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導入
焚き火台が欲しい。でも、DODの焚き火台を調べてみると…「めちゃもえファイヤー」「すけもえファイヤー」「秘密のグリルさん」「リングヲモヤセ」「アツイッス」「マルデカサターテ」…。
ネーミングが面白すぎて、どれがどんな特徴なのかさっぱりわからない。そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、DODの焚き火台・BBQグリルを徹底解説。二次燃焼モデルから個性派デザインまで、それぞれの違いと選び方を、登山ガイドの先生がわかりやすく教えてくれます。
登場人物紹介
登山・キャンプ初心者。形から入るタイプで見た目重視。専門用語が嫌いで、素朴な疑問をストレートに口にする。
登山歴20年のベテランガイド。道具への愛と知識は深いが、初心者の気持ちも理解して解説してくれる頼れる存在。
DODってどんなブランド?
先生、DODっていうブランド、名前がめちゃくちゃ変じゃないですか?「めちゃもえファイヤー」とか「秘密のグリルさん」とか…ふざけてるんですか?
ははは、そう思うよな。DODは「ディーオーディー」と読むんだが、元々は「ドッペルギャンガーアウトドア」という名前だった。ユニークなネーミングとデザインが特徴で、見た目の遊び心と実用性を両立させているブランドだ。
でも、名前がふざけてると性能もふざけてそうで心配なんですけど…。
いや、それは違う。むしろDODは機能面でもかなり本格的だ。特に焚き火台に関しては、二次燃焼という技術を取り入れたモデルが多く、煙が少なくて美しい炎を楽しめると評判なんだ。
簡単に言うと、普通の焚き火で煙になって逃げてしまうガスをもう一度燃やす技術だ。これによって煙が少なくなり、炎がクリーンで美しくなる。詳しくは後で解説しよう。
DOD焚き火台の種類と選び方
まず、DODの焚き火台ってどのくらい種類があるんですか?
主なモデルだけでも10種類以上ある。大きく分けると、こんな感じだな。
DOD焚き火台のカテゴリー
- 二次燃焼モデル: めちゃもえファイヤー、すけもえファイヤー、ぷちもえファイヤー、シェラもえファイヤー
- BBQグリル兼用モデル: 秘密のグリルさん、秘密のグリルちゃん
- 個性派デザインモデル: リングヲモヤセ、アツイッス、マルデカサターテ、シバレンナ
- ソロ・ツーリング向け: ライダーズファイヤークレードル、ビートルくん
え、こんなにあるんですか。全部覚えられないんですけど…。
全部覚える必要はない。自分のキャンプスタイルに合ったものを1つ選べばいいんだ。
二次燃焼ってなに?
さっき言ってた二次燃焼って、結局なんなんですか?呪文みたいで全然わからないんですけど。
いい質問だな。二次燃焼を理解すると、なぜ「めちゃもえ」系のモデルが人気なのかがわかる。
二次燃焼の仕組み
まず、普通の焚き火を思い浮かべてくれ。薪が燃えると煙が出るだろう?
そう。あの煙の正体は、実は燃え切れなかった可燃性ガスなんだ。本来なら燃えて熱になるはずのものが、温度が足りなくて燃えずに煙として逃げてしまっている。
その通り。二次燃焼焚き火台は、このガスをもう一度燃やす構造になっている。焚き火台の壁が二重になっていて、下から取り込んだ空気が壁の中で熱せられ、上部の穴から高温の空気として放出される。この熱い空気が未燃焼ガスに当たることで、ガスが再び燃える。これが二次燃焼だ。
参
「二次燃焼とは、薪が燃える際に発生する未燃焼ガス(煙の主な成分)を、再度燃焼させる技術です」出典
https://one-camp.net/
二次燃焼のメリット
主なスペック(二次燃焼のメリット)
- 煙が少ない: 目がしみにくく、服に匂いがつきにくい
- 燃焼効率が高い: 少ない薪でパワフルな炎が楽しめる
- 炎が美しい: クリーンで安定した炎が出る
- 後片付けが楽: 燃え残りが少なく、灰がサラサラになる
煙が少ないのはいいですね!いつも髪の毛が焚き火臭くなるの嫌だったんです。
二次燃焼のデメリット
燃焼効率が高すぎて、薪の消費が早いんだ。普通の焚き火台の1.5倍くらいのペースで薪がなくなることもある。
それから、構造が複雑で二重壁になっているから、重くてかさばる。価格も一般的な焚き火台より高めだ。あと、火力が強いから調理には向かないという意見もある。
調理に向かないって、焚き火で料理できないんですか?
できなくはないが、火力が一点に集中しやすく、鍋底が焦げやすいんだ。湯沸かし程度なら問題ないが、じっくり煮込む料理には工夫が必要だな。
二次燃焼の代表「めちゃもえファイヤー」
Image Prompt: DODのめちゃもえファイヤーでキャンプ場で焚き火を楽しむカップル。二次燃焼の美しい炎が夜に映えている。
じゃあ、二次燃焼の焚き火台で一番人気なのはどれなんですか?
DODの二次燃焼焚き火台で最も有名なのは「めちゃもえファイヤー」だな。名前の通り、めちゃくちゃ燃えるモデルだ。
めちゃもえファイヤーの特徴
めちゃもえファイヤーは、市販の40cm薪がそのまま入るサイズで、ファミリーキャンプにも対応できる。専用のテーブルとキャリーバッグが付属しているのも嬉しいポイントだ。
参
「二次燃焼構造により、通常の焚き火と比べて煙が少なく、燃焼効率が高いのが大きな特徴です」出典
https://dod-camp.com/
そう、焚き火台の横にぴったり置けるサイズのテーブルだ。火ばさみやグローブ、飲み物を置くのに便利だぞ。灰受け皿も引き出し式になっていて、片付けが楽なんだ。
ある。重量が約7.7kgとかなり重い。車でのキャンプなら問題ないが、徒歩やバイクでのキャンプには向かないな。
参
「重量が約7.7kgと重いため、持ち運びが大変と感じる人もいる」出典
https://my-best.com/
7.7kg!?それって…私のリュックより重いですよ!
だから、ソロキャンプやツーリングには別のモデルをおすすめする。めちゃもえファイヤーは、車で行くファミリーキャンプやグループキャンプ向けだな。
めちゃもえファイヤー スペック
主なスペック
- 型番: Q3-626-SL
- サイズ(焚き火台): 約W43×D14×H24cm
- 収納サイズ: 約W45×D19×H25cm
- 重量: 約7.7kg(付属品含む)
- 材質: 本体ステンレススチール、テーブルはスチール(高耐熱塗装)
- 付属品: テーブル、キャリーバッグ
こんな人におすすめ
- 車でのファミリーキャンプがメインの人
- 煙が少なく美しい炎を楽しみたい人
- 後片付けを楽にしたい人
注意点
- 7.7kgと重いため、徒歩・バイクキャンプには不向き
- 調理には向かない(火力一点集中で焦げやすい)
- 薪の消費が早い
透ける炎「すけもえファイヤー」
Image Prompt: DODすけもえファイヤーのメッシュ越しに見える美しい炎と、そこで焼き鳥を焼いているシーン。
「すけもえファイヤー」って名前もすごいですね。透けるってどういうことですか?
すけもえファイヤーは、側面がメッシュ構造になっていて、炎が透けて見えるデザインなんだ。しかも、そのメッシュからDODのウサギロゴが見えるという遊び心もある。
ウサギが燃えてるの見えるんですか?それ、ちょっとシュールですね…。
まあ、そこはDODらしさだな。機能面では、燃焼室の下にオーブンスペースがあって、ピザやスキレット料理ができるのが特徴だ。
そう。燃焼室の下の遮熱板がオーブンの役割を果たすんだ。それから、焼き鳥専用の五徳も付属している。
長い焼き鳥も向きを変えて置けるように設計されていて、焼き鳥キャンプが捗るぞ。
参
「側面にメッシュ構造が採用されており、揺らめく炎やDODのウサギロゴが透けて見えるようになっています」出典
https://dod.camp/
すけもえファイヤーのデメリット
高火力のため、ロストル(火床の網)や本体が変形しやすいというレビューがある。あと、風の状況によっては二次燃焼がうまく発生しないこともあるようだ。
なるほど…。屋外だから風の影響は避けられないですもんね。
主なスペック
- 重量: 約5kg
- 使用燃料: 薪推奨(炭は想定外)
- 特徴: 側面メッシュ、オーブンスペース、焼き鳥五徳付属
- 改良版: すけもえファイヤー2は組み立てが容易に
こんな人におすすめ
- 美しい炎を眺めたい人
- 焚き火でオーブン料理や焼き鳥を楽しみたい人
- 個性的なデザインが好きな人
注意点
- 高火力で本体やロストルが変形しやすい
- 風の影響で二次燃焼が発生しにくいことも
ソロ向けコンパクト「ぷちもえファイヤー」
Image Prompt: バイクの横でDODぷちもえファイヤーを使ってコーヒーを淹れるソロキャンパー。コンパクトな焚き火台が映えている。
ソロキャンプ用の小さいのってないんですか?7.7kgとか絶対無理なんですけど。
あるぞ。「ぷちもえファイヤー」だ。国語辞典くらいのサイズで、重量も約1.2kgしかない。
二次燃焼機能もしっかり搭載されていて、小さいながらも美しい炎が楽しめる。専用の網も付属しているから、シェラカップでお湯を沸かしたり、簡単な調理もできるんだ。
参
「国語辞典ほどの大きさに設計されており、バックパックやバイクでの持ち運びが容易です」出典
https://happycamper.jp/
ただ、一つ注意がある。公式サイトでは販売終了になっている可能性がある。欲しい場合は、在庫があるうちに購入するか、フリマサイトなどで探す必要があるかもしれない。
DODは人気モデルでも予告なく販売終了になることがあるんだ。気になるモデルがあったら、早めにチェックしておくことをおすすめする。
主なスペック
- 使用時サイズ: 約W220×D75×H165mm
- 収納時サイズ: 約W260×D80×H140mm
- 重量: 約1.2kg(付属品含む)
- 静止耐荷重: 約10kg
- 付属品: ロストル、スチール製テーブル、網、キャリーバッグ
こんな人におすすめ
- ソロキャンプ・バイクツーリングがメインの人
- コンパクトさを重視する人
- 二次燃焼の美しい炎を小さく楽しみたい人
注意点
- 販売終了の可能性あり
- 小さいため大きな薪は入らない
ファミリー向けBBQグリル「秘密のグリルさん」
Image Prompt: DOD秘密のグリルさんでファミリーがBBQを楽しんでいるシーン。網とゴトクを組み合わせた多彩なレイアウト。
二次燃焼じゃなくて、普通にBBQしたい場合はどれがいいですか?焚き火より料理がしたいんですけど。
それなら「秘密のグリルさん」がおすすめだ。BBQグリルと焚き火台の2WAY仕様で、調理を重視した設計になっている。
正直、名前の由来はよくわからん。DODらしいユーモアだと思ってくれ。
秘密のグリルさんの特徴
このモデルの特徴は、1/3サイズのBBQ網とゴトクが付属していて、3つを自由に組み替えられることだ。全面を網にしてBBQスタイルにしたり、一部をゴトクにして鍋を置いたり、使い方の自由度が高い。
参
「BBQグリルとしてだけでなく、焚き火台としても使用できる2WAY仕様です」出典
https://dod.camp/
そう。しかもステンレス製だから丸洗いできて、メンテナンスも楽だ。付属の焼き網とゴトクは直径5mmの丈夫なワイヤーを使っていて、耐久性も高い。
ソロには贅沢なサイズだが、3〜4人のファミリーにはちょうどいいサイズ感だな。キャリーバッグ付きでコンパクトに収納できるから、持ち運びも問題ない。
主なスペック
- 型番: Q5-574-SL
- 材質: ステンレススチール
- 付属品: 1/3サイズBBQ網×2、ゴトク×1、キャリーバッグ
- 特徴: BBQグリル+焚き火台の2WAY仕様
こんな人におすすめ
- BBQと焚き火の両方を楽しみたいファミリー
- 調理を重視するキャンパー
- メンテナンスが簡単なものが欲しい人
注意点
ソロ向け超軽量「秘密のグリルちゃん」(販売終了)
「秘密のグリルさん」の妹みたいなモデルがあるって聞いたんですけど。
「秘密のグリルちゃん」だな。これはソロ向けの超軽量モデルで、約590gしかない。収納時はポケットに入るほどコンパクトになる。
まあ、大きめのポケットだがな。特殊耐熱メッシュを使っていて、1000℃まで耐えられる。焼き網も8本付属していて、五徳としても使えるんだ。
参
「ポケットに入るコンパクトサイズながら、耐久性のある特殊耐熱メッシュで薪を多く載せられます」出典
https://dod.camp/
ピコグリルとの比較
ソロ用焚き火台といえば、ピコグリルって有名ですよね。比べるとどうなんですか?
いい質問だ。秘密のグリルちゃんのメリットは、まず価格がピコグリルの半額以下という点。それから、火床と五徳の距離が調理に適していて、料理がしやすいんだ。
ただ、ピコグリルは底板がアーチ状になっていて灰がこぼれにくいのに対し、秘密のグリルちゃんはメッシュ構造だから灰が横からこぼれやすいというデメリットがある。芝生サイトではスパッタシートが必須だな。
残念ながら、秘密のグリルちゃんは現在販売終了になっている。欲しい場合は中古で探すしかないな。
主なスペック
- 型番: Q1-506
- 重量: 約590g
- 収納サイズ: 約W30×D7×H5cm
- 使用時サイズ: 約W34×D30×H18cm
- 焼き網耐荷重: 5kg、焚き火網耐荷重2kg
- 販売状況: 販売終了
バイクツーリング最強「ライダーズファイヤークレードル」
Image Prompt: バイクツーリングキャンプでDODライダーズファイヤークレードルを使い、三脚から吊るしたケトルでコーヒーを淹れるライダー。
バイクでキャンプに行きたいんですけど、焚き火台って持っていけるんですか?
「ライダーズファイヤークレードル」がまさにそのために作られたモデルだ。焚き火台とトライポッド(三脚)が一体化していて、重量わずか約717g。収納時は直径60mm×高さ290mmと、2Lペットボトルより小さくなる。
717g!?それは軽い!しかもトライポッドって、鍋を吊るすやつですよね?
そう。フックチェーンで鍋やケトルを吊るして、焚き火調理ができる。チェーンの長さを調整することで火力も調節可能だ。
参
「バイクツーリングやソロキャンプ向けに設計されており、超軽量でコンパクトな収納が特徴です」出典
https://dod.camp/
三角形の特殊耐熱メッシュが付属していて、これをトライポッドに取り付けて焚き火ができる。ただし、フックの耐荷重は8kg、焚き火網は3kgまでだから、重いダッチオーブンなどは使えないぞ。
主なスペック
- 型番: FT1-477
- 収納サイズ: 約直径60mm×高さ290mm
- 重量: 約717g
- 静止耐荷重: フック8kg、焚き火網3kg
- 材質: ポールはアルミ合金、チェーンはステンレス304
こんな人におすすめ
- バイクツーリングキャンパー
- 軽量化を極めたいULキャンパー
- 焚き火でコーヒーや煮炊きを楽しみたい人
注意点
- 耐荷重が限られるため重い調理器具は不可
- 焚き火台としてはコンパクトなため大きな薪は入らない
個性派デザイン「リングヲモヤセ」
Image Prompt: DODリングヲモヤセでダイナミックな焚き火を楽しむグループ。プロレスリングのような形状が印象的。
DODって個性的なデザインが多いって聞いたんですけど、一番変わってるのはどれですか?
「リングヲモヤセ」か「マルデカサターテ」「アツイッス」あたりだな。まずリングヲモヤセを紹介しよう。これはプロレスのリングを模した焚き火台だ。
三段のワイヤーロープで囲まれたリング形状で、炎をあらゆる角度から楽しめる。燃える薪がまるでリング上で戦う選手のようだと…まあ、そういうコンセプトだ。
参
「プロレスリングを模したユニークなデザインが特徴で、ダイナミックな焚き火体験と高い機能性を兼ね備えています」出典
https://lantern.camp/
DOD、攻めすぎじゃないですか…。でも面白いですね。
リングヲモヤセの機能性
見た目だけじゃなく、機能性も高いぞ。長い薪を立てかけて燃やせるから、ダイナミックな炎が楽しめる。しかも五徳が付属していて、耐荷重は20kg。ダッチオーブンも安定して使える。
遮熱板構造で地面への熱ダメージも約76%軽減される。壁がないオープン設計だから、複数人で囲んでも全員が平等に暖を取れるんだ。
横風に弱いんだ。風が強い日は風防と一緒に使うことをおすすめする。あと、本体にDODのウサギロゴがないのを残念がる人もいるな。
主なスペック
- 価格: 13,200円(DOD STORE価格、税・送料込)
- 展開時サイズ: 約W31×D31×H34.5cm
- 収納時サイズ: 約W34×D34×H12cm
- 重量: 約5kg
- 五徳耐荷重: 20kg
こんな人におすすめ
- 個性的な焚き火台が欲しい人
- ダイナミックな炎を楽しみたい人
- グループで焚き火を囲みたい人
注意点
暖かさ特化「シバレンナ」(販売終了)
「シバレンナ」がまさにそのコンセプトだ。名前は北海道弁の「しばれる」(厳しく冷え込む)が由来で、寒い夜でも暖かく過ごせることを目指したモデルだ。
参
「背面が二重構造になっており、焚き火の熱を効率的に前方に反射させることで、使用者側を暖かく保ちます」出典
https://happycamper.jp/
背面がダブルウォール構造になっていて、熱を前方に反射させる。さらに底面の遮熱板も熱を反射するから、使う人の方向に暖かさが集中するんだ。前面はメッシュになっていて、熱がダイレクトに伝わる設計だ。
純粋な二次燃焼式の焚き火台と比べると暖かいというレビューが多い。ただし、ゴトクの耐荷重が1kgしかないから、本格的な調理には向かないぞ。
そうなんだ。DODは人気モデルでも突然販売終了になることがある。欲しいモデルがあったら、早めに購入することをおすすめする。
主なスペック
- 型番: Q2-804-SL
- 重量: 約5.8kg
- 特徴: ダブルウォール構造、遮熱板、前面メッシュ、二次燃焼ホール
- ゴトク耐荷重: 1kg
- 販売状況: 販売終了
チェア型「アツイッス」
Image Prompt: DODアツイッスで斜めに薪をくべて炎を楽しむソロキャンパー。椅子のような形状の焚き火台が特徴的。
その通り。見た目がチェア(椅子)の形をしていて、焚き火を「座らせる」という発想から生まれたモデルだ。
チェア型だから、薪を斜めにくべることができる。すると、熱が上だけでなく横方向にも広がって、人間に当たりやすくなるんだ。効率的に暖を取れるということだな。
参
「焚き火を『座らせる』という発想から生まれたチェア型の焚き火台で、炎を鑑賞するのに適しています」出典
https://dod.camp/
アツイッスの特徴
40〜50cmの長い薪もそのまま使えるし、ステンレスメッシュ製の火床で燃焼効率も良い。使用後は本体を傾けるだけで灰を簡単に捨てられるのも便利だ。重量は約1.1kgと軽量で、コンパクトに収納できる。
残念ながらゴトクは付属していないから、調理には向かない。あくまで「炎を眺める」ことに特化したモデルだと思ってくれ。
主なスペック
- 型番: Q2-010-BK
- 本体サイズ: 約W48.5×D50×H66cm
- 収納サイズ: 約W50×D26×H8cm
- 重量: 約1.1kg
- 静止耐荷重: 約3kg
- 価格: 8,800円(DOD STORE、税・送料込)
こんな人におすすめ
- 焚き火を眺めるのが好きな人
- 個性的なデザインを求める人
- 軽量でコンパクトな焚き火台が欲しい人
注意点
- ゴトク付属なし、調理には不向き
- 転倒防止用ワイヤーロープ付属(ペグは別売)
傘立て型「マルデカサターテ」
Image Prompt: DODマルデカサターテで縦に薪をくべて燃やすワイルドな焚き火シーン。360度から炎が見える。
「まるで傘立て」から来ている。見た目が傘立てそっくりの縦型焚き火台だ。
マジだ。薪を縦にくべることで、燃えている部分が360度すべて見える。ダイナミックで美しい焚き火を楽しめるぞ。
参
「『火を見ること』と『暖かいこと』という焚き火の利点を最大限に活かすために考案された縦型の形状をしています」出典
https://dod.camp/
マルデカサターテの機能
四面がスチールメッシュになっているから、着火しやすく燃焼効率が良い。暖かさも全方向に広がるから、複数人で囲んでも平等に暖まれる。
取り外し可能なロゴプレートがゴトクとして使える。直径18cmまでの鍋ややかんなら調理可能だ。ただし、本格的な料理には向かないな。
約5.4kg。一般的な傘立ての約5倍の重さがあって、非常に頑丈な作りだ。組み立て不要で、キャリーバッグから出すだけですぐに使えるのもメリットだな。
その通り。メッシュ構造だから灰が下に落ちやすい。直火禁止のキャンプ場ではスパッタシートが必須だぞ。あと、公式サイトには「傘立てとしては使用できません」と書いてある。
主なスペック
- 価格: 16,500円(税・送料込)
- サイズ: 約W21.5×D21.5×H48cm
- 材質: スチール
- 重量: 約5.4kg
- 特徴: 組み立て不要、ロゴプレートがゴトクに
こんな人におすすめ
- ワイルドな焚き火を楽しみたい人
- 個性的なデザインが好きな人
- 組み立てが面倒な人
注意点
- 灰が落ちやすいためスパッタシート推奨
- 傘立てとしては使用不可(当たり前)
卓上で使える「シェラもえファイヤー」
Image Prompt: テーブルの上でDODシェラもえファイヤーを使い、木質ペレットで小さな焚き火を楽しむカップル。
テーブルの上で焚き火できるやつってありますか?なんかおしゃれに焚き火したいんですけど。
「シェラもえファイヤー」がまさにそれだ。二重底構造と高さのある脚で、テーブル天板への熱を軽減している。実験では、30分燃焼後も天板直下の温度が35〜45℃に抑えられたそうだ。
しかも、DODのシェラカップ「うさシェラオ」「うさシェラコ」とスタッキングして収納できる。シェラカップ10個と一緒に入るロールトップ式のキャリーバッグが付属しているんだ。
参
「シェラカップとスタッキングして超コンパクトに収納できる、卓上使用も可能なコンパクト焚き火台です」出典
https://dod.camp/
木質ペレット推奨
小さな薪なら使えるが、推奨されているのは木質ペレットだ。ペレットの方が安定して燃焼し、長時間火が持つぞ。側面に着火穴があるから、小型トーチで簡単に点火できる。
ある。小さいながらも二次燃焼機能が搭載されていて、煙が少なくクリーンな炎が楽しめる。五徳も付属しているから、シェラカップでコーヒーを淹れたりスープを温めたりできるぞ。
主なスペック
- 型番: Q1-131-SL
- 重量: 約480g
- 材質: ステンレススチール
- 価格: 約5,830円(税込)
- 特徴: 卓上使用可能、二次燃焼、シェラカップとスタッキング収納
こんな人におすすめ
- テーブルの上で焚き火を楽しみたい人
- ソロキャンプでおしゃれに焚き火したい人
- シェラカップ愛用者
注意点
- 木質ペレット推奨(薪は小さいものに限る)
- 耐熱シート併用推奨
伝説のディスク型「ビートルくん」(販売終了)
「ビートルくん」って聞いたことあるんですけど、もう売ってないんですよね?
そうだ。直径50cmの大判ディスク型焚き火台で、ワイルドなデザインが人気だった。中央に向かってくぼんだ形状で、崩れた薪が自然に中央に集まるから、初心者でも火の管理がしやすいと評判だったんだ。
詳しい理由は公表されていないが、DODは人気モデルでも突然販売終了になることがある。ビートルくんは現在中古市場でしか手に入らないぞ。
参
「中央部に向かってくぼんだ形状をしており、空気が入りやすく効率的な燃焼を促します」出典
https://dod.camp/
主なスペック(参考)
- サイズ: 約W62×D62×H92cm
- 収納サイズ: 約直径52×H8cm
- 重量: 約4.8kg
- 静止耐荷重: 本体20kg、ハンガーポール3kg
- 販売状況: 販売終了
焚き火台のメンテナンス
焚き火台って、使った後どうやって手入れするんですか?
基本は簡単だ。使用後に灰と炭を処理して、ブラシで灰を払い落とし、乾いた布で拭けばいい。毎回水洗いする必要はないし、むしろ水洗いしすぎると寿命が縮むこともある。
参
「使用後は汚れを落として完全に乾燥させるよう記載があります」出典
https://dod.camp/
油汚れが気になる場合
焚き火台の上で調理して油汚れがひどい場合は、中性洗剤でスポンジ洗いするか、重曹をかけてお湯を注ぐと汚れが落ちやすい。セスキ炭酸ソーダスプレーも効果的だぞ。
水分をしっかり拭き取って、風通しの良い日陰で完全に乾燥させることが重要だ。水分が残っているとサビの原因になるからな。
注意事項
手入れは必ず焚き火台が冷えてから行うこと。熱いうちに水をかけると水蒸気でやけどする危険があるし、急冷で製品が変形することもある。灰は火が残っている可能性があるから、紙袋やビニール袋には入れないように。
わかりました!自然に冷めるまで待って、丁寧に手入れします。
DOD焚き火台 比較表
| 製品名 |
コンセプト |
重量 |
調理 |
二次燃焼 |
おすすめ用途 |
販売状況 |
| めちゃもえファイヤー |
二次燃焼・美しい炎 |
約7.7kg |
△ |
○ |
ファミリー |
販売中 |
| すけもえファイヤー |
透ける炎・オーブン |
約5kg |
○ |
○ |
ファミリー |
販売中 |
| ぷちもえファイヤー |
ソロ向けコンパクト |
約1.2kg |
△ |
○ |
ソロ |
販売終了? |
| 秘密のグリルさん |
BBQ+焚き火2WAY |
- |
○ |
× |
ファミリー |
販売中 |
| 秘密のグリルちゃん |
ソロ向け超軽量 |
約590g |
○ |
× |
ソロ |
販売終了 |
| ライダーズファイヤークレードル |
トライポッド一体型 |
約717g |
○ |
× |
バイクツーリング |
販売中 |
| リングヲモヤセ |
プロレスリング型 |
約5kg |
○ |
× |
グループ |
販売中 |
| シバレンナ |
暖かさ特化 |
約5.8kg |
△ |
△ |
冬キャンプ |
販売終了 |
| アツイッス |
チェア型・炎鑑賞 |
約1.1kg |
× |
× |
ソロ |
販売中 |
| マルデカサターテ |
傘立て型・縦置き |
約5.4kg |
△ |
× |
グループ |
販売中 |
| シェラもえファイヤー |
卓上・ペレット |
約480g |
△ |
○ |
ソロ・卓上 |
販売中 |
まとめ
結局、DODの焚き火台って種類が多すぎてわからなくなってきたんですけど…。
最後に整理しよう。用途別に選ぶなら、こんな感じだ。
用途別おすすめ
- 初心者・ファミリー: めちゃもえファイヤー(二次燃焼で煙少ない)
- BBQ重視: 秘密のグリルさん(調理機能充実)
- ソロキャンプ: シェラもえファイヤー、ぷちもえファイヤー
- バイクツーリング: ライダーズファイヤークレードル(超軽量717g)
- 焚き火鑑賞: リングヲモヤセ、アツイッス、マルデカサターテ
- 冬キャンプ: シバレンナ(暖かさ特化)
私はソロキャンプがメインなので、シェラもえファイヤーか、ライダーズファイヤークレードルがいいかもしれないですね。
そうだな。あとは実際に店頭で見てみるのもいいぞ。DODの製品は見た目のインパクトも大きいから、実物を見ると印象が変わることもある。
DODって突然販売終了になるっていうのが怖いですね…。
それはDODの特徴でもあるからな。気になるモデルがあったら、在庫があるうちに購入することをおすすめする。「いつか買おう」と思っていると、気づいたら販売終了していたということも珍しくないぞ。
わかりました!気になったら即買い、ですね。ありがとうございました、先生!