Tags: Accessories
導入
先生、山でサングラスしてる人って、なんか気取ってません? 芸能人ぶってるというか…。眩しいのは我慢すればいいし、景色が暗くなるのが嫌なんですけど。
我慢すれば、将来「白内障」になるぞ。
標高が1000m上がると、紫外線は10%以上増える。
雪山なら反射で2倍だ。
サングラスはファッションではなく、「目の保護具」だ。
そして、最新のレンズは景色を暗くするどころか、「コントラストを上げて景色をクッキリ見せる」機能がある。
今日は、ギラつきを抑える「偏光レンズ」と、明るさが変わる「調光レンズ」の選び方を解説する。
Image Prompt: サングラスありとなしの視界比較。なしだと太陽光が眩しくて白飛びしているが、ありだと空の青さや雲の輪郭、山の緑がクッキリ見えている様子。
第1章: 紫外線の恐怖と目の疲労
目が日焼けすると、脳が「疲れた」と勘違いして全身がダルくなる。
1. 雪目(雪眼炎)
雪山で裸眼で過ごすと、角膜が火傷して、夜に激痛が走る。
目が開けられないほどの痛みだ。
夏山でも、長時間紫外線を浴び続けると、目が充血し、涙が止まらなくなる。
目が日焼けするなんて知りませんでした。肌だけ塗ってればいいと思ってた。
2. 物理的な保護
紫外線だけでなく、強風による乾燥、砂埃、藪漕ぎでの枝の跳ね返りからも目を守る。
コンタクトレンズの人は特に必須だ。
第2章: レンズの機能(偏光 vs 調光)
1. 偏光レンズ(Polarized)
乱反射(ギラつき)をカットする。
水面のキラキラや、葉っぱのテカリを抑えるので、景色がクリアに見える。
雲の輪郭や、遠くの山並みがクッキリ見えるので、景色を楽しみたい人におすすめだ。
ただし、スマホの画面が見えにくくなることがある。
景色が綺麗に見えるならアリかも。スマホ見えないのは困るけど。
2. 調光レンズ(Photochromic)
紫外線の量に合わせて、レンズの色(濃さ)が勝手に変わる。
日向では濃くなり、樹林帯や夕方は薄くなる。
「掛けっぱなしでいい」のが最大のメリットだ。
いちいち外すのが面倒な人はこれが最強だ。
第3章: フレームの形状とフィット感
1. 遮光性(カーブ)
顔のカーブに沿った「ハイカーブレンズ」がおすすめだ。
隙間から入ってくる光や風を防げる。
横からの光が入ると、レンズ裏面で反射して見にくくなるからな。
2. ズレにくさ
汗をかいてもズレないように、ノーズパッドやテンプル(つる)に滑り止めがついているものを選ぶ。
下を向いた時にズレるとストレスだ。
アジアンフィット(日本人向け)モデルなら安心だ。
第4章: レンズカラーの選び方
1. グレー系
自然な色合いで見える。長時間掛けていても違和感がない。
2. ブラウン系
コントラストを高める。曇りの日や、岩場の凹凸を見やすくする。
3. 可視光線透過率
登山なら20%〜30%くらいが使いやすい。
10%以下だと、樹林帯に入った時に暗すぎて見えない。
結論: 景色を「より美しく」見るためのフィルター
まとめよう。登山用サングラスの実用性は以下の通りだ。
- 眼病予防: 強烈な紫外線から角膜と水晶体を守る。
- 疲労軽減: 目の疲れを防ぎ、全身のスタミナを温存する。
- 視認性向上: 偏光レンズで景色がクッキリ見える。
景色が綺麗に見えるなら掛けたいです! カッコつけとか言ってすみません。
サングラス越しの空の青さは、裸眼よりも深い。
「暗くなる」のではなく「鮮やかになる」体験をぜひしてほしい。
オークリーやスワンズなど、スポーツ用ブランドのものなら、軽くて視界も歪まないぞ。
免責事項
※本記事の情報は執筆時点のものです。メーカーの仕様変更などにより、製品名やスペックが変わる場合があります。購入の際は公式サイトや店頭で最新情報をご確認ください。