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導入
「ソフトシェルって、レインウェアとは違うの?」「ミレーのソフトシェル、モデル多すぎて何が違うかわからない…」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ミレーはフランス発の本格派アウトドアブランドとして、ティフォン50000、K アブソルート シールド、トリロジーなど、実に多彩なソフトシェルをラインナップしています。
この記事では、登山ガイド歴20年の先生が、ミレーのソフトシェルの特徴や選び方を初心者にもわかりやすく解説します。
登場人物紹介
登山初心者。「形から入る」タイプで見た目や可愛さを重視しがち。専門用語は苦手だが、素朴な疑問や不満を正直に口にする読者の代弁者。
登山歴20年のベテランガイド。道具への愛と知識が深く、機能美を愛する。JKの「見た目重視」を否定はしないが、デメリットも隠さず伝える誠実さがある。
ソフトシェルって何?レインウェアとどう違うの?
先生、そもそもソフトシェルって何ですか?レインウェアと何が違うんですか?名前からして柔らかいシェル…?
いい質問だ。簡単に言うとな、レインウェアは「完全防水」を最優先する。一方、ソフトシェルは「動きやすさ」と「蒸れにくさ」を優先した素材だ。
完全防水ではないが、小雨や霧雨程度なら弾いてくれる撥水性はある。ただ、豪雨だと染みてくるな。
君は「絶対濡れない」ことを最優先に考えているだろう?だがな、実際の登山では「蒸れ」の方が厄介なことが多いんだ。
完全防水のレインウェアは、雨を防ぐ代わりに自分の汗も外に出しにくい。夏の北アルプスで、レインウェアを着っぱなしで大汗をかいて、中がびしょ濡れ…という経験は登山者なら一度はしているものだ。
あー…確かに、それはイヤかも。外から濡れるのと中から濡れるの、結果は同じですもんね。
その通り。ソフトシェルは、完全防水ではない分、圧倒的に透湿性が高い。汗を外に逃がしてくれるから、行動中にずっと着ていても快適なんだ。
参
「ソフトシェルは、撥水性、防風性、透湿性、ストレッチ性を兼ね備え、幅広いシーズンや用途で活躍する万能なウェアです」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQGQc8epV6MAyNXojzgcOAMfsGa3hFA_TcA3grn4guX3kMrRkaA1ad96gfimR5M8u_QbM6TcNvdMhgU2mi2xkcXvl8ewH9hhptnStn1d9BBRyhkFypIXyr41GZwOz_2N5ycPrA==
ミレーのソフトシェル、なぜ種類が多い?
ミレーのソフトシェル、ネットで見たらいっぱいあって混乱しました。ティフォンとかトリロジーとか…呪文ですか?
ははは、呪文か。確かに名前だけでは分かりづらいな。簡単に整理しよう。
ミレーのソフトシェル主要シリーズ
- ティフォン50000シリーズ: 透湿性モンスター。蒸れない最強レインウェア兼ソフトシェル
- K アブソルート シールド: 完全防風。クライミング・アルパイン向け本格派
- トリロジーシリーズ: ミレー最高峰。過酷な環境用ハイエンドライン
- マグマ シールド: 保温系。防風フリース的な位置づけ
- ビオナセ ストレッチ: 薄手ライト系。タウンユースもOK
覚える必要はない。自分の使い方に合ったものを1つ選べばいいんだ。
蒸れ対策最強!「ティフォン50000」
Image Prompt: 雨の日の夏山で、ティフォン50000を着た登山者が汗をかかずに快適に歩いているシーン。周囲は霧がかかっている。
まず紹介したいのが、ミレーの代表作「ティフォン50000」シリーズだ。
ティフォンって名前がカッコいいですね。ティフォン…まるで台風みたい。
実はギリシャ神話の風の怪物「テュポーン」から来ているとも言われているな。名前の由来となった数字「50000」は、透湿性を表している。
透湿性というのは、1㎡あたり24時間でどれだけの水分を外に逃がせるかという数値だ。一般的なレインウェアは2万〜3万程度だが、ティフォンは5万g/㎡/24h。一般的なレインウェアの約2倍だな。
参
「製品名の由来にもなっている透湿性50,000g/㎡/24hは、一般的なレインウェアの約2倍にあたり、汗による蒸れを極限まで抑えることができます」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEq5_nWdfquFsGX7APQKWmoJDDkBIsN2k6q2Ot-RTV3O62iRYGH2DKBYf5IQrbwOVL4_x6s9R2_F5fWR2yK2aE_Ol4XaR2GfbGqE4wA9-K5FTO5raU=
しかもな、この数値は人間の肌の透湿性に匹敵すると言われている。
参
「人間の皮膚の平均的な透湿性に匹敵するとも言われています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFjEltGmC65Ipojz8r_mQUhVk1MfCxVceFc2rEHEt6OxtLpRVJRTx2rYyYl_FgHZzuqbF36sB76yw-NURmDkYoX-Wz6SA3wPGnnLDlvPWL97lRBr4qiIqcCub07JGS1TcsMQ_WO7_FLRFE20Pqe
肌と同じレベル?それってもう皮膚の延長みたいな…すごいですね。
「一年中・一日中着ていられるレインウェア」というコンセプトで開発されたんだ。まさに日本の蒸し暑い夏山向きだな。実は、日本の気候に合わせてミレー・ジャパンが独自に開発したモデルでもある。
日本人のために作られたってことですか?ちょっと嬉しいかも。
耐水圧も20,000mmあるから、大雨でも浸水は防げる。ストレッチ性も高く、レインウェアのゴワゴワ感やカサカサ音がないのも嬉しいポイントだ。
あ、あのシャカシャカ音、私めちゃくちゃ嫌いなんですよ!おじさんっぽいというか…。
主なスペック
- 透湿性: 50,000g/㎡/24h
- 耐水圧: 20,000mm
- 素材: DRYEDGE™ TYPHON 50000
- ストレッチ性: 高い
- フード: ヘルメット/帽子対応
- ポケット: ヒップベルトに干渉しない高め配置
こんな人におすすめ
- 夏山で汗っかきの人
- レインウェアの蒸れに悩んでいる人
- 一着で雨天・晴天両方使いたい人
- シャカシャカ音が嫌いな人
注意点
- 完全防水ではあるが、ポリウレタン系メンブレンのため寿命は約5年が目安
- ゴアテックスほど長持ちしない可能性あり
- 上下セットで揃えると高価(約5万円〜)
正直に言おう。ゴアテックス製品より耐久性は劣る傾向にある。だが、5年間毎回の山行で蒸れと戦わずに済むと考えると、その価値はある。特に日本の夏山を歩くなら、この透湿性は武器になるぞ。
防風特化!「K アブソルート シールド」
Image Prompt: 強風が吹く岩稜帯で、K アブソルート シールドを着たクライマーがロープを使って登攀しているシーン。背景には雲海。
次に紹介するのは「K アブソルート シールド ジャケット」だ。
ミレーのアルパインラインの名称だな。「K」はK2やカラコルムなど、厳しい高所登山をイメージしているんだ。
カラコルム…?よくわかりませんけど、なんか本格的っぽいですね。
このジャケットの最大の特徴は「完全防風」だ。ELEMENT SHIELD™ MATRIX 3Lという3層構造の素材を使っていて、風の侵入をほぼ完璧にブロックする。
参
「ELEMENT SHIELD™ MATRIX 3L素材を使用しており、完全防風と言われるほどの高い防風性能を誇ります」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQEmps_H7_1vyAUp7W3AAAy7Q7L5VeNmSjhwAXl7AAU8ypeGQyvg5O4wK49WGbrsysfsipuN23l1yqJR55Ygzu2DTmWUsbXoWogVrmjAJPAMvfdJjIcUkVLsmnrihhKZs7o3rdWeKqj4TofiPt8xNQ==
ふふ、まだ本当の「稜線の風」を知らないな。10月の奥穂高や、初冬の八ヶ岳では、立っていられないほどの風が吹くことがある。そういう時、風を通すウェアでは体温があっという間に奪われる。
体感温度の話をしよう。気温10℃でも、風速10m/sなら体感温度は0℃近くまで下がる。これが「ウィンドチル」だ。風を防げないウェアは、その場では無力だ。
K アブソルート シールドは、そういった過酷な環境を想定して作られている。4方向ストレッチで岩場の登りも楽だし、肩には「タフテックス」という耐摩耗素材で補強されていて、バックパックの擦れにも強い。
肩が補強されてるんですね。それはありがたいかも。私バックパック背負うと肩のところ擦れちゃうんですよね。
他にも、脇下にジッパー式のベンチレーションがあって換気できる。ヘルメット対応のフードには保護バイザーも付いていて、視界を確保しながら雨風を防げる。
主なスペック
- 素材: ELEMENT SHIELD™ MATRIX 3L
- ストレッチ: 4方向ストレッチ
- 防風性: 完全防風
- フード: ヘルメット対応、3D調整、保護バイザー付き
- ポケット: ハーネス干渉回避配置
- 補強: 肩部タフテックス
- フィット: ACTIVE FIT™
こんな人におすすめ
- 風の強い稜線を歩く人
- クライミングやアルパイン志向の人
- バックパックを背負う機会が多い人
- 本格的な登山を目指す人
注意点
- 生地が擦れる音がする場合がある
- ミレー製品の中ではサイズがやや小さめ(タイト)
- 防水性は完全ではない(撥水のみ)
- 価格は約3万円〜と高め
音がするのはちょっと…。あと、サイズ小さめって、普通にMサイズ買っちゃダメですか?
ミレーはEUROサイズだからな。日本サイズより1サイズ大きいと考えればいい。EURO S=日本M相当だ。K アブソルートは特にタイトなので、試着は必須だぞ。
ハイエンドの極み「トリロジー」シリーズ
Image Prompt: 雪をまとった岩壁に取り付くアルピニストが、トリロジーシリーズのジャケットを着ているシーン。背景には朝日に染まる山脈。
ミレーのソフトシェルで最高峰と言えるのが「トリロジー」シリーズだ。
トリロジーって「三部作」って意味ですよね?なんで三部作?
フランスのシャモニーにある「グランド・ジョラス北壁」「プチ・ドリュ」「アイガー北壁」という三大名峰の頭文字から来ているとも言われている。どれも命がけで挑む山だな。
その通り。トリロジーはプロクライマーのために作られたラインだ。だから、素材も機能も妥協がない。
トリロジーシリーズの主要モデル
Trilogy V Icon Infinium Jkt
- Gore Infinium + Pertex Equilibriumのハイブリッド
- 防風性、透湿性、耐摩耗性をバランス良く両立
- 価格帯: 約35,000円〜
Trilogy Sky Shield
- Pertex Equilibrium + Dyneema®(超高強度繊維)
- 重量わずか130g(Mサイズ)
- スカイランニングやファストハイク向け
参
「Dyneema®は、世界で最も軽く、最も強い繊維の一つとされ、特に摩耗や引き裂きに強い特性を持つ」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFKvEoA8v1l-5Ji2eiO--1mVMLLtsXwFiFBl3NQiMuBgN-pEAWgS0y9u9Jfa1Is5c5fAACvkaXlgSWWnwpYhQheI28Mw42uDXUdPXJ7wz5mcKHvfEpaPdpH4SZfoJlTFpUfkC4FtfHxpRoA98NuAS9P0LDzez27vJRhv63ogX3d8xiIZXVt4jh1VKhZ8w==
Trilogy Cordura Hoodie
- CORDURA®ナイロン採用で高耐久
- アウトレット価格: 約16,940円と意外とお得
ふむ、そうだな。最新のiPhoneより軽い。でありながら、Dyneema®は鉄の15倍の強度を持つと言われている。
鉄の15倍…呪文のオンパレードですけど、なんかすごいってことはわかりました。
トリロジーの特徴は「ハイブリッド構造」だ。体幹部分は防風素材で守りつつ、脇や背中など汗をかきやすい部分は通気性重視の素材を配置している。一枚のジャケットの中で、場所によって素材を使い分けているんだ。
縫い目も極力減らして、摩耗しやすい場所からずらして配置している。細部まで、プロのフィードバックが活かされている証拠だな。
こんな人におすすめ
- 本格的なアルパインクライミングをする人
- 軽量装備にこだわるファストパッカー
- 最高品質のギアを求める人
- 一生ものの一着を探している人
注意点
- 価格は最も高価(3〜4万円台)
- 初心者には性能を持て余す可能性も
- モデルによってはタウンユースには派手すぎるデザイン
初心者には持て余すって…私には早いってことですか?
正直に言おう。トリロジーは「信頼のおける道具が命を守る」というシーンで力を発揮する。日帰りハイキング主体なら、ビオナセやマグマ シールドで十分だ。
保温もできる「マグマ シールド」
Image Prompt: 初冬の低山で、マグマ シールドジャケットを着た登山者が落ち葉の登山道を歩いているシーン。紅葉が残る山々を背景に。
さっきから名前が出てた「マグマ シールド」って何ですか?マグマって…熱そう。
その通り、保温性を持ったソフトシェルだ。防風メンブレンと微起毛フリースの裏地を組み合わせていて、防風・防寒・撥水を一着でこなせる。
え、それ便利じゃないですか!フリースとウィンドブレーカー両方いらないってこと?
ある程度はそうだな。秋冬の低山や、春先の肌寒い時期にちょうどいい。中間着としても使えるし、気温によっては行動着のアウターにもなる。
アウトレットなら約11,550円から見つかる。ミレーのソフトシェルの中ではかなりお手頃だ。
参
「防風メンブレンを挟んだ微起毛フリース裏地で、防風・防寒・若干の防水性を備えています」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFuX5tNlUN4TJn9V8J9ZWzdUx1WHbDeQXG0Da_2TpeBlynaNdexjQDiq3m0guordgsqa-qo7rVWbCI9yLu7ImfSq30-aBzoytCJTD9F01rnbhfQztjqjKbBJ1HnZ7Gz11aqLAHagzKickTgah2CWqGv
主なスペック
- 構造: 防風メンブレン + 微起毛フリース裏地
- 袖設計: ラグランスリーブ(動きやすい)
- 撥水性: 軽度あり
こんな人におすすめ
- 秋冬の低山ハイキングがメインの人
- コスパ重視の人
- 一枚で保温と防風両方欲しい人
- 登山入門者
注意点
- 夏山には暑すぎる
- 本格的な雨には非対応
- 厳冬期には保温が足りない可能性
ラグランスリーブで動きやすいし、デザインもシンプルだから、通勤や街歩きにも使えるな。アウトドア臭が強すぎないのがいい。
薄手で万能「ビオナセ ストレッチ」
Image Prompt: 初夏の高原ハイキングで、ビオナセ ストレッチジャケットを着た女性登山者がカメラを構えているシーン。青空と草原の背景。
最後に紹介するのが「ビオナセ ストレッチ」シリーズだ。
シャモニー近郊の山「エギーユ・ドゥ・ビオナセ」から来ている。ミレーの製品名は、だいたいアルプスの山から取っているんだ。
このジャケットの特徴は「薄手で軽量、だけど防風撥水」というバランスだ。
参
「薄手でストレッチ性があり、防風撥水機能を備えながらも高い通気性を持つため、一年を通して重宝します」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHDmTVRMaCEoz4yVO4b4Pntirgp463l0yRDHmkPv-CVPtm7vIooS3Me-m43wsv_wKj2_64gl3q2LdPvb_h8brBV_VOxfvfzJo19tNmRxY3COvPyI3jEiAhKWgCpis9txg1DB4ZyzeHwwA==
レイヤリング(重ね着)で使うことを想定しているんだ。夏はTシャツの上に羽織るウィンドブレーカー代わり、春秋はフリースの上に重ねて防風、冬はダウンの上からアウターとして…という具合に、一年中活躍する。
おお!それは便利かも。しかも虫よけ加工のモデルもあるって聞きましたけど。
「インセクト バリヤー ビオナセ」というモデルだな。生地に防虫加工がされていて、夏山のブヨやアブ対策になる。
価格も約14,850円〜20,900円と、ミレーのソフトシェルの中では中価格帯だ。初心者の最初の一着としても悪くない。
主なスペック
- 厚み: 薄手
- ストレッチ: 高い
- 防風性: 適度
- 撥水性: あり
- 通気性: 高い
- 防虫加工: INSECT BARRIERモデルあり
こんな人におすすめ
- オールシーズン使えるものが欲しい人
- タウンユースも兼ねたい人
- 虫が嫌いな人(INSECT BARRIERモデル)
- 初めてのソフトシェルを探している人
注意点
- 真冬の保温性は期待できない(レイヤリング前提)
- 完全防水ではない
ミレー独自のテクノロジー解説
先生、ミレーのソフトシェルって独自技術が多くないですか?ティフォン50000とか、ブリーズバリアとか…。
いい質問だ。ミレーはフランス発の老舗ブランドだけあって、独自技術の開発に力を入れている。主なものを解説しよう。
DRYEDGE™ TYPHON 50000
さっき紹介したティフォンシリーズに使われている素材だ。透湿性50,000g/㎡/24hという驚異的な数値が最大の特徴。
ELEMENT SHIELD™ MATRIX
K アブソルート シールドに採用されている3層構造の完全防風素材。ストレッチ性も高い。
ブリーズバリヤー™(BREEZE BARRIER)
これはウィンドシェル向けの技術だが、知っておくといい。シリコン系撥水成分を繊維に「含浸」させるという特殊な方法で、普通の撥水加工より圧倒的に長持ちする。
参
「シリコン由来の撥水成分を繊維の表面に塗布するのではなく、一本一本の繊維に含浸させる技術を採用しています。これにより、洗濯を繰り返したり、行動中に擦れたりしても撥水機能が長期間持続します」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHzpnl7BwqJIMzx914Ew6T8-40Yfeq0Z5seZBoIJgpl85ENatfQ8yk7PLoHmzP685NRpuyxd_HIDQa24uOh0wBfdU1JzqGuOx_3f5fEcKzXT6qQ4M2btBTggotV_aldouSXhUL60lJEWyOIDZ2KPiS1248gaCo=
表面に塗るんじゃなくて、繊維に染み込ませる?そこまでやるんですね。
通常の撥水加工は使っているうちに落ちてくるが、ブリーズバリヤーは擦れても洗濯しても性能が落ちにくい。長く使うことを考えると価値があるぞ。
タフテックス™(Toughtex)
肩や摩耗しやすい部分に使われる補強素材。バックパックのハーネスやロープとの摩擦から守ってくれる。
サイズ選びの重要ポイント
先生、さっきEUROサイズがどうとか言ってましたけど、ミレーのサイズってそんなに難しいんですか?
重要なポイントだな。ミレーはヨーロッパのブランドだから、EUROサイズ表記が基本だ。日本サイズとは1サイズずれると考えておくといい。
参
「ミレーのウェアはEUROサイズ表記が基本で、日本のサイズに比べて1サイズ大きい場合が多いので注意が必要です」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQFAqzkFDJyn81D_dleldOjl5VAkizr-oQvQVHdXYdy6Vx5riEfT17siVHPlF7vw5fKnjtoWcN1Uj6x9oqHtYNlwbkEShPZsU-pI-GRceKFGqJjK8vEq8damaYlAX7ZSb_LSvJDj3kPzbB7ljWnYnc8hqw==
| EUROサイズ |
日本サイズ相当 |
| XS |
S |
| S |
M |
| M |
L |
| L |
LL |
えー!じゃあ私、普段Mサイズだからミレーだと…Sサイズ?
そういうことだ。ただし、モデルによって微妙に違う。K アブソルート シールドはタイト目、ビオナセは標準的、といった具合だ。
だから試着は必須だ。特にソフトシェルはレイヤリングで下に着込むことも多いから、少し余裕を持ったサイズを選ぶのがコツだな。迷ったら大きめを選べ。
測るべきポイント
- 胸囲: 腕の下、胸の一番広い部分
- ウエスト: 一番細い部分
- 袖丈: 首の中心から肩を通り手首まで
価格帯一覧と選び方
結局、どれを買えばいいんですか?価格も含めて教えてください!
| モデル |
価格帯(税込) |
主な用途 |
| マグマ シールド |
約11,550円〜 |
秋冬低山、入門者向け |
| ビオナセ ストレッチ |
約14,850円〜20,900円 |
オールシーズン、タウン兼用 |
| トリロジー コーデュラ(アウトレット) |
約16,940円〜 |
耐久性重視、お得なハイエンド |
| ティフォン50000 |
約25,000円〜35,000円 |
夏山、汗っかき対策 |
| K アブソルート シールド |
約30,000円〜 |
アルパイン、風対策 |
| トリロジー上位モデル |
約35,000円〜45,000円 |
プロ仕様、本格登山 |
うーん、私は…虫が嫌いで、お手頃で、普段も使いたいから…ビオナセのインセクトバリヤーがいいかも!
いい選択だ。初心者には十分な性能だし、虫対策もできる。タウンユースも可能だから、着る機会が多くてコスパも良いぞ。
必ず試着してから買え。ネットで見て良さそうでも、着てみたらフィットしなかったという失敗は多い。
お手入れ方法
できる。むしろ定期的に洗った方がいい。汚れが溜まると撥水性能が落ちるからな。
参
「洗濯時には必ずアウトドア専用の洗剤を使用してください。漂白剤、柔軟剤、蛍光増白剤入り、香料入りの洗剤は撥水性能を低下させる可能性があるため避けてください」出典
https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/AUZIYQHbDBAglhrjaLSrRKN8fCsdxIdo5epB1aAt2mM5I8brBG6Gc9yIhJVcujtbgY0KQd70lU-P0RA0SY9EyL27xbuNtjPjKxOppv8VXM69yRs58NuQoVboRQ5L--bPwj_FW1MR
洗濯のコツ
-
洗剤はアウトドア専用を使う
- 柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤は絶対NG
- 撥水性能を低下させる
-
すすぎはしっかり
- 洗剤が残ると撥水が効かなくなる
- 通常より多めにすすぐ
-
脱水は控えめ
- 強い脱水はメンブレンを傷める可能性
- ティフォン等の透湿防水系は特に注意
-
干し方
-
撥水回復
- 乾いたら低温アイロン(当て布必須)で熱処理
- または乾燥機20分で撥水回復
保管のコツ
- 必ず洗ってから保管(汚れ定着防止)
- スタッフバッグに入れっぱなしNG(湿気がこもる)
- ハンガーにかけて通気の良い場所で保管
柔軟剤の成分が繊維をコーティングして、撥水加工を台無しにしてしまうんだ。どうしても匂いが気になるなら、アウトドアウェア用の消臭剤を使え。
まとめ:用途別おすすめチャート
| あなたの目的 |
おすすめモデル |
| 夏山で蒸れたくない |
ティフォン50000 |
| 風の強い稜線を歩きたい |
K アブソルート シールド |
| 秋冬の低山をお手軽に |
マグマ シールド |
| オールシーズン使いたい |
ビオナセ ストレッチ |
| 本格アルパインに挑戦 |
トリロジーシリーズ |
| 虫が嫌い |
インセクトバリヤー ビオナセ |
| コスパ重視 |
マグマ シールド or アウトレット狙い |
ありがとうございます!なんかソフトシェル、すごく欲しくなってきました!
ソフトシェルは「行動着」として、一枚持っておくと本当に便利だ。レインウェアとは別に、日常的に着られる一着を持つことで、登山の快適さが格段に上がる。
それがいい。ネットでの情報収集も大事だが、最後は自分の体で確かめること。サイズ感、生地の肌触り、動いた時のフィット感…それらは試着でしかわからないからな。
比較表
| シリーズ名 |
特徴 |
おすすめユーザー |
価格帯 |
| ティフォン50000 |
圧倒的透湿性、レインウェア兼用可 |
汗っかき、蒸れが苦手な人 |
25,000〜35,000円 |
| K アブソルート シールド |
完全防風、クライミング対応 |
稜線歩き、アルパイン志向 |
30,000円〜 |
| トリロジー |
ハイエンド、超軽量〜高耐久まで多彩 |
プロ・本格派登山者 |
25,000〜45,000円 |
| マグマ シールド |
保温+防風、フリース的使い方 |
秋冬低山、入門者 |
11,550円〜 |
| ビオナセ ストレッチ |
薄手万能、タウンOK |
オールラウンダー、初心者 |
14,850〜20,900円 |
ソフトシェルは、登山を快適にしてくれる心強い味方だ。ミレーのラインナップは種類こそ多いが、自分の「何を重視するか」を明確にすれば選びやすくなる。まずはお店で試着して、自分にぴったりの一着を見つけてほしい。