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マムートの登山靴を履いた登山者が岩場を歩いている写真。スイスアルプスを背景に、Flextronテクノロジーを搭載したハイキングシューズの安定感が伝わる一枚。

導入

「マムートの登山靴が気になるけど、デュカンとかサピュエンとか、名前がいっぱいあってよくわからない…」

そんな声をよく聞きます。スイス生まれの老舗ブランド、マムート。あのマンモスのロゴはカッコいいけれど、登山靴のラインナップを見ると、似たような名前のモデルがズラリと並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、登山ガイド歴20年の「先生」と、登山初心者の「JK」の会話を通じて、マムート登山靴の主要3シリーズ——デュカンサピュエンセルティグ——の違いを徹底解説。あなたにピッタリの一足が見つかるはずです。


登場人物紹介

JK
登山初心者。見た目重視で「形から入る」タイプ。専門用語が苦手で、素朴な疑問をどんどんぶつける。
先生
登山歴20年のベテラン。無骨で質実剛健な性格だが、道具への愛と知識は深い。機能美を重視しつつも、初心者の気持ちに寄り添って解説してくれる。

マムートってどんなブランド?

JK
先生、マムートってあのマンモスのロゴのブランドですよね?ウェアのイメージが強いんですけど、登山靴も作ってるんですか?
先生
いい質問だ。実はマムートは2003年に「ライケル」というスイスの老舗靴メーカーを買収しているんだ。ライケルは100年以上の歴史を持つ名門で、そのノウハウがマムートの登山靴には受け継がれている。
JK
へー、じゃあ靴づくりのプロの技術が入ってるってことですか。
先生
その通り。だからマムートの登山靴は、単にロゴがカッコいいだけじゃなくて、本当に実力があるんだ。

参考情報: 「マムートの登山靴は、かつてライケル(Raichle)という老舗の靴メーカーが製造していたものを引き継いでおり、その技術と足型が活かされている」

出典https://yamahack.com/

JK
それは安心かも。でも、種類が多すぎて全然わからないです…デュカンとかサピュエンとか、呪文みたいな名前ばっかり。
先生
ははは、確かにそう感じるかもしれないな。でも実は、用途によって大きく3つのシリーズに分けられるんだ。今日はそこを整理していこう。

マムート独自のテクノロジー「Flextron」とは?

Image Prompt: マムート登山靴のソール断面図。スプリングスチール製のFlextronプレートが内蔵されている構造がわかるイラスト。

JK
あ、でもその前に、マムートの靴ってなんか「フレクストロン」とかいう技術が売りなんですよね?それって何ですか?
先生
よく知っているな。Flextron Technology(フレクストロンテクノロジー)は、マムート登山靴の核心技術だ。ミッドソール——つまり靴底の中間層——にスプリング型のスチールプレートが内蔵されているんだ。
JK
スチール?鉄が入ってるってことですか?重くないんですか?
先生
それがよくできていてな。波型に成形されたスチールプレートが、足を踏み込んだときの衝撃を吸収しつつ、そのエネルギーを推進力に変換してくれる。バネのような働きをするんだ。
JK
バネ…?靴なのに?

参考情報: 「インソールに内蔵された波打つスプリングスチールソールが、かかとや母指球で踏み込んだ際の圧力を足裏全体に分散させ、アウトソール全体で地面を捉えることを可能にします」

出典https://funq.jp/

先生
イメージとしては、カーボンプレート入りのランニングシューズに近いかもしれないな。あれも反発力で推進力を生み出すだろう?Flextronは登山靴版のそれだ。
JK
あー、厚底シューズみたいな感じ!
先生
ただし、ランニングシューズと違って、登山靴では「ねじれ防止」も重要なんだ。Flextronの波型構造は横方向のねじれにも強くて、不整地での安定性を高めてくれる。足首を捻るリスクも減らせる。
JK
それはありがたいですね。私、けっこうドジなので…
先生
長距離を歩いても疲れにくくなるし、岩場での安定感も増す。マムートの登山靴を語る上で、Flextronは外せないポイントだ。

シリーズ①「デュカン」——オールラウンダーの本命

Image Prompt: 緑豊かな山道を歩く登山者の足元。マムート・デュカン II High GTXを履いており、メッシュアッパーの通気性の良さと、岩場でのグリップ力が伝わるシーン。

先生
さて、まずはマムートの登山靴で一番人気といっていい「デュカン」シリーズから説明しよう。
JK
デュカン!なんかカッコいい響きですね。
先生
デュカンは、日帰りハイキングから1泊2日程度の縦走まで幅広くカバーできるオールラウンダーだ。Flextronテクノロジーが標準搭載されていて、推進力と安定性のバランスがいい。

デュカン II High GTX

主なスペック

  • 重量: 約545g(UK8.5片足)
  • ヒールドロップ: 10mm
  • 防水素材: GORE-TEX
  • アウトソール: Vibram Flextron
  • 価格: 30,800円〜34,100円(税込)
JK
545gって重いんですか?軽いんですか?
先生
登山靴としてはかなり軽い部類だ。一般的なトレッキングブーツは600g〜700gくらいが多いからな。
JK
へー、見た目はガッチリしてるのに意外と軽いんですね。
先生
そうなんだ。デュカンの特徴の一つに「モノタンコンストラクション」というのがある。
JK
また呪文…
先生
簡単に言うと、靴のベロ(タン)部分が一体型になっていて、足首に巻きつくようなフィット感があるんだ。これがホールド感を高めている。

参考情報: 「2024年9月5日に新発売されたモデルで、特に日本人の足にフィットするように改善されています」

出典https://monomagazine.com/

JK
日本人向けに改良されてるんですか!それは嬉しいかも。
先生
2024年にアップデートされた「デュカン II」は、かかと部分にリブ状のパーツが追加されて、足入れがスムーズになった。試着してみると、するっと入る感覚があるはずだ。

デュカン II Low GTXもある

JK
ハイカットじゃなくてローカットもあるんですか?
先生
ある。デュカン II Low GTXは約460gで、さらに軽い。足首の自由度が高いから、整備されたトレイルを軽快に歩きたい人に向いている。

主なスペック

  • 重量: 約460g(27cm片足)
  • ヒールドロップ: 10mm
  • 価格: 27,500円(税込)
  • カラー: ブラック、ブラック・ダークタンジェリン、ディープ・ジェイドブラック
JK
27,500円…けっこうしますね。
先生
確かに安くはない。だが、Flextronの技術とゴアテックスの防水性を考えれば、妥当な価格だと私は思う。

デュカンの良いところ・イマイチなところ

こんな人におすすめ

  • 日帰りから1泊程度の山行がメイン
  • 岩場や急登を含むルートを歩く
  • 長距離での疲労を軽減したい
  • Flextronの推進力を体感したい

注意点

  • 履き慣らしが必要: モノタン構造のせいか、最初はかかとが当たって痛む人もいる
  • 価格が高め: ハイカットは3万円超え
  • 濡れた岩での滑り: 一部ユーザーから「濡れた岩で滑りやすい」との声あり

参考情報: 「最初は踵が当たって痛むなど、履き慣れるまでに時間がかかるという意見もあります。特に一体型の履き口構造が原因と感じる人もいるようです」

出典https://note.com/

JK
履き慣らしが必要なんですね…。買ってすぐ山に行っちゃダメですか?
先生
新品の登山靴で長時間歩くのはリスクがある。近所を1〜2時間歩いてみて、当たる部分がないか確認してから山に持っていくのが鉄則だ。
JK
なるほど…。でもデュカン、デザインはカッコいいですね!黒にオレンジとか、おしゃれ。
先生
そうだな。マムートの登山靴は全体的にスタイリッシュで、街でも履いていて違和感がない。

シリーズ②「サピュエン」——高フィット感のテクニカルモデル

Image Prompt: 岩がちな高山帯を歩く登山者の足元。サピュエン High GTXを履いており、レザーの質感と足首のホールド感が伝わるシーン。

JK
次はサピュエンですね。これはデュカンと何が違うんですか?
先生
サピュエンは、デュカンよりも少し本格的なトレッキング向けだ。ハイキングから岩場のある高山帯まで幅広く対応できる。
JK
でもデュカンも岩場行けるんですよね?
先生
行ける。だが、サピュエンは「箱から出してすぐ快適」という点が違う。
JK
え、デュカンは履き慣らしが必要って言ってましたよね。サピュエンは要らないんですか?
先生
サピュエンには「Georganic 3D Technology」と「3D Memo Foam」という技術が使われていてな。足の形に沿った立体的なアッパー構造と、かかと周りのメモリーフォームが、最初からフィット感を高めてくれるんだ。

参考情報: 「足の動きや姿勢に追随する立体的なアッパー構造と、かかとや足首周りのクッション性が特徴です。これにより、足と靴が一体化したようなフィット感を実現」

出典https://roomie.jp/

サピュエン High GTX

主なスペック

  • 重量: 約530g(UK8.5/27.0cm)
  • ヒールドロップ: 10mm
  • 防水素材: GORE-TEX Performance Comfort Footwear
  • アウトソール: Vibram Flextron II
  • フレックスインデックス: A6
  • アッパー素材: ダブルエンジニアードメッシュ、ストレッチ素材、ベロアレザー
  • 価格: 約30,300円
JK
あ、ベロアレザーって書いてありますね。デュカンはメッシュだったのに。
先生
鋭いな。サピュエンはレザーを使っているから、耐久性が高い。岩にこすっても傷つきにくいし、長く使える。
JK
レザーってことは、雨に弱くないですか?
先生
ゴアテックスが入っているから、防水性は問題ない。ただし、レザー部分のメンテナンスは少し気を使う必要があるな。

サピュエン vs デュカン、どっちを選ぶ?

JK
ぶっちゃけ、どっちがいいんですか?
先生
正直、どちらも優秀だ。だが、あえて言うなら——
ポイント デュカン サピュエン
履き心地 履き慣らし必要 最初から快適
アッパー メッシュ(通気性◎) レザー混(耐久性◎)
見た目 スポーティ クラシック
重量 やや軽い やや重い
JK
私、せっかちなので、すぐ快適に履けるサピュエンのほうがいいかも…
先生
一方で、デュカンのほうが通気性は良い。夏場に汗っかきの人はデュカンのほうが蒸れにくいかもしれないな。
JK
うーん、悩む…
先生
だからこそ、試着が大事なんだ。同じブランドでもモデルによって足型が違う。

こんな人におすすめ

  • 買ってすぐ山で使いたい
  • レザーの質感が好き
  • 重い荷物を背負うこともある
  • 岩がちなルートが多い

注意点

  • やや細めの足型
  • 幅広の足は半サイズアップ推奨
  • レザー部分のメンテナンスが必要

シリーズ③「セルティグ」——軽さを極めたスピードモデル

Image Prompt: トレイルを軽快に走る女性の足元。セルティグ II Low GTXを履いており、ローカットの軽快さとアグレッシブなソールパターンが見える。

JK
セルティグってのもありますよね。これは?
先生
セルティグは、トレイルランニングからライトハイキング向けのモデルだ。とにかく軽い。
JK
どのくらい軽いんですか?

セルティグ II Low GTX

主なスペック

  • 重量: 約330g(UK8.5/27.0cm)
  • ヒールドロップ: 7〜8mm
  • 防水素材: GORE-TEX Invisible Fit
  • ミッドソール: EVA(衝撃吸収)
  • アウトソール: Mammut Swiss Design / Gripex Trail Bite
  • フレックスインデックス: A4
先生
片足330g。デュカンの約6割の重さだ。
JK
え、軽っ!スニーカーみたい!
先生
実際、履き心地はランニングシューズに近い。柔らかくて、足にスッと馴染む。

参考情報: 「日帰りハイキング、ファストハイク、軽装備でのバックパッキングなど、軽快な活動に適しています」

出典https://hikingfeet.com/

JK
じゃあ、これが一番いいんじゃないですか?軽いほうが楽でしょ?
先生
そこが落とし穴でな。セルティグは「登山靴」というより「トレイルランニングシューズ」のカテゴリなんだ。
JK
何が違うんですか?
先生
ソールが柔らかいから、岩場での安定性はデュカンやサピュエンに劣る。重い荷物を背負っての縦走には向かない。

参考情報: 「本格的な『縦走』(重い荷物を背負い、複数日にわたって厳しい山道を歩くような登山)では、Sertigシリーズは十分な足首のサポートや、重い荷物に対応できる剛性、そしてより高い耐久性を提供する『従来の登山靴』に比べると劣る可能性があります」

出典https://hikingfeet.com/

JK
あー、軽いには軽いなりの理由があるんですね…
先生
そうだ。セルティグは「スピードを出したい」「軽装備で軽快に歩きたい」という人向け。逆に言えば、整備されたトレイルならこれ以上快適な靴もないだろう。

こんな人におすすめ

  • トレイルランニングがメイン
  • 軽装備での日帰りハイキング
  • 普段使いやタウンユースも兼ねたい
  • とにかく軽さを重視

注意点

  • 本格縦走には不向き
  • 足首サポートは弱い(ローカットの場合)
  • 重い荷物には対応しづらい
  • Flextronは非搭載
JK
ちょっと待ってください。Flextron入ってないんですか?
先生
セルティグにはFlextronは搭載されていない。だから柔らかくて軽いんだ。
JK
なるほど…用途によって使い分けるってことですね。

覚えておきたい「その他のモデル」

JK
デュカン・サピュエン・セルティグの3つが基本ってことはわかりました。でも、マムートのサイトを見ると、他にもいっぱいあるんですけど…
先生
いい質問だ。もう少し本格的なモデルも紹介しておこう。

Kento Tour High GTX——山岳ツアー向け

Image Prompt: 岩稜帯を歩くクライマーの足元。ケント ツアー High GTXを履いており、ベロアレザーの堅牢さとアイゼン対応のソールが見える。

主なスペック

  • 重量: 約610g(UK8.5)
  • ヒールドロップ: 11mm
  • フレックスインデックス: A8
  • アイゼン対応: あり(セミワンタッチ)
  • 価格: 約30,800円〜42,900円
先生
ケントは山岳ツアーやヴィアフェラータ向けのモデルだ。
JK
ヴィアフェラータ?
先生
イタリア語で「鉄の道」という意味で、岩壁にはしごや手すりが設置されたルートのことだ。日本だと剱岳のカニのタテバイ・ヨコバイみたいなイメージかな。
JK
あー、鎖場みたいな?
先生
そうだ。ケントはソールが硬めで、岩のエッジに立ったときに安定する。アイゼン対応のモデルもあるから、残雪期の登山にも使える。

参考情報: 「パフォーマンス志向のハイグレードな登山ブーツ」「マムートとVibram共同開発のソールによる軽量性と優れたグリップ力が評価されています」

出典https://mammut.jp/

JK
でも610gって、デュカンより重いですよね。
先生
重いが、その分サポート力があるんだ。北アルプスの岩稜帯を縦走するなら、こういうモデルのほうが安心感がある。

Taiss Light Mid GTX——アルパイン向け超軽量モデル

主なスペック

  • 重量: 約510g(UK8.5)
  • アウトソール: Vibram Litebase
  • ミッドソール: カーボンファイバー
  • アイゼン対応: あり(セミワンタッチ)
先生
タイス ライトは上級者向けのアルパインモデルだ。
JK
510g?ケントより軽いじゃないですか!
先生
そう。カーボンファイバー製のミッドソールを使っていて、剛性を保ちながら軽量化している。

参考情報: 「剛性はしっかりしているのに超軽量」「岩、雪、氷の上でのクライミングに適しており、非常に硬いながらもかさばらない」

出典https://kojitusanso.jp/

JK
すごい!それなら私もこれがいいかも!
先生
いや、待て。タイス ライトはソールがかなり硬いから、低山のハイキングだと逆に歩きにくい。足の甲も低めに作られていて、万人向けではないんだ。
JK
えー、じゃあ誰が履くんですか?
先生
高山登山や岩稜帯、マルチピッチクライミングをやる人だな。それに保温材が入っていないから厳冬期には向かない。あくまで夏から秋の高山向けだ。
JK
やっぱり上級者向けなんですね…

Nova IV GTX——女性向けモデル

主なスペック

  • 重量: 約388g(23.0cm)
  • フレックスインデックス: A6
  • ヒールドロップ: 12mm
  • アッパー素材: Terracare® ヌバックレザー(bluesign®認証)
  • 幅広タイプ: あり
JK
あ、レディースモデルもあるんですね!
先生
ノヴァは女性専用設計だ。足型が女性向けに調整されていて、幅広タイプも用意されている。

参考情報: 「3Dメモフォームによるクッション性が、足にしっかりとフィットし、長時間の着用でも快適さが続く」

出典https://mammut.jp/

JK
388gって軽い!セルティグと同じくらいじゃないですか。
先生
それでいてレザーアッパーだから耐久性もある。日帰りハイキングから小屋泊まで対応できる良いモデルだ。
JK
私、これにしようかな…

サイズ選びの注意点

JK
そういえば、マムートってヨーロッパのブランドですよね。日本人の足に合うんですか?
先生
鋭いな。一般的にヨーロッパの登山靴は細身が多いと言われている。
JK
やっぱり…私、足幅広いほうなんですよね。
先生
だが、マムートは比較的日本人にも合いやすいと言われているんだ。特に旧テトンシリーズなどは幅広・甲高に余裕がある設計だった。

参考情報: 「マムートはアパレル製品において日本人の体型に合わせた『ALOC/ASIAN FITモデル』を展開しており、アジア人の体型への配慮があることがうかがえます」

出典https://mammut.jp/

JK
へー、アジアンフィットがあるんですね!
先生
ただし、モデルによって足型は異なる。サピュエンはやや細めという声もあるし、ノヴァには幅広タイプが用意されている。一概には言えないんだ。
JK
じゃあ結局、試着するしかないってことですか。
先生
その通り。特にネット通販で買う場合は注意が必要だ。サイズが合わなければ返品・交換できるショップを選ぶこと。

サイズ表記について

先生
マムートはUKサイズ表記だ。日本のサイズとの対応はこうなる。
UKサイズ 日本サイズ(cm)
UK5.5 24.0
UK6 24.5
UK6.5 25.0
UK7 25.5
UK7.5 26.0
UK8 26.5
UK8.5 27.0
UK9 27.5
JK
ややこしい…
先生
店頭で試着するときは、実際に山で使う靴下を履いていくといい。薄い靴下と厚い靴下でサイズ感が全然違うからな。

登山靴のメンテナンス方法

JK
ところで、登山靴って手入れが必要なんですか?
先生
もちろんだ。特にゴアテックス製品は適切なメンテナンスをしないと、防水性能が落ちてしまう。
JK
えー、めんどくさそう…
先生
そうでもない。基本は「洗う」「乾かす」「防水処理」の3ステップだ。

1. 洗う

  • 靴紐とインソールを外す(洗濯機で洗ってOK)
  • 靴本体はブラシとぬるま湯で汚れを落とす
  • 内側も忘れずに洗浄(小石が残っていると防水層を傷つける)
  • 洗濯機での丸洗いはNG
JK
洗濯機ダメなんですか?
先生
ダメだ。靴の構造が傷む可能性がある。手洗いが基本だ。

2. 乾かす

  • 新聞紙を詰めて、風通しの良い日陰で乾燥
  • 数時間ごとに新聞紙を交換
  • 暖房器具・直射日光は絶対NG

参考情報: 「登山靴を乾かす最善の方法は、靴の内側に新聞紙を詰めて、風通しの良い日陰に逆さまに置いて乾かすことです」

出典https://mammut.jp/

JK
ドライヤーで乾かしちゃダメですか?早く乾かしたいんですけど。
先生
絶対にダメだ。熱で接着剤が溶けたり、革が劣化したりする。時間がかかっても自然乾燥が鉄則だ。

3. 防水処理

  • 乾ききる前に防水スプレーを塗布(気孔が開いている状態が浸透しやすい)
  • 水性の防水スプレーがおすすめ
  • ゴアテックス製品にワックスやグリースは非推奨(通気性に影響)
JK
え、革靴だからワックス塗ればいいと思ってた…
先生
それはゴアテックスなしの純粋な革靴の話だ。ゴアテックス製品は透湿性が命だから、油分で目詰まりを起こすと蒸れてしまう。

モデル比較表

JK
先生、いろいろ聞いて頭がパンクしそうです…結局どれがどう違うのか、まとめてもらえませんか?
先生
わかった。主要モデルを表にまとめよう。
モデル 用途 重量(片足) 価格帯 Flextron アイゼン
Ducan II High GTX ハイキング〜軽縦走 約545g 30,800円〜 ×
Ducan II Low GTX ハイキング 約460g 27,500円 ×
Sapuen High GTX ハイキング〜高山 約530g 約30,300円 ○(II) ×
Sertig II Low GTX トレラン〜軽ハイク 約330g × ×
Kento Tour High GTX 山岳ツアー 約610g 30,800円〜
Taiss Light Mid GTX アルパイン 約510g ×
Nova IV GTX(W) ハイキング(女性) 約388g × ×
JK
おー、これでわかりやすい!

結局、私はどれを選べばいい?

JK
先生…ぶっちゃけ、私みたいな初心者は何を買えばいいですか?
先生
君の登山スタイルによるな。どんな山に行きたい?
JK
えーっと…とりあえず高尾山とか、奥多摩とか?友達と日帰りで行く感じです。でもいつかは北アルプスとか行ってみたい!
先生
なるほど。それならデュカン II High GTXをおすすめする。
JK
なんでですか?
先生
理由は3つ。
  1. 汎用性が高い: 日帰りから1泊まで対応できる
  2. Flextron搭載: 長く歩いても疲れにくい
  3. 将来性: 北アルプスの一般ルートなら十分対応できる
JK
なるほど…でも3万円超えは痛いなぁ。
先生
高い買い物だが、登山靴は命を預ける道具だ。安物を買って途中で壊れたら、それこそ大変なことになる。
JK
確かに…
先生
それに、いい靴は10年以上使える。年間にすれば3,000円。コスパは悪くないだろう?
JK
そう言われると…買っちゃおうかな。
先生
ただし、必ず店頭で試着してからにしろ。ネットで見た写真と実物は違うこともあるし、何よりサイズ感は自分の足でしか確かめられない。
JK
はーい!今度の週末、お店に行ってきます!

まとめ——マムート登山靴の選び方

先生
最後にポイントを整理しよう。

マムート登山靴 3つのシリーズまとめ

シリーズ 特徴 おすすめシーン
デュカン Flextron搭載のオールラウンダー 日帰り〜1泊縦走、岩場含む
サピュエン 高フィット感、すぐ快適 重装備の高山ハイク
セルティグ 超軽量、トレランシューズ感覚 トレラン、ライトハイク

選び方のポイント

  1. 用途を明確に: どんな山でどんな装備で歩くか
  2. 試着は必須: 同じブランドでもモデルで足型が違う
  3. 履き慣らし: 新品はいきなり長距離はNG
  4. メンテナンス: 洗う→乾かす→防水処理の3ステップ
JK
ありがとうございます、先生!これでマムートの靴、選べそうです!
先生
うむ。いい靴を見つけたら、たくさん山に行くんだぞ。靴は使ってこそ価値がある。
JK
はい!初めての北アルプス、楽しみにしてます!
先生
その前に、まずは高尾山で履き慣らしだな。
JK
わかってますよ〜。

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