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夏山の登山道を歩く登山者。木漏れ日の中、ゆったりとしたペースで山道を歩いている。背景には緑の樹林と遠くの山並み。

導入

「山頂の手前でバテて足が動かない……」「下山時に膝がガクガク……」そんな経験をした登山者は少なくありません。実は、登山で疲れにくく歩くためには"ペース配分"が何より大切なんです。

この記事では、登山でバテないための歩き方を、科学的根拠を交えながら徹底解説します。初心者がやりがちな失敗から、心拍数を使った理想のペース管理、シャリバテ対策まで。これを読めば、あなたの登山がグッと楽になるはずです。

登場人物紹介

JK
登山初心者。最近登山にハマりつつあるが、いつも途中でバテてしまう。「なんで先輩たちは余裕な顔してるの!?」が口癖。
先生
登山歴20年のベテランガイド。理論派だが、自身も若い頃は失敗を繰り返してきた経験から、初心者目線でのアドバイスが得意。

バテる原因は「序盤の飛ばしすぎ」にあった

JK
先生、私いっつも登山の後半でバテちゃうんです。足が動かなくなるっていうか……。
先生
なるほど。それ、典型的な「序盤の飛ばしすぎ」だな。
JK
え? でも元気なうちにガンガン登った方が効率良くないですか?
先生
それが大きな間違いだ。登山では最初の30分は意識的にゆっくり歩くのが鉄則。体が運動モードに切り替わるまでに時間がかかるからな。

Image Prompt: 登山道の入り口で準備体操をする登山者二人。一人は若い女性、もう一人は中年男性。早朝の爽やかな空気の中。

JK
うーん、でもゆっくりって、どのくらいですか? 具体的に教えてほしいです。
先生
いい質問だ。目安は「隣の人と話しながらでも息が切れない程度」。これが理想的なペースだ。

参考情報: 「登山中は、隣の人と話しながらでも息が切れない程度のペースが理想的です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFzA75PxjqC0M4a3X9SxeXIP4s1yj9wKnobSzn3l7m3IAOjVz7bpimHv2ngq60hIdQKGNsYzN997s2a4eXM9JJ7rLQF8rLcw-IFRgbM0y4ADry1--3j0w==

JK
話しながら? それって超ゆっくりじゃないですか。
先生
そうだ。普段の平地での歩行速度の半分を目安にするといい。最初は「遅すぎるかな?」と感じるくらいでちょうどいい。
JK
半分⁉ それって歩いてるって言えるんですか?
先生
ははは。でもそのペースで最初の30分を歩くと、後半がまったく違ってくるぞ。体が温まって、筋肉に酸素が十分回るようになる。そうすると自然と足が軽くなる。

「きつさを感じる一歩手前」を維持せよ

JK
じゃあ体が温まったら、ペース上げてもいいってことですか?
先生
上げるとしても、「きつさを感じる一歩手前」のペースを超えないことだ。これが登山中ずっと意識すべき最重要ポイントだな。

参考情報: 「常に『きつさを感じる一歩手前』のペースを意識しましょう。これは体力の消耗を防ぎ、長時間歩き続けるための理想的な感覚です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQF3SO8e48ht1r4mZgJsd0z58kSLxH_PbPTRLfK6F6dhX4dND-ueddMqT_KjMfa5PpioSZvb3LS-5bYYsUpwjZTyebiOjMDyTUhzLd4Z96XQu54dJ1W9Kr1O64zsjKirOE0rkjPg2H86ZUca1vHSA6MrvEiY8srYza-LDQb1jA02cCz3So-kp84zAUFWeJnefCHr4o2XCQKWxqnRd0uNmw8NcjXkwWC8dcpbh_H0J9FfeeqMgdyPoExK6olNRbbjuNo3bhObUxf-_gS8_oYPtbshYI21

JK
「一歩手前」かぁ……。でもそれって、調子いいときはもっと行けちゃいそうですよね?
先生
そこが落とし穴だ。調子が良いと感じているときほど、体は知らず知らずのうちにエネルギーを消費している。マラソンで前半飛ばして後半撃沈するランナーと同じだな。
JK
あー、それ私のことですね……。
先生
だから登山は「頑張らない」ことが大事。一定のリズムを保ち続けることで、疲労の蓄積を防げる。
JK
頑張らないって、なんだか逆転の発想ですね。
先生
そうだな。登山の「上手い人」は、頂上まで余裕を持った顔で歩いている。それは楽をしているわけじゃなく、エネルギーをうまく配分しているからだ。

心拍数で自分のペースを「見える化」する

JK
とはいえ「きつさの一歩手前」ってすごく曖昧じゃないですか。もっと数字で分かる方法ないんですか?
先生
いい着眼点だ。そこで役立つのが心拍数だ。

Image Prompt: スマートウォッチで心拍数を確認しながら登山道を歩く登山者。画面には心拍数が表示されている。背景は森の中の登山道。

JK
心拍数? それって運動部がよく測ってるやつですよね。
先生
そうだ。長時間バテずに歩ける心拍数の目安は、最大心拍数の70%〜75%と言われている。

参考情報: 「長時間バテずに歩ける目安として、最大心拍数の約70%〜75%を目標にすると良いとされています。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFaL9ha0jkHv_IVZP9FOX3v-UFCzDA-HmJiUg4ulsBQJOhNG_fSyXGa0hee2-ZoEelY2kYmLybu4asYHbvwaFH_B94SgZtR9YgVcqfZdjnAZw1MLn7Sd92SbU75IEddZks6YuUhxJfTy-ngH2v5rvPTbu7_4ZsJsMSlcbY=

JK
最大心拍数ってどうやって分かるんですか?
先生
簡単な計算式がある。「220 − 年齢」だ。例えば、17歳なら220−17で最大心拍数は約203拍/分。その75%は約152拍/分になる。
JK
152かぁ。私そんな数字意識したことないです。
先生
最近はスマートウォッチで簡単に心拍数を測れる。リアルタイムで確認しながら歩けば、「今ちょっと早いかな」「もう少しペース落とそう」と判断できるようになる。

参考情報: 「スマートウォッチなどの心拍計を活用することで、リアルタイムで自身の心拍数を確認し、ペースを調整するのに役立ちます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHRPc_LWa689C7pnFs12G4FqJwrwFl9bWh1OKwOJ_aEGahhOfeuCtZ0v65Bghq0b8JfyPFWuE8paaxwdzH2ljIDXTpCaL90jVOh-41jdwcr7PB6IvIKLDjXMz0SGvt0TCEd58VdGwS-ANnuAHc=

JK
ちょっと欲しくなってきた……。でも高そう。
先生
登山向けのものは確かにそれなりの値段がするが、健康管理にも使えるから投資の価値はあるぞ。もちろん、最初は感覚で「きつさの一歩手前」を意識するだけでも十分だ。

乳酸は「疲労物質」じゃなかった⁉ 疲れの科学

JK
あ、そういえば部活で「乳酸が溜まると疲れる」って聞いたことあります。登山も乳酸のせいでバテるんですか?
先生
実はそれ、最新の研究では否定されているんだ。
JK
え⁉ じゃあ今まで信じてきたの、嘘だったんですか?
先生
嘘というより、昔の常識が更新されたと言った方が正確だな。乳酸は「疲労物質」ではなく、実はエネルギー源として再利用されるということが分かってきた。

参考情報: 「乳酸が『疲労物質』であり、筋肉の疲労や筋肉痛の主な原因であるという長年の定説は、最近の研究では大部分が否定されています。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQElgJetnrN8suD2Sl2kWRQbwx2q1ZLlZBA6vL9RkYvL0X4E8K8fA-DeHYyK4NYAS_IyT-q9DkVBr8lcQ-wTpO4S9pkMcKWlFKd9Ttrf95XeE_KuAsYoto46ihy2pDCcVcGw_IfZ9JhEb59pZ74=

JK
マジですか……。じゃあ本当の疲れの原因って何なんですか?
先生
実は疲労の原因は複合的で、一つじゃないんだ。主なものを挙げると……

疲労の本当の原因

  1. 水素イオン(H+)の蓄積 — 筋肉が酸性になり、収縮力が低下する
  2. グリコーゲンの枯渇 — 筋肉のエネルギー貯蔵が空になる
  3. 筋肉の微細損傷 — 特に下りで発生しやすい
  4. 神経系の疲労 — 脳と筋肉の信号伝達が鈍くなる
  5. 脱水と電解質不足 — 汗で水分とミネラルが失われる

参考情報: 「筋肉疲労は複合的な現象であり、乳酸だけが原因ではありません。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQH-D4dBnU8Bn0ndxAGuTIf4IqD940jSE_XL5f4ofelZkT43t6R_2YbLxGaMNYlQ01XaFfk58SDBDxogwZvyRvlDjwQnBg2TxsstqvzoSEh2RUfjRN4I0hxdo6LFEbJeH4Q5AcN05Y4=

JK
うわ、めっちゃいろいろあるんですね……。
先生
だから「乳酸を溜めない」じゃなくて、総合的に体をマネジメントするという発想が大事なんだ。

乳酸閾値(LT)とペース管理

JK
でも乳酸が関係ないわけじゃないんですよね?
先生
いい質問だ。「乳酸閾値」という考え方は今でも有効だ。
JK
乳酸……なんですか?
先生
乳酸閾値(LT: Lactate Threshold)とは、運動強度を上げていったときに、血中の乳酸濃度が急激に上昇し始めるポイントのことだ。

参考情報: 「登山では、乳酸閾値を超えないペース(乳酸レベルが大幅に上昇しないペース)で歩くことで、疲労を防ぎ、長時間の活動が可能になります。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQErbSE-vVAigIsWHWvSZQp9FyikGKz_lBnCL5NSXAItjeyqmNZf4vkHtx-krlMxJvBzXI4o5GIzNBQ7sXHURVdWK9-ffurE1QG21WA2gtfkRuzl9uRrNuMW1pD9142khCkLnKC1GDrEmBH44SQIxmrCL27mwek0c8G59nEzL-AKIQTHsg==

JK
急激に上昇……?
先生
ゆっくり歩いているときは、乳酸は生成されても体がうまく処理してくれる。でもペースが上がりすぎると、処理が追いつかなくなって急激に蓄積する。そうなると一気にパフォーマンスが落ちる。
JK
あー、それがバテるってことか……。
先生
その通り。だから乳酸閾値を超えないペースで歩き続けるというのが、長時間登山の基本戦略になる。経験豊富な登山者は、体感でこのラインを把握している。
JK
やっぱり経験なんですね。
先生
でも心拍数を目安にすれば、初心者でもある程度コントロールできるようになる。さっき言った「最大心拍数の70〜75%」が、ちょうど乳酸閾値の少し下くらいに相当するとされているんだ。

コースタイムを味方につける

JK
先生、登山アプリに「コースタイム」って出てきますけど、あれって信用していいんですか?
先生
いい質問だ。コースタイムは目安としては使えるが、注意点もある。

Image Prompt: スマートフォンの登山アプリ画面を見ながら地図を確認する登山者。画面にはコースタイムと標高グラフが表示されている。

標準コースタイムとは

先生
標準コースタイムは、40〜50歳代の経験者が10kg程度の荷物を背負い、無理のないペースで歩く場合を想定している。

参考情報: 「標準コースタイムは、40~50歳代の経験者で、10kg程度の荷物を背負い、無理のないペースで歩く場合を想定しています。休憩時間を含まない、純粋な歩行時間のみです。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGdN2giypwTFkq7kiVa8AA2ofOkDDOWWH286USHaOSv_TytW2MWCjU78R1OvndZyvM3kn4QnOd1IoGSCI9vBcLLUETTnTlOE-EiO-EzzExuMFsn9jft0kqjjYSiL7vBYfLbsrcdrtyHQHh9WfzYfpo14b0=

JK
え、休憩入ってないんですか⁉
先生
そうだ。休憩時間は含まれていない。だから1〜2時間の休憩時間を別途計画に加える必要がある。
JK
それ知らなかった……。コースタイム通りに歩けばいいと思ってました。
先生
初心者がよくやる失敗だな。さらに、体力に自信がない人はコースタイムの1.2倍で計画するのが安全だ。

参考情報: 「体力に自信がない場合は1.2倍、経験豊富で速く歩ける場合は0.9倍など、自分に合った倍率で調整します。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEFFKjZme9f_E3kivP7nkI07GL5WrCLcUGwvmjFFRdu7uLHk8g0t3eX3iV9EQo2l61MPLHPwBY2iqMxm0aDCDfEbkyth9khK1qoqMpY40YgjaDuDyV3X2eciFmF

JK
1.2倍……。コースタイム5時間なら6時間ってことですね。
先生
そういうことだ。YAMAPなどのアプリでは、自分のコースタイム倍率を設定できる機能もあるから、何度か登山して自分の倍率を把握しておくといい。
JK
なるほど、自分のペースを知るのが大事なんですね。

休憩は「疲れる前に」取る

JK
じゃあ休憩のタイミングっていつがいいんですか? 疲れたら休む、じゃダメですか?
先生
それがまさに落とし穴だ。登山の鉄則は「疲れてから休むのではなく、疲れる前に休む」だ。

参考情報: 「『疲れてから休むのではなく、疲れる前に休む』ことが重要です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGRqvQPuQCUFXaPSxnnDkTHbY_E8rmXiDLEE6I40jhQgxTwogHjnWeCfxiKQ2vLZ6hKYjv68RB1_Y51yb5LOR-a2jIO3bnhcosKsg0-vqaSChtmuT6fNwA37mYnD1HywbgG7zC9og==

JK
疲れる前に休むって……まだ元気なのに休むんですか?
先生
そうだ。疲労は蓄積するものだから、限界まで歩いてから休むと、回復に時間がかかるし、次の区間もパフォーマンスが落ちる。

休憩の基本パターン

タイミング 休憩時間 内容
歩き始めて30分 5〜10分 装備の調整、体調確認
1時間ごと 10〜15分 水分補給、行動食、軽いストレッチ
2〜3時間ごと 30分程度 しっかりした食事と水分補給
JK
へー、最初に30分で一回休むんですね。
先生
そうだ。靴紐がゆるんでないか、服装は適切か、荷物のバランスは大丈夫かを確認するいい機会だ。問題があれば早めに対処できる。
JK
でも長く休んだ方が回復しますよね?
先生
実はそうでもない。長すぎる休憩は体が冷えて、逆に動きが悪くなるんだ。特に冬場はすぐに筋肉が固くなる。

参考情報: 「長すぎる休憩は体が冷えたり、リズムが崩れたりするため、逆効果になることもあります。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQH4t-XkFqgZu--XEU0EE5Vl17NmIKy5f92hrTfoV_VZr8xJKrKVQ8QZSifTVsoCXmYryMg-tCeDtHq-VkdV3_k2Rm4BjBKttOF3dCXzp7-MXJ4dr_4oIlZ-m-q8RXyaTDjTHeueI_HQY7N8Rr7S1LqSREKTpUMWSvHCcD9bZ50_Z1f8BwzEiWhzsUDTH_sSsIbQagKPoIFbybZA3ghIabELj_P3YWxeCtSTYVONBt-CR7aV_kjwXpFYcPMMr0m7XAgBbpxLCqO9nuhc2RohglEuPTvFAPs_TW8=

JK
じゃあ適度に休むのがベストってことですね。
先生
その通りだ。こまめに短く、がコツだな。

シャリバテ(ハンガーノック)を防ぐ

JK
先生、「シャリバテ」って言葉聞いたことあるんですけど、あれって何ですか?
先生
簡単に言うと、登山中にエネルギー不足で動けなくなる状態だ。「ハンガーノック」とも呼ばれる。

参考情報: 「シャリバテもハンガーノックも、登山中に体がエネルギー不足に陥り、疲労感、脱力感、集中力の低下などを引き起こす状態を指す登山用語です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEC2T-DZVTwAS6n0aB1ud2fPNoh_SjA0HuJr9ikTwBxDxAczHlIUxYlJrXK83btOavBpfmAoCWVqGno3ZON8jHNJmnx91t0KqgIm-Ffraoi8ZpRmuS9B3eprN3JBG2QMBImx0KJfvu49VXp84zaDdHsHcTHBpvZ-BUseA22

JK
えー、怖い……。どうなるんですか?
先生
急に足が動かなくなったり、頭がぼーっとしたり、手が震えたりする。ひどいケースでは痙攣やめまいで行動不能になることもある。
JK
ヤバすぎる……。なんでそんなことになるんですか?
先生
主に糖質(炭水化物)の不足で血糖値が下がるのが原因だ。車で言うとガス欠のようなものだな。登山は思っている以上にエネルギーを消費するから、平地を歩くのとは全然違う。

Image Prompt: 登山中に行動食(おにぎり、羊羹、ナッツ)を食べている登山者。岩の上に座って休憩しながら補給している様子。

シャリバテを防ぐ行動食

JK
じゃあどうすれば防げるんですか?
先生
大事なのは「空腹になる前に食べる」ことだ。お腹が空いたと感じてからでは遅い。

参考情報: 「シャリバテを防ぐためには、『空腹になってから食べる』のではなく、『空腹になる前に先回りして補給する』ことが非常に重要です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEkRpjxzkXLxVsuJT1Ew1PBn1ye2bSSWvK7TJsAA_OmAm7oSTt_YTA1Rn5NskZTLUznLrwdrmfvyd5-fxL0YwOZ2VpsJ9hgcI8g4E-7sZwfJvk4-QUNMYqD2d1nKaNFjxY2nD5ugtvwpsr4

JK
先回りして食べる……?
先生
そう。目安は1時間〜1時間半ごとに100〜200kcal程度の行動食を摂ること。こまめに少しずつ補給するのがポイントだ。

行動食の選び方

栄養素 特徴 おすすめ食品
糖質 即効性がある おにぎり、パン、羊羹、チョコ、グミ、ラムネ
脂質 長時間エネルギー供給 ナッツ類、チーズ、バタークッキー
タンパク質 疲労回復、腹持ちが良い 魚肉ソーセージ、ゆで卵
塩分・ミネラル 足のつり予防 塩飴、塩タブレット、梅干し

参考情報: 「行動食を選ぶ際は、高カロリーであること、軽量で持ち運びやすいこと、手軽に食べられること、保存性が高いことを考慮すると良いでしょう。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEkRpjxzkXLxVsuJT1Ew1PBn1ye2bSSWvK7TJsAA_OmAm7oSTt_YTA1Rn5NskZTLUznLrwdrmfvyd5-fxL0YwOZ2VpsJ9hgcI8g4E-7sZwfJvk4-QUNMYqD2d1nKaNFjxY2nD5ugtvwpsr4

JK
羊羹って意外ですね。和菓子なのに。
先生
羊羹は昔から登山者に愛されている行動食だ。カロリーが高く、個包装で携帯しやすく、夏でも溶けない。しかも食べやすい。優等生だな。
JK
確かにチョコだと夏は溶けますもんね……。
先生
あと大事なのは、甘いもの、酸っぱいもの、しょっぱいものをバリエーションで持っていくこと。登山中は味覚が変わって、同じ味のものばかりだと食べたくなくなることがある。

ウォーミングアップを軽視しない

JK
あ、そういえば登山前にストレッチってした方がいいんですか? 正直面倒で……。
先生
面倒でもやった方がいい。登山前のウォーミングアップは怪我予防と疲労軽減に直結する

参考情報: 「ウォーミングアップやストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げ、怪我のリスクを減らすことができます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQE3MHuv7_lzlcuFwkGs1AL5DWbYuRyM5gbHhyI3X1VeiWIr0TxxYnsbOVTpZjoaxAaF-ZjikspwWK1nVRGM67zzK2MBsYaF4ZsegqBoUhVlT2w6vw0poZFSz9Jv_ClBFAu6FEJ1bMr_H0Ako7WBicJZHA6_O6JWlY_X7xijxLI=

JK
どんなストレッチがいいんですか?
先生
登山前は動的ストレッチが効果的だ。ラジオ体操のように体を動かしながら行うタイプだな。

参考情報: 「登山前には10~20分程度のウォーミングアップが推奨されます。筋肉を温め、柔軟性を高めるためには、『動的ストレッチ』が効果的です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHaUu3OI1J_2BXg0zOnRxG40w5wt7nyxSMdJZL0O4uGM_EJqx9irqqFqCHS0_2DawVsrRJ6pgu6IS8A5xa56KJC9Nsl8if6456u6Mk8q8d2HtTt7Q==

JK
ラジオ体操って、おじいちゃんがやってるやつじゃないですか……。
先生
馬鹿にできないぞ。あれは全身の関節を適度に動かす、とてもよくできた体操だ。足首、膝、股関節といった下半身を中心に、ゆっくり大きく動かすのがポイントだ。
JK
じゃあ、じーっと伸ばすストレッチはダメなんですか?
先生
静的ストレッチは下山後の疲労回復に向いている。登山前の冷えた状態で静的ストレッチをすると、かえって筋肉のパフォーマンスが落ちることもある。
JK
へー、ストレッチにも使い分けがあるんですね。

登りのコツ:小股・フラット・一定リズム

JK
登りの歩き方って、何か特別なコツはありますか?
先生
大事なのは3つ。小股で歩く、足裏全体で着地する、一定のリズムを保つ

Image Prompt: 登山道の急坂を小さな歩幅で登っている登山者。トレッキングポールを使いながら、足裏全体で地面を捉えている様子。

小股で歩く

先生
歩幅は靴一足分程度を目安にする。大股で歩くと足への負担が大きくなり、疲労が早く溜まる。

参考情報: 「歩幅は小さく、靴一足分程度の間隔でちょこちょこと歩くようにすると、バランスが崩れにくく、体への負担も軽減されます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFzA75PxjqC0M4a3X9SxeXIP4s1yj9wKnobSzn3l7m3IAOjVz7bpimHv2ngq60hIdQKGNsYzN997s2a4eXM9JJ7rLQF8rLcw-IFRgbM0y4ADry1--3j0w==

JK
小股だと時間かかりそうで不安です。
先生
最初はそう感じるかもしれないが、結果的には小股の方が速い。大股で歩いてバテて休憩が増えるより、小股で休まず歩き続ける方が効率がいいんだ。

フラットフッティング

先生
足は足裏全体で地面を捉えるように着地する。つま先だけで登ろうとすると、ふくらはぎに負担が集中して疲れやすい。
JK
よく階段をつま先で駆け上がっちゃうんですけど、あれダメなんですね。
先生
登山ではダメだな。階段でも足裏全体で踏むクセをつけるといいトレーニングになるぞ。

正しい姿勢

先生
姿勢も大事だ。上体はまっすぐ起こし、やや前傾を保つ。猫背になると肺が圧迫されて呼吸がしにくくなるし、背中の筋肉に負担がかかる。

参考情報: 「上体はまっすぐに起こし、やや前傾姿勢を保ちます。猫背になると疲労がたまりやすいため、視線は少し前に向け、頭から足までが一直線になるように意識しましょう。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQG1C68sTgGfqMiuTIn1DFe1LjaDuoqVmJdWS20l6J2fla2KYsNBh4IPkffpLgB_qprcREh8TRTrJz9DPOi0W1998ucX7Re1fsxozaNMEENDMV06C9DlDV3N1uF8sK34pG1uZFi9qQW0qDs9tneQjeN2sB-8HX_nl7ZD2z4=

JK
視線はどこを見ればいいんですか?
先生
足元を見たくなるが、少し前方を見るようにする。足元ばかり見ていると首が疲れるし、バランスも崩れやすい。

急斜面ではジグザグに

JK
めちゃくちゃ急な坂だとどうすればいいんですか?
先生
急斜面ではジグザグに歩くのが有効だ。斜めに横切るように歩くことで、実質的な勾配が緩やかになる。

参考情報: 「急な斜面では、斜めに横切るようにジグザグに歩く『ジグザグ歩行』を取り入れると、勾配が緩やかになり、体力の消耗を抑えられます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFsa8RkJYEWtNJn9-RSCAOyshNBfh4Nj8GatgY93a25Fjvk7ve_7gjNjT5tukjBMC-X9a1zbcJ6liJ4SswUSHyRohktrC8t4q0UwPNCseY1XJQNJ6R723l794sJlMc=

JK
なるほど、遠回りに見えて楽なんですね。

下りこそ要注意! 膝を守る歩き方

JK
登りはまだいいんですけど、下りで膝がめちゃくちゃ痛くなるんです……。
先生
それは多くの登山者が経験する悩みだな。実は下りの方が膝への負担は大きいんだ。

参考情報: 「下りでは、重力の影響で無意識のうちにスピードが出やすくなりますが、これは膝への負担を増大させます。登りよりも下りの方が脚にかかる負荷が大きいため、意識的にペースを落とし、ゆっくりと歩くことが重要です。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGvhuH62Q6vSoVzlwiZX7tjcoKzT3koYam5kNLjWEt88GNeWxNdVoTGtGXXJmQwC2Og4KbZinZ97jyvZMDd5H8VfXIGBC8VceBFeyydDmZpHVfeRc_aRGVdGwfT

JK
えー、下りの方が楽そうなのに。
先生
それが罠だ。重力に任せて下ると、着地のたびに体重以上の衝撃が膝にかかる。さらに筋肉が「伸びながらブレーキをかける」という負荷の高い動きを強いられる。

Image Prompt: 登山道の岩場の下りを慎重に歩く登山者。膝を軽く曲げ、小股でゆっくり下っている様子。

膝を守る5つのテクニック

先生
膝への負担を減らすためのポイントを教えよう。

① 膝を柔らかく使う

先生
着地するとき、膝を軽く曲げてクッションにする。膝を伸ばしたまま着地すると「ドスン」と衝撃が直撃する。

参考情報: 「着地の際に膝を伸ばしたままだと、衝撃が直接膝に伝わり『ドスン着地』となり、大腿四頭筋に大きな負担がかかります。膝を軽く曲げて着地することで、衝撃を吸収し、脚全体で分散させることができます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGDRKKkwqZgCp-1OJMWQK0X0ibLsmDaXu-A-cJsRIl5K7a44lGe58eLhoxob3AE15ACKTbYwZbaNkPIwKag6qias18BdeMcP-wpKJqtYUbCtNGmbsI=

② 小股で歩く

先生
登りと同様、下りも小股でちょこちょこが基本だ。一歩ごとの衝撃を抑えられる。

③ 後ろ足に重心を残す

先生
前に踏み出した足にすぐ全体重を乗せるんじゃなく、後ろの軸足に重心を残しながら下りる。こうすると着地の衝撃が和らぐ。
JK
へっぴり腰はダメですか?
先生
へっぴり腰は逆に膝に悪い。重心が後ろに行きすぎると、前腿の筋肉に過度な負担がかかる。適度な前傾は保ったまま、後ろの足に「置いてくる」イメージだな。

④ つま先と膝を同じ方向に

先生
着地するとき、つま先と膝が同じ方向を向くように意識する。膝がねじれると、関節に余計な力がかかる。

⑤ 股関節を意識する

先生
膝だけじゃなく股関節も使うことで、膝への負荷を分散できる。股関節から足を動かすイメージだ。
JK
いろいろあるんですね……。
先生
慣れればどれも自然にできるようになる。あとはトレッキングポールを使うのも効果的だ。腕に体重を分散できるから、膝への負担が大幅に減る。

参考情報: 「トレッキングポールを使用することで、体重の一部を腕に分散させることができ、脚や膝にかかる負担を大幅に軽減できます。」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGVAq1aRs6yGj2u8tq0eayTHhJIvQCniqNVG9GYY9DVTsj-MdoY9hkuLQavuZSK_elzVgPWPSyxM7HNRSUY_OctN12lgafy-VSMQENJSZ81tP_tPmDXnc7l89mbzwE=

JK
ポール、買おうかな……。

初心者がやりがちな5つの失敗

JK
先生、私みたいな初心者がやりがちな失敗って、他にもありますか?
先生
よくある失敗を5つまとめておこう。

① 序盤で飛ばしすぎる

先生
さっきも話したが、これが一番多い失敗だ。元気なうちにガンガン登ると、後半バテる。

② 休憩を取らない・取りすぎる

先生
「もったいない」と休憩を我慢するか、逆に長時間休みすぎてリズムが崩れるかの両極端が多い。

③ 水分・エネルギー補給を怠る

先生
「まだいける」と思って補給を後回しにすると、シャリバテや脱水につながる。

④ 下りを軽視する

先生
「下りは楽」という思い込みで勢いよく下って、膝を壊すパターン。下り坂こそ慎重に。

⑤ 標準コースタイムを過信する

先生
休憩込みの計画を立てず、時間切れになるケース。余裕を持った計画が大事だ。
JK
うわ、全部心当たりがあります……。
先生
大丈夫、失敗から学べばいい。次からこれらを意識するだけで、登山がグッと楽になるはずだ。

まとめ:バテない登山の5つの鉄則

JK
先生、今日教わったことを整理させてください!
先生
いいぞ。まとめてみよう。

バテない登山の5つの鉄則

鉄則 ポイント
① ゆっくりスタート、一定ペース 最初の30分は意識的にゆっくり。「きつさを感じる一歩手前」を維持
② 心拍数を管理する 最大心拍数の70〜75%を目安に。スマートウォッチが便利
③ 疲れる前に休む、空腹になる前に食べる 1時間ごとに10〜15分休憩。1〜1.5時間ごとに100〜200kcal補給
④ 正しい歩き方を身につける 小股、フラットフッティング、やや前傾姿勢
⑤ 下りこそ慎重に 膝を曲げて着地、小股、後ろ足に重心を残す、ポール活用
JK
これ、スマホにメモしておきます!
先生
あとは実践あるのみだ。最初から全てをマスターする必要はない。一つずつ意識して、自分のペースを見つけていくといい。
JK
はい! 次の登山が楽しみになってきました。
先生
それが何よりだ。山は逃げないからな。焦らず、楽しく、安全に登ろう。

Q&A:よくある質問

Q. スマートウォッチを持っていなくても心拍数管理はできますか?

先生
もちろんできる。「会話ができる程度のペース」「きつさを感じる一歩手前」という体感を頼りにするといい。何度か登山を経験すると、自分に合ったペースが分かってくる。

Q. グループ登山でペースが合わないときはどうすればいいですか?

先生
自分のペースを守ることが最優先だ。遠慮せず「少しゆっくり目で行きたい」と伝えよう。無理についていこうとしてバテると、かえってグループ全体の足を引っ張ることになる。

Q. 行動食は何を何個持っていけばいいですか?

先生
行動時間×150kcal程度を目安に考えるといい。5時間の登山なら750kcal分。おにぎり1個(約180kcal)×2、チョコレート(約200kcal)、羊羹(約150kcal)など、組み合わせて持っていくといい。

Q. 下りで膝が痛くなったらどうすればいいですか?

先生
まず立ち止まって様子を見る。軽いストレッチをして、歩幅をさらに狭めてペースを落とす。トレッキングポールがあれば使う。それでも痛みが続くなら、無理せず休憩を多めに取りながら慎重に下山しよう。ひどい場合は翌日以降も痛みが続くことがあるから、整形外科を受診することも検討を。