モンベルの帽子は、ただの日よけじゃない。登山やキャンプ、そして日常まで、あらゆるシーンで快適さを提供してくれる高機能ギアの宝庫だ。今回は、そんなモンベルのヘッドウェアについて、種類や素材、選び方まで徹底的に解説していくぞ。
モンベルの帽子、何がすごいの?
先生、モンベルって帽子もたくさんあるんですね! お店に行ったら壁一面に帽子が並んでて、どれ選べばいいか全然わかんなかったです。
そうだな。モンベルのヘッドウェアは、その種類の豊富さと機能性の高さで知られている。単に「頭を覆うもの」ではなく、雨、風、日差し、寒さといった自然環境から頭部を守るための重要なギアとして設計されているんだ。
確かに、なんか凄そうな素材の名前とかいっぱい書いてありました。ゴアテックスとか?
その通り。モンベルは、レインウェアでおなじみの「GORE-TEX(ゴアテックス)」をはじめ、独自の吸水速乾素材「ウイックロン」や、通気性抜群の「ステンレスメッシュ」など、高機能な素材を惜しみなく帽子に投入している。だからこそ、過酷な登山からちょっとした散歩まで、どんな状況でも快適に過ごせるんだよ。
全然違うぞ。適切な帽子を選ぶことは、熱中症や低体温症のリスクを減らすことにも繋がる。まさに「命を守る装備」の一つと言っても過言ではないな。
モンベル帽子の種類と特徴
まずは、モンベルの帽子の主な種類を見ていこう。大きく分けて「ハット」「キャップ」「ニット帽(ビーニー)」の3つがある。
1. ハット (Hat)
まあ、イメージはそうかもな。最大の特徴は、顔だけでなく首筋や耳まで日差しや雨から守れることだ。特に登山やトレッキングなど、長時間野外にいる場合は、ハットの方が日焼けや熱中症対策として有利だぞ[1]。
そうなんだ。代表的なモデルには、防水透湿性に優れた「GORE-TEX ストームハット」や、通気性と速乾性が高い「WIC.ライト ハット」などがある。
藪漕ぎなどハードな環境で使うなら「サウスリム ハット」がおすすめだ。バリスパンという高強度な素材を使っていて、枝や岩に擦れても破れにくい。
そこまで頑丈じゃなくても良くないですか? 普通のハイキングなら。
もちろんだ。ただ、沢登りや藪山を歩く場合、普通の帽子だとすぐにボロボロになる。そういう過酷な使い方をする人には、初期投資としてバリスパン素材は価値があるんだよ。
2. キャップ (Cap)
キャップは、前の方だけにつばがあるタイプだ。野球帽みたいな形だな。
そうだな。視界を確保しやすく、風で飛ばされにくいのが特徴だ。運動量の多いトレッキングやランニング、そして日常使いにも向いている。
モンベルのキャップは機能もすごいぞ。「ステンレスメッシュ キャップ」は、金属でコーティングされたメッシュ素材を使っていて、太陽光を跳ね返すんだ。真夏の炎天下でも涼しいぞ[1]。
全然重くない。むしろ軽いくらいだ。他にも、フリース素材で暖かい「クリマプラス200 O.D.キャップ」、2つのデザインを楽しめる「リバーシブル バードビルキャップ」など、季節に合わせたモデルがたくさんある。
表と裏で色やデザインが違うから、その日の気分やコーディネートに合わせて使えるんだ。実用性だけじゃなく、ファッション性も考えられているのがモンベルの良いところだな。
3. ニット帽 / ビーニー (Beanie)
つばがなくて頭全体をフィットして覆うから、保温性が高い。冬山登山やスキーはもちろん、秋冬のキャンプやファッションアイテムとしても人気だ。
「チベタンキャップ」のように耳当てが付いているタイプなら、さらに暖かいぞ。素材もウールやアクリル、チクリとしないメリノウールなど様々だ。
素材で選ぶ! モンベルの機能性
形が決まったら、次は素材だ。ここがモンベルの真骨頂だぞ。
GORE-TEX(ゴアテックス)
雨の日も絶対濡れたくないならこれ一択だ。防水性と透湿性を兼ね備えているから、雨は通さないけど汗の蒸れは逃がしてくれる[3]。
レインウェアと同じやつですね! 最強じゃないですか。
Wickron(ウイックロン)
失敬。でも、夏場の登山なんかは誰でも汗だくになる。ウイックロンは吸水速乾性と通気性が抜群で、汗をかいてもすぐに乾いてサラサラだ。しかもUVカット効果もある[6]。
KAMICO(紙糸プラス)
特殊な加工で強度を持たせているから大丈夫だ。通気性と吸放湿性がすごくて、とにかく涼しい。日本のジメジメした夏には最高だぞ[12]。
バリスパン
先ほど触れたが、バリスパンは「高強度」が売りの素材だ。
その通り。藪漕ぎや岩稜帯など、帽子が枝や岩に擦れるような過酷な環境でも耐えられる。耐久性を最優先するなら、これだな。
シーン別おすすめの選び方
シーンに合わせて選ぶのが正解だ。一つずつ見ていこう。
真夏の登山・ハイキング
日差しを遮り、通気性の良いものが必須だ。「ステンレスメッシュ ハット」や「WIC.ライト ハット」がおすすめ。首筋まで守りたいならハット、動きやすさ重視ならキャップだな。
そうだ。さらに、キャップに「サンブロック スクリーン」という日除けパーツを取り付けることもできる。これを使えば、キャップでも首筋を守れるぞ[2]。
着脱式だから、必要な時だけ付ければいい。虫よけにもなるし、一石二鳥だ。
雨の日のトレッキング
防水性が絶対条件だ。「GORE-TEX ストームハット」や「GORE-TEX O.D.キャップ」を持っておこう。ゴアテックスなら、雨は防ぐが蒸れは逃がしてくれる。
レインウェアと一緒で、帽子も濡れないのが一番ですもんね。
秋冬のアウトドア・冬山登山
保温性重視だ。「クリマプラス200 O.D.キャップ」やウールのニット帽、耳当て付きの「チベタンキャップ」が良い。頭部からの熱損失は意外と大きいから、しっかり保温できる帽子は必須だぞ。
もちろんだ。焚き火の近くにいても暖かいし、風も防げる。
キャンプ・焚き火
焚き火をするなら、火の粉で穴が空きにくいコットン素材や、難燃加工されたものが安心だ。化繊は溶けやすいからな。
あ、そっか。焚き火の火の粉って結構飛びますもんね。
そうなんだ。あとは、リラックスできるように締め付けの少ないものを選ぶといい。長時間かぶっていても疲れないからな。
なるほど〜。とりあえず夏用にメッシュのキャップと、雨用にゴアテックスのハットがあれば完璧ですね!
サイズ選びのポイント
あ、そうだ。サイズってどうやって選べばいいんですか?
モンベルの帽子は基本的にS、M、L、XLの4サイズ展開だ。頭囲を測って、指1本入るくらいの余裕があるサイズを選ぶのがコツだぞ[2]。
ピッタリすぎると長時間かぶっていると頭が痛くなる。逆に大きすぎると風で飛ばされやすい。多くのモデルには背面にバックルやドローコードが付いていて、微調整できるから便利だ。
じゃあ、ちょっと大きめを買って調整すればいいんですね。
その通り。ただし、試着は必須だぞ。同じサイズでもモデルによって被り心地が違うからな。
モデル比較表
| モデル名 |
タイプ |
主な素材 |
特徴 |
おすすめシーン |
| GORE-TEX ストームハット |
ハット |
GORE-TEX |
防水透湿性抜群 |
雨天登山 |
| WIC.ライト ハット |
ハット |
ウイックロン |
吸水速乾・UVカット |
夏季ハイキング |
| サウスリム ハット |
ハット |
バリスパン |
高強度・耐久性 |
藪漕ぎ・沢登り |
| ステンレスメッシュ キャップ |
キャップ |
ステンレスメッシュ |
遮光性・涼しい |
真夏の登山 |
| GORE-TEX O.D.キャップ |
キャップ |
GORE-TEX |
防水透湿性 |
雨天トレッキング |
| クリマプラス200 O.D.キャップ |
キャップ |
フリース |
保温性 |
秋冬アウトドア |
| リバーシブル バードビルキャップ |
キャップ |
- |
2way デザイン |
日常使い・軽登山 |
| チベタンキャップ |
ビーニー |
ウール等 |
耳当て付き・保温性 |
冬山登山 |
それぞれに明確な用途があるんだ。自分の山行スタイルに合わせて選べば、間違いないぞ。
いい選択だ。実際にかぶってみないとわからないこともあるからな。楽しんで選んでこい!
引用元
[1] kakaku.com (https://kakaku.com/search_results/モンベル+帽子/)
[2] montbell.jp (https://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=6)
[3] k2j-web.com (https://k2j-web.com/montbell-goretex-hat/)
[6] montbell.jp (https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1118191)
[12] happycamper.jp (https://happycamper.jp/_ct/17466852)