レインウェアより快適?ミレーの「ソフトシェル」が山で活躍する理由
Tags: Softshell, Guide

目次
導入
「ソフトシェルって、レインウェアとは違うの?」「ミレーのソフトシェル、モデル多すぎて何が違うかわからない…」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ミレーはフランス発の本格派アウトドアブランドとして、ティフォン50000、K アブソルート シールド、トリロジーなど、実に多彩なソフトシェルをラインナップしています。
この記事では、登山ガイド歴20年の先生が、ミレーのソフトシェルの特徴や選び方を初心者にもわかりやすく解説します。
登場人物紹介


ソフトシェルって何?レインウェアとどう違うの?










参考情報: 「ソフトシェルは、撥水性、防風性、透湿性、ストレッチ性を兼ね備え、幅広いシーズンや用途で活躍する万能なウェアです」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGQc8epV6MAyNXojzgcOAMfsGa3hFA_TcA3grn4guX3kMrRkaA1ad96gfimR5M8u_QbM6TcNvdMhgU2mi2xkcXvl8ewH9hhptnStn1d9BBRyhkFypIXyr41GZwOz_2N5ycPrA==
ミレーのソフトシェル、なぜ種類が多い?


ミレーのソフトシェル主要シリーズ
- ティフォン50000シリーズ: 透湿性モンスター。蒸れない最強レインウェア兼ソフトシェル
- K アブソルート シールド: 完全防風。クライミング・アルパイン向け本格派
- トリロジーシリーズ: ミレー最高峰。過酷な環境用ハイエンドライン
- マグマ シールド: 保温系。防風フリース的な位置づけ
- ビオナセ ストレッチ: 薄手ライト系。タウンユースもOK


蒸れ対策最強!「ティフォン50000」
Image Prompt: 雨の日の夏山で、ティフォン50000を着た登山者が汗をかかずに快適に歩いているシーン。周囲は霧がかかっている。





参考情報: 「製品名の由来にもなっている透湿性50,000g/㎡/24hは、一般的なレインウェアの約2倍にあたり、汗による蒸れを極限まで抑えることができます」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEq5_nWdfquFsGX7APQKWmoJDDkBIsN2k6q2Ot-RTV3O62iRYGH2DKBYf5IQrbwOVL4_x6s9R2_F5fWR2yK2aE_Ol4XaR2GfbGqE4wA9-K5FTO5raU=


参考情報: 「人間の皮膚の平均的な透湿性に匹敵するとも言われています」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFjEltGmC65Ipojz8r_mQUhVk1MfCxVceFc2rEHEt6OxtLpRVJRTx2rYyYl_FgHZzuqbF36sB76yw-NURmDkYoX-Wz6SA3wPGnnLDlvPWL97lRBr4qiIqcCub07JGS1TcsMQ_WO7_FLRFE20Pqe






主なスペック
- 透湿性: 50,000g/㎡/24h
- 耐水圧: 20,000mm
- 素材: DRYEDGE™ TYPHON 50000
- ストレッチ性: 高い
- フード: ヘルメット/帽子対応
- ポケット: ヒップベルトに干渉しない高め配置
こんな人におすすめ
- 夏山で汗っかきの人
- レインウェアの蒸れに悩んでいる人
- 一着で雨天・晴天両方使いたい人
- シャカシャカ音が嫌いな人
注意点
- 完全防水ではあるが、ポリウレタン系メンブレンのため寿命は約5年が目安
- ゴアテックスほど長持ちしない可能性あり
- 上下セットで揃えると高価(約5万円〜)


防風特化!「K アブソルート シールド」
Image Prompt: 強風が吹く岩稜帯で、K アブソルート シールドを着たクライマーがロープを使って登攀しているシーン。背景には雲海。





参考情報: 「ELEMENT SHIELD™ MATRIX 3L素材を使用しており、完全防風と言われるほどの高い防風性能を誇ります」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEmps_H7_1vyAUp7W3AAAy7Q7L5VeNmSjhwAXl7AAU8ypeGQyvg5O4wK49WGbrsysfsipuN23l1yqJR55Ygzu2DTmWUsbXoWogVrmjAJPAMvfdJjIcUkVLsmnrihhKZs7o3rdWeKqj4TofiPt8xNQ==










主なスペック
- 素材: ELEMENT SHIELD™ MATRIX 3L
- ストレッチ: 4方向ストレッチ
- 防風性: 完全防風
- フード: ヘルメット対応、3D調整、保護バイザー付き
- ポケット: ハーネス干渉回避配置
- 補強: 肩部タフテックス
- フィット: ACTIVE FIT™
こんな人におすすめ
- 風の強い稜線を歩く人
- クライミングやアルパイン志向の人
- バックパックを背負う機会が多い人
- 本格的な登山を目指す人
注意点
- 生地が擦れる音がする場合がある
- ミレー製品の中ではサイズがやや小さめ(タイト)
- 防水性は完全ではない(撥水のみ)
- 価格は約3万円〜と高め


ハイエンドの極み「トリロジー」シリーズ
Image Prompt: 雪をまとった岩壁に取り付くアルピニストが、トリロジーシリーズのジャケットを着ているシーン。背景には朝日に染まる山脈。





トリロジーシリーズの主要モデル
Trilogy V Icon Infinium Jkt
- Gore Infinium + Pertex Equilibriumのハイブリッド
- 防風性、透湿性、耐摩耗性をバランス良く両立
- 価格帯: 約35,000円〜
Trilogy Sky Shield
- Pertex Equilibrium + Dyneema®(超高強度繊維)
- 重量わずか130g(Mサイズ)
- スカイランニングやファストハイク向け
参考情報: 「Dyneema®は、世界で最も軽く、最も強い繊維の一つとされ、特に摩耗や引き裂きに強い特性を持つ」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFKvEoA8v1l-5Ji2eiO--1mVMLLtsXwFiFBl3NQiMuBgN-pEAWgS0y9u9Jfa1Is5c5fAACvkaXlgSWWnwpYhQheI28Mw42uDXUdPXJ7wz5mcKHvfEpaPdpH4SZfoJlTFpUfkC4FtfHxpRoA98NuAS9P0LDzez27vJRhv63ogX3d8xiIZXVt4jh1VKhZ8w==
Trilogy Cordura Hoodie
- CORDURA®ナイロン採用で高耐久
- アウトレット価格: 約16,940円と意外とお得






こんな人におすすめ
- 本格的なアルパインクライミングをする人
- 軽量装備にこだわるファストパッカー
- 最高品質のギアを求める人
- 一生ものの一着を探している人
注意点
- 価格は最も高価(3〜4万円台)
- 初心者には性能を持て余す可能性も
- モデルによってはタウンユースには派手すぎるデザイン


保温もできる「マグマ シールド」
Image Prompt: 初冬の低山で、マグマ シールドジャケットを着た登山者が落ち葉の登山道を歩いているシーン。紅葉が残る山々を背景に。






参考情報: 「防風メンブレンを挟んだ微起毛フリース裏地で、防風・防寒・若干の防水性を備えています」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFuX5tNlUN4TJn9V8J9ZWzdUx1WHbDeQXG0Da_2TpeBlynaNdexjQDiq3m0guordgsqa-qo7rVWbCI9yLu7ImfSq30-aBzoytCJTD9F01rnbhfQztjqjKbBJ1HnZ7Gz11aqLAHagzKickTgah2CWqGv
主なスペック
- 構造: 防風メンブレン + 微起毛フリース裏地
- 袖設計: ラグランスリーブ(動きやすい)
- 撥水性: 軽度あり
こんな人におすすめ
- 秋冬の低山ハイキングがメインの人
- コスパ重視の人
- 一枚で保温と防風両方欲しい人
- 登山入門者
注意点
- 夏山には暑すぎる
- 本格的な雨には非対応
- 厳冬期には保温が足りない可能性


薄手で万能「ビオナセ ストレッチ」
Image Prompt: 初夏の高原ハイキングで、ビオナセ ストレッチジャケットを着た女性登山者がカメラを構えているシーン。青空と草原の背景。





参考情報: 「薄手でストレッチ性があり、防風撥水機能を備えながらも高い通気性を持つため、一年を通して重宝します」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHDmTVRMaCEoz4yVO4b4Pntirgp463l0yRDHmkPv-CVPtm7vIooS3Me-m43wsv_wKj2_64gl3q2LdPvb_h8brBV_VOxfvfzJo19tNmRxY3COvPyI3jEiAhKWgCpis9txg1DB4ZyzeHwwA==






主なスペック
- 厚み: 薄手
- ストレッチ: 高い
- 防風性: 適度
- 撥水性: あり
- 通気性: 高い
- 防虫加工: INSECT BARRIERモデルあり
こんな人におすすめ
- オールシーズン使えるものが欲しい人
- タウンユースも兼ねたい人
- 虫が嫌いな人(INSECT BARRIERモデル)
- 初めてのソフトシェルを探している人
注意点
- 真冬の保温性は期待できない(レイヤリング前提)
- 完全防水ではない
ミレー独自のテクノロジー解説


DRYEDGE™ TYPHON 50000
さっき紹介したティフォンシリーズに使われている素材だ。透湿性50,000g/㎡/24hという驚異的な数値が最大の特徴。
ELEMENT SHIELD™ MATRIX
K アブソルート シールドに採用されている3層構造の完全防風素材。ストレッチ性も高い。
ブリーズバリヤー™(BREEZE BARRIER)
これはウィンドシェル向けの技術だが、知っておくといい。シリコン系撥水成分を繊維に「含浸」させるという特殊な方法で、普通の撥水加工より圧倒的に長持ちする。
参考情報: 「シリコン由来の撥水成分を繊維の表面に塗布するのではなく、一本一本の繊維に含浸させる技術を採用しています。これにより、洗濯を繰り返したり、行動中に擦れたりしても撥水機能が長期間持続します」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHzpnl7BwqJIMzx914Ew6T8-40Yfeq0Z5seZBoIJgpl85ENatfQ8yk7PLoHmzP685NRpuyxd_HIDQa24uOh0wBfdU1JzqGuOx_3f5fEcKzXT6qQ4M2btBTggotV_aldouSXhUL60lJEWyOIDZ2KPiS1248gaCo=


タフテックス™(Toughtex)
肩や摩耗しやすい部分に使われる補強素材。バックパックのハーネスやロープとの摩擦から守ってくれる。
サイズ選びの重要ポイント


参考情報: 「ミレーのウェアはEUROサイズ表記が基本で、日本のサイズに比べて1サイズ大きい場合が多いので注意が必要です」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFAqzkFDJyn81D_dleldOjl5VAkizr-oQvQVHdXYdy6Vx5riEfT17siVHPlF7vw5fKnjtoWcN1Uj6x9oqHtYNlwbkEShPZsU-pI-GRceKFGqJjK8vEq8damaYlAX7ZSb_LSvJDj3kPzbB7ljWnYnc8hqw==
| EUROサイズ | 日本サイズ相当 |
|---|---|
| XS | S |
| S | M |
| M | L |
| L | LL |




測るべきポイント
- 胸囲: 腕の下、胸の一番広い部分
- ウエスト: 一番細い部分
- 袖丈: 首の中心から肩を通り手首まで
価格帯一覧と選び方


| モデル | 価格帯(税込) | 主な用途 |
|---|---|---|
| マグマ シールド | 約11,550円〜 | 秋冬低山、入門者向け |
| ビオナセ ストレッチ | 約14,850円〜20,900円 | オールシーズン、タウン兼用 |
| トリロジー コーデュラ(アウトレット) | 約16,940円〜 | 耐久性重視、お得なハイエンド |
| ティフォン50000 | 約25,000円〜35,000円 | 夏山、汗っかき対策 |
| K アブソルート シールド | 約30,000円〜 | アルパイン、風対策 |
| トリロジー上位モデル | 約35,000円〜45,000円 | プロ仕様、本格登山 |







お手入れ方法


参考情報: 「洗濯時には必ずアウトドア専用の洗剤を使用してください。漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤入り、香料入りの洗剤は撥水性能を低下させる可能性があるため避けてください」
出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHbDBAglhrjaLSrRKN8fCsdxIdo5epB1aAt2mM5I8brBG6Gc9yIhJVcujtbgY0KQd70lU-P0RA0SY9EyL27xbuNtjPjKxOppv8VXM69yRs58NuQoVboRQ5L--bPwj_FW1MR
洗濯のコツ
-
洗剤はアウトドア専用を使う
- 柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤は絶対NG
- 撥水性能を低下させる
-
すすぎはしっかり
- 洗剤が残ると撥水が効かなくなる
- 通常より多めにすすぐ
-
脱水は控えめ
- 強い脱水はメンブレンを傷める可能性
- ティフォン等の透湿防水系は特に注意
-
干し方
- ハンガーにかけて日陰で吊り干し
- 直射日光は避ける
-
撥水回復
- 乾いたら低温アイロン(当て布必須)で熱処理
- または乾燥機20分で撥水回復
保管のコツ
- 必ず洗ってから保管(汚れ定着防止)
- スタッフバッグに入れっぱなしNG(湿気がこもる)
- ハンガーにかけて通気の良い場所で保管


まとめ:用途別おすすめチャート

| あなたの目的 | おすすめモデル |
|---|---|
| 夏山で蒸れたくない | ティフォン50000 |
| 風の強い稜線を歩きたい | K アブソルート シールド |
| 秋冬の低山をお手軽に | マグマ シールド |
| オールシーズン使いたい | ビオナセ ストレッチ |
| 本格アルパインに挑戦 | トリロジーシリーズ |
| 虫が嫌い | インセクトバリヤー ビオナセ |
| コスパ重視 | マグマ シールド or アウトレット狙い |





比較表
| シリーズ名 | 特徴 | おすすめユーザー | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ティフォン50000 | 圧倒的透湿性、レインウェア兼用可 | 汗っかき、蒸れが苦手な人 | 25,000〜35,000円 |
| K アブソルート シールド | 完全防風、クライミング対応 | 稜線歩き、アルパイン志向 | 30,000円〜 |
| トリロジー | ハイエンド、超軽量〜高耐久まで多彩 | プロ・本格派登山者 | 25,000〜45,000円 |
| マグマ シールド | 保温+防風、フリース的使い方 | 秋冬低山、入門者 | 11,550円〜 |
| ビオナセ ストレッチ | 薄手万能、タウンOK | オールラウンダー、初心者 | 14,850〜20,900円 |
ソフトシェルは、登山を快適にしてくれる心強い味方だ。ミレーのラインナップは種類こそ多いが、自分の「何を重視するか」を明確にすれば選びやすくなる。まずはお店で試着して、自分にぴったりの一着を見つけてほしい。