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キャンプサイトに灯るスノーピークのランタン。温かい光がテントやタープを照らし、夜のアウトドアを演出する。

導入

スノーピークのランタンが気になるけど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない…そんな悩みを抱えていませんか?「ほおずき」「たねほおずき」「ギガパワーランタン」「セレス」「ノクターン」「ニクス」など、名前だけでも混乱してしまいますよね。

この記事では、登山ガイド歴20年のベテラン「先生」と、アウトドア初心者の「JK」の会話を通じて、スノーピークのランタン・ライト全モデルの違いと選び方を徹底解説します。LEDとガス、どちらがいいの?テント内で使えるのはどれ?メインランタンとサブランタンの違いは?そんな疑問をすべて解消します。

登場人物紹介

JK
最近キャンプに興味を持ち始めた初心者。インスタ映えするおしゃれなギア選びに夢中。見た目と雰囲気を重視。
先生
登山歴20年のベテランガイド。質実剛健な道具選びを信条とするが、初心者の気持ちも理解している。

なぜスノーピークのランタンは種類が多いのか?

JK
先生、スノーピークのランタンってめっちゃ種類ありますよね?なんでこんなに多いんですか?
先生
ふむ、それは用途と光源が違うからだ。大きく分けるとLEDランタンガスランタンの2種類がある。さらに、メインランタンとして使うか、テーブルランタンとして使うか、雰囲気作りに使うかで選ぶモデルが変わってくる。
JK
LEDとガスって、そもそも何が違うんですか?
先生
LEDは電池や充電で動く。火を使わないからテント内でも安全に使える。一方、ガスはOD缶を燃料にして炎で灯す。光量が大きく、炎の揺らめきが美しいが、テント内では使えない。
JK
あー、なるほど。じゃあ全部LEDでよくないですか?安全だし。
先生
はは、そう思うだろう。だがガスランタンには独特の魅力がある。特にギガパワーBFランタンの170W相当という明るさはLEDで実現するのは難しい。焚火の代わりにノクターンやニクスで炎を眺める、という楽しみ方もある。
「スノーピークのランタンは大きく分けてガス式とLED式の2種類があります。LEDは電池または充電式で、ガス式はガスカートリッジを使用します」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFUcM2rSoVfeyDM6slcAUUBrOYypyzt2mTuuZUfls_AYA-A1gCpim63Z7ixELRAl8Lq6KYeSmp1XChg61OIcujB10o31ATbk0kkM9Je0z5JdTJHoFz0-WlvrdNWuw==

スノーピークランタンの主なラインナップ

種類 モデル名 光源 主な用途
LEDランタン ほおずき LED テント内・サブランタン
LEDランタン たねほおずき / RBたねほおずき LED テント内・アクセント照明
LEDランタン セレス LED テント内メイン
LEDランタン ギガパワーランタン TL LED テーブルランタン
LEDランタン ギガパワーランタン HL LED メインランタン(LED最大光量)
ガスランタン リトルランプ ノクターン ガス 雰囲気作り・テーブル
ガスランタン ギガパワーランタン 天 オート ガス サブランタン・ソロメイン
ガスランタン ギガパワー BFランタン ガス メインランタン(最大光量)
ガスランタン ニクス ガス 雰囲気作り・大きな炎

癒しの光なら「ほおずきシリーズ」

Image Prompt: キャンプのテント内で「ほおずき」ランタンが温かいオレンジの光を放っている様子。リラックスした夜の雰囲気。

先生
まずはスノーピークの代名詞とも言えるほおずきシリーズから解説しよう。
JK
ほおずきって名前がかわいいですよね!形もまんまるで好き。
先生
デザインだけじゃなく機能も優れている。最大の特徴はゆらぎモードだ。風や周囲の音に反応して光がゆらめく。本物のキャンドルのような揺らぎを再現している。
「風や音に反応して光がゆらめき、まるで本物のろうそくの炎のように見えるモードです。これにより、癒やし効果や自然な雰囲気を楽しめます」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEEkjNXF-fXsbq_vWzsn5A71NaFTeQgG9h7EAQDCxdmkv_LZXWbWds8Wynzq4RrQx-IAMPmRXs5uVJH2yi05ta4qcZyQ2hGxZAhmHF8R3dK9THx2ldT9l-hB05REXhBwOXR41n9TZ65eNnzHUBnSS_c998hIxe6DzzX4WzrNyEcOjljdGo=
JK
えー!LEDなのに揺らぐんですか?それすごい!
先生
さらにおやすみモードという機能もある。周囲が静かになると自動で光が弱まっていく。寝る前にボタン操作で消さなくても、自然に暗くなってくれる。
JK
それは便利!でも明るさはどうなんですか?
先生
そこが正直なところの注意点だ。ほおずきは最大100ルーメンで、メインランタンとしては物足りない。あくまでテント内やサブランタンとして使うものだな。

ほおずきの主なスペック

主なスペック

  • 明るさ: 最大100ルーメン
  • 電源: 単三形アルカリ乾電池3本(別売り充電池パックで充電式にも対応)
  • 連続点灯時間: ハイモード8時間、ミドルモード20時間、ローモード80時間
  • 搭載モード: 通常点灯、ゆらぎモード、おやすみモード

こんな人におすすめ

  • テント内で優しい光が欲しい人
  • 癒やしの雰囲気を重視する人
  • 寝室用としても使いたい人

注意点

  • メインランタンとしては明るさが不十分
  • 長期間使用でシェードが黄ばむことがある
  • モード切り替えの操作が少し複雑

小さくて可愛い「たねほおずき」

JK
たねほおずきはほおずきより小さいんですよね?
先生
そうだ。手のひらサイズで最大60ルーメン。マグネットキャッチが付いていて、テントのポールやランタンハンガーに簡単に取り付けられる。
JK
複数個買って、テントの中をいっぱい飾りたい!
先生
それは良い考えだな。実際にそういう使い方をするキャンパーは多い。電源は単四電池3本で、ハイモードでも60時間持つから長期キャンプでも安心だ。

充電式の「RBたねほおずき」(2024年新製品)

JK
あれ、RBたねほおずきっていうのもありますよね?何が違うんですか?
先生
2024年3月に発売された充電式モデルだ。USB-C充電に対応していて、電池交換の手間がなくなった。
「リチャージャブルバッテリーを内蔵した充電式モデルです。USB Type-C端子を介して充電が可能で、自宅や車内での充電が手軽に行えます」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHhxaXGEj6gmCo56I77I2j4aIYIoPgKg0Bv0IZQ11RfdLHWOk0QhMFUElxI03HQt9i2_I0K9lvMHZ11TqTKsw65Rzp8SX21BhBKZ-lFyg6NaVWks-HHuamn3AuYM4wzePO1zxPKpUM=
JK
充電式いいですね!ゴミも減るし。
先生
連続点灯時間はハイモード60時間、ローモード100時間と乾電池モデルと同等だ。カラーも日本の自然をイメージした「あさもや」「よぞら」「ひぐれ」の3色展開で、マット調の質感がおしゃれだぞ。
JK
わー、カラー名もエモい!全色欲しい…

RBたねほおずきの主なスペック

  • 電源: USB Type-C充電(内蔵バッテリー)
  • 連続点灯時間: ハイモード60時間、ローモード100時間
  • カラー: あさもや、よぞら、ひぐれの3色
  • 質感: マット調

大空間を照らすなら「セレス」

Image Prompt: 大型テント内でセレスが上下に光を放ち、天井と食卓の両方を照らしている様子。間接照明のような柔らかな空間演出。

先生
2024年5月に発売されたセレスは、スノーピークのLEDランタンの中でも画期的なモデルだ。
JK
どこが画期的なんですか?
先生
上下に独立した光源を持っている。上部ライトで天井を照らして間接照明にし、下部ライトでテーブルを直接照らす。つまり1台で2台分の役割を果たせる。
「上下に光源を備えたユニークな設計が特徴です。大型のテントにも対応する高輝度でありながら、間接照明のような柔らかな光で空間を包み込みます」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEm_IvvFLJ9fgfgtEByRifXjPbbNYb8zQiu0mYalb3DrdNIhtCNQNhpq98FUytJzbnMm-AcrLN_buyjiZFJEnB149TRf7uxP2zOlrbuqCukUE6TKQMDSvRDULquVXfZorA=
JK
えー、すごい!でも天井を照らすって意味あるんですか?
先生
正直、私も最初はそう思った。だが実際に使ってみると、天井が明るくなると空間全体がぐっと明るく感じる。ギラギラした直接光より目にも優しい。
JK
なるほど…ちなみに明るさはどのくらいなんですか?
先生
上部ライトは最大720ルーメン、下部ライトは最大260ルーメンだ。それぞれ4段階で調光できる。これなら大型テントでもメインランタンとして十分使える。

セレスの主なスペック

主なスペック

  • サイズ: 直径43mm×高さ188mm
  • 重量: 450g
  • 電源: リチウムイオン充電池内蔵(USB-C充電)
  • 充電時間: 8時間
  • 明るさ(上部): 80lm / 280lm / 560lm / 720lm(4段階)
  • 明るさ(下部): 30lm / 90lm / 180lm / 260lm(4段階)
  • 連続点灯: 最大光量で8時間、最小光量で20時間
  • 防滴: IPX4
  • 光源色: Warm White 3000K
  • 付属品: スライダーパーツ、収納ケース

こんな人におすすめ

  • 大型テント(ランドロック、リビングシェルなど)を使用する人
  • テント内の雰囲気にこだわりたい人
  • 間接照明のような柔らかい光が好きな人

注意点

  • 重量450gはLEDランタンとしてはやや重め
  • 充電式のため電池切れに注意
  • 上下独立調光機能を使いこなすには慣れが必要

日の出・日の入りを再現「ギガパワーランタン TL」

先生
2024年10月発売のギガパワーランタン TLは、カラーLEDを搭載したテーブルランタンだ。
JK
カラーLEDって何ですか?
先生
普通のLEDは白や暖色の単色だが、TLは青紫からオレンジ、白へと変化する光のパターンを持っている。日の出や日の入りをイメージした演出ができる。
「昼白色とカラーLEDを搭載し、日の出や日の入りをイメージした青紫からオレンジ、白へと変化する光のパターンでロマンチックな雰囲気を演出できます」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGRnUzfTc74i3qjGKuxz1oclGCMDD0iYhWtb7AT2S1NySjwTFvnxV5BLQ7QGJvG5AUA1bKwnRfCfbpihGp6hOie7WRZn6itAz3B_kJI8XplItkQpvnBZO2_CrSXrkJFE-Kaw_lMAZuzQ-yUigY2ACTDV7aeD6Z7GUhCNaCmBkyKXMnRkHw1HechFuOWVcULUtNT8l-auyoyrKV2iKGEpjYrGbt71reL1NdS_5T3Q_9RWKKAwpAiHXNdHScDr4oo
JK
えー!それはエモすぎる!絶対インスタ映えする!
先生
ふむ、そうだな。他にもおやすみモードがあって、45分後に徐々に減光して60分後に自動消灯する機能もある。キャンプの就寝時にぴったりだ。
JK
でもちょっと待って…明るさは?
先生
最大135ルーメンだ。正直なところ、TLは明るさより雰囲気を楽しむランタンだな。

ギガパワーランタン TLの注意点

JK
え、これ電池で動かないんですか?
先生
そこが重要なポイントだ。ギガパワーランタンTLとHLは、別売りのギガパワーバッテリー専用で動作する。汎用の乾電池は使えない。
JK
うーん、それは微妙かも…バッテリーって高そう。
先生
ギガパワーバッテリーは15000mAhと30000mAhの2種類がある。リン酸鉄リチウムイオン電池で一般的なモバイルバッテリーより約4倍長寿命だ。スマホの充電にも使えるから、そう考えれば投資する価値はある。

LEDで最大光量「ギガパワーランタン HL」

Image Prompt: 夜のキャンプサイトでギガパワーランタンHLが吊り下げられ、サイト全体を明るく照らしている様子。ガスランタンのような風格。

JK
HLはどう違うんですか?
先生
HL(Hanging Light)はその名の通り吊り下げ式で、最大1000ルーメンという大光量を誇る。スノーピークのLEDランタンで最も明るい。
「最大1000ルーメンの明るさを持つメインランタンとして活躍するハンギングライトです。上部のハンギングループで吊り下げて、サイト全体を明るく照らすことができます」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEjSuvRhOtxGU21YL2_zeUnlUyJc-qW1ZVjLHEh3iQ6prT0nzNIcdfKFunji7l6E90WfHXgMNCzBKl55NuFopSoZzz1aRB3JIttRDQJqiXpCI1RVsMQTkbXx6k6M0rMruQ8Z87TEo05aZoUPOHZtBs4
JK
1000ルーメン!それはガスランタン並みですね。
先生
そうだ。さらにガスランタンのマントルをイメージした導光筒デザインで、見た目の雰囲気も良い。電球色から昼光色まで無段階調光できるのも魅力だ。

ギガパワーランタン HLの主なスペック

主なスペック

  • 明るさ: 最大1000ルーメン
  • 電源: ギガパワーバッテリー専用
  • 調光: 電球色〜昼光色まで無段階
  • モード: 通常点灯、ゆらぎ点灯、おやすみモード
  • 連続点灯: ギガパワーバッテリー30000で最大光量約8.6時間
  • 付属品: 専用収納ケース

こんな人におすすめ

  • LEDでメインランタンが欲しい人
  • ガスの火傷・火災リスクを避けたい人
  • 子供がいるファミリーキャンパー

注意点

  • ギガパワーバッテリーが別売り
  • バッテリー込みの初期投資が高め

穏やかな炎の癒し「リトルランプ ノクターン」

Image Prompt: 夜のテーブルにリトルランプノクターンが置かれ、小さな炎がゆらめいている。静かで落ち着いた雰囲気。

先生
ここからはガスランタンだ。まずはリトルランプ ノクターン。これは照明というより雰囲気ランプと呼ぶべきものだな。
JK
雰囲気ランプ?どういうことですか?
先生
小さな炎がゆらゆらと揺れて、キャンドルのような穏やかな光を放つ。ただし明るさはほとんどなく、テーブルを照らす程度だ。
「小さな炎がテーブル上を明るく照らすガスランタンで、熱効率が良く、ガス缶の残量が少なくなっても長時間点灯します」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHbek4bSLd5-UlCcWMJzEr8atGHItgyhqw3jWXqoOKpBhkFtyJ3uFKv9vmMBoigYhAhMCLO43GpyGjkJpcFuMmQQ60CYCaKw8RyD29vSjBEx-mdMsJsTvJTuDQD
JK
えー、それじゃ意味なくないですか?
先生
いや、そこがノクターンの魅力なんだ。焚火が終わった後、静かにこの炎を眺めながら過ごす時間は格別だぞ。しかも省ガス設計で、残量の少ないガス缶でも長時間使える。ガス缶の「最後のひと使い」にも最適だ。
JK
なるほど…ぼーっと炎を見つめるのは確かにいいかも。
先生
それに、動作音がない。一般的なガスランタンは「シュー」というガスの音がするが、ノクターンはほぼ無音だ。静寂を楽しむには最高の相棒だな。

リトルランプ ノクターンの主なスペック

主なスペック

  • 光源: ガス(OD缶使用)
  • 特徴: キャンドルのような穏やかな炎、無音動作、省ガス設計
  • 炎調節: 可能

こんな人におすすめ

  • 焚火の代わりに炎を楽しみたい人
  • 静かな夜を過ごしたい人
  • ガス缶の残りを使い切りたい人

注意点

  • 実用的な照明としては暗すぎる
  • 風に弱い
  • テント内では使用不可

コンパクトなガスランタン「ギガパワーランタン 天 オート」

Image Prompt: ギガパワーランタン天オートがOD缶の上に装着され、温かい光を放っている。コンパクトながら存在感のある佇まい。

先生
1998年発売のスノーピーク初のガスランタンがギガパワーランタン 天 オートだ。グッドデザイン賞も受賞している名作だな。
「1998年にスノーピーク初のガスランタンとして登場し、高い評価を受けています。そのサイズからは想像できないほどの明るさを放ち、キャンプサイト全体を優しく照らすと評されています」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGrlGeLvSwy9Ss77RS-q5N9KqdoLlT0MCzFy6FgANkj8rcY9Wy_mqf0LpxdIbr7SQz2aBBtDUJrxxI8liakLnIggfBubv1mSVUCMxawBrfWjt9tq8XlTprZ9QE9pcXlxNVIiDVKC45oB3hlDivdnpM1cgH0k9xDeQZKc_6qUC6pVjA=
JK
1998年って…私が生まれる前じゃないですか!すごいロングセラーですね。
先生
80W相当の明るさで、重量はわずか125g。この小ささでこの明るさは驚異的だ。ソロキャンプならメインランタンとして十分使える。
JK
マントルっていうのを使うんですよね?難しそう…
先生
新品のマントルは最初に「空焼き」が必要だ。屋外でガスを少量出しながらマントルを燃焼させて灰化させる。刺激臭のある煙が出るから換気に注意だな。
JK
うわ、めんどくさそう…
先生
最初だけだ。一度セットすれば、あとはオートイグナイターでスイッチを押すだけで点火できる。ただしマントルはデリケートで衝撃に弱い。予備は必ず携帯しておくこと。

ギガパワーランタン 天 オートの主なスペック

主なスペック

  • 明るさ: 80W相当
  • サイズ: φ59×95mm
  • 収納サイズ: 62×65×103mm
  • 重量: 125g(128g)
  • 材質: ステンレス、アルミニウム合金、ブラス、耐熱ガラス
  • 機能: オートイグナイター標準装備
  • 受賞歴: 1998年グッドデザイン賞
  • 付属品: 専用収納ケース

こんな人におすすめ

  • コンパクトなガスランタンが欲しい人
  • ソロキャンプのメインランタンとして使いたい人
  • 軽量ギアを求める登山者

注意点

  • グループキャンプではサブランタンとしての使用を推奨
  • マントルの取り扱いに慣れが必要
  • 低温・高所ではイグナイターが機能しないことがある

メインランタンの王道「ギガパワー BFランタン」

Image Prompt: 夜のキャンプサイトでギガパワーBFランタンがタープ下に吊り下げられ、サイト全体を明るく照らしている。大光量のガスランタンの迫力。

先生
スノーピークのガスランタンで最も明るいのがギガパワー BFランタンだ。170W相当、2,700ルーメンという大光量はキャンプサイト全体を照らせる。
「170W相当という大光量を誇り、サイト全体を明るく照らすメインランタンとして設計されています」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQH7RCa_h-fYx3Fipordead01XnKrN5t7e28C3d5_R6Xsd1Uykz19umwVY0DT2P80nC2A4C0Sz55lCRcarMsNBlgmLXjODumErdfiE7HHq624za0L0wMpoV2aKXpw0mz0KslnmkxVI4=
JK
170Wって、家のリビングの照明みたいじゃないですか?
先生
そうだな。実際に10畳・高さ3mの広さでも満足に照らせるという評価だ。ファミリーキャンプやグループキャンプのメインランタンとして人気が高い。
JK
でもその分、重いんじゃないですか?
先生
ヘッド部分だけで1,025gある。確かに軽くはない。だが専用収納ケースが付属していて、ガラスグローブも2分割方式でメンテナンスしやすい設計になっている。
JK
ガソリンランタンと比べてどうなんですか?
先生
ガソリンランタンはポンピング作業が必要だが、BFランタンはOD缶をセットしてつまみを回し、イグナイターで点火するだけ。初心者でも扱いやすい。

ギガパワー BFランタンの主なスペック

主なスペック

  • 明るさ: 170W相当(2,700lm)
  • サイズ: 直径130mm×高さ235mm
  • 重量: 1,025g(ヘッドのみ)
  • ガス消費量: 約80g/h
  • 材質: ステンレス、アルミニウム合金、ブラス、耐熱ガラス
  • 付属品: 専用収納ケース、マントル1枚
  • 機能: オートイグナイタ付き、ガラスグローブ2分割方式

こんな人におすすめ

  • ファミリー・グループキャンプのメインランタンが欲しい人
  • 大光量で明るいサイトを作りたい人
  • ガソリンランタンのポンピングが面倒な人

注意点

  • 重量が1kg超えで携帯性は劣る
  • 低温環境(10℃以下)ではプロイソガス推奨
  • 人気商品のため品薄になることがある

大きな炎の揺らぎ「ニクス」

Image Prompt: ニクスが夜のテーブルで大きな炎を揺らめかせている。焚火のような雰囲気を醸し出すガスランタン。

先生
2024年に登場したニクス(Nyx)は、ノクターンの進化版とも言えるガスランタンだ。
JK
ニクス?また神話っぽい名前…
先生
ギリシャ神話の夜の女神「ニュクス」から名付けられている。最大の特徴はノクターンの約3倍の大きな炎を再現していることだ。
「樹木が燃えるような大きな炎の揺らぎを再現することを特徴としています。ギリシャ神話の夜の女神「ニュクス」から名付けられました」
出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQF2HEC6Nd9WEsNMq6dXMDY1h2N_cupl2PntuSKy4cyjFtLK5NR0JQC0Gt6MyC8zCnFXRmqDk0IaGo00N47uDOd895RxXtvp4BGFYXyeArbT9EOOxHqcxB_AG4pBJ_k=
JK
3倍!それは迫力ありそう。でも高そう…
先生
本体と収納ケースのセットで19,800円だ。正直安くはない。燃費も約30g/hとノクターンより悪い。
JK
うーん、実用性で考えると微妙かも?
先生
ニクスは実用性というより「炎を眺める」という体験に価値がある製品だ。焚火禁止のキャンプ場でも、揺らめく炎を楽しめる。そういう特別な時間を求める人向けだな。
JK
なるほど。アウトドアって効率だけじゃないってことですね。
先生
その通り。マントルを使わない設計で複数の小さな穴から炎が出る仕組みだから、メンテナンスも楽だぞ。

ニクスの主なスペック

主なスペック

  • サイズ: Φ90×155mm
  • 重量: 345g
  • ガス消費量: 約30g/h
  • 材質: ステンレス、スチール、アルミニウム合金、樹脂、耐熱ガラス
  • 燃料: OD缶
  • 価格: 19,800円(本体+収納ケースセット)
  • 特徴: マントル不使用

こんな人におすすめ

  • 焚火の代わりに大きな炎を楽しみたい人
  • 雰囲気重視でゆっくり過ごしたい人
  • 焚火禁止のキャンプ場をよく利用する人

注意点

  • 価格が高め
  • 燃費は良くない
  • 照明としての実用性は低い

LED vs ガス、結局どっちがいいの?

JK
先生、結局LEDとガスはどっちを買えばいいんですか?
先生
一概には言えない。用途によって使い分けるのがベストだ。
JK
でもどちらか1つしか買えないとしたら?
先生
そうだな…テント内でも使いたいならLED一択だ。ガスランタンはテント内で使うと一酸化炭素中毒の危険がある。
JK
じゃあLEDの方が優れてるんですか?
先生
いや、サイト全体を明るく照らしたいならガスの方が有利だ。BFランタンの170W相当はLEDではなかなか実現できない。炎の雰囲気も代えがたい。

LEDランタンのメリット・デメリット

メリット

  • 火を使わないため安全(テント内、子供がいる環境でもOK)
  • ボタン操作で簡単に点灯・調光
  • ゆらぎモード等の独自機能で雰囲気作りも可能
  • マントル交換不要でメンテナンスが容易
  • コンパクト・軽量

デメリット

  • 光量はガスランタンに劣ることが多い
  • ガスの炎のような「趣」には劣る
  • 充電・電池残量の管理が必要

ガスランタンのメリット・デメリット

メリット

  • 高い光量(BFランタンは170W相当)
  • 炎の揺らめきによる雰囲気のある灯り
  • 燃料がバーナー等と併用可能
  • オートイグナイター付きで操作が簡単

デメリット

  • 火傷・火災のリスクがある
  • テント内など密閉空間での使用不可
  • マントルの取り扱いが必要
  • LEDより燃焼時間が短く、燃料費がかさむ
  • 低温下では光量が不安定になることがある

シーン別おすすめランタンまとめ

JK
結局私は何を買えばいいんですか?ソロキャンプデビューしたいんですけど。
先生
ソロキャンプか。まずはセレスかほおずきをおすすめする。テント内で使えて、充電式なら電池のストック管理も不要だ。
JK
雰囲気も欲しいんですけど…
先生
ならノクターンを追加するのが良い。LEDでテント内を照らし、ノクターンで外で炎を眺める。これが私の一押しだ。
JK
なるほど!組み合わせるんですね。
先生
その通り。ランタンは「1つで完結」というより、メイン・サブ・雰囲気用で使い分けるのが理想だな。

シーン別おすすめ

シーン おすすめモデル タイプ
ソロキャンプ・テント内 セレス / ほおずき LED
ファミリーキャンプ・メイン ギガパワーBFランタン / ギガパワーランタンHL ガス / LED
テーブル・雰囲気作り リトルランプ ノクターン / ギガパワーランタンTL ガス / LED
焚火の代わり ニクス ガス
手軽なアクセント照明 たねほおずき / RBたねほおずき LED
メイン+雰囲気 ギガパワーランタン天 + ノクターン ガス

まとめ・比較表

JK
うーん、いっぱい聞いて頭がパンクしそう…最後にまとめてください!
先生
では全モデルを一覧にしよう。
モデル名 タイプ 明るさ 電源 重量 特徴
ほおずき LED 100lm 乾電池/充電池 - ゆらぎ・おやすみモード
たねほおずき LED 60lm 乾電池 - マグネット装着可
RBたねほおずき LED 60lm USB-C充電 - 充電式・3色展開
セレス LED 上720lm/下260lm USB-C充電 450g 上下独立光源
ギガパワーランタンTL LED 135lm 専用バッテリー 290g カラーLED搭載
ギガパワーランタンHL LED 1000lm 専用バッテリー - LED最大光量
リトルランプ ノクターン ガス OD缶 - 穏やかな炎・省ガス
ギガパワーランタン天 ガス 80W相当 OD缶 125g コンパクト・グッドデザイン賞
ギガパワーBFランタン ガス 170W相当 OD缶 1025g 大光量メインランタン
ニクス ガス OD缶 345g 大きな炎の揺らぎ
JK
わー、こうして見ると全然違うんですね。私はまずほおずきから始めようかな。
先生
良い選択だ。スノーピークは永久保証が付いている製品も多い。「修理しながら長く使ってもらいたい」というブランドの理念がある。最初の1台から長く付き合えるぞ。
JK
永久保証!それは心強いですね。よし、お店で実物を見てきます!
先生
ぜひそうしてくれ。実際に点灯させてみると、光の質感がよくわかる。特にLEDの暖色とガスの炎の違いは、見比べないとわからないからな。

Q&A

Q1: スノーピークのランタンはテント内で使えますか?

A
LEDランタン(ほおずき、たねほおずき、セレスなど)はテント内で安全に使用できます。ガスランタンは一酸化炭素中毒の危険があるため、テント内での使用は禁止されています。

Q2: ギガパワーランタンのマントルはどのくらい持ちますか?

A
使用頻度や取り扱いによりますが、通常は数回〜十数回のキャンプで交換が必要です。マントルはデリケートで衝撃に弱いため、移動時に破損することも。予備マントルは必ず携帯しましょう。

Q3: RBたねほおずきと通常のたねほおずき、どちらがおすすめ?

A
環境配慮やランニングコストを考えるならRBたねほおずき(充電式)がおすすめです。ただし充電を忘れると使えないため、長期キャンプでは乾電池式の方が安心という意見もあります。

Q4: ギガパワーバッテリーは必須ですか?

A
ギガパワーランタンTLとHLはギガパワーバッテリー専用設計です。市販の乾電池やモバイルバッテリーでは使用できません。初期投資は高くなりますが、スマホ充電にも使えるため無駄にはなりません。

Q5: 寒い時期でもガスランタンは使えますか?

A
低温環境(10℃以下)では光量が不安定になることがあります。スノーピークのプロイソガス(寒冷地用)を使用することで安定した点灯が可能です。また、オートイグナイターが機能しないこともあるため、マッチやライターを携帯しましょう。

Q6: ノクターンとニクスはどう違いますか?

A
ノクターンは小さな穏やかな炎で静かな雰囲気を楽しむタイプ。ニクスはノクターンの約3倍の大きな炎で、より焚火に近いダイナミックな揺らめきを再現しています。価格はニクスの方が高く(19,800円)、ガス消費量も多いです。