Tags: Down, Guide

導入
「ミレーのダウンジャケットが欲しいけど、シンセシスとかKダウンとか、種類が多すぎてどれがいいかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?
フランス発祥のミレーは、山岳用品の名門として世界中のクライマーやハイカーから絶大な支持を得ているブランドです。特にダウンジャケットは「シンセシス・コンストラクション」や「K-DRYダウン」といった独自技術を搭載し、過酷な冬山でも頼れる相棒として評価されています。
でも、その多彩なラインナップが逆に「どれを選べばいいの?」という疑問を生んでしまいがち。今回は登山ガイドの先生が、ミレーのダウンジャケットの違いを徹底解説します!
登場人物紹介
登山初心者。見た目も機能も妥協したくないお年頃。ダウンジャケットは「とりあえず暖かければいいでしょ?」と思っている。
登山歴20年のベテラン。ダウンジャケットの選び方を間違えて八ヶ岳で凍える思いをした過去あり。
なぜミレーのダウンジャケットは種類が多いのか?
先生、ミレーのダウンジャケット見てたんですけど、「シンセシス」とか「Kダウン」とか「イーボル」とか…呪文ですか?
ははは、確かに初心者には魔法の言葉に聞こえるかもしれないな。でも、それぞれにちゃんと意味がある。ミレーは用途に合わせて最適化されたダウンを開発しているから、種類が多いんだ。
えー、ダウンってどれも同じじゃないんですか?羽毛でしょ?
そこがミレーの凄いところだ。例えば「K-DRYダウン」は撥水加工を施した天然ダウンで、湿気に弱いというダウンの弱点を克服している。
参
「K DRYダウンは、水濡れに強い加工が施された天然のダウンで、湿気に弱いというダウンの弱点を克服しています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEqvNkPBvUqsnjiVVokc6NVZsPO9Bg5paAf6DtqD5BdVrPzaGprrZlDs75FJR0jPVvyhxZNb0eRcu3a8RQdGx7JWDdDFbOUe_mH0gsw3o6NPTqfUIXJRYKkUowiFOUZHOORmOA4SFlJu3-m9NLPZlk=
そうだ。普通のダウンは濡れると羽毛が潰れて空気を含めなくなり、保温性がガクッと落ちる。汗をかく登山では致命傷になりかねない。だからミレーは撥水ダウンを開発したわけだ。
大丈夫だ。大まかに分けると、ミレーのダウンジャケットは以下のカテゴリがある。
ミレー ダウンジャケットの主なシリーズ
- イーボル ライト ダウン: 軽量でオールラウンド、春秋のアウターや厳冬期のミドルレイヤー向け
- Kダウンジャケット: K-DRY撥水ダウン採用の定番モデル、汎用性高し
- トリロジー シンセシス: 縫い目のないシンセシス構造、最高峰の防風性
- POBEDA: 3-in-1システム、秋から春まで対応の万能選手
- ティフォン ストレッチダウン: 防水透湿素材とダウンのハイブリッド
ミレー独自技術を徹底解説
シンセシスコンストラクションって何度も出てきますけど、結局何なんですか?
これはミレーが開発した画期的なダウン封入技術だ。通常のダウンジャケットは、中のダウンが偏らないようにキルティングで縫い目を作るだろう?
その縫い目こそが弱点なんだ。針穴から羽毛が抜け出すし、縫い目から暖気が逃げる。風が強い稜線では、縫い目から冷気がガンガン入ってくる。
シンセシス・コンストラクションは、生地を二重織りにして布自体がダウンの仕切りを作り出す技術だ。つまり、針穴がない。
参
「生地を二重織りすることで、布自体が仕切りを作り出し、針穴のないシームレスなダウン構造を実現しています。」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGF2aWcuMJER33CqWVev6JzQGWw5BZmBEADVjn2ijRssZ4rYvy4G7t0i-d5A-1D06StRqkR83JTE0ordhnzUIzQU_0tSz8x0JF6DoeBJXkb0GiP2mW5e_Dnkqi8FHX7t5kUpDPmTlTRKg==
へえ〜!それってすごくないですか?でも、作るの難しそう…
その通り。だからこそ、シンセシス構造を採用しているトリロジーシリーズは価格が高い。でも、その分絶対的な防風性が手に入る。
「絶対的な防風性」ってさすがに盛ってますよね?そういうバズリ狙いみたいのやめたほうがいいですよ。
いや、これはユーザーレビューでも繰り返し言及されている。私も使ったが、風速20m近い稜線でも冷気が入ってこなかった。普通のダウンなら縫い目から風が抜けるシーンだ。
参
「絶対的な防風性と評されるほど風に強いことが多くのレビューで言及されています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFncszvZot_YTV0N2_0cbc5h-8ZaaeYMWWYbV9TR2Qpsgop14hjVb2ufAyYEYBHDYQsRG4tgMPxxbOdMIuhUl7IZu-__GNXJdnc15HAS_BzmnnKV491JFvUyrJvjAMhuiWyGvEUeL2xW-V7iN37k0wniH7VMogCQUmoUMxIWMt8_g==
フィルパワーって何?
フィルパワー700とか書いてあるんですけど、これって何ですか?数字が大きいほどいいんですか?
フィルパワー(FP)はダウンのかさ高性を示す数値で、1オンス(約28.4g)のダウンがどれだけの体積に膨らむかを表している。
参
「フィルパワー(FP)とは、1オンス(約28.4g)のダウンがどれくらいの体積(立方インチ)に膨らむかを表します。この数値が高いほど、少ないダウン量で多くの空気を閉じ込めることができ、軽量で高い保温性を発揮します」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFz_O6869uRYJZYnzpYqgawTkhdsE3gA80r-B8kiZUGFwO1MoI68PG_m_8VnQG-Ms2-y0tqNvvSnhWzjlW76_BhN1paFin_3aWpGbJGflsl23qQGrTWEw-VqqXAXWjUDk3TN0hruYrXzStztllG
その通り。600フィルパワー以上が高品質とされているが、ミレーは700〜1000フィルパワーのダウンを使っている。
1000!?すごっ!それ買えば最強じゃないですか!
まあ、最高級の1000フィルパワーを採用しているのはTrilogy Iconシリーズなど一部のモデルだけだ。価格も7万円を超える。
だから用途に合わせて選ぶことが大事なんだ。日帰り登山なら700フィルパワーで十分だし、厳冬期の3000m級を目指すなら投資する価値はある。
PERTEX Quantum素材とは
あと「パーテックス・クァンタム」ってのも見たんですけど…
PERTEX Quantumはダウンジャケットの表地に使われる高機能素材だ。20デニール以下の極細糸を高密度に織り上げているから、超軽量でありながら引き裂き強度も高い。
参
「20デニール以下の極細糸を高密度に織り上げているため、非常に軽量です」「軽量でありながら、重量に対する引き裂き強度と縫い目強度が最高水準を実現しています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHAvIRCKn86Q5P3jVVPA1466MQPWXDRmoBOZaz-dwJRh_9gxNr54CBgFf0q_eXxMUXrTIfOJQF6SyD1_3Xq7zuemRLqCcbR60nzJlEbhf9N1lrAAxVGRFhBXoKVV7JQkHhNCcVnsDtrrdX1280=
軽くて丈夫って最高じゃないですか!デメリットないの?
薄い分、重い荷物や岩場でこすれたりすると傷つくリスクはある。でも通常の登山で丁寧に扱えば問題ない。しかもダウンプルーフ性といって、ダウンの抜け出しを防ぐ効果もあるんだ。
つまり、羽毛がジャケットの外に飛び出してこない構造のことだ。安いダウンジャケットだと、そのへんに羽毛がふわふわ落ちてることがあるだろう?
ある!友達の家の床に羽毛ついてて、その子のダウン抜けてんじゃん!って笑った記憶が。
軽量で汎用性抜群なら「イーボル ライト ダウン 700」
Image Prompt: 紅葉の山を背景に、イーボル ライト ダウン 700 ジャケットを着た登山者が稜線を歩いている写真。
まずはイーボル ライト ダウン 700 ジャケットから紹介しよう。ミレーのダウンの中でも汎用性が高い人気モデルだ。
フランス語で「進化」を意味する言葉からきているらしい。春秋のアウターとして使えるし、厳冬期にはミドルレイヤーとしても活躍する。
参
「春・秋のアウターとして、また厳冬期の中間着としても活躍する軽量ダウンジャケットです」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEMNaZkjdSFVAMp2EXYCQIVmmL0VMPsodq_EvqvrUbjPtuC6O0uc8PuosWsH0bj9357vFl8Qu-IEMwxALvJSi2uk88v_q5NueOrwgaqR2IhNNT65dAjND2wGl4PlJvPaSvBY-bWvCcdkqME
つまり、もっと寒い時期にはこの上にハードシェルを羽織る使い方ができるということだ。一着で複数のシーズンに対応できる。
主なスペック
- フィルパワー:700FP(撥水ダウン)
- 表地:軽量ナイロン
- 重量:約350g前後
- 価格:約4万円前後
確かに安くはない。ただ、公式サイトのレビューでは4.3点(5点満点中)と高評価だ。「軽くて暖かい」「細身のシルエットがかっこいい」という声が多い。
シルエットがかっこいいのは重要!ダサいダウンって着たくないですもん。
その点ミレーはヨーロッパブランドらしいシャープなシルエットが特徴だ。タウンユースでも違和感がない。
こんな人におすすめ
- 秋〜春の3シーズン使えるダウンが欲しい人
- 軽量性を重視したい人
- タウンユースでもおしゃれに着こなしたい人
- 初めてのミレーダウンを探している人
注意点
- 厳冬期の単体使用には保温性が足りない可能性あり
- サイズはEU表記なので日本サイズより1サイズ小さく選ぶ
それはミレー全般に言えることだ。後で詳しく説明する。
究極の防風性なら「トリロジー シンセシス ダウンジャケット」
Image Prompt: 雪山の山頂で、トリロジー シンセシス ダウンジャケットを着たクライマーが風に立ち向かう写真。
次はミレーダウンの最高峰、トリロジー シンセシス ダウンジャケットだ。
そうだ。シンセシス・コンストラクションとK-DRYダウンの組み合わせで、従来のダウンジャケットの弱点を全て克服した設計だ。
参
「このジャケットの最大の特徴は、独自の二重織り技術によってダウンの区切りを生地自体が作り出すシンセシスコンストラクションです」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHEC826XX6Guj88xrvwdqaeXMl_F5O2RXtqtC6f48whsuJ9KVd9wxwr2FqM0R4jOpZD5Rm2Xku4Ec2fyATPrmIM9AMSYQkHfDt7DsQ2R9q6d5kyKUYDxkVTxNSXnOe2rSyZqwi3D3lZ6E4gdMncBWh0cMCfcWSzySckYo-boDfn4yCNi4FVHkrg7urjo6phVujxxnis
だが、厳しい冬山に挑むなら投資の価値はある。私が八ヶ岳の硫黄岳で使った時、薄手のインナーでも十分暖かかった。風速15m以上の稜線でも冷気を感じなかったのは衝撃的だったな。
初心者がいきなり選ぶ必要はない。ただ、将来的に厳冬期の北アルプスや八ヶ岳を目指すなら、候補に入れておくといい。
主なスペック
- フィルパワー:700〜800FP(K-DRYダウン)
- 構造:シンセシス・コンストラクション(針穴なし)
- フード:ヘルメット対応、調整可能
- 表地:DWR(耐久性撥水)加工
- 価格:約73,800円
こんな人におすすめ
- 厳冬期の高山を目指すクライマー
- 風の強い稜線を歩く機会が多い人
- 最高レベルの防風・保温性能を求める人
- 長く愛用できる一生モノのダウンが欲しい人
注意点
- 価格が高い(約7万円台)
- 保温性が高すぎて都市部では暑すぎる可能性
- オーバースペックになりがち(日帰り低山には不要)
都市部で暑いって、電車とか乗ったらサウナになりそう…
3シーズン対応の万能選手「POBEDA II 3-in-1」
Image Prompt: 冬のキャンプ場で、POBEDA II 3-in-1ジャケットのインナーとアウターを着脱している登山者の写真。
もっと手軽に使えるやつないんですか?高いのばっかりで…
それならPOBEDA II 3-in-1ジャケットがおすすめだ。
ロシア語で「勝利」という意味だ。面白いことに、このモデルは「3-in-1」、つまりアウターシェル、インナージャケット、そして両方を組み合わせた状態の3通りで使えるんだ。
参
「アウターシェル、インナーの保温ジャケット、または両方を組み合わせて着用できます。これにより、秋から春先まで幅広い気温やシーンに対応可能です」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEUqRgf-n387tj2fzSrfnPBuL-CJezr2tjrQ_vOw-B__u30L4yPndQtKDrAUEIR--t-24zOButvVxjtzxoVcr3wVL9IMcpej0gmjUqr9W0R-RRsgRc5kM_9aLJsv0SNVpuTTQnHvqy_GvE=
あ、それ知ってる!インナーだけ外して着れるやつでしょ?
そうだ。秋はインナーのみ、冬は両方、春はアウターのみ…といった具合に、気温に合わせて調整できる。
公式サイトでも4.7点(5点満点中)と非常に高い評価を得ている。「使い勝手、防寒、デザイン全て良し!」という声や、「10年使った後にまた買い直した」という口コミもあるほどだ。
参
「公式オンラインストアでは、ポベダ II 3in1 ジャケットが4.7点(5点満点中)と高いレビュー評価を得ています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGwTYeghdKhO5qiZLj6neZzzf0uAuWG7IDOWNjUHzrQiCToDqY165j3GYWslsWDKsJYPbC0o4HYD1VXdyflQTRySSq10gbxpkblU34XXH6rCHkhOCCbY0jW7be4MTiWML66-CNjGESiWL-1GzhfkPcgug==
主なスペック
- 中綿:プリマロフト®ブラック(インナー)
- アウター:ドライエッジ防水透湿素材、フルシームシーリング
- フード:調整・取り外し可能
- 価格:約40,480円
あれ、これダウンじゃなくてプリマロフトなんですか?
よく気づいたな。インナーには化繊中綿のプリマロフトが使われている。厳密にはダウンジャケットではないが、ミレーの保温着として非常に完成度が高いので紹介した。
一概にそうは言えない。化繊は水濡れに強く、速乾性がある。だから汗をかく場面や、雨・雪の多い環境では化繊の方が有利な場合もある。
こんな人におすすめ
- 秋〜春まで幅広いシーズンで使いたい人
- 1着で複数の着こなしを楽しみたい人
- 雨や雪が多い地域に住んでいる人
- キャンプやタウンユースでも活躍させたい人
注意点
- 3-in-1のため組み合わせ時はやや着ぶくれする
- 天然ダウンではなく化繊中綿
雨の日も使える「ティフォン 50000 ストレッチ ダウン」
Image Prompt: 小雨が降る登山道で、ティフォン ストレッチ ダウンジャケットを着た登山者が歩いている写真。
最後に紹介するのはティフォン 50000 2L ストレッチ ダウンだ。
ティフォンはミレーが開発した防水透湿素材の名前だ。このジャケットは、ダウンジャケットと防水ジャケットが一体化している画期的なモデルだな。
参
「耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m²/24hという非常に高い透湿性を持っています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGaRA3Nep9FzxGa8UzqcDKWrjNqEAalntIWFrehz4txQ4tDZbITFtESI7M_WZduyV94roM1XxirfF5lRtc65TktRQZKkDZrUDU2Rd1OI71zhAece68=
え!?ダウンなのに防水?濡れたらダメなんじゃないですか?
普通のダウンは濡れたらダメだが、これは表地が防水透湿素材だから雨や雪を弾きつつ、中のダウンを守る。しかも透湿性が50,000g/m²/24hと極めて高いから、蒸れにくい。
つまり、レインウェアとダウンを別々に持たなくていいってこと?
その通り。荷物を減らしたい日帰り登山には特に有効だ。
主なスペック
- フィルパワー:750FP(グースダウン)
- 表地:ティフォン50000(耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m²/24h)
- ストレッチ性あり
- 収納袋付き
- 価格:5万円前後
ストレッチ性もあるんですか?レインウェアって固いイメージなのに。
そこがこのモデルの凄いところだ。柔らかくて動きやすい。日本の高温多湿な気候を考慮してMillet Japanが素材開発に関わっているという話もある。
こんな人におすすめ
- 天候が変わりやすい山域を歩く人
- 荷物を減らしたい日帰りハイカー
- レインウェアとダウンの2着持ちが面倒な人
注意点
- 完全防水ではないので大雨時は注意
- 高保温ダウンと比べると保温性はマイルド
- アクティブインサレーションと組み合わせる場合、蒸れに注意という声も
天然ダウン vs 化繊中綿、どっちがいい?
さっきからダウンとプリマロフトって出てきますけど、結局どっちがいいんですか?
これは使い方によるとしか言えない。比較表を見てくれ。
| 項目 |
天然ダウン(K-DRY等) |
化繊中綿(プリマロフト等) |
| 保温性 |
非常に高い |
高い |
| 軽量性 |
非常に軽い |
やや重い |
| 水濡れ時 |
性能低下(撥水加工で軽減) |
性能維持しやすい |
| 速乾性 |
遅い |
速い |
| 価格 |
やや高い |
やや安い |
| メンテナンス |
やや手間がかかる |
楽 |
そうだ。だから運動量が多くて汗をかく場面や、雨・雪の多い環境では化繊が有利。逆に、停滞時の保温性を重視するなら天然ダウンが優れている。
初心者でまず1着選ぶなら、K-DRY撥水ダウンを採用したKダウンジャケットあたりがバランスいいかもしれないな。撥水加工で湿気にも強いし、汎用性も高い。
ミレーダウンのサイズ選び
さっきEUサイズって言ってましたけど、どういうことですか?
ミレーのウェアはヨーロッパのサイズ表記になっているんだ。日本のサイズとは違う。
参
「ミレーのウェア(ドライナミックメッシュシリーズを除く)は、多くの場合EUサイズで表記されており、Sサイズ=日本Mサイズとなります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGs8mDedgi7NVAyoSGudybT_fC8beu5ca8eU_uQ-Jf4QyQGQzIHkBysAOoTNokQ87OfmgOF7FNAKYshzC8IZAsgUhLCtU-ARsMXyDmU9aPonut_HwR0r2To-oqmpCrTdkxBxIBhWiFUxNJhSeDfItFM
基本的にはそうだ。ミレーのSが日本のMに相当する。
| ミレー(EU)サイズ |
日本サイズ目安 |
| XS |
S |
| S |
M |
| M |
L |
| L |
XL |
なるほど…でも、ネット通販だと試着できないですよね。
迷ったら大きめを選ぶのがおすすめだ。小さいと下にフリースを着込めないし、動きにくい。試着できる店舗があれば、必ず実際に着てみることを強く勧める。
ダウンジャケットのお手入れ方法
もちろんできる。ただし、正しい方法で洗わないと性能が落ちるから注意が必要だ。
洗濯の基本手順
- 洗濯表示を確認:まず家庭洗濯が可能か確認
- ジッパー・面ファスナーを閉じる:型崩れ・生地損傷防止
- 部分汚れの前処理:襟・袖口の汚れはダウン用洗剤で軽くたたいて落とす
- 中性洗剤で手洗い:30〜40℃のぬるま湯で優しく押し洗い
- 丁寧にすすぐ:泡が出なくなるまで繰り返す
- 脱水は短時間:洗濯機なら1分程度
参
「漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤が含まれる洗剤は、ダウンの品質や撥水性能を損なう可能性があるため、使用を避けてください」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEaD_FwmtWmCtieOqYjBYdDK6g4bIZ9yNDeNJngi53Ac0ROqZJfz7MRKWVOu2nUt4vBWp6vvh1D84tGXrpX2kfJdBbRogOBpRbKqBKwInpGSQ6WWOjuRCE6i_db3A6KSc4-
柔軟剤は羽毛をコーティングして保温性を下げてしまう。使ってはいけない。
乾燥が最重要!
実は洗濯より乾燥の方が重要だ。ここを間違えるとダウンがぺちゃんこになる。
- 脱水後すぐにジャケットを振りさばき、ダウンの偏りをなくす
- 風通しの良い日陰に吊り干し(直射日光は避ける)
- 数時間おきにジャケットを叩いたり揉んだりして羽毛をほぐす
- 中まで完全に乾かす(数日かかることも)
生乾きだとカビやニオイの原因になる。手間を惜しむと性能が落ちるぞ。
他ブランドとの比較
ミレー以外にもモンベルとかノースフェイスとかありますよね?何が違うんですか?
いいところに気づいたな。各ブランドには特徴がある。
| ブランド |
特徴 |
フィルパワー目安 |
価格帯 |
| ミレー |
山岳特化の機能性、シンセシス構造、K-DRY撥水ダウン、ヨーロッパ的シルエット |
700〜1000FP |
4〜7万円 |
| モンベル |
軽量、コストパフォーマンス抜群、日本人体型に合う |
800〜1000FP |
1.5〜4万円 |
| ノースフェイス |
タウンユースとのバランス、光電子ダウン、デザイン性 |
モデルによる |
3〜7万円 |
| パタゴニア |
環境配慮、リサイクルダウン100%、レトロデザイン |
600〜800FP |
3〜5万円 |
参
「ミレーのダウンジャケットは、高い山岳機能性、軽量・保温性・撥水性、湿気に強い構造、独自の縫製技術、スタイリッシュなシルエットが特徴」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFkzQAyPlwm2c45jWLjSaTODjJqJZH4RaFP3fr5vH3DWyifqjTOceirm_hO3TuBHqZJyUlEP5Gby_y2Ek2YAeoe2T71V_ods05AMnuImD1nToLB5X2xD93KTtN4Nttl-GUNoJKObtDVsQkP
確かにモンベルは高品質ながら価格を抑えている。日本人体型に合わせた設計も嬉しい。ただ、ミレーならではのシンセシス構造や独自の撥水技術は他にはない強みだ。
そうだな。厳しい環境で確実に機能してほしい、ヨーロッパブランドらしいシャープなデザインが好みという人にはミレーが合うだろう。
Q&A よくある質問
手洗いが推奨だが、洗濯機を使うなら弱水流コース(おしゃれ着コース)で、ネットに入れて短時間脱水だ。ただし、防水フィルムがあるモデル(ティフォン系)は洗濯機脱水を避けた方がいい。
再度水に浸して濡れた状態でほぐすか、低温の乾燥機にテニスボールを入れて回すと、羽毛に空気が入ってふっくら感が戻ることがある。
もちろん使える。ミレーはヨーロッパブランドらしいシャープなシルエットだから、タウンユースでも違和感がない。ただ、高保温モデル(トリロジー等)は室内で暑すぎる可能性があるから注意だ。
イーボル ライト ダウン 700が薄手で使いやすい。ハードシェルの下に着込むミドルレイヤーとして優秀だ。
まとめ・比較表
| 用途 |
おすすめモデル |
ポイント |
| 日帰り登山・秋冬ハイキング |
イーボル ライト ダウン 700 |
軽量、汎用性高、ミドルレイヤーにも |
| 厳冬期登山・アルパイン |
トリロジー シンセシス |
最高峰の防風・保温性、シンセシス構造 |
| オールラウンド(山+街) |
Kダウンジャケット |
定番、K-DRY撥水、シンプルデザイン |
| 3シーズン対応・汎用 |
POBEDA II 3-in-1 |
3WAY着用、秋〜春まで対応 |
| 雨雪対策 |
ティフォン ストレッチ ダウン |
防水透湿、レイン+ダウン一体型 |
私は…まず日帰り登山から始めるから、イーボルかなあ。でもPOBEDAの3WAYも気になる…
初めての1着ならイーボル ライト ダウン 700がおすすめだ。軽くて暖かく、春秋のアウターから厳冬期のミドルレイヤーまで使える汎用性がある。
いい心がけだ。必ず店舗で試着して、サイズ感を確かめてから買うんだぞ。ミレーはEUサイズだから、自分の感覚より1サイズ小さく選ぶのを忘れるな。