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カリマーのフリースを着た登山者が冬山を歩く写真

導入

「カリマーのフリース、種類多すぎない?」

公式サイトを見てみると、Journey、GRPN、Trail、Octa…と、聞き慣れない名前のシリーズがズラリ。しかも、それぞれに「thermal」だの「mountain」だのバリエーションまであって、選ぶのが難しい。

「グラフェンとか、Octaとか、専門用語が多くて何がなんだか…」 「ていうか、パタゴニアのレトロXとかモンベルのクリマプラスの方が有名じゃないですか?カリマーって何が違うんですか?」

確かに、フリースといえばパタゴニアやモンベルのイメージが強いかもしれない。でも、実はカリマーのフリースには、他ブランドにはない次世代素材を使った革新的なモデルや、登山に特化した機能性、そしてクラシックとテクニカルの絶妙なバランスがあるんだ。

この記事では、カリマーのフリース全シリーズを徹底解説し、どれを選べばいいのか、どんなシーンで使えるのかを分かりやすく説明していく。


登場人物紹介

JK
登山を始めたばかりの初心者。見た目重視で、専門用語が苦手。「かわいい」「軽い」「安い」が大事。
先生
登山歴20年のベテランガイド。機能性と実用性を重視する職人気質。道具への愛と知識が深い。

なぜカリマーのフリースは種類が多いのか?

JK
先生、カリマーのフリースってめちゃくちゃ種類ありますよね。なんでこんなに分かれてるんですか?
先生
良い質問だな。カリマーは1946年創業のイギリスのブランドで、「Carry More(もっと運べる)」が語源だ。バックパックで有名だが、ウェアも実はかなり力を入れている。
JK
へえ、イギリスなんですね。パタゴニアはアメリカ、モンベルは日本…。
先生
そうだ。で、フリースに関しても、用途別に最適な素材と機能を追求した結果、複数のシリーズが生まれたんだ。大きく分けると以下のようになる。
  • Journey(ジャーニー):クラシックデザイン、保温性重視、タウンユースも可
  • GRPN(グラフェン):次世代素材グラフェン採用、軽量高保温、冬山向け
  • Trail(トレイル):軽量マイクロフリース、ミッドレイヤー、撥水性
  • Octa(オクタ):タコ足型断面繊維、吸汗速乾、通気性重視
JK
ジャーニー、グラフェン、トレイル、オクタ…覚えられるかな。
先生
最初は混乱するかもしれないが、一つずつ見ていけば分かる。それぞれに明確な特徴があるから、自分の使い方に合ったものを選べばいいんだ。

クラシックな保温性なら「Journey(ジャーニー)」

先生
まずはJourney(ジャーニー)シリーズから紹介しよう。これは、カリマーのフリースの中でもクラシックなデザインと確かな保温性を両立したモデルだ。
JK
クラシックって、見た目がレトロってことですか?
先生
そうだな。登山でも使える高機能フリースだが、街で着ていても違和感がないデザインになっている。使われている素材は、Polartec社の「Thermal Pro」だ。
JK
サーマルプロ…?
先生
保温性に優れた、柔らかな着心地のフリース生地だ。セーターニットのようなクラシックな質感で、撥水性や速乾性も備えている。しかも、裏地は肌触りの良い起毛タイプだから、着ていて本当に気持ちがいいぞ。

Image Prompt: カリマーのJourneyフリースを着た女性が、秋の紅葉の山道を歩くシーン。クラシックなデザインが自然に溶け込んでいる。

JK
ふわふわしてそうで良いですね!街でも着られるなら、コスパ良さそう。
先生
その通りだ。Journeyシリーズには、以下のようなラインナップがある。
  • Journey Parka:ニット調のフリースジャケット
  • フリースシャツジャケット:小物の収納に便利なポケット配置
  • フリースクルー:肘部分が動きを妨げない立体設計
  • フリースパンツ:出し入れしやすい斜めカッティングのバックポケット
JK
パンツまであるんですね!全身フリース…暖かそう。
先生
ああ、冬のキャンプなんかでは重宝するぞ。ただし、登山で使う場合は通気性がそれほど高くないから、激しく動くと蒸れやすいという点は注意が必要だ。
JK
あー、そうなんですね。じゃあ、どういう時に使うのがベストなんですか?
先生
秋の日帰り登山や、冬のキャンプ、あとは普段使いだな。私も街着としてJourneyのフリースクルーを愛用しているが、見た目がシンプルで合わせやすいし、暖かい。

参考情報: 「Journeyシリーズは、アルピニズム発祥の地イギリスのアウトドアブランドらしく、クライミングや登山でも使える機能性を持ちながらも、クラシックな素材感を生かしたタウンユースに映えるデザインが特徴です。」

出典https://goout.jp/products/86746/

主なスペック

  • 素材: POLARTEC® Thermal Pro®(保温性、柔らかな着心地、撥水性、速乾性)
  • デザイン: クラシックなセーターニット風
  • 裏地: 肌触りの良い起毛タイプ
  • ラインナップ: Parka、シャツジャケット、クルー、パンツ

こんな人におすすめ

  • 街でも山でも使えるフリースが欲しい
  • クラシックなデザインが好き
  • 保温性重視で、見た目も妥協したくない
  • 秋〜冬のキャンプや日帰り登山が中心

注意点

  • 通気性はそれほど高くない(激しく動くと蒸れやすい)
  • テクニカルな登山には向かない
  • 価格はやや高め(11,000円〜19,800円程度)

次世代素材で冬山を攻めるなら「GRPN(グラフェン)」

JK
先生、次は「GRPN」ってやつですよね。これ、読み方すら分からないんですけど…。
先生
「グラフェン」と読む。これは2022年秋冬に登場した、カリマーの中でも最も革新的なフリースシリーズだ。
JK
革新的…何がすごいんですか?
先生
生地に「グラフェン」という次世代素材を使っている点だ。グラフェンは、炭素原子が網目のように六角形に結びついた、原子1個分の厚さのシート状の素材で、「地球上で最強の物質」とも言われている。
JK
地球上で最強…?なんかすごそう。でも、炭素って、炭ですよね?暖かいんですか?
先生
はは、炭もそうだが、ダイヤモンドも炭素だ。グラフェンの特徴は、世界最速ともいわれる熱伝導性なんだ。人体から自然に放出される赤外線を吸収して、素早く遠赤外線へと変化させる。これによって、強い蓄熱作用と優れた保温機能を発揮するんだ。
JK
え、じゃあ自分の体温を利用して暖かくなるってことですか?
先生
その通り。しかも、グラフェンは軽量で耐久性も高いから、アウトドアに理想的な素材なんだ。

Image Prompt: カリマーのGRPNフリースを着た登山者が、雪山で行動しているシーン。軽量でありながら暖かそうな雰囲気。

JK
すごい!でも、何か弱点とかあるんじゃないですか?高そうだし…。
先生
確かに価格はやや高めで、15,000円〜20,000円程度だ。ただ、その価格に見合った性能はあると思う私は冬の八ヶ岳でGRPNのトレイル ミッドレイヤーを使ったが、軽いのに本当に暖かくて驚いた。しかも、通気性も高いから、汗をかいてもベタつかない。
JK
冬の八ヶ岳…寒そう。そこで暖かいなら本物ですね。
先生
GRPNシリーズには、以下の3モデルがある。
  1. GRPN トレイル ミッドレイヤー

    • 登山を想定した設計
    • 肩部分が耐摩耗性に優れたポリエステル素材で補強(リュックのハーネスによる摩擦対策)
    • チェストポケットはショルダーハーネスに干渉しない位置に配置
  2. GRPN ハーフジップ プルオーバー

    • 重ね着を想定したリラックスシルエット
    • トレッキング、キャンプ、デイリーユースに適している
  3. GRPN ジップアップ パーカー

    • 高めに設定された前立てが首元からの冷気の侵入を軽減
    • フードが寒さから頭を守る
JK
肩補強って、そんなに必要なんですか?
先生
非常に重要だ。私も昔、普通のフリースで長期縦走をした時に、リュックのハーネスで擦れて穴が開いた経験がある。それ以来、肩補強があるモデルを選ぶようにしているんだ。
JK
なるほど…。経験者の言葉は重いですね。

参考情報: 「グラフェンは、炭素原子が網目のように六角形に結びついた、原子1個分の厚さのシート状の素材です。非常に薄く、強靭で、世界最速ともいわれる熱伝導性を誇ります。」

出典https://www.yamahack.com/5155

主なスペック

  • 素材: グラフェン配合フリース生地(蓄熱、保温、軽量、耐久性、通気性、速乾性、静電気抑制、防臭性)
  • 重量: 軽量(詳細は個別モデルによる)
  • ラインナップ: トレイル ミッドレイヤー、ハーフジップ プルオーバー、ジップアップ パーカー
  • 機能: 肩部分補強、抗菌加工ポケット、ふんわり起毛、適度な伸縮性

こんな人におすすめ

  • 冬の本格登山・雪山をする
  • 軽量で高保温なフリースが欲しい
  • 次世代素材に興味がある
  • 汗をかいても快適さを保ちたい
  • リュックサックを背負う時間が長い

注意点

  • 価格がやや高め(15,000円〜20,000円程度)
  • グラフェンの効果は体感しにくい人もいる(個人差あり)
  • 見た目はシンプルで、派手さはない

軽量ミッドレイヤーなら「Trail(トレイル)」

先生
次はTrail(トレイル)フリースだ。これは、軽量な保温性を提供するマイクロフリース構造のミッドレイヤーとして設計されている。
JK
マイクロフリース…?小さいってことですか?
先生
繊維が細かいフリース、という意味だな。そのおかげで、薄手で軽量ながらも、しっかり保温性がある。一部モデルでは「POLARTEC Classic Micro」が採用されていて、毛玉になりにくく、撥水性も備えているんだ。
JK
毛玉になりにくいのは嬉しいです!フリースって、毛玉ができやすいイメージあるんで…。
先生
そうだな、ポリエステル素材は摩擦に弱いから、普通のフリースは毛玉ができやすい。でも、POLARTECのマイクロフリースは、その点が改善されている。

Image Prompt: カリマーのTrailフリースを着た登山者が、トレイルランニングをしているシーン。軽量で動きやすそうな雰囲気。

JK
トレイルランニングにも使えるんですか?
先生
ああ、Trailフリースはアクティブな動きに対応する軽量性と通気性があるから、トレイルランニングやスピードハイキングにも向いている。ただし、保温性はJourneyやGRPNほど高くないから、真冬の登山には向かないな。
JK
じゃあ、春とか秋の軽い登山に良さそうですね。
先生
その通りだ。私も春の北アルプスでTrailフリースを使ったが、軽くて動きやすく、汗をかいてもすぐ乾くから快適だった。

参考情報: 「一部の「Trail Fleece JKT」モデル(2019年春夏モデル)では、毛玉になりにくく撥水性も備えた「POLARTEC Classic Micro」が採用されていました。」

出典https://shopping.yahoo.co.jp/product/j/4550337764169/compare.html

主なスペック

  • 素材: マイクロフリース(一部モデルはPOLARTEC Classic Micro)
  • 特徴: 軽量、薄手、撥水性、毛玉になりにくい
  • 用途: ミッドレイヤー、春〜秋の登山、トレイルランニング

こんな人におすすめ

  • 軽量なフリースが欲しい
  • トレイルランニングやスピードハイキングをする
  • 春〜秋の登山が中心
  • 毛玉ができにくいフリースを探している

注意点

  • 保温性はそれほど高くない(真冬の登山には不向き)
  • デザインはシンプル(タウンユースには物足りないかも)
  • 現行モデルの情報が少ない(販売終了の可能性あり)

吸汗速乾重視なら「Octa(オクタ)」

JK
先生、「Octa」って、なんかオクトパス(タコ)みたいな名前ですね。
先生
鋭いな。実は、Octa繊維は穴の空いた中空糸に8本の突起が放射状に配置された「タコ足型断面」のポリエステル繊維なんだ。
JK
え、本当にタコみたいなんですね!面白い!
先生
この特殊な形状のおかげで、同じ太さの一般的なポリエステル繊維の約半分の軽さを実現している。しかも、繊維の表面積が大きいから、吸汗速乾性が非常に高いんだ。
JK
じゃあ、汗をかいてもサラッとしてるってことですか?
先生
その通り。繊維の溝部分が毛細管現象で肌から水分を吸い上げるから、汗をかいてもベタつかない。それに、中空構造で空気を多く含むから、軽量ながら高い保温性と遮熱性も確保しているんだ。

Image Prompt: カリマーのOctaフリースを着た登山者が、夏の高山を行動しているシーン。通気性の良さを感じさせる爽やかな雰囲気。

JK
すごい!でも、通気性が良いってことは、寒くないんですか?
先生
良い質問だ。Octaフリースは通気性が非常に良いから、行動中は熱がこもらない。でも、休憩時や寒い時には、上から風を防ぐものを羽織れば、通気が遮断されて暖かさが増すんだ。だから、レイヤリングの中間着として非常に優秀なんだよ。
JK
なるほど、使い方次第ってことですね。
先生
Octaシリーズには、以下のバリエーションがある。
  1. Octa thermalシリーズ

    • 程よい通気性と軽量性
    • 表面:フラットニット、裏面:特殊形状のループ構造
    • 高い保温性とストレッチ性
    • POLYGIENE STAYFRESH™抗菌加工
  2. Octa mountainシリーズ

    • 表面:メッシュ、裏面:起毛構造
    • 吸汗速乾性、軽量、程よい保温性と高い通気性
    • 肌寒い季節の行動着に適している
  3. Octa midlayerシリーズ

    • ダンボール構造のOcta® SPACER使用
    • ダブルフェイス構造
    • シングルOcta®に比べて通気度が低く、保温性に優れる
JK
ダブルフェイスとか、ダンボール構造とか、なんか複雑ですね…。
先生
確かに、Octaシリーズは種類が多くて分かりにくい。簡単に言えば、mountainは通気性重視、thermalとmidlayerは保温性重視と覚えておけば良い。

参考情報: 「Octa®は、穴の空いた中空糸に8本の突起が放射状に配置されたタコ足型断面のポリエステル繊維です。この特殊な形状により、同直径の一般的なポリエステル繊維に比べて約半分の軽さを実現しています。」

出典https://www.karrimor.jp/journal/detail/article00000065.html

主なスペック

  • 素材: Octa®繊維(タコ足型断面、中空構造、8本の突起)
  • 特徴: 吸汗速乾性、軽量性、保温性、遮熱性、通気性
  • バリエーション: thermal、mountain、midlayer
  • 機能: 抗菌加工(一部モデル)、ストレッチ性

こんな人におすすめ

  • 汗をかきやすい
  • 吸汗速乾性を重視する
  • 夏の高山や、秋の登山が中心
  • レイヤリングを細かく調整したい
  • 軽量なフリースが欲しい

注意点

  • シリーズのバリエーションが多く、選びにくい
  • 通気性が高いため、保温性はそれほど高くない(単体では寒い)
  • デザインはシンプル(タウンユースには向かない)

機能美を追求した「active breath zip-up」

先生
最後に紹介するのは、「active breath zip-up」だ。これは、Octaシリーズの一種だが、登山特化の機能性を詰め込んだモデルだ。
JK
登山特化…どんな機能があるんですか?
先生
まず、本体にはOcta®素材と20Dナイロン布帛を圧着した素材を使っている。これによって、軽量でソフトな風合い、吸汗速乾性を実現している。そして、背面パネルにはPOLARTEC® POWERGRID™を採用していて、吸汗速乾性とストレッチ性がさらに高まっているんだ。
JK
ポーラテックのパワーグリッド…?
先生
格子状の凹凸構造を持つフリース素材で、通気性と速乾性が非常に高い。背中は汗をかきやすい部分だから、そこにパワーグリッドを使うことで、快適性を高めているんだ。
JK
なるほど、使う場所によって素材を変えてるんですね。細かい!
先生
その通り。さらに、ショルダー部分は耐摩耗性を考慮した生地で補強されていて、リュックサックのハーネスによる擦れに強い。チェストポケットも、ハーネスに干渉しない高めの位置に配置されている。
JK
リュックサックを背負う人のことをすごく考えてますね。
先生
ああ、カリマーはもともとバックパックのブランドだから、リュックサックとの相性をすごく大事にしているんだ。他にも、サムホール仕様で袖口からの冷気の侵入を防いだり、ダブルジッパーで温度調節をしやすくしたり、ベンチレーションポケットで熱を逃がしたりと、細かな工夫がたくさんある。

Image Prompt: カリマーのactive breath zip-upを着た登山者が、リュックサックを背負って急登を登っているシーン。機能性の高さを感じさせる写真。

JK
へえ、すごい。でも、重量は?
先生
約360gだ。軽量ながら機能性が非常に高いモデルだと言える。

参考情報: 「ショルダー部分には耐摩耗性を考慮した生地が採用されており、リュックサック着用時の擦れに配慮されています。」

出典https://www.karrimor.jp/products/detail/2063

主なスペック

  • 素材: 本体(Octa®+20Dナイロン)、背面パネル(POLARTEC® POWERGRID™)、切り替え(ポリエステル93%、ポリウレタン7%)
  • 重量: 約360g
  • 機能: はっ水加工、ショルダー部分補強、高位置チェストポケット、サムホール、ダブルジッパー、裾口アジャストコード、ベンチレーションポケット

こんな人におすすめ

  • 本格的な登山をする
  • リュックサックを長時間背負う
  • 吸汗速乾性を最重視する
  • 細かな温度調節をしたい
  • 軽量で機能性の高いフリースが欲しい

注意点

  • 価格はやや高め(19,800円程度)
  • デザインはシンプル(タウンユースには向かない)
  • 保温性はそれほど高くない(真冬は別途インサレーションが必要)

【比較表】カリマーフリース全シリーズまとめ

JK
先生、いろいろ教えてもらったんですけど、結局どれを選べばいいのか分からなくなってきました…。
先生
はは、確かに種類が多いからな。比較表を作ったから、これを見てみよう。
シリーズ名 主な素材 主な特徴 価格帯 おすすめユーザー
Journey POLARTEC® Thermal Pro® クラシックデザイン、高保温性、柔らかな着心地、タウンユース可 11,000円〜19,800円 街でも山でも使いたい、クラシックデザイン好き、秋〜冬のキャンプ・日帰り登山
GRPN グラフェン配合 次世代素材、蓄熱・保温・軽量・耐久性・通気性・静電気抑制・防臭、肩補強 15,000円〜20,000円 冬の本格登山・雪山、軽量高保温重視、次世代素材に興味あり、リュック長時間使用
Trail POLARTEC Classic Micro(一部) 軽量マイクロフリース、撥水性、毛玉になりにくい、薄手 価格不明 春〜秋の登山、トレイルランニング、スピードハイキング、軽量重視
Octa mountain Octa®繊維(メッシュ+起毛) 吸汗速乾、軽量、程よい保温性、高通気性、肌寒い季節の行動着 11,000円前後 汗をかきやすい、夏〜秋の登山、通気性重視
Octa thermal Octa®繊維(フラットニット+ループ) 程よい通気性、軽量、高保温性、ストレッチ性、抗菌加工 価格不明 保温性と通気性のバランス重視、秋〜冬の登山
Octa midlayer Octa® SPACER(ダンボール構造) ダブルフェイス、低通気度、高保温性 価格不明 保温性重視、冬の登山
active breath zip-up Octa®+POLARTEC® POWERGRID™ 登山特化、吸汗速乾性、ストレッチ性、肩補強、多機能、軽量360g 19,800円 本格登山、リュック長時間使用、吸汗速乾性最重視、細かな温度調節
JK
うわー、こうして見ると、それぞれ全然違いますね。
先生
そうだろう。自分の登山スタイルや使い方に合わせて選ぶことが大事なんだ。

他ブランドと比較:パタゴニア・モンベルとの違いは?

JK
先生、正直に聞きますけど…カリマーのフリースって、パタゴニアやモンベルと比べてどうなんですか?有名なのはそっちですよね。
先生
確かに、フリース市場ではパタゴニアやモンベルの方が知名度は高い。でも、それぞれに明確な違いがある。

パタゴニア vs カリマー

先生
パタゴニアはフリースの歴史を築いたブランドだ。「シンチラ」はフリース素材の元祖で、「レトロX」は毛足の長いモコモコしたフリースで、高い保温性と防風性、クラシカルなデザインが特徴だ。タウンユースでも広く愛されている。
JK
レトロX、おしゃれですよね!インスタでもよく見ます。
先生
その通り。パタゴニアの強みは、テクニカルな機能性と日常使いできるデザイン性の高さが両立している点だ。それに、リサイクル素材を使うなど、環境問題への積極的な取り組みも評価されている。
JK
じゃあ、カリマーとの違いは?
先生
カリマーは、登山特化の機能性次世代素材の採用が強みだ。例えば、GRPNのグラフェン素材や、Octaのタコ足型断面繊維など、他ブランドにはない革新的な素材を使っている。それに、肩補強やハーネス干渉を避けたポケット配置など、リュックサックとの相性を徹底的に考えた設計も特徴だ。
JK
なるほど、パタゴニアは「おしゃれで環境に優しい」、カリマーは「登山特化で革新的」ってことですね。

参考情報: 「パタゴニアはフリースの歴史を築いたブランドの一つとして知られ、「シンチラ」はフリース素材の元祖とされています。」

出典https://www.e-begin.jp/article/376298/

モンベル vs カリマー

先生
モンベルは、「Light & Fast(軽量と迅速)」をコンセプトに、独自素材「クリマプラス」を展開している。繊維を起毛させることで空気の層を作り出し、軽量ながら高い保温性を実現している。
JK
クリマプラスって、いろいろ種類がありますよね。
先生
そうだな。シャミース、クリマプラス100、200、シーリングなど、用途に応じて選べる豊富なラインナップがある。それに、高い機能性を持ちながらも比較的手頃な価格帯で、コストパフォーマンスに優れているんだ。
JK
じゃあ、モンベルとカリマーの違いは?
先生
モンベルは日本のブランドだから、日本人の体型に合ったサイズ展開があるし、価格も抑えめだ。カリマーはイギリスのブランドで、次世代素材への挑戦登山特化の細かな機能性が強み。あと、デザインの面では、カリマーの方がクラシックな雰囲気があると思う。
JK
日本人にはモンベル、登山ガチ勢にはカリマー、おしゃれも大事ならパタゴニア…って感じですか?
先生
良いまとめだな。でも、最終的には実際に試着して、自分に合ったものを選ぶことが一番大事だ。

参考情報: 「モンベル独自のフリース素材「クリマプラス」は、繊維を起毛させることで空気の層を作り出し、軽量ながら高い保温性を実現しています。」

出典https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=19699


フリースのメンテナンス:洗濯と保管の基本

JK
先生、フリースって洗濯機で洗っていいんですか?
先生
良い質問だ。フリースは基本的に洗濯機で洗えるが、正しい方法で洗わないと、毛玉ができたり、風合いが損なわれたりする。

洗濯前の準備

先生
まず、以下の準備をしよう。
  1. 洗濯表示タグを確認:製品によって洗い方が異なる場合がある。
  2. ファスナー・ボタンをすべて閉じる:破損防止のため。
  3. 裏返す:毛玉の発生や生地の損傷を防ぐ。
  4. 洗濯ネットに入れる:摩擦による毛玉や型崩れを防ぐ。
  5. フリース単独で洗う:他の衣類との摩擦を避ける。
JK
結構手間がかかりますね…。
先生
大事なウェアを長持ちさせるためだ。手間を惜しんではいけない。

洗剤の選択

先生
おしゃれ着用の中性洗剤を使おう。一般的な弱アルカリ性洗剤は洗浄力が強い反面、生地に負担をかけ、フリースの風合いを損ねる可能性がある。漂白剤や蛍光増白剤が含まれている洗剤は避けてほしい。
JK
中性洗剤って、エマールとかアクロンとかですよね?
先生
その通りだ。汚れがひどい箇所には、洗濯前におしゃれ着用洗剤の原液を少量つけると効果的だ。

参考情報: 「おしゃれ着用の中性洗剤を使用しましょう。一般的な弱アルカリ性洗剤は洗浄力が強い反面、生地に負担をかけ、フリースの風合いを損ねる可能性があります。」

出典https://cloaknet.jp/blogs/blog/fleece-washing

洗濯方法

先生
洗濯機の場合は、「手洗いコース」「弱水流」「ドライコース」などの弱い水流で洗うコースを選ぼう。手洗いの場合は、30〜40℃のぬるま湯に中性洗剤を溶かして、フリースを軽く押し洗いする。
JK
すすぎはどうすればいいんですか?
先生
しっかりとすすぐこと。洗剤が残るとウェアの機能が低下する。

柔軟剤と乾燥

先生
柔軟剤は、静電気の発生を抑えて、ふんわりとした仕上がりにしてくれる。ただし、吸湿性が低下する可能性もあるから、使用は任意だ。
JK
乾燥機は使っていいんですか?
先生
絶対にダメだ。フリースは熱に弱いため、乾燥機にかけると繊維が縮んだり変形したり、静電気が発生しやすくなったり、毛玉ができやすくなったりする。脱水後はすぐに取り出し、軽く振りさばいて空気を含ませ、形を整えてから、直射日光を避け、風通しの良い日陰で吊り干ししよう。
JK
乾燥機ダメなんですね…覚えておきます。

参考情報: 「フリースは熱に弱いため、乾燥機にかけると繊維が縮んだり変形したり、静電気が発生しやすくなったり、毛玉ができやすくなったりする恐れがあります。」

出典https://cloaknet.jp/blogs/blog/fleece-washing

毛玉対策

先生
毛玉ができてしまった場合は、衣類用ブラシや毛玉取り器で優しく取り除こう。引っ張って取ると、生地が傷むから注意だ。

Q&A:カリマーフリースのよくある質問

JK
先生、他にも気になることがあるんですけど…。
先生
いいぞ、何でも聞いてくれ。

Q1. フリースは洗濯機で洗える?

先生
基本的に洗えるが、中性洗剤を使い、弱水流で洗い、乾燥機は避けること。詳しくは前のセクションを参照してほしい。

Q2. 毛玉ができた時の対処法は?

先生
衣類用ブラシや毛玉取り器で優しく取り除く。引っ張って取ると生地が傷むから注意。

Q3. TrailとJourneyの違いは何?

先生
Trailは軽量マイクロフリースで、テクニカルなミッドレイヤーJourneyはクラシックデザインで、保温性重視、タウンユースも可
JK
じゃあ、山専用ならTrail、街でも使うならJourneyってことですね。
先生
その通りだ。

Q4. GRPNのグラフェンって本当に効果ある?

先生
グラフェンの蓄熱効果は、科学的には証明されている。ただし、体感は個人差があるから、実際に試してみるのが一番だ。私は冬の八ヶ岳で使って、その暖かさを実感した。
JK
先生が言うなら信用します!

Q5. パタゴニアと比べてどう?

先生
パタゴニアはデザイン性と環境配慮が強み。カリマーは登山特化の機能性と次世代素材が強み。どちらが良いかは、用途と好み次第だ。

Q6. サイズ選びのポイントは?

先生
カリマーは日本サイズ規格の製品もあるが、イギリスブランドなので、実際に試着することを強くおすすめする。特に、肩幅や袖丈は日本人体型に合わないこともあるから注意だ。
JK
試着大事ですね。ネットで買う前に、店舗で確認します。

Q7. 価格はどれくらい?

先生
おおよそ11,000円〜25,300円(税込)程度だ。セール時は30%〜40%オフになることもあるから、タイミングを見計らうと良い。

Q8. どのシーズンに着る?

先生
シリーズによって異なるが、基本的には秋〜春のミッドレイヤーとして使う。真夏は暑すぎるし、真冬はこれだけでは寒いから、インサレーションやダウンと組み合わせる必要がある。

まとめ:自分に合ったカリマーフリースを見つけよう

JK
先生、いろいろ教えてもらって、だいぶ分かってきました!
先生
良かった。最後に、選び方のポイントをまとめておこう。

選び方のポイント

  1. 街でも山でも使いたいJourney(ジャーニー)
  2. 冬の本格登山・雪山をするGRPN(グラフェン)
  3. 春〜秋の軽い登山、トレイルランニングTrail(トレイル)
  4. 汗をかきやすい、通気性重視Octa mountain(オクタ マウンテン)
  5. 保温性と通気性のバランス重視Octa thermal(オクタ サーマル)
  6. 本格登山、リュック長時間使用active breath zip-up
JK
私は街でも使いたいから、Journeyが良さそうですね。
先生
良い選択だ。ただし、最後は必ず試着して、自分の体型に合うか確認すること。フリースは肌に直接触れるものだから、着心地が一番大事だ。
JK
はい、分かりました!お店に行ってきます!
先生
いってらっしゃい。良いフリースが見つかるといいな。

JK
先生、ありがとうございました!
先生
どういたしまして。良い山行を。