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登山者が山頂で朝日を浴びながら、フリースジャケットを羽織りレイヤリングを調整している様子。

導入

「登山って、何を着ていけばいいかわからない…」「山で汗をかいたら急に寒くなって震えた」——そんな経験はありませんか?

登山における服装選びは、単なるファッションではなく命に関わる重要なスキルです。正しい重ね着の技術、つまり「レイヤリング」を知らないと、最悪の場合は低体温症で命を落とす危険すらあります。

この記事では、登山初心者が必ず知っておくべきレイヤリングの基本から、素材選び、季節別の組み合わせ、そして「なぜ綿はダメなのか」という科学的根拠まで、JKと先生の会話形式で徹底解説します。


登場人物紹介

JK
登山初心者。見た目重視で「かわいい」にこだわるが、専門用語には「呪文ですか?」と反応する。素直に疑問や不満を口にする読者の代弁者。
先生
登山歴20年のベテラン。機能美を愛し、道具への知識は深い。初心者にもわかりやすく、時に厳しく解説する。

レイヤリングって何?基本の3層構造を知ろう

JK
先生、レイヤリングって何ですか?ただの重ね着じゃないんですか?
先生
まあ、そうなんだが、ただ重ねるだけじゃダメだ。レイヤリングとは、それぞれの層に役割を持たせて体温を調整する技術のことだ。
JK
役割?服に役割があるんですか?
先生
そうだ。基本は3層構造で考える。

参考情報: 「登山ウェアは、主に「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3層で構成されるのが基本です」

出典https://www.yamakei-online.com/

3層構造の役割

レイヤー 役割
ベースレイヤー(肌着) 汗を吸って外へ逃がす 速乾Tシャツ、メリノウール
ミドルレイヤー(中間着) 保温する フリース、インサレーション
アウターレイヤー(外殻) 雨・風・雪を防ぐ レインウェア、ハードシェル
JK
へぇ、肌着から外側まで全部に意味があるんですね。でも、なんでわざわざ分けるんですか?1枚で全部できる最強の服を着ればいいのに。
先生
それがないんだ。保温性と通気性、防水性は相反する性能だからな。1枚で全部こなそうとすると、どこかで必ず妥協が生まれる。
JK
なるほど…だから分業制なんですね。
先生
その通り。そして状況に応じて脱ぎ着することで、常に快適な状態を保つ。これがレイヤリングの本質だ。

【超重要】綿がNGな科学的理由

JK
先生、私いつもユニクロの綿Tで登山してるんですけど、ダメなんですか?肌触りいいし。
先生
…それは今すぐやめるべきだ。登山における綿素材は命に関わるリスクがある。
JK
えっ、大げさじゃないですか?
先生
いいか、科学的に説明しよう。

参考情報: 「水は空気と比較して約25倍も熱を伝えやすい性質(熱伝導率が高い)を持っています。濡れた綿の衣類が肌に密着していると、体から外界へ効率的に熱が伝わり、体温が急速に低下します」

出典https://www.descente.co.jp/

綿がダメな3つの理由

1. 吸うけど乾かない

綿は汗をよく吸うが、繊維が水分を溜め込む性質があり、一度濡れると全然乾かない

2. 気化熱で体温を奪う

汗が蒸発するとき、体表面から熱を奪う(気化熱)。綿は乾燥が遅いから、延々と体温を奪い続ける

3. 水の熱伝導率は空気の25倍

濡れた綿が肌に張り付くと、水を通じて体の熱が外に逃げていく。空気より25倍も熱を伝えやすいから、みるみる体が冷える。

JK
ひえっ…そんなに違うんですか…
先生
結果として、汗冷え→低体温症という最悪のシナリオに繋がる。山では気温も下がり、風も吹く。濡れた綿を着たまま稜線に出たら、夏でも凍えることがあるぞ。
JK
こわっ…今日からユニクロ綿Tは封印します…

ベースレイヤー:肌に触れる一番大事な層

JK
じゃあ肌着は何を着ればいいんですか?
先生
大きく分けて化学繊維メリノウール、そして両方を混ぜたハイブリッド素材がある。

素材比較:化繊 vs メリノウール vs ハイブリッド

項目 化繊(ポリエステル等) メリノウール ハイブリッド
速乾性 ◎ 非常に速い △ ゆっくり ○ 中間
保温性 △ 濡れると冷える ◎ 濡れても暖かい ○ バランス良好
防臭性 × 臭いやすい ◎ 数日OKレベル ○ まずまず
耐久性 ◎ 丈夫 △ 毛玉できやすい ○ 中間
価格 ○ お手頃 × 高い △ やや高い
フィット ○ 体にフィット ◎ 柔らかく心地よい ○ 良好
JK
メリノウール?ウールって、あのモフモフの羊毛ですか?チクチクしないんですか?
先生
メリノウールは繊維がとても細いから、チクチクしにくい。それに自重の35%もの水分を吸収できる上に、濡れても保温性が落ちにくいという特性がある。

参考情報: 「メリノウールは、メリノ種の羊から採れる天然素材で、自重の最大35%もの湿気を吸収できる」

出典https://funq.jp/

JK
へー、それはすごい。じゃあ全部メリノウールにすればいいじゃないですか。
先生
万能ではないぞ。メリノウールは乾きが遅いし、価格も高い。激しく動いて大量に汗をかくトレランのような活動なら、速乾性重視で化繊がいい。
JK
使い分けが大事なんですね。
先生
そういうことだ。季節や活動内容で選ぶのがポイントだ。

ベースレイヤー選びの目安

季節・活動 おすすめ素材
夏・トレラン(大量発汗) 薄手の化繊
春・秋の日帰り登山 中厚手メリノ or ハイブリッド
冬・雪山 厚手メリノ or ハイブリッド
山小屋泊・縦走 メリノ(防臭性重視)

ドライレイヤー:汗冷え対策の切り札

JK
先生、最近「ドライレイヤー」って聞くんですけど、ベースレイヤーと違うんですか?
先生
いい質問だ。ドライレイヤーはベースレイヤーのさらに下、肌に一番近い位置に着るものだ。3層に加えて4層目として考える。
JK
えっ、そんなに重ね着するんですか?暑そう…
先生
いや、ドライレイヤーは極薄のメッシュ素材だ。それ自体は保温しない。強力な撥水性で汗を弾いて、上のベースレイヤーに移行させるのが仕事だ。

参考情報: 「柔らかな極薄メッシュ生地に、強力な撥水性をプラス。吸汗速乾ウエアの下に着ることで、肌に最も近い「ドライレイヤー®」が水を弾き、汗や濡れによる冷えを防ぎます」

出典https://www.finetrack.com/drylayer/

JK
なるほど、肌を常にサラサラに保つってことですね。
先生
その通り。特に冬山では汗冷え=低体温症リスクだから、ドライレイヤーは必須級の装備と言っていい。

ドライレイヤーの2大ブランド

ファイントラック ドライレイヤー

  • アプローチ: 生地に強力な撥水加工。汗を水玉のように弾く
  • ラインナップ:
    • ベーシック(オールシーズン): ¥4,950〜
    • クール(夏向け、涼しい): ¥5,830〜
    • ウォーム(冬向け、暖かい)
  • 実績: 購入者の96%が効果に満足

ミレー ドライナミックメッシュ

  • アプローチ: 厚みのあるメッシュ(通称「アミアミ」)で濡れたウェアの張り付きを防ぐ
  • 特徴: 空気の層で保温性もプラス
JK
あのアミアミってそういう意味だったんですね。見た目はちょっとアレですけど…
先生
機能性に振り切ったデザインだな。ただ、効果は折り紙付きだ。
JK
見えないところで着るからいいですもんね。

ミドルレイヤー:保温と通気のバランスが命

JK
次は中間着ですね。フリースとかダウンとか色々あるけど、何が違うんですか?
先生
いい質問だ。ミドルレイヤーは大きく3種類ある。

ミドルレイヤーの種類

1. フリース

参考情報: 「起毛素材で空気を多く含み、保温性に優れています。汗を吸い上げて処理する機能も持ち、伸縮性が高く動きやすい」

出典https://www.yamahack.com/

主なスペック

  • 保温性と通気性のバランスが良い
  • ストレッチ性が高く動きやすい
  • 種類が豊富(薄手〜厚手)
  • 比較的丈夫で長持ち

こんな人におすすめ

  • 幅広い季節で使いたい人
  • 岩場など動きが多いルートを行く人
  • 1着で汎用性を求める人

注意点

  • 風を通しやすい(アウターとの併用が基本)
  • 厚手はかさばりやすい
JK
フリースって安いやつもあるけど、登山用と何が違うんですか?
先生
登山用は通気性や速乾性、軽量性が考慮されている。安価なものは保温だけで、汗処理が追いつかないことが多い。

2. ダウンインサレーション

主なスペック

  • 非常に軽量
  • コンパクトに収納可能
  • 保温力が極めて高い

こんな人におすすめ

  • テント泊や山小屋での停滞用
  • 休憩時の防寒着として
  • できるだけ荷物を軽くしたい人

注意点

  • 水濡れに弱い(汗や雨で保温力が激減)
  • 行動中に着ると暑くなりすぎる

参考情報: 「ダウン製品は軽量でコンパクトですが、濡れると保温性が低下するため注意が必要です」

出典https://www.teton-bros.com/

JK
えっ、ダウンって濡れちゃダメなんですか?
先生
そうだ。羽毛がしぼんで空気を含まなくなり、保温力が一気に落ちる。だから行動中ではなく、休憩時やテント内で着るのが基本だ。

3. 化繊インサレーション(アクティブインサレーション)

参考情報: 「アクティブインサレーションは、保温性と同時に高い通気性を備え、行動中に着用してもオーバーヒートしにくいように設計されています」

出典https://www.outdoorgearzine.com/

主なスペック

  • 濡れても保温性を維持
  • 高い通気性でオーバーヒートしにくい
  • 速乾性に優れる
  • 行動中に着たまま動ける

こんな人におすすめ

  • 雪山を行動しながら保温したい人
  • 汗をかきやすい人
  • 濡れる環境が多い人

注意点

  • ダウンよりかさばる場合がある
  • 通気性が低いモデルだと蒸れることも
JK
化繊ってダウンより安っぽいイメージがあったんですけど、登山向きなんですね。
先生
最近の化繊インサレーションは濡れに強く、行動中に着られるという点でダウンより優れている場面も多い。特に日本の湿度の高い環境ではな。

ミドルレイヤーの使い分け

用途 おすすめ
行動中の保温 アクティブインサレーション、薄手フリース
休憩・停滞時 ダウン
オールラウンド 中厚手フリース
雪山の行動着 化繊インサレーション

アウターレイヤー:最後の砦

JK
アウターって、レインウェアのことですよね?
先生
レインウェアはアウターの一種だが、他にもハードシェルソフトシェルがある。

アウターの種類

1. ハードシェル

参考情報: 「ハードシェルは高い防水・防風・耐久性能を持ち、厳冬期や悪天候時の登山に不可欠」

出典https://note.com/

主なスペック

  • 高い防水性・防風性(耐水圧20,000mm以上)
  • 優れた耐久性(岩やピッケルにも強い)
  • GORE-TEXなどの防水透湿素材が主流
  • ベンチレーション機能で温度調整

こんな人におすすめ

  • 雪山登山をする人
  • 縦走や悪天候での行動が多い人
  • 耐久性を重視する人

注意点

  • 生地が硬めでシャカシャカ音がする
  • 価格が高い傾向
JK
ハードシェルって名前からして硬そう。動きにくくないですか?
先生
確かにソフトシェルより硬いが、最近のモデルは立体裁断で動きやすくなっている。それに、雪山の吹雪や氷点下の強風ではハードシェルがないと危険だ。

2. ソフトシェル

参考情報: 「ソフトシェルは、撥水性、防風性、通気性、ストレッチ性をバランス良く兼ね備えたウェアです。『着たまま動ける』快適さが最大の魅力」

出典https://stridelab.jp/

主なスペック

  • 撥水性・防風性・通気性・ストレッチ性のバランス
  • 柔らかく動きやすい
  • 蒸れにくく快適

こんな人におすすめ

  • 春・秋の行動着として
  • 動きの多いアクティビティ
  • 1枚で行動したい人

注意点

  • 完全防水ではない(本降りの雨はNG)
  • 上にレインウェアを持参する必要あり
JK
じゃあソフトシェルって、ちょっとした雨くらいなら大丈夫ってことですか?
先生
小雨程度なら撥水で弾くが、本降りには対応できない。あくまで行動着としての快適さを重視したウェアだと思ってくれ。

3. レインウェア

主なスペック

  • 防水性・透湿性・防風性
  • 軽量・コンパクト収納
  • 上下セパレートタイプが登山の基本
  • 視認性の高い色(赤・黄)が遭難時に有利

こんな人におすすめ

  • 日帰り登山メイン
  • 軽量化を重視
  • まず1着目のアウターを買う人

注意点

  • ハードシェルより耐久性は劣る
  • 長時間の悪天候には厳しい場合も
JK
結局、レインウェアとハードシェルは何が違うんですか?
先生
最大の違いは「雨をしのぐ」か「自然の脅威から身を守る」かだ。
項目 レインウェア ハードシェル
目的 雨対策 総合的な防護
耐久性 普通 高い
防風性 中程度 非常に高い
用途 日帰り・低山 縦走・雪山
JK
なるほど、日帰りならレインウェアで十分だけど、本格的な山ならハードシェルってことですね。

季節別レイヤリング組み合わせ例

JK
先生、季節ごとにどう組み合わせればいいか教えてください!
先生
よし、具体例を挙げよう。

春(寒暖差が大きい・天候変化に注意)

レイヤー アイテム例
ベース 速乾化繊 or 薄手メリノウール長袖
ミドル 薄手フリース or ライトジャケット
アウター 防風・防水アウター必携
ボトムス 通気性重視のトレッキングパンツ
JK
春って油断しがちですよね。
先生
そうだ。麓は暖かくても、山頂は真冬並みに寒いこともある。脱ぎ着できる準備が大切だ。

夏(暑いが高山は低温・紫外線対策)

レイヤー アイテム例
ベース 化繊 or 薄手メリノ(半袖/長袖)
ミドル 薄手ウィンドブレーカー(高山は軽量フリース携行)
アウター 完全防水レインウェア必携
ボトムス 薄手長ズボン or ショートパンツ+タイツ
JK
夏でもレインウェア必要なんですか?
先生
山の天気は急変する。夏でも夕立で低体温症になる事故は珍しくない。レインウェアは年間通して必携だ。

秋(紅葉シーズン・朝晩の冷え込み)

レイヤー アイテム例
ドライ ドライレイヤー推奨
ベース 化繊 or ウール混長袖
ミドル 薄め〜中厚フリース
アウター ソフトシェル活躍、完全防水アウター携行
小物 グローブ、ネックウォーマー準備
JK
秋って一番気持ちいい季節ですよね。
先生
そうだな。だが、寒暖差が最も激しい季節でもある。行動中は汗をかき、休憩時は一気に冷える。

冬(厳しい寒さ・防寒最優先・汗冷え=致命的)

参考情報: 「冬山では汗冷え防止に特に重要で、汗を素肌から切り離し、肌をドライに保ちます」

出典https://www.yamap.com/

レイヤー アイテム例
ドライ 必須(ぴったりフィット)
ベース 厚手メリノウール or 保温性化繊
ミドル 化繊インサレーション or テクニカルフリース+ダウン携行
アウター ハードシェル(防寒・防水・透湿)
小物 グローブ(アウター+インナー)、厚手ソックス、帽子、サングラス
JK
冬山って装備が多いですね…
先生
冬山では汗冷え=低体温症=死という等式が成り立つ。だからこそ、ドライレイヤーからハードシェルまで、全てのレイヤーが重要なんだ。

脱ぎ着のタイミング:レイヤリングの真髄

JK
どのタイミングで脱いだり着たりすればいいんですか?
先生
これがレイヤリングの最も大事なポイントだ。

参考情報: 「暑いと感じる前に1枚脱ぐ、寒いと感じる前に1枚羽織るなど、積極的にレイヤーを調整しましょう」

出典https://www.yamakei-online.com/

脱ぎ着のタイミング

タイミング 対応
登り始め 朝寒くてもミドル/アウターを1枚脱いで薄着でスタート
行動中 暑いと感じる前に脱ぐ。ジッパー開閉で微調整
休憩中 行動停止後すぐに保温着を羽織る(急速に冷える)
天候変化 雨や風に備えアウターをすぐ着用できる準備
JK
「暑くなる前に脱ぐ」って難しくないですか?
先生
最初は難しい。だが、汗をかき始めたらもう遅いと思ってくれ。汗をかいてから脱いでも、すでに服は濡れている。その濡れた服を着たまま休憩に入ると——
JK
汗冷え地獄…!
先生
その通り。だからちょっと肌寒いくらいで歩き始めるのがコツだ。

よくある失敗例

  1. 登り始めに厚着しすぎ → すぐ汗だく → 休憩で汗冷え
  2. 休憩時にすぐ着ない → 体が冷えきってから着ても遅い
  3. 脱ぎ着を面倒がる → オーバーヒートか冷えのどちらか
JK
こまめに調整するのが大事なんですね。
先生
そうだ。レイヤリングは動的なシステムだ。着る・脱ぐを繰り返してこそ機能する。

おすすめブランド&製品

JK
具体的にどのメーカーのどれを買えばいいですか?
先生
では代表的なものを紹介しよう。

ベースレイヤー

モンベル(Montbell)

参考情報: 「ジオラインは化学繊維製のベースレイヤーで、吸湿速乾性に優れ、汗冷えを防ぐ効果が高い」

出典https://www.montbell.jp/

シリーズ 特徴 季節
ジオライン L.W. 薄手・速乾 夏〜秋
ジオライン M.W. 中厚手・オールラウンド 春秋・冬行動着
ジオライン EXP. 厚手・保温重視 厳冬期
ジオライン クールメッシュ 涼しい 真夏
スーパーメリノウール 保温・防臭 秋冬
JK
モンベルって日本のブランドですよね。お店も多いし買いやすいかも。
先生
コスパが良く、品質も安定している。初心者の最初の1着にはおすすめだ。

パタゴニア(Patagonia)キャプリーンシリーズ

参考情報: 「キャプリーンクールデイリーは、山でも日常でも使える汎用性の高いモデル。吸湿速乾性、伸縮性、防臭加工に優れ、シルクのような滑らかな肌触り」

出典https://www.yamap.com/

モデル 特徴 用途
クール・デイリー 汎用性高い・防臭加工 普段使い〜登山
クール・ライトウェイト 最軽量 トレラン・高負荷
ミッドウェイト 適度な厚み・万能 寒い時期の行動
サーマルウェイト 厚手・高通気・保温 冬の激しい活動
JK
パタゴニアってオシャレなイメージありますけど、機能性もちゃんとしてるんですね。
先生
環境への配慮もブランドの特徴だ。リサイクル素材を多く使っている。

アークテリクス(Arc'teryx)

モデル 特徴 用途
ロー LT クルーネック Torrent™素材・吸湿発散 オールラウンド
サトロ メリノウール クルー 240gsm中厚手メリノ 長時間活動
JK
アークテリクスって高いですよね…
先生
確かに高価だが、機能性とデザインは一級品だ。予算に余裕があれば検討してもいい。

まとめ:レイヤリング成功の7か条

JK
先生、今日はいっぱい教わりました!最後にまとめてもらえますか?
先生
よし、レイヤリング成功の7か条をまとめよう。
  1. 綿は絶対NG — 科学的に汗冷えを引き起こす死の素材
  2. 3層(+ドライレイヤー)の役割を理解 — 各層が連携して機能する
  3. 素材選びは季節と活動に合わせる — 化繊 vs メリノウール
  4. こまめな脱ぎ着 — 汗をかく前に脱ぐ、冷える前に着る
  5. ドライレイヤーは汗冷え対策の切り札 — 特に冬山では必須級
  6. ミドルは用途で使い分け — 行動中は通気性、休憩時は保温性
  7. アウターは天候と環境に合わせる — ハードシェル vs ソフトシェル vs レインウェア
JK
最初は覚えること多いけど、慣れたら自然にできそうですね!
先生
そうだ。最初は面倒に感じるかもしれないが、一度体で覚えれば無意識にできるようになる。それが山で生き延びるための技術だ。
JK
よーし、まずはユニクロ綿Tを卒業するところから始めます!
先生
いい心がけだ。まずはベースレイヤーを1着買ってみろ。そこから世界が変わるぞ。

比較表:レイヤリング早見表

レイヤー 役割 主な素材・種類 ポイント
ドライレイヤー 肌をサラサラに 撥水メッシュ 冬山では必須級
ベースレイヤー 汗を吸って発散 化繊・メリノウール・ハイブリッド 綿はNG
ミドルレイヤー 保温・通気 フリース・ダウン・化繊インサレーション 用途で使い分け
アウターレイヤー 雨風雪から守る ハードシェル・ソフトシェル・レインウェア 環境で選択

先生の最後のアドバイス

レイヤリングは登山の基本中の基本だ。正しい知識と装備があれば、山はもっと快適で安全になる。逆に、レイヤリングを軽視すれば命に関わる。ぜひこの記事を参考に、自分に合ったレイヤリングシステムを構築してくれ。