先生、夏山用のグローブってどんなのがあるんですか?
夏は保温ではなく、日焼け対策と冷却がメインになる。おすすめは「ウィルバーグトレイル グローブ(Wilberg Trail Gloves)」だ。
ああ。オムニフリーズゼロ(Omni-Freeze Zero)という技術で、汗を利用して冷却するサークル状の冷却材が入っている。触るとひんやり感じるんだ。
さらに、オムニシェイド(Omni-Shade)というUPF50の紫外線カット機能も搭載している。だから日焼けも防げる。
日焼け止めのSPFの布版だと思ってくれ。UPF50は「紫外線の98%以上をカット」という意味だ。
このグローブは薄手で、吸湿速乾素材を使っているから蒸れにくい。それに、夏山でも岩場で手を守るためにグローブは必須なんだ。
ただし、薄いぶん岩場での耐久性はそこそこだ。ハードなクライミングには向かない。
主なスペック
- 素材: 吸湿速乾素材
- 機能: Omni-Freeze Zero(冷却)、Omni-Shade(UPF50 UV カット)、グリップ力
- その他: タッチスクリーン対応、軽量
- 価格帯: 4,000円〜5,000円前後
こんな人におすすめ
- 夏山登山をする人
- トレイルランニングをする人
- 日焼け対策を徹底したい人
注意点
- 薄いため岩場での耐久性は低め
- 保温性はないので冬には使えない
9. サイズ選びは超重要!
先生、グローブってサイズ適当でいいですよね? S、M、Lくらいしかないし。
それは大きな間違いだ。グローブはサイズ感が命だぞ。
大きすぎると細かい作業ができないし、小さすぎると血行が悪くなって逆に冷える。
そうだ。指先がきつく締め付けられると、血液の流れが悪くなって冷たくなるんだ。だから、冬用グローブは指先に少しゆとりがあるサイズが適切だ。
手のひらの一番幅広い部分(指の関節のすぐ下)にメジャーを巻き付けて、一周の長さを測る。これを「手囲い(てがこい)」という。
なら、店で試着するしかない。特にコロンビアは海外ブランドだから、指の長さが日本人と合わないこともある。
ああ。「表記サイズよりも大きい」「指先が少し余る」というレビューも多い。だから、試着は必須だ。
まあ、Amazonや楽天なら返品できる場合も多いが、できれば実店舗で試着してから買うのが一番だな。
めんどくさいけど、失敗したくないからちゃんと試着します…。
あと、インナーグローブを重ねて使う場合は、ワンサイズ大きめを選ぶことも検討しろ。
10. メンテナンスで長持ちさせる
もちろんだ。むしろ、汚れたまま放置すると劣化が早まるぞ。
まず革製グローブは水洗い厳禁だ。レザーソープで汚れを落として、専用の保革クリームで保湿・防水ケアをする。
フリースや合成素材のグローブは手洗いが基本だ。ぬるま湯と中性洗剤で優しく揉み洗いして、すすぎをしっかり行う。
どうしても洗濯機を使いたいなら、デリケート洗いモードで冷水を使え。ただし、漂白剤や柔軟剤は絶対に使うな。防水性が損なわれるからな。
乾燥は風通しの良い日陰で自然乾燥だ。直射日光やヒーターの上に置くのは厳禁だぞ。
まとめ・比較表
うーん、迷いますね。金色のオムニヒートも気になるけど、やっぱり普段使いしやすいフリースかなぁ。でも雪遊びもしたいし…。
- 街と低山ハイクメインなら、ダイヤモンドカードかファストトレック。
- 雪山やスキーに行くなら、ワールバードかラストトラックス。
- デ ザイン重視で普段使いなら、バックアイスプリングス。
- 夏山・トレランなら、ウィルバーグトレイル。
私、とりあえず街使いと秋冬の低山ハイキングがメインだから…ファストトレックで山デビューして、寒かったらダイヤモンドカード買います!
賢明な判断だ。グローブは消耗品だし、複数持っていても困らないからな。最後に比較表をまとめておこう。
コロンビア グローブ比較表
| モデル名 |
カテゴリ |
特徴 |
価格帯 |
おすすめユーザー |
| ワールバードIII |
本格雪山・スキー |
Omni-Tech + Omni-Heat、ゴートレザーパーム、ガントレットカフ |
10,000円前後 |
本格スキー・スノボ、雪山登山 |
| ラストトラックス |
スキー・雪遊び |
Omni-Tech + Omni-Heat、PUパーム、コスパ良好 |
6,000〜8,000円 |
家族スキー、雪かき、雪遊び |
| ダイヤモンドカード インフィニティ |
冬ハイク・街 |
Omni-Heat Infinity(金)、中綿、薄手で操作性◯ |
5,000〜6,000円 |
冬の低山、街使い、通勤、最新技術好き |
| ファストトレックIII |
秋冬・普段使い |
フリース、軽量、PFAS-free DWR、コスパ最強 |
3,000円前後 |
秋・春ハイキング、普段使い、初心者 |
| バックアイスプリングス |
普段使い |
フリース、ポップな柄、激安、接続カン付き |
2,970円〜 |
デザイン重視、キャンプ、フェス |
| ウィルバーグトレイル |
夏山・UV |
Omni-Freeze Zero(冷却)+ Omni-Shade(UPF50) |
4,000〜5,000円 |
夏山登山、トレラン、日焼け対策 |
最後にもう一度言っておくぞ。グローブは試着が必須だ。
それと、コロンビアは確かにコスパが良いが、本格的な極寒雪山登山となると、Black DiamondやOutdoor Researchといった専門ブランドも検討した方がいい。
いや、ダメではない。ただ、コロンビアは「適正価格で高機能」がコンセプトだから、プロ仕様の超ハイエンドモデルは少ないんだ。
なるほど。でも私は山ガールデビューしたばかりだから、コロンビアで十分ですね!
ああ、その判断は正しい。まずはコロンビアで経験を積んで、もっと本格的な山に挑戦したくなったら、その時に専門ブランドを検討すればいい。