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カリマーの大型リュックを背負って紅葉の山を歩く登山者。

導入

「テント泊デビューしたいけど、どのリュックを選べばいいかわからない…」

そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。特にカリマーの大型リュックは、Cougar(クーガー)Ridge(リッジ)Intrepid(イントレピッド)など種類が豊富で、初心者にとっては「結局どれがいいの?」と迷ってしまいがちです。

この記事では、登山歴20年のベテランガイドが、カリマーの大型リュックの違いをわかりやすく解説。あなたにぴったりの一品が見つかるはずです。


登場人物紹介

JK
登山初心者で見た目重視。「かわいくて軽いのがいい!」が口癖。専門用語には容赦なくツッコむ。
先生
登山歴20年のベテラン。機能性を重視しつつも、初心者の気持ちを理解して解説してくれる頼れる存在。

なぜカリマーの大型リュックは種類が多いのか?

JK
先生、テント泊用のリュックを探してるんですけど、カリマーって種類多すぎません?もう何がなんだか…。
先生
ふむ、確かにそうだな。でもそれには理由がある。用途や体格によって最適なリュックが違うから、それぞれに合わせたシリーズがあるんだ。
JK
体格って言われても…。私みたいな華奢な女子と、先生みたいなゴツい人じゃ違うってことですか?
先生
その通り。カリマーは日本人の体型に合わせた設計をしているし、女性専用モデルもある。それに、1泊のテント泊と1週間の縦走じゃ必要な容量も全然違うだろう?

参考情報: 「日本人の体型に合わせた設計がされており、ショルダーハーネスやヒップベルトが快適だと評価されています」

出典https://www.yamano-media.com/

JK
なるほど…。じゃあまず、どんなシリーズがあるか教えてください!
先生
よし、主なシリーズを紹介しよう。
  • Cougar Apex(クーガーエーペックス): 70L以上の最大容量。長期縦走・冬山向け
  • Cougar(クーガー): 55-75Lの可変容量。テント泊の定番
  • Cougar Grace(クーガーグレイス): 女性専用設計。55-70L
  • Ridge(リッジ): 50L前後の中型〜大型。日帰りからテント泊まで対応
  • Intrepid(イントレピッド): 40L前後。通気性重視の軽量モデル
JK
え、5種類もあるんですか…。やっぱり多い!

カリマー独自の「SAシステム」って何?

JK
あ、カタログ見てたら「SAシステム」ってやたら出てくるんですけど、これ何ですか?専門用語嫌い。
先生
SA(サイズアジャスト)システムは、カリマーが1983年に世界で初めて発表した背面長調整システムのことだ。

参考情報: 「1983年に『世界初のサイズ・アジャスト・システム』として発表され、これまで大型リュックサックを中心に採用されてきましたが、近年では中型リュックサックにも搭載されています」

出典https://www.karrimor.jp/

JK
背面長?背中の長さのこと?
先生
そうだ。人によって背中の長さは違うだろう?リュックの背面長が合っていないと、荷重がうまく腰に乗らなくて肩が痛くなったり、歩行中にリュックがグラグラ揺れたりする。
JK
あー、それ嫌ですねー。
先生
SAシステムのすごいところは、背負ったままでも無段階で調整できることだ。山を歩いている最中に「ちょっとフィット感が合わないな」と思ったら、その場で微調整できる。

Image Prompt: 登山者がリュックを背負いながらSAシステムのベルトを調整しているシーン。背景は山道。

JK
へえ、便利そう!でも調整の仕方とか難しくないですか?
先生
慣れれば簡単だ。手順を説明しよう。

SAシステムの調整手順

  1. まず全てのベルト(ヒップベルト、ショルダーハーネス、チェストストラップ等)を緩める
  2. リュックを背負い、ヒップベルトを腰骨の少し上で締める
  3. ショルダーハーネスを締める。赤いタブが肩の上部に来るのが目安
  4. 背面ベルトを下方向に締め、背面パッドと背中を密着させる
  5. チェストストラップを適切な高さで締める
  6. 最後にトップベルトを軽く締めて安定させる

参考情報: 「SAシステムは、リュックサックを背負ったままで調整が可能であり、荷物の量、フィールドの状況、体調などに合わせて常に最適なフィッティングを得ることができます」

出典https://www.youtube.com/

JK
6ステップもあるんですか…覚えられるかな…。
先生
最初は店員さんに教えてもらいながらやればいい。一度決まればそんな頻繁に変えるものでもないし、何度かやれば体が覚えるぞ。

長期縦走の相棒なら「Cougar Apex 70+」

先生
では具体的なモデルを見ていこう。まずはカリマー大型リュックの最高峰、Cougar Apex 70+(クーガーエーペックス 70プラス)だ。

Image Prompt: 夏の北アルプス稜線を歩く登山者。大型のCougar Apex 70+を背負い、テント泊装備を持っている。

JK
70プラスって、70リットル以上入るってこと?
先生
その通り。基本容量が70Lで、雨蓋部分を拡張すればさらに増やせる。夏の長期縦走から冬山テント泊まで、あらゆるシーンに対応できるフラッグシップモデルだ。

主なスペック

  • 容量: 70L+
  • サイズ: H77 × W37 × D26 cm
  • 重量: 約2,560g
  • バックレングス(背面長): 44-54cm
  • 素材: 210D Cordura Dobby Nylon
  • 価格: 49,500円(税込)

参考情報: 「Karrimor Cougar Apex 70+の希望小売価格は49,500円(税込)です」

出典https://www.karrimor.jp/

JK
5万円近くするんですか!?高い!!
先生
確かに安くはない。だが、テント泊縦走を本格的にやるなら、リュックは最も重要な装備の一つだ。ここをケチると肩や腰を痛めて登山自体が楽しくなくなるぞ。
JK
うーん、それはそうかもしれないけど…。でも何がそんなにいいんですか?
先生
まずSAシステムで完璧なフィッティングが可能。そして2気室構造だから、底に入れた寝袋を上の荷物から独立して取り出せる。
JK
2気室?
先生
リュックの内部が仕切りで2つに分かれているんだ。寝袋や着替えを下の部屋に入れておけば、テント場に着いてすぐ取り出せる。上の荷物を全部出す必要がない。
JK
あ、それ便利かも!
先生
さらにフロントアクセス機能がある。リュックの正面からもジッパーで中身を取り出せるから、パッキングで奥に入れてしまった物も簡単に出せる。

参考情報: 「フロントアクセスや多彩なポケットは、荷物の整理や素早い出し入れに貢献し、利便性が高いと評価されています」

出典https://www.kojitusanso.jp/

JK
へえ、普通は上から荷物を出し入れするだけですもんね。
先生
それにデイパックとしても使えるサブバッグが付属している。テント場にベースキャンプを張って、身軽に山頂アタックする時に使えるんだ。
JK
おお、それはいいですね!でも先生、2.5kgって結構重くないですか?
先生
鋭いな。確かにCougar Apexは軽量モデルと比較すると重い。だが、その分背負い心地が抜群で、実際に背負うと体感重量は軽く感じる。

参考情報: 「全体的に頑丈な作りであるため、ザック自体の重量は約2,740g(55-75Lモデル)と、他の軽量パックと比較すると重いという意見もあります」

出典https://www.a-kimama.com/

こんな人におすすめ

  • 3泊以上の長期縦走をする人
  • 冬山テント泊にチャレンジする人
  • 背負い心地を最優先したい人
  • 荷物の整理がしやすいリュックが欲しい人

注意点

  • 重量が約2.5kgとやや重め
  • 価格が約5万円と高価
  • 1泊程度のテント泊には大きすぎる可能性あり

テント泊の定番「Cougar 55-75」

JK
さっきの70プラスはちょっと大きすぎる気がするんですけど、もう少し小さいのないですか?
先生
それならCougar 55-75(クーガー 55-75)がおすすめだ。カリマーのテント泊用リュックでは最も定番のモデルだな。

Image Prompt: 秋の紅葉が美しい登山道を歩く登山者。Cougar 55-75を背負っている。リュックのサイドポケットにボトルが入っている。

JK
55-75って、容量が変わるってことですか?
先生
そうだ。リッド(雨蓋)を伸ばしたり、圧縮ストラップを緩めたりすることで、55Lから75Lまで容量を調整できる。

参考情報: 「容量55-75Lの可変容量で、1泊から数泊のテント泊や小屋泊、長期縦走にも対応可能です。リッド(雨蓋)を伸ばすことでさらに容量を増やすことができます」

出典https://www.mountain-dc.com/

JK
へえ、行く山によって調整できるんですね。
先生
このモデルの最大の特徴は抜群の背負い心地だ。肉厚なヒップベルトと背面パッドによって、荷重が肩3:腰7の割合で分散される。

参考情報: 「肉厚なヒップベルトと背面パッド、一体化したショルダーベルトにより、荷重が肩3:腰7の割合で見事に分散され、実際の重量よりも軽く感じると評判です」

出典https://www.yamakei-online.com/

JK
肩3、腰7?それって肩より腰に重さが乗るってこと?
先生
その通り。肩だけで背負うと長時間歩くうちに肩が痛くなる。腰で支えることで肩への負担が減り、長時間歩いても疲れにくくなるんだ。
JK
なるほど…。でも腰に重さが乗ったら腰が痛くなりません?
先生
いい質問だな。腰骨の上にヒップベルトが乗るように調整すれば、実は腰よりも骨盤で支える形になる。筋肉ではなく骨格で荷重を受けるから、意外と負担が少ないんだ。
JK
へえ、そんな仕組みなんですね!
先生
あとは底部分に500Dの高強度ナイロンを使っている点も見逃せない。地面に置いた時に摩耗しやすい底面を強化しているから、岩場でガンガン使っても破れにくい。

主なスペック

  • 容量: 55-75L(可変)
  • 重量: 約2,740g
  • 素材: コーデュラナイロン(底部分は500D高強度ナイロン)
  • 背面システム: SAシステム搭載

こんな人におすすめ

  • 1-2泊のテント泊がメインの人
  • 可変容量で様々なシーンに対応したい人
  • 耐久性を重視する人
  • カリマーの背負い心地を体験したい人

注意点

  • 重量が約2.7kgとやや重め
  • 軽量化志向のULハイカーには向かない
JK
結局重いじゃないですか!カリマーって重いの多くないですか?
先生
正直に言えば、カリマーの大型リュックは軽さより背負い心地を優先した設計だ。軽量化したいなら別のブランドの方がいいかもしれない。ただ、重くても背負い心地がいいから体感重量は軽いという声が多いのも事実だぞ。

女性登山者の味方「Cougar Grace 55-70」

JK
先生、私みたいな華奢な女子でも使えるモデルってありますか?さっきのクーガーとか、なんか男性向けっぽくて…。
先生
いいところに気がついたな。カリマーには女性専用設計Cougar Grace(クーガーグレイス)がある。

Image Prompt: 若い女性登山者がCougar Grace 55-70を背負い、山頂で景色を眺めている。リュックの落ち着いたカラーが山の緑と調和している。

JK
グレイスって優雅な感じでいい名前!
先生
55-70Lの可変容量で、女性の体型に合わせてショルダーハーネスやヒップベルトの形状が最適化されている。

参考情報: 「肩、腰、背中には厚手のパッドが配置されており、高い安心感と快適なフィット感を提供します。特に細身の女性にとって、肩や腰への干渉が少ない点が喜ばれています」

出典https://www.a-kimama.com/

JK
肩や腰への干渉が少ない?
先生
女性は男性より肩幅が狭く、腰の位置も違う。男性用をそのまま小さくしただけのモデルだと、ベルトが体に当たって痛かったり、フィット感が悪かったりする。Cougar Graceは最初から女性の体型に合わせて設計されているんだ。
JK
へえ、ちゃんと考えられてるんですね!
先生
それに横幅がスリムな形状だから、狭い登山道でも歩きやすい。走った時の揺れも少ないと評判だぞ。

参考情報: 「横幅がスリムな形状のため、狭い場所での動きやすさや、走った際の揺れが少ない一体感があります」

出典https://www.yamakei-online.com/

JK
走る予定はないですけど…(笑)。でもスリムなのはいいかも。
先生
ポケットも充実している。特にヒップベルトのポケットが大きくて、スマートフォンや財布も入る。サコッシュを別に持たなくていいから便利だぞ。

参考情報: 「ヒップベルトのポケットも大きく、スマートフォンや財布なども収納できるため、サコッシュが不要になるほどの使い勝手の良さがあります」

出典https://www.mountain-dc.com/

JK
えっ、サコッシュいらないんですか!それめっちゃ便利!
先生
あと、フロントポケットがメッシュじゃなくてナイロン素材なのもポイントだ。
JK
メッシュじゃないと何かいいことあるんですか?
先生
濡れたレインウェアやアイゼンを入れても、メッシュのように中身が見えたり破れたりしにくい。気にせずガンガン放り込めるのは地味に便利だぞ。

参考情報: 「外側のポケットにはメッシュ素材が使われておらず、丈夫なナイロン素材であるため、アイゼンや濡れたレインウェアなども気にせず収納できます」

出典https://www.mountain-dc.com/

主なスペック

  • 容量: 55-70L(可変)
  • 素材: KS-N600d Twisted/KS-N210d Nailhead
  • ターゲット: 女性ユーザー
  • 背面システム: SAシステム搭載

こんな人におすすめ

  • 女性登山者
  • 華奢な体型の人
  • サコッシュを持ちたくない人
  • 落ち着いたカラーが好みの人

注意点

  • 女性専用のため男性は選べない
  • カラーバリエーションは女性向けカラーが中心
JK
これ、私に良さそう!色も派手すぎなくていい感じ。

万能選手「Ridge 50+」

JK
先生、正直テント泊って年に1-2回くらいしかしないと思うんですよね。普段は日帰りか小屋泊メインなんですけど、そういう人におすすめってあります?
先生
それならRidge 50+(リッジ 50プラス)が良い選択肢だな。カリマーの定番シリーズで、日帰りから1-2泊のテント泊まで幅広く使える。

Image Prompt: 日帰り登山の装備を詰めたRidge 50+を背負い、山頂で休憩する登山者。リュックは中程度のサイズで、動きやすそうに見える。

JK
リッジって「尾根」って意味ですよね。かっこいい名前!
先生
そう、尾根を歩くような様々なシーンに対応できるモデルだ。基本容量50Lにエクステンションスカートで拡張できる。

主なスペック

  • 容量: 50L+(拡張可能)
  • サイズ (Medium): H67 × W32 × D26 cm
  • 重量: Medium 1,680g / Large 1,690g
  • 素材: 210DミニR/Sナイロン + 420D高密度ナイロン
  • サイズ展開: S、M、L(背面長別)
JK
あれ、これ1.7kgくらいですよね?さっきのクーガーより1kg近く軽い!
先生
その通り。Ridge 50+は軽量性と機能性のバランスが良いモデルだ。Cougarほどの重装備対応力はないが、その分軽くて取り回しがいい。
JK
じゃあ私みたいな初心者にはこっちの方がいいかも?
先生
用途による。Ridge 50+は3Dバックパネルを内蔵していて、背中へのフィット感と安定性は高い。

参考情報: 「3Dバックパネルを内蔵しており、フィット感と安定性を高めています」

出典https://www.yamatabitabi.com/

JK
3Dバックパネルって何ですか?
先生
背中に当たる部分が立体的な形状になっていて、背中のカーブにフィットしやすい構造のことだ。これがあると荷物が揺れにくく、長時間歩いても疲れにくい。

参考情報: 「荷重バランスの良さが評価されており、荷物が多くても揺れにくいという意見があります」

出典https://richardh.work/

JK
へえ、軽いのにちゃんと考えられてるんですね。
先生
あと専用レインカバーが標準装備なのも嬉しいポイントだな。防水対策を別途買う必要がない。

こんな人におすすめ

  • 日帰り〜1-2泊のテント泊がメインの人
  • リュック自体を軽くしたい人
  • 50L前後で十分な装備量の人
  • 汎用性の高いリュックが欲しい人

注意点

  • 長期縦走や冬山テント泊には容量不足の可能性
  • SAシステム非搭載(背面長はS/M/Lから選択)
JK
あ、SAシステムないんですか?
先生
Ridge 50+は代わりにS、M、Lの背面長サイズ展開がある。購入時に自分の背面長に合ったサイズを選ぶ形だ。無段階調整はできないが、最初からサイズが合っていれば問題ない。
JK
なるほど、お店で試着して選ぶってことですね。

軽量派に「Intrepid 40」

JK
先生、私50Lも要らない気がするんですよね…。もっと小さくて軽いのないですか?
先生
荷物が少なめならIntrepid 40(イントレピッド 40)という選択肢もある。

Image Prompt: 軽装の登山者がIntrepid 40を背負い、夏の日帰り登山を楽しんでいる。リュックは背中に空間があり、通気性が良さそうに見える。

JK
イントレピッド?なんか強そうな名前!
先生
「恐れを知らない、勇敢な」という意味だな。40Lクラスで軽量性と通気性を重視したモデルだ。

主なスペック

  • 容量: 40L
  • 重量: Type2で約1.6kg
  • 素材: silvaguard(シルバーガード)ファブリック
  • サイズ展開: Type1(42cm)、Type2(47cm)、Type3(50cm)の背面長
JK
1.6kg!めっちゃ軽い!
先生
このモデルの最大の特徴はエアスペースシステムだ。背面部に空間を確保して、背中の蒸れを軽減する。

参考情報: 「通気性を高めるために、緩やかに湾曲したワイヤーフレームによって背面部に空間を確保するシステムを採用しています。これにより、背中の汗や蒸れを軽減し、快適性を向上させています」

出典https://www.kompas.co.jp/

JK
えっ、背中とリュックの間に隙間があるってこと?
先生
そうだ。メッシュパネルを浮かせる構造になっていて、空気が通りやすい。夏場の蒸し暑い時期には特にありがたい機能だな。
JK
夏に汗でベタベタになるの嫌なんですよね…。これいいかも!
先生
それに容量表示以上に収納力があるという評価もある。40Lだけど、工夫次第で1泊のテント泊にも使えるぞ。

参考情報: 「Karrimor Intrepid 40は、その容量表示以上に収納力があるとも評されており、安定した背負い心地と機能性で幅広い登山・トレッキングシーンでの活躍が期待できるバックパックです」

出典https://www.outdoorgearzine.com/

JK
えっ、40Lでテント泊できるんですか?
先生
荷物を軽量化できるベテランならな。初心者はもう少し大きめの方が安心だ。ただ、日帰りメインで将来的にテント泊も視野に入れたい人にはちょうどいい。

こんな人におすすめ

  • 日帰り登山がメインの人
  • 背中の蒸れが気になる人
  • 軽量なリュックが欲しい人
  • 将来的に軽量テント泊にチャレンジしたい人

注意点

  • 本格的なテント泊には容量不足
  • エアスペースシステムがあるため、背中への密着感は少なめ

カリマーの大型リュックのデメリット

JK
先生、ここまでいい話ばっかりでしたけど、カリマーにデメリットってないんですか?
先生
正直に言うと、いくつかある。

重量

先生
一番よく言われるのは重量だな。Cougar系は2.5〜2.7kgあって、軽量モデルと比較すると重い。

参考情報: 「一部の大型モデル(例:Cougar 55-75)は、ザック自体の重量が2.68kgと比較重い場合があります。この重さが、特に長距離のハイキングでは大きな負担となることがあります」

出典https://www.thegreatoutdoorsmag.com/

JK
やっぱり!さっきから気になってました!
先生
ただし、背負い心地がいいから体感重量は軽く感じることが多い。重量を数字だけで判断せず、実際に背負って比較することが大切だ。

レインカバー

JK
レインカバーに何か問題でも?
先生
小型モデルにはレインカバーが付属していない場合がある。あと、付属していても黒色が多いから、視認性を気にする人は別途明るい色のカバーを買う人もいるな。

通気性

先生
Cougar系は背面パッドが厚いから、夏場は背中が蒸れやすいという声もある。通気性を重視するならIntrepidの方がいいかもしれない。
JK
あー、暑がりの人には厳しいかもですね。

価格

先生
フラッグシップモデルは5万円前後するから、初心者には手が出しにくい価格帯ではある。
JK
5万円って…バイト代何回分だろう…。
先生
長く使えるものだし、体を守る装備だから投資する価値はあると思うぞ。ただ、最初はRidgeあたりから始めるのも一つの手だ。

他ブランドとの比較

JK
ぶっちゃけ、グレゴリーとかオスプレーとかと比べてどうなんですか?
先生
いい質問だ。それぞれ特徴が違うから、どれが「最強」というものではないんだ。
項目 カリマー グレゴリー オスプレー
原産国 イギリス アメリカ アメリカ
背面システム SAシステム(無段階調整) ダイナミックコンフォート アンチグラビティ
特徴 フィッティング重視、耐久性 「背負うのではなく着る」、抱擁感 通気性、荷重分散
代表的大型モデル Cougar Apex 70+ バルトロ65/75 イーサー65/70
女性モデル Cougar Grace ディバ エーリエル
重量傾向 やや重め やや重め 比較的軽量

参考情報: 「グレゴリーは『背負うのではなく、着る』という哲学のもと、フィット感と快適性を追求したバックパックを製造しているアメリカのブランドです」

出典https://www.gregory.jp/

参考情報: 「オスプレーは、フィット感と通気性に優れており、特に『アンチグラビティ (Anti-Gravity)』などの革新的なサスペンションシステムが有名です」

出典https://www.yamahack.com/

JK
なるほど、オスプレーは通気性重視で軽いんですね。
先生
そうだ。カリマーはフィッティングと耐久性グレゴリーは抱擁感のあるフィット感オスプレーは通気性と軽さ。それぞれの哲学が違う。
JK
じゃあ暑がりの人はオスプレー、フィット感重視ならカリマーかグレゴリーって感じ?
先生
大まかにはそうだが、最終的には店頭で背負い比べて決めるのが一番だ。カタログスペックだけじゃわからないことが多いからな。

テント泊リュックの容量選び

JK
先生、結局テント泊には何Lくらいのリュックを選べばいいんですか?
先生
一般的な目安を教えよう。
用途 容量の目安
1〜2泊のテント泊(夏) 50L〜65L
3泊以上の縦走 55L〜64L
長期縦走・遠征・冬山テント泊 70L以上

参考情報: 「一般的に、テント泊登山では50L以上の容量が推奨されます」

出典https://www.stridelab.jp/

JK
1-2泊なら50〜65Lですか。結構幅がありますね。
先生
人によって荷物の量が違うからな。自炊するかどうかでも変わるし、寝袋やテントのサイズでも変わる。
JK
え、自炊するかどうかで変わるんですか?
先生
調理器具や食材を持っていくとかなりの容量を食うからな。フリーズドライ中心ならコンパクトだが、生の食材を持っていくなら大きめのリュックが必要だ。

参考情報: 「容量が大きすぎると、不必要な荷物まで詰め込んでしまい、結果的に重くなることがあります」

出典https://www.yamano-media.com/

JK
じゃあ大きいの買っとけば安心?
先生
実はそうでもない。大きすぎるリュックを選ぶと、不要な荷物まで詰め込んでしまう人が多い。結果的に重くなって後悔するパターンだな。
JK
あー、わかる気がする…。カバンの中身増えがちですもんね。
先生
だから必要な装備をリストアップして、それに合った容量を選ぶのが正解だ。足りなくなるかもと心配なら、拡張機能のあるモデルを選べばいい。

参考情報: 「容量だけでなく、体にフィットするかどうかが最も重要です。特に背面長(背中の長さ)が合っているかを確認しましょう」

出典https://www.ishii-sports.com/


まとめ・比較表

JK
うーん、色々聞いたけど、結局私はどれを選べばいいんだろう…。
先生
君の場合は女性だし、テント泊は年に1-2回で日帰り小屋泊がメインと言っていたな。それならCougar Grace 55-70Ridge 50+あたりがいいんじゃないか。
JK
グレイスは女性用だからフィット感良さそうだし、リッジは軽くて汎用性高そう…。迷う!
先生
両方試着してみるのが一番だぞ。店頭で10kgくらいの重りを入れて背負わせてもらえる。
シリーズ 容量 重量 特徴 おすすめユーザー
Cougar Apex 70+ 70L+ 約2.5kg SAシステム、2気室、サブバッグ付属 長期縦走、冬山テント泊
Cougar 55-75 55-75L 約2.7kg SAシステム、肩3腰7の荷重分散 テント泊の定番、耐久性重視
Cougar Grace 55-70 55-70L - 女性専用設計、大きめヒップポケット 女性登山者全般
Ridge 50+ 50L+ 約1.7kg 3Dバックパネル、レインカバー付属 日帰り〜1-2泊、汎用性重視
Intrepid 40 40L 約1.6kg エアスペースシステム、通気性抜群 日帰りメイン、暑がりの人
JK
この表わかりやすい!私は日帰りも多いから、まずはRidge 50+を試してみようかな。
先生
いい選択だと思うぞ。もし将来的に本格的なテント泊縦走にハマったら、その時にCougar系を検討すればいい。
JK
そうですね!まずはお店に行って試着してきます!
先生
そうだ、店頭での試着は本当に大事だ。カタログスペックだけじゃわからない背負い心地フィット感は、実際に背負わないと判断できない。
JK
わかりました!先生、今日はありがとうございました!
先生
テント泊デビュー、楽しんできてくれ。