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導入
レインウェア選び、迷っていませんか?特にミレーのレインウェアは「ティフォン」「カメット」「トリロジー」と種類が多く、初めて見ると何がなんだか分からなくなりがち。
「ティフォン50000って数字は何?」「GORE-TEXとどう違うの?」「結局どれを買えば正解なの?」——そんな疑問を持っている人のために、登山ガイド歴20年のベテランが、ミレーのレインウェアの選び方を徹底解説します。
登場人物紹介
登山初心者。見た目重視で可愛いものが好き。専門用語は苦手。
登山歴20年のベテラン。道具への愛と知識は深く、機能美を重視する。
ミレーのレインウェア、なぜ種類が多いの?
先生、ミレーのレインウェアって種類多すぎません?ティフォンだのカメットだの、もう何が何だか…。
ふむ、確かに初見だと混乱するな。だが、ミレーが種類を分けているのには明確な理由がある。用途と性能で棲み分けているんだ。
良い質問だ。レインウェアに求められるのは「防水性」だけじゃない。「透湿性」「動きやすさ」「耐久性」「軽さ」——これらのバランスが用途によって変わるんだ。
具体的に言おう。日帰り登山なら軽くて透湿性重視、アルパインクライミングなら耐久性と防水性重視、というように使い分けるんだ。
ミレーのレインウェア主要シリーズ
- ティフォン50000シリーズ: 圧倒的な透湿性とストレッチ性。軽量・快適重視
- カメット GTXシリーズ: GORE-TEX採用の王道。オールラウンダー
- トリロジー アイコン GTX PRO: 最高峰のGORE-TEX PRO。厳冬期・アルパイン向け
「ティフォン50000」って何?数字の意味から徹底解説
透湿性の革命児「ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット」
ティフォン50000って、製品名に数字入れるのなんか変じゃないですか?50000って何の数字ですか?
50000は透湿性の数値だ。透湿性50,000g/㎡/24hを表している。
ごまんグラム…なんかすごそうだけど、どういう意味ですか?
透湿性とは、ウェアの内側の水蒸気——つまり汗——がどれだけ外に抜けるかを示す数値だ。24時間で1平方メートルあたり何グラムの水蒸気を逃がせるかを表す。
参
「独自開発の7ミクロン極薄メンブレン「DRYEDGE™ TYPHON 50000」を採用しており、20,000mmという高い耐水圧と、50,000g/m²/24hという非常に高い透湿性を両立」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEBnxCoUdW1JBdDFtyD2Q7gXYTH2pWZerx9caVG880fZuwoPsfy1JIK_V7JnG8bngXB0CtwARKBl2UrA7MpUlG-HANmB4UJWLisF3t87Umc-hJ4FjC9EjDDMzPKwt0skfno2Q==
多い。一般的なレインウェアの透湿性は10,000〜30,000g/㎡/24h程度だ。つまりティフォン50000は約2倍の透湿性を持っている。
えっ、2倍!?それって体感でわかるくらい違うんですか?
わかる。ティフォンを着ると、蒸れにくさが明らかに違う。私も何度か使ったが、夏の北アルプスで汗だくになりながら行動しても、ウェア内がベタベタしにくいんだ。
参
「ゴアテックスのアクティブシェルと同等レベルの透湿性という声もあります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEm1eU54kkd2SoPZ0GuduW3DzXwHY9aQSrL3pGJ5VKpUf185AXM63VS3NjmKNHrZbvKSNFjHelN2-LrnhWtlLJmlW_xUjAqzPAGho_PdKjUQ09_gN4=
へー!でも透湿性が高いってことは、防水性が低いんじゃ…?
いい着眼点だ。だが心配無用。ティフォン50000の耐水圧は20,000mm。これは大雨の中でも浸水を防げるレベルだ。
しなやかさの秘密
あと、このティフォンってストレッチって名前がついてますよね。伸びるってことですか?
そうだ。ティフォン50000の生地は伸縮性がある。腕を上げたり、体をひねったりしても突っ張らない。
普通ではない。多くのレインウェアは防水性を保つために硬い生地を使う。だから動くとゴワゴワするし、シャカシャカ音がするんだ。
あー、私それ嫌なんですよね。おじさんっぽいというか…。
はは、その気持ちはわかる。だがティフォンは違う。まるでソフトシェルやウィンドブレーカーを着ているような感覚で、レインウェア特有のゴワつきがほとんどない。
参
「従来のレインウェアにありがちなゴワつきが少なく、まるでソフトシェルやウィンドシェルのような着心地で、身体の動きを妨げません」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFeKZ_YJXYW75sxCwT96ET485_B3hMe5yMjfFhpCftuqoquKU6w5xAiz0JDUXINzTxyHgfTIST3-gUFI7yvmRzSIriC7Ie3c3MDHoA1uPbQDKtd7YA=
実際、多くのユーザーが「とにかく軽い」「レインウェアとは思えないほど柔らかい」と評価している。
参
「実際に着用した多くのユーザーが「とにかく軽い」と感じており、レインウェアとは思えないほど柔らかく、ウィンドシェルを羽織っているような軽快さがあると評されています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFPiRt4Od8bfZXLglaKl3tCaINpE-c2BLGGskneRF-33u-avJeDEIbKNI6b_hYaC1O8wt2V-X1RZm-Zp4QxlJQiClXs1Oj1yhI9DAgXLcT6wQNRe78=
ティフォン50000の弱点
完璧じゃないですか!じゃあこれ買えば間違いないってことですよね?
まず耐久性だ。軽量性と透湿性を追求するために、生地が薄く作られている。岩場でこすったり、枝で引っ掻いたりすると、厚手のレインウェアより破れやすい。
参
「軽量性を追求しているため、生地が薄く、岩場などでの強い摩擦には注意が必要です。一般的な厚手のレインウェアと比較すると、擦れによる破れのリスクがある」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHaskWgy0XD19NwTZ0o11F5PFDOMEae6pqYYZBhh9xef2L5kW-vlpuYdQOGhyddklxqG6Dl6kYQKhmOBIGBEPOYPvD5n1MhLiByNmSiinUEOwQy5h-JTXazc-u-oO-sFkxqYSs3F8fSEzbFaHlYjO4-2swShQ==
もう一つ。生地がしなやかなぶん、強風に晒されると体に張り付く。冷たい風が吹くと寒気を感じやすいんだ。
参
「生地のしなやかさゆえ、強風に晒されると体に張り付き、寒気を感じやすい場合があります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGuromBbnOST1FJ8g-Pp30b7sRvJ6GJC9VeKo4Fr-L8eXkXZBYb-DwfIO1eUikj-gw-SDjzxxT95hXAxqQWdchL-hBTAgPxHdCVVfDr2cUbYTJWHAfH5LdfX2tN45vR8szMYR2pqGo5KRkXXBP_zZxUamI8RHY9kOCg9bfO_uLxPqOIqdY3uxQLA7m_r4MGanw=
日帰り登山や小屋泊縦走がメインで、岩稜帯やバリエーションルートにはあまり行かない人。あとは汗っかきで蒸れが気になる人には最適だ。
主なスペック
- 素材: DRYEDGE™ TYPHON 50000(7ミクロン極薄メンブレン)
- 重量: 約304g
- 透湿性: 50,000g/㎡/24h
- 耐水圧: 20,000mm
- 価格: 約35,200円〜36,300円(税込)
こんな人におすすめ
- 軽さと透湿性を最優先したい人
- 日帰り〜小屋泊縦走がメインの人
- 汗っかきで蒸れが気になる人
- ストレッチ性のある動きやすいウェアが欲しい人
注意点
- 岩場での摩擦には注意が必要
- 強風時は体に張り付いて寒さを感じやすい
- 厳冬期や本格的なアルパインルートには不向き
ティフォンのバリエーションも知っておこう
超軽量モデル「ティフォン ファントム トレック ジャケット」
ある。「ティフォン ファントム トレック ジャケット」は究極の軽量モデルだ。
Mサイズで約163gだ。スマートフォン1台より軽い。
参
「超軽量モデルの「ティフォン ファントム トレックジャケット」は、Mサイズで163gと非常に軽く」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGEAKUi71Mf5ORrikYlKj6R6l2y6xXv7idMUWSSM7TBPvUGacfvAuv6udBS8lWKcuz9K2Ongnz0IimCj4V7onBp4pG_enk4p_xgsuzgsWqVH6HlbaPL5LgQbyPf
えっ!?レインウェアってそんな軽くできるんですか!?
しかも透湿性は60,000g/㎡/24hに向上している。とにかく軽さを追求する人、トレイルランナーなどに人気だ。
察しがいいな。その通りで、さらに薄いから取り扱いには注意が必要だ。
秋冬向け「ティフォン 50000 ウォーム ストレッチ ジャケット」
逆に秋冬向けには「ティフォン50000ウォーム」というモデルもある。裏地が起毛になっていて保温性が高い。
ただし注意点がある。裏地起毛のぶん、低山など気温が高い環境では蒸れを感じやすくなる。
参
「「ティフォン50000ウォーム」のような裏地起毛の秋冬向けモデルは、低山など気温の高い場所では、透湿性が高くても蒸れを感じやすい場合があります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGuromBbnOST1FJ8g-Pp30b7sRvJ6GJC9VeKo4Fr-L8eXkXZBYb-DwfIO1eUikj-gw-SDjzxxT95hXAxqQWdchL-hBTAgPxHdCVVfDr2cUbYTJWHAfH5LdfX2tN45vR8szMYR2pqGo5KRkXXBP_zZxUamI8RHY9kOCg9bfO_uLxPqOIqdY3uxQLA7m_r4MGanw=
なるほど、使う季節と場所を考えないといけないんですね。
王道のGORE-TEX「カメット GTX ジャケット」
ティフォンはわかりました。じゃあカメットって何ですか?
カメットGTXは、ミレーのGORE-TEX採用モデルだ。オールラウンドに使える王道のレインウェアといえる。
ゴアテックスって有名ですよね。ティフォンの独自素材とどう違うんですか?
GORE-TEXは世界的に信頼されている防水透湿素材だ。耐久性ではティフォンより上で、長期間使っても性能が落ちにくい。
カメットGTXの特徴
カメットGTXは3層構造のGORE-TEX生地を使っている。引き裂きや摩耗に強い丈夫なナイロンで、岩場でも安心して使える。
参
「体の動きを計算した立体裁断により、無駄のないデザインで、幅広いマウンテンスポーツに対応する運動性を持ち合わせています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGkR4NREYG4XUP1p5OgrJt4bZU492pMdZK14wf6X_VfVuRL7FYrzj5-Qau6vq4gFEZd4PPial2MNeNu5O2E73TvQSWeeb1h6HT5U9cDUa0a9rMpinGh5fT7WTsvhMg6j03Sj8nKm0s0
でもGORE-TEXって、ゴワゴワするイメージあるんですけど…。
昔のGORE-TEXはそうだった。だが最近の製品は立体裁断で動きやすく作られている。カメットGTXも体の動きを計算した裁断で、運動性は高い。
参
「カメット ライト ゴアテックス ジャケット (MIV7739)は、約61,600円(税込)で販売されているケースや、セール期間中には割引された価格(例:49,580円、または30%オフ)で見られることもあります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGkR4NREYG4XUP1p5OgrJt4bZU492pMdZK14wf6X_VfVuRL7FYrzj5-Qau6vq4gFEZd4PPial2MNeNu5O2E73TvQSWeeb1h6HT5U9cDUa0a9rMpinGh5fT7WTsvhMg6j03Sj8nKm0s0
そうだな。だがカメットGTXには、ティフォンにない装備がある。
カメットGTXならではの機能
まず脇下のピットジップ。ベンチレーションといって、暑いときにジッパーを開けて換気できる。
ティフォンは透湿性が高いから、ピットジップがなくても蒸れにくい設計になっている。カメットGTXはピットジップで積極的に換気するスタイルだ。
あとはヘルメット対応フード。アルパインクライミングやアイスクライミングでヘルメットを被る人向けの設計だ。
あ、私はヘルメット使わないからあんまり関係ないかも…。
今はそうでも、いずれ岩稜帯を歩くようになったら必要になる。先を見越して選ぶのも一つの考え方だ。
主なスペック
- 素材: GORE-TEX 3層(プレイン ナイロン100%)
- 重量: 約510g〜545g
- 価格: 約50,160円〜61,600円(税込)
こんな人におすすめ
- 耐久性を重視する人
- 悪天候での行動が多い人
- アルパインクライミングやアイスクライミングを行う人
- オールシーズン使いたい人
注意点
- ティフォンより重い(約200g増)
- 価格が高め
- 透湿性はティフォンに劣る
最高峰「トリロジー アイコン GORE-TEX PRO ジャケット」
トリロジーってのもありましたよね。なんか強そうな名前…。
トリロジー アイコン GORE-TEX PROは、ミレーのレインウェアの最高峰モデルだ。
シャモニーの山岳ガイドからのフィードバックを基に開発された、エキスパート向けのジャケットだ。厳冬期の登山やアルパインクライミングなど、最も過酷な環境で使うことを想定している。
参
「シャモニー山岳ガイドからのフィードバックを基に開発され、エキスパートのニーズに応えるべく、耐久性、防水透湿性、運動性を高次元で兼ね備えています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGp7yPVSMrk_xJiDP44-tOLTlr40G9wB_s2OViMAE5isv7ic08Twoz7bUHtiJbvpXdzZTxWizHbkkrZIA8TjtSysmhaCBTkDf-n5ipXVqueI4jaH6fJhMRDJQ==
そうだ。モンブランの麓にある登山の聖地だな。世界屈指の山岳ガイドたちが実際に使って意見を出したモデルだ。
GORE-TEX PROとは
GORE-TEX PROって普通のGORE-TEXと何が違うんですか?
GORE-TEX PROは、GORE-TEXの最上位グレードだ。最も過酷な条件に耐えられるよう設計されていて、縫い目はすべて熱溶着で完全防水、耐久性も最高レベルだ。
すごそう…でもお値段も最高峰なんですよね、きっと。
まあ、そこは覚悟が必要だな。10万円前後にはなる。
だが、エベレストなどの高所登山や、厳冬期の剱岳・穂高といった本格的なアルパインルートに行く人には、このレベルの装備が必要になる。
いま決めつけることはない。山を続けていれば、いつかそういう山にも挑戦したくなるかもしれない。
こんな人におすすめ
- 厳冬期登山をする上級者
- 高所登山やアルパインクライミングを行う人
- 最高レベルの防水透湿性能を求める人
- プロや山岳ガイド
サイズ選びの落とし穴
ミレーのレインウェア、買うとしたらサイズはどうすればいいですか?いつものサイズでいいんですよね?
それは危険だ。ミレーはEUROサイズ表記を採用している。日本サイズとは異なるんだ。
ミレーのSサイズは、日本のMサイズに相当する。つまり、普段よりワンサイズ小さいものを選ぶのが基本だ。
参
「EUROのSサイズが日本のMサイズに相当するなど、普段着用している日本のサイズよりワンサイズ小さいものを選ぶのが推奨されています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGjfo-q2epSXslGNbOYVNJ-VQ7PqN9U2UAxiv7gKM40eNwYyiIZex0UZhM4Y7XfzbzCvFS3ssh3MUAMU8ct3xf_N52DxLdHFViEO6DvMtmleATnNyYR5t56OECNSt3K71_txNuGf1Hd5bffBg5a7I29iv_H4v_wnrV0VQXLyordEVLcMHtIHcfilby3GiqZgn85meLsHN2WCd4sNgCqsVHAwpA3BdEkYZuGhOWfAxmTc-dot2TVCGeX7NZhcaAwTUr2Qm5EzeNUKFqZowPl2uOejiLOLMu3wzjHYiMavMx49g-yzYz3GD1H7oo55EXd2AA92NmtU-Da0Q==
ただし、冬場にフリースやダウンを中に着込む前提なら、ジャストサイズだと窮屈になる可能性がある。そこは使い方次第だな。
実際のフィット感
例えば身長172cm、体重72kgの男性がMサイズ(EUROサイズ)を着用したレビューでは、「ゆとりがありインナーを着込むことも可能」だそうだ。
参
「172cm、72kgの男性がMサイズ(EUROサイズ)を着用したレビューでは、ゆとりがありインナーを着込むことも可能と報告されています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHv9Hq5maVyTmAnIv6-TT7Q0oGCS71xvmlstwaM-NWOD3-6eaknLFKKoqxBt1e1Who2z9VcI3ozp2HqGsJ7mACMGuG1kZC0Osni8i2Nd7p7yf8LW0c=
女性だと、身長161cm、体重54kgでSサイズを選んで「ストレッチが効いて動きやすい」という声もある。
その通りだ。特にレインウェアは実際に着て腕を上げたり、かがんだりして動きを確認することが大切だ。
上下セットで揃えるといくら?
ジャケットだけじゃなくてパンツも必要ですよね。上下で揃えるといくらになるんですか?
ティフォン50000のジャケットが約35,000円、パンツが約21,000円。合わせて約5〜6万円といったところだ。
参
「ティフォン ストレッチパンツは、税別で19,000円程度の価格」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFoZC_eWoAzPzqMtap16prae24rjLxLakj-TQ9FIPicvwQ_YAc1QnC1wtSnqzDy-VI5hVXTWt5JwX19vcoNy4eWql76SJhbw-kXlCHrtVEQouRSInMsenYhSLh-E9lYuonqlYlRhig=
うーん、結構しますね…。初心者にはハードル高いなぁ。
レインウェアは命を守る装備だ。ここで妥協すると、いざというとき困ることになる。
ある。例えばモンベルのストームクルーザーなら上下で3万円台で収まる。コストパフォーマンスではモンベルが強い。
それも一つの選択だ。だがミレーのティフォン50000は透湿性で頭一つ抜けている。汗っかきで蒸れが気になる人には、この差が大きい。
他ブランドとの比較
| ブランド |
代表モデル |
特徴 |
価格帯 |
| ミレー |
ティフォン50000 |
透湿性50,000g、ストレッチ性抜群 |
約35,000円〜 |
| モンベル |
ストームクルーザー |
コスパ最強、軽量、幅広い用途 |
約24,000円〜 |
| ノースフェイス |
クライムライト |
機能性とデザイン性の融合 |
約35,000円〜 |
| パタゴニア |
トレントシェル3L |
環境配慮、高い耐久性 |
約28,000円〜 |
参
「ミレーのレインウェアは、特に「ティフォン50000」シリーズが高い評価を得ています...非常に高い透湿性 (50,000g/m²/24h) と優れたストレッチ性を兼ね備えています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGcISBkogGRumSI_18FVXH0DDoI3Et_-HFjInjS-6wHeqV3_F8VuZ80PRFxrQOZcyuDHnGlDO5odZVX1bXWQEQNUfYkWcPmgT6Vp5OmfO0-ilK8Xvu3t_jRal2BgtW50tGw9okKqtVk5XSaSDm5YX3WCYbT_NcO
モンベルが一番安くて、ミレーとノースフェイスが同じくらいなんですね。
そうだ。ミレーを選ぶ理由は「透湿性とストレッチ性」、モンベルを選ぶ理由は「コスパと信頼性」、ノースフェイスを選ぶ理由は「デザインと汎用性」といった具合だ。
ミレーのデザインも悪くないぞ。細身ですっきりしたシルエットで、街着にも使えるという声も多い。
レインウェアのお手入れ方法
レインウェアって洗っていいんですか?なんか洗うと防水性能が落ちそうで怖いんですけど…。
逆だ。レインウェアは定期的に洗わないと防水性能が落ちる。
汗や皮脂、ほこりが付着したままだと、撥水機能が低下するんだ。使ったら必ず洗うのが基本だ。
洗濯の手順
まず洗剤選び。必ずアウトドア専用洗剤を使うこと。柔軟剤や漂白剤は絶対に使ってはいけない。
参
「漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤入りの洗剤、香り付きの洗剤は、撥水性能を低下させる可能性があるため使用しないでください」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQF1BWJTMu5daFDvhyVEn302jwBop7l-XfAVELdVVSp7a_Z-21tM6qOHbmqj4492lh2KyVX2fakO2UuQGQ2M_ZW_4uKGqh8zIjGD3C7XFJkvz3VWo4wJOzQ8Bg0=
柔軟剤は生地をコーティングしてしまい、水蒸気が通り抜ける穴を塞いでしまう。透湿性が死ぬんだ。
ティフォンのような薄手の生地は手洗い推奨だ。40℃以下のぬるま湯で優しく洗い、念入りにすすぐ。洗剤が残ると撥水性能に影響する。
参
「脱水は、優しく押すように水気を切ります。洗濯機での脱水や強く絞ることは、メンブレン(防水フィルム)の破損につながる恐れがあるため避けてください」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFPiRt4Od8bfZXLglaKl3tCaINpE-c2BLGGskneRF-33u-avJeDEIbKNI6b_hYaC1O8wt2V-X1RZm-Zp4QxlJQiClXs1Oj1yhI9DAgXLcT6wQNRe78=
ダメだ。強く絞るとメンブレン——防水フィルムのことだが——が傷む。優しく押すように水気を切って、陰干しするんだ。
撥水性の回復
洗っても撥水性がイマイチなときはどうすればいいですか?
熱処理が有効だ。低温〜中温の乾燥機に20分ほどかけると、撥水性が回復する。
参
「Gore-Tex製品は、完全に乾いた後、中温で20分ほど乾燥機にかけることで撥水性が回復します」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQF1BWJTMu5daFDvhyVEn302jwBop7l-XfAVELdVVSp7a_Z-21tM6qOHbmqj4492lh2KyVX2fakO2UuQGQ2M_ZW_4uKGqh8zIjGD3C7XFJkvz3VWo4wJOzQ8Bg0=
当て布をして低温アイロンをかけるか、ドライヤーを適度に離して熱を当てる方法もある。それでもダメなら、撥水スプレーを使うといい。
保管方法
保管も大事だ。スタッフバッグに入れっぱなしにすると湿気で生地が傷む。
参
「スタッフバッグやビニール袋に入れたまま保管すると、湿気が残りやすく生地にダメージを与える可能性があるため避けてください」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGcISBkogGRumSI_18FVXH0DDoI3Et_-HFjInjS-6wHeqV3_F8VuZ80PRFxrQOZcyuDHnGlDO5odZVX1bXWQEQNUfYkWcPmgT6Vp5OmfO0-ilK8Xvu3t_jRal2BgtW50tGw9okKqtVk5XSaSDm5YX3WCYbT_NcO
ハンガーにかけて、風通しの良い場所で保管する。直射日光は避けること。
まとめ:結局どれを買えばいい?
色々聞きましたけど、結局私はどれを買えばいいですか?
君のように日帰り登山やこれから始める人なら、ティフォン50000 ストレッチ ジャケットがいいだろう。軽くて蒸れにくく、動きやすい。
最初のうちは岩稜帯に行くことも少ないだろう。心配なら、もう少し予算を上げてカメットGTXを選ぶ手もある。
うーん、でも予算的にはティフォンかな…。上下で6万円はキツいけど、命を守る装備だから仕方ないですよね。
その意識は正しい。必ずお店で試着してから買うこと。サイズ感と動きやすさは、実際に着てみないとわからない。
選び方早見表
| レベル |
おすすめモデル |
理由 |
| 初心者〜日帰り |
ティフォン50000 |
軽量・透湿性・ストレッチ性 |
| 中級者〜縦走 |
カメットGTX |
耐久性・オールシーズン |
| 上級者〜アルパイン |
トリロジー アイコン GTX PRO |
最高峰の性能 |
よーし、今度お店に行ってみます!試着しまくりますよ!
店員さんにも相談するといい。良いレインウェアとの出会いを祈っている。
この記事で紹介した情報は2024年12月時点のものです。価格や仕様は変更される場合があります。