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登山者が下山中に膝を押さえている様子。背景には山の稜線が広がる。

導入

「下山になると、いつも膝がガクガクする…」

そんな経験、ありませんか?登りは元気いっぱいだったのに、頂上で休憩して下山を始めた途端、膝に違和感。最初は軽い疲労かと思っていたら、だんだん痛みに変わってきて、最後は足を引きずりながら下山…。

これ、実は登山者のあるあるなんです。でも「まあ仕方ないか」で済ませていると、膝の消耗は進む一方。将来的に変形性膝関節症などの深刻なトラブルにつながることも。

この記事では、なぜ登山で膝が痛くなるのか、その原因から、膝サポーター・サポートタイツ・トレッキングポールといった膝を守るアイテムの選び方、さらには筋トレやストレッチによる根本的な予防策まで、徹底的に解説します。


登場人物紹介

JK
登山初心者。最近ハイキングにハマり始めたが、下山後にいつも膝が痛くなる。「なんで登りは平気なのに下りだけ痛いわけ?」と疑問に思っている。
先生
登山歴20年のベテラン。若い頃に膝を痛めた経験があり、今では膝ケアの重要性を痛感している。「膝は消耗品だ」が口癖。

なぜ登山で膝が痛くなるのか?

JK
先生、この前高尾山に行ったんですけど、帰りの下りで膝がガクガクしてきて…。登りは全然平気だったのに。
先生
実はそれ、登山者の多くが経験する「あるある」だ。登山では平地を歩くときと比べて、膝に2〜3倍もの負荷がかかる。特に下山時は、体重に加えて荷物の重さ、さらに勾配による負荷が膝に集中する。
JK
2〜3倍!?そんなにですか?
先生
そうだ。しかも下山時は、着地のたびに膝が衝撃を受け止めなければならない。平地を歩くのとは全く違う負荷がかかっている。

参考情報: 「登山では平地を歩く時に比べて、膝に2〜3倍もの負荷がかかると言われています」

出典https://vertexaisearch.cloud.google.com/grounding-api-redirect/kenyu-seikotu.com


膝痛の主な原因

JK
でもそれって、みんな同じ条件ですよね?膝が痛くなる人とならない人って何が違うんですか?
先生
主に4つの原因がある。順番に説明しよう。

原因①:筋力不足と筋肉疲労

先生
まず最も多い原因が、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の筋力不足と疲労だ。
JK
だいたい…なんですか、それ?なかやまきんに君かな?
先生
太ももの前側にある筋肉のことだ。この筋肉は登りで体を持ち上げ、下りでは体重を支えるブレーキの役割を果たしている。筋力が足りないと、長時間の登山でこの筋肉が疲労して、膝関節への負担が増大してしまう。
JK
なるほど…私、普段ほとんど運動してないかも。
先生
それは問題だな。日常的に運動習慣のない初心者ほど、膝を痛めやすい傾向にある。

参考情報: 「大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)の疲労が主な原因として挙げられます。この筋肉は、登りで体を持ち上げ、下りでは体重を支える重要な役割を担っています」

出典https://yamap.com

原因②:不適切な歩き方

先生
2つ目は歩き方の問題だ。「ドスン着地」と呼ばれる歩き方をしていないか?
JK
ドスン着地って何ですか?
先生
下山時に重心を前に踏み出した脚に移して、ドスンと大きな音を立てて着地する歩き方のことだ。特に段差を降りる際に上半身が前かがみになると、衝撃はさらに大きくなる。
JK
あ…心当たりがあります。急いで下りてるとそうなりがちです。
先生
もう一つ注意すべきなのは「膝のねじれ」だ。膝を曲げたときにつま先がまっすぐ前を向いていないと、膝がねじれて痛みにつながることがある。

参考情報: 「下山時に重心を前に踏み出した脚に移し、着地の衝撃が大きくなる歩き方。特に段差を降りる際に上半身が前かがみになると、衝撃が大きくなります」

出典https://yamahack.com

原因③:過度な負荷

先生
3つ目は荷物の問題だ。重すぎるザックを背負っていると、当然膝への負担も増える。舗装されていない不整地を長時間歩くことも、膝にはかなりの負担だ。
JK
私、いつもお菓子とか余計なもの持っていきすぎるかも…。
先生
日帰り登山で必要以上に重い荷物を持つ必要はない。軽量化も膝ケアの一部だと考えるべきだな。

原因④:不適切な装備

先生
最後に装備の問題だ。クッション性が不十分な靴や、サイズが合っていない靴は膝への衝撃を吸収しきれない。
JK
えー、でも私の登山靴、デザインで選んだんですけど…。
先生
見た目も大事だが、機能はもっと大事だ。足に合った登山靴を選ぶことは、膝へのダメージを減らす第一歩だぞ。

膝サポーターを徹底解説

JK
先生、膝が痛いときってどうすればいいんですか?根性で我慢するしかない?
先生
いや、根性で解決しようとするのは最悪だ。膝の痛みをサポートするアイテムを使うべきだな。まずは膝サポーターから解説しよう。

膝サポーターの効果

先生
膝サポーターを使うメリットは主に4つある。
  1. 膝関節の安定性向上と負担軽減: 膝関節周辺を圧迫・固定することで、関節の安定性を高め、膝への過度な負荷を軽減する
  2. 筋肉の疲労軽減: 筋肉の振動を抑え、疲労を和らげる
  3. 血行促進: 膝の血流を改善し、痛みを緩和する
  4. 怪我の予防: 関節の動きを制限することで、怪我や痛みの予防になる
JK
へぇ、サポーターって結構いろんな効果があるんですね。でも、つけてると動きにくくなったりしないんですか?
先生
そこは製品によって違う。サポート力が強いものは確かに動きに制限がかかるが、軽量で動きやすいタイプもある。自分の症状や好みに合わせて選ぶことが大事だ。

参考情報: 「膝関節周辺を圧迫・固定することで、関節の安定性を高め、膝への過度な負荷を軽減します。これにより、痛みの発生を抑える効果が期待できます」

出典https://colorfulrock.com


膝サポーターの種類

先生
膝サポーターは大きく分けて3つのタイプがある。

バンド/ストラップタイプ

先生
これは膝のお皿の下を適度に圧迫して、膝下にかかる負担を軽減するタイプだ。装着が簡単で、コンパクトに持ち運べる。
JK
なんかバンドって地味すぎません?本当に効くんですか?
先生
見た目は地味だが、効果は侮れないぞ。特に膝蓋腱(膝のお皿の下の腱)への負担を軽減するのに効果的だ。

筒型/スリーブタイプ

先生
薄手の生地で足を通すタイプだ。着用時の違和感が少なく、保温効果も期待できる。テーピング理論に基づいた設計のものもある。
JK
これなら目立たなそうでいいかも。
先生
ただ、固定力はやや弱いものもあるし、ずれやすい場合もある。しっかり固定したい人には物足りないかもしれないな。

巻き付け/面ファスナータイプ

先生
膝全体をしっかりと固定できるタイプだ。圧迫力の調整が自由で、靴を履いたままでも着脱しやすいものが多い。
JK
下山途中で痛くなってきたときに、さっとつけられるってことですね。
先生
そうだ。これが一番のメリットかもしれないな。

おすすめ膝サポーター

先生
では具体的に、登山者に人気の膝サポーターを紹介しよう。

ザムスト JKバンド

Image Prompt: ザムストJKバンドを膝下に装着した登山者のクローズアップ。バンドがしっかりと膝下を支えている様子。

先生
まずはザムストの「JKバンド」だ。これは膝蓋骨の下の負担軽減に特化したバンドタイプのサポーターで、ジャンプ競技やランニング、登山時に使われている。
JK
バンドだけって、ちょっと心もとなくないですか?
先生
私も最初はそう思っていた。だが実際に使ってみると、その効果に驚くユーザーは多い。

参考情報: 「ヒザ全体をがっちり固定するサポーターと比べて、装着した感触は弱々しく『大丈夫かな?』という印象ですが、ランニングや登山を終えた後の感想は『何これ!痛みが出ない』でした」

出典https://shopping.yahoo.co.jp

JK
え、そんなに?それなら試してみたいかも。

主なスペック

  • 価格: 約3,000円台(Mサイズ3,190円程度)
  • タイプ: バンド/ストラップタイプ
  • 重量: 軽量でコンパクト
  • 特徴: 膝のお皿の下を適度に圧迫し、膝下にかかる負担を軽減

こんな人におすすめ

  • 膝のお皿の下が痛くなりやすい人
  • 軽量・コンパクトなサポーターが欲しい人
  • 衣類の上からも装着したい人

注意点

  • 膝全体をがっちり固定するタイプではない
  • すでに強い痛みがある場合はサポート力が物足りない可能性あり

ザムスト EK-3

Image Prompt: ザムストEK-3を着用した登山者が、山道を下っている様子。サポーターが膝全体をカバーしている。

先生
次はザムストの「EK-3」だ。これは快適性とサポート力のバランスを重視したソフトサポートタイプで、膝全体を適度に圧迫・保護しながら、動きやすさも確保している。
JK
さっきのバンドより、しっかりサポートしてくれそうですね。
先生
その通りだ。薄さの異なる素材を最適に配置しているから、服の下でもかさばりにくく、膝に的確にフィットする。

参考情報: 「登山の帰りの下り坂で膝の痛みを感じるようになり、購入しました。膝が左右にズレるのを抑制してくれるようで、ほとんど痛みを感じることがなかったです」

出典https://rakuten.co.jp

主なスペック

  • 価格: 約4,000円台(4,070円税込程度)
  • タイプ: 筒型/スリーブタイプ
  • 特徴: 薄さの異なる素材を最適配置、圧迫力の調節自在

こんな人におすすめ

  • 膝全体をサポートしたいが動きやすさも欲しい人
  • 服の下に着用したい人
  • 膝の横揺れが気になる人

注意点

  • 一部のユーザーからは「サイズが合わない」「サポート力が物足りない」との声も
  • 肌に直接当たって痛い場合があるとの報告もあり

ザムスト EK-1

先生
ザムストには「EK-1」という、シリーズ中で最もソフトで薄く軽量なモデルもある。
JK
何が違うんですか?
先生
EK-3より更に軽量で、つけていることを忘れるほどの薄さと軽さが特徴だ。日常生活や軽い運動に適していて、軽いサポートを求める人や、膝の違和感があるものの強い固定は不要な場合に選ばれている。

主なスペック

  • 価格: 約3,000円台(3,025円税込程度)
  • タイプ: 筒型/スリーブタイプ
  • 特徴: シリーズ最軽量、コンパクトで携行しやすい

こんな人におすすめ

  • 軽い違和感がある程度の人
  • 初めて膝サポーターを試す人
  • ザックに入れておく「お守り」として持っておきたい人

バンテリン ひざ専用サポーター

Image Prompt: バンテリンのひざサポーターを装着した登山者が、山道の段差を慎重に降りている様子。

先生
ドラッグストアで手軽に買える「バンテリン」も人気だ。U字型テーピング構造により、膝のお皿を下と左右から支え、膝のブレを抑制する。
JK
あ、バンテリンって薬局で見たことあります!手軽に買えるのはいいですね。
先生
そうだな。高通気タイプ、加圧タイプ、保温タイプなど、目的に応じて選べる種類があるのもメリットだ。

参考情報: 「U字型テーピング構造や特殊なテーピング機能により、膝のお皿を下と左右から支え、膝のブレを抑制し、膝を伸ばす動きを助けることでスムーズな足運びを促します」

出典https://funq.jp

主なスペック

  • 価格: 約2,700〜3,000円程度
  • タイプ: 筒型/スリーブタイプまたは巻き付けタイプ
  • 種類: 高通気タイプ、加圧タイプ、保温タイプなど

こんな人におすすめ

  • 手軽に膝サポーターを試したい人
  • ドラッグストアですぐに購入したい人
  • 膝のブレが気になる人

注意点

  • マジックテープや特殊なボーンが肌に当たって不快に感じる場合あり
  • サイズ選びが難しいとの声も

モンベル サポーテック ニーサポーター

Image Prompt: モンベルのサポーテックニーサポーターを装着した登山者が、森林の中を歩いている様子。軽量でシームレスなデザインが特徴的。

先生
最後に紹介するのは、モンベルの「サポーテック ニーサポーター」だ。テーピング理論に基づいた設計で、シームレス(縫い目なし)設計が特徴。
JK
縫い目がないって、着けてても気にならなそうですね。
先生
その通り。長時間着用しても不快感が少なく、自然な装着感だ。約33gと非常に軽量で、吸水拡散性や抗菌防臭加工も施されている。

参考情報: 「テーピング理論に基づいて開発されており、膝関節や靭帯をサポートし、膝の屈曲運動時の安定性を向上させます」

出典https://montbell.jp

JK
あ、「クイックフィット」っていうのもあるんですね。
先生
そうだ。クイックフィットタイプは靴を履いたまま素早く着用できるから、下山途中で膝に違和感が出てきたときにサッと装着できる。これは非常に便利だ。

主なスペック

  • 価格: 約3,000円台
  • 重量: 約33g(非常に軽量)
  • 特徴: シームレス設計、吸水拡散性、抗菌防臭加工

こんな人におすすめ

  • 長時間着用しても快適さを求める人
  • 夏場の登山でも使いたい人
  • 途中から着用したい人(クイックフィットタイプ)

注意点

  • すでに強い膝の痛みがある場合には、サポート力が物足りない可能性あり

サポートタイツを徹底解説

JK
先生、サポートタイツっていうのも聞いたことがあるんですけど、膝サポーターとは何が違うんですか?
先生
いい質問だ。膝サポーターが膝だけをピンポイントでサポートするのに対し、サポートタイツは脚全体をサポートする。股関節から腰、太もも、膝、ふくらはぎまで、広範囲をカバーするのが特徴だな。

サポートタイツの効果

先生
サポートタイツのメリットは主に5つある。
  1. 着圧(コンプレッション)機能: 適切な圧力をかけることで血行を促進し、むくみや冷え、疲労を軽減
  2. テーピング効果: 筋肉の無駄な動きを抑制し、脚全体をサポート
  3. 怪我や擦り傷の予防: 転倒時の擦り傷や切り傷から肌を保護
  4. 防寒・防虫対策: 寒さから脚を守り、虫刺されの予防
  5. 吸汗速乾・UVカット機能: 夏場でも快適さを保ち、紫外線から肌を守る
JK
へぇ、膝だけじゃなくて脚全体をサポートしてくれるんですね。でも、それだけいろいろ機能があるってことは…高そう。
先生
正直に言おう。高い。高機能モデルだと10,000円〜20,000円以上することもある。
JK
うわ、やっぱり!

主要ブランドと製品

CW-X(ワコール)

先生
サポートタイツで最も有名なブランドの一つが、ワコールの「CW-X」だ。テーピングの原理をウェアに応用した独自のサポート機能が特徴で、関節や筋肉に沿って施された特殊なラインが、運動時の筋肉の無駄な動きを抑制し、着地時の衝撃から膝を守る。

参考情報: 「テーピングの原理をウェアに応用した独自のサポート機能が特徴です。関節や筋肉に沿って施された特殊なラインが、運動時の筋肉の無駄な動きを抑制し、着地時の衝撃から膝を守る」

出典https://ishii-sports.com

ジェネレーターモデル(最強サポート)
先生
CW-Xの中で最もサポート力が高いのが「ジェネレーターモデル」だ。腰、股関節、お尻、太もも、膝、ふくらはぎと、下半身全体を強力にサポートする。
JK
最強ってことは、がっちり固められる感じですか?
先生
そうだな。急な登り下りや岩場などの複雑な動きから下半身を守りたい場合に最適だ。ただし、それだけサポート力が強いと着脱は大変だぞ。
スタビライクスモデル(膝・腰の安定)
先生
「スタビライクスモデル」は、股関節を基本に腰と膝の安定を追求したモデルだ。テーピング原理で着地衝撃から膝を守り、長時間の運動に向いている。
エキスパートモデル(膝特化・初心者向け)
先生
「エキスパートモデル」は膝関節サポートに特化したモデルだ。股関節と膝周りにサポート部位を絞ることで、動きやすさとサポート性能を両立している。初めてサポートタイツを試す人に人気がある。
JK
じゃあ、最初に買うなら「エキスパート」がいいんですかね?
先生
迷ったらそれが無難だろうな。

参考情報: 「足全体が引き締まり安定することで、足が前へ出やすくなる」「下山時の膝の痛みに悩む登山者にとって救世主となることも報告されています」

出典https://tamayuricamino.com


C3fit(ゴールドウイン)

先生
もう一つの人気ブランドが、ゴールドウインの「C3fit(シースリーフィット)」だ。「着圧(Compression)」「コンディショニング(Conditioning)」「快適性(Comfort)」の3つの「C」がブランドの柱になっている。
JK
なんかオシャレな響きですね。
先生
デザイン性も高いから、君のような見た目を気にする人にも向いているかもしれないな。
インパクトエアーロングタイツ(最高サポート)
先生
C3fitで最もサポート力が高いのが「インパクトエアーロングタイツ」だ。腰、太もも、膝、ふくらはぎをしっかりサポートしながらも、軽量・薄手で動きやすい。
エレメントエアーロングタイツ(軽量モデル)
先生
「エレメントエアーロングタイツ」はわずか128gと非常に軽量で、薄くて通気性に優れている。フロントファスナー付きで脱ぎ着がしやすく、登山中のトイレでのストレスを軽減できる。
JK
あ、それ大事!タイツって脱ぐの大変そうだなって思ってました。
先生
その点を考慮した設計になっているのはありがたいな。
フォーカスサポートロングタイツ(登山特化)
先生
「フォーカスサポートロングタイツ」は登山・トレッキングに特化したモデルだ。登りでの足上げを重視し、あえて太もも裏のサポートを省くことで、サポート性と歩きやすさのバランスを取っている。
JK
登山専用ってことですね。
先生
そうだ。前ボタンとファスナーで着脱も簡単だから、使い勝手もいい。

参考情報: 「運動中の筋肉のブレを抑え、運動効率を高めるほか、血行促進効果により運動後のリカバリーもサポートします」

出典https://runnal.com


膝サポーター vs サポートタイツ 比較

JK
結局、膝サポーターとサポートタイツ、どっちを買えばいいんですか?
先生
それは目的による。比較表を見てみよう。
項目 膝サポーター サポートタイツ
サポート範囲 膝のみ(ピンポイント) 脚全体(腰〜ふくらはぎ)
価格帯 約2,000〜5,000円 約10,000〜20,000円
特徴 膝関節への直接的な固定力が強い テーピング効果で広範囲をサポート
メリット 安価、携行しやすい、途中着脱可能 全身の疲労軽減、むくみ対策、筋肉サポート
デメリット 脚全体のサポートは不可 高価、暑い、着脱に時間がかかる
おすすめ 膝に特化した痛みがある人 総合的な下半身ケアを求める人
JK
うーん、私はまずは膝だけ痛いから、膝サポーターでいいかな。
先生
それが賢明だろうな。膝サポーターで不十分だと感じたら、次にサポートタイツを検討すればいい。ちなみに、両方を併用することもできる。
JK
え、重ねてつけていいんですか?
先生
サポートタイツの上に膝サポーターを併用することで、より高い効果を得られる場合もある。ただし圧迫しすぎないよう注意が必要だぞ。

参考情報: 「もし膝の痛みが強く、特定の動きで症状が出る場合は膝サポーターが有効です。長時間の登山や縦走、あるいは登山後の疲労軽減を重視する場合はサポートタイツが適しています」

出典https://yamahack.com


トレッキングポール(ストック)で膝を守る

JK
先生、トレッキングポールって膝にもいいんですか?
先生
非常にいい。正しく使えば、膝への負担を大幅に軽減できる。

トレッキングポールの効果

先生
実験結果によると、段差を降りる際の脚にかかる衝撃力を約半分に軽減できるという報告がある。これは30cmの段差を15cmにするのと同程度の効果だ。
JK
半分!?それすごくないですか?
先生
そうだろう。2本のポールを使うことで、疑似的に四足歩行になるわけだ。腕と脚で負担を分散させることができる。

参考情報: 「実験結果によると、段差を降りる際の脚にかかる衝撃力を約半分に軽減する効果がある。これは、30cmの段差を15cmにするのと同程度の衝撃力軽減効果です」

出典https://note.com


正しい使い方

先生
ただし、正しく使わないと効果は半減どころか、逆効果になることもある。
JK
え、逆効果?
先生
間違った使い方をすると、かえって膝や腰への負担が増えたり、体力を余計に消耗したりする。特に長さの調整が重要だ。

長さの調整

  • 平地: グリップを握ってポールを地面に垂直に突いた際、肘が直角になる長さが目安
  • 登り: ポールを突く位置が足元より高くなるため、短めに調整
  • 下り: ポールを突く位置が足元より低くなるため、長めに調整足を出す前にポールを先に突くのがコツ

グリップとストラップの持ち方

先生
ストラップは下から手を通し、軽く握る程度で使う。これにより握力の消耗を防ぎ、落下防止にもなる。
JK
あ、ストラップってそうやって使うんですね。ただ輪っかに通すだけかと思ってました。
先生
正しく使わないと、本来の効果を発揮できないぞ。

注意点

先生
トレッキングポールにも注意点がある。岩場や危険な場所では、かえってポールが邪魔になることがある。状況に応じて収納するなど、臨機応変に対応することが大事だ。
JK
なるほど、万能ではないんですね。
先生
どんな道具も、使い方次第だ。

根本的な予防策:筋トレ・ストレッチ・歩き方

JK
先生、サポーターとかポールとかは分かったんですけど、そもそも膝が痛くならないようにする方法ってないんですか?
先生
いい心がけだ。道具に頼るだけでなく、根本的な予防策を講じることが最も重要だ。

筋力トレーニング

先生
膝痛予防で最も効果的なのは、大腿四頭筋を鍛えることだ。この筋肉を強化することで、膝にかかる負担が軽減され、痛みの改善が期待できる。

参考情報: 「膝痛予防のための筋力トレーニングとして、スクワットは非常に効果的な種目です。下半身全体、特に太ももを効率よく鍛えることができます」

出典https://3pomichi.com

スクワット(最も効果的)

JK
スクワット、やったことないですけど…キツそう。
先生
最初は軽い負荷から始めればいい。正しいフォームで行うことが重要だ。
正しいスクワットのフォーム
  1. 足幅は肩幅程度に開く
  2. 腰に手を添え、まっすぐ立つ(前かがみにならない)
  3. ゆっくりと腰を下ろし、腰と膝が約90度になるくらいまで曲げる
  4. 膝がつま先より前に出ないように注意(膝関節に大きな負担がかかる)
JK
膝がつま先より前に出ないようにするのがポイントなんですね。
先生
そうだ。それを守らないと、膝を痛める原因になる。本末転倒だぞ。

その他のトレーニング

  • ランジ: 片足を前に出して腰を落とす運動
  • 脚上げ: 椅子に座って膝から下をゆっくり上げる運動
  • 片脚スクワット: バランス感覚と筋力を同時に鍛える

ストレッチ

先生
登山前後のストレッチも膝痛の予防と軽減に有効だ。

参考情報: 「登山前後のストレッチは、膝痛の予防と軽減に非常に有効です」

出典https://yamap.com

太ももの前側(大腿四頭筋)のストレッチ

片足で立ち、後ろ足のかかとをお尻に近づけるように膝を曲げて伸ばす。膝蓋骨周辺の痛み予防にも効果的。

太ももの裏側(ハムストリングス)のストレッチ

足を前に伸ばして座り、つま先に向かって上体を倒して膝裏を伸ばす。

股関節周りのストレッチ

仰向けになり両膝を抱え込み、膝を胸に近づけるようにして腰から足全体の緊張をほぐす。

JK
登山の前と後、両方やった方がいいんですね。
先生
そうだ。特に下山後のストレッチは、翌日の筋肉痛軽減にも効果がある。

適切な歩き方

先生
最後に、歩き方を見直すことも重要だ。特に下山時のコツを覚えておけ。

下山時のコツ

  1. 前に踏み出した脚に重心を移さず、後ろに残った支持脚に重心を残して下りることで着地衝撃を軽減
  2. ゆっくりと歩幅を狭くし、膝を曲げてクッションのように使う
  3. 膝を曲げる際につま先がまっすぐ前を向くように意識
  4. 大きな足音がしないように優しく着地
JK
要するに「ドスンドスン下りない」ってことですね。
先生
その通りだ。静かに、優しく着地することを意識するだけで、膝への負担は大きく変わる。

参考情報: 「前に踏み出した脚に重心を移さず、後ろに残った支持脚に重心を残して下りることで着地衝撃を軽減できます」

出典https://yamahack.com


テーピングという選択肢

JK
テーピングって、スポーツ選手がやってるやつですよね。登山でも使えるんですか?
先生
使える。テーピングは膝関節の安定性をサポートし、膝周辺の筋肉の負担を軽減することで、痛みの抑制や怪我の予防に繋がる。

参考情報: 「テーピングは膝関節の安定性をサポートし、膝周辺の筋肉の負担を軽減することで、膝の痛みの抑制や怪我の予防に繋がります」

出典https://africatime.com

テープの種類

  • 非伸縮性テープ: 関節や筋肉の固定に適している
  • キネシオロジーテープ: 筋肉のサポートに適している

貼り方の一例

  1. 膝下から内側を通って太ももの外側まで、膝を避けるようにU字に貼る
  2. 2枚目は膝下の外側から太ももの外側に貼る(1枚目の両端に繋ぐイメージ)
  3. 3枚目と4枚目は膝下のくぼみ部分を交互に強く貼り、膝のお皿を圧迫するように貼る(×印のように貼る)
JK
ちょっと難しそう…。
先生
最初は確かに難しいかもしれないが、プレカットテープ(あらかじめカットされているテープ)を使えば簡単に貼れる。YouTubeなどで動画を見ながら練習するといい。

医療機関への受診が必要なケース

先生
最後に重要なことを伝えておく。膝の痛みが続く場合は、必ず医療機関を受診しろ
JK
どのくらい続いたら病院に行くべきですか?
先生
以下のケースに当てはまる場合は、早めに受診することをおすすめする。
  • 膝の痛みが数週間続く場合
  • 腫れがある場合
  • 激しい痛みがある場合
  • 関節が正常に曲がらない場合
先生
サポーターやタイツはあくまで対症療法だ。関節内の半月板や靭帯の損傷、変形性膝関節症など、器質的な問題が隠れている可能性もある。痛みを我慢してそのまま登山を続けると、取り返しのつかないことになる場合もある。
JK
分かりました…。痛みが続いたら、ちゃんと病院行きます。

参考情報: 「膝の痛みが数週間続く場合や、腫れ、激しい痛み、関節が正常に曲がらないなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう」

出典https://yamap.com


まとめ

JK
先生、今日はすごくためになりました。膝ケアって奥が深いんですね。
先生
そうだな。膝は消耗品だ。一度壊すと元には戻らない。だからこそ、早めのケアが重要なんだ。
JK
私、今度の登山からはサポーターとストック持っていきます。あと、スクワットも始めようかな…。
先生
いい心がけだ。まとめておこう。

膝ケアアイテム比較表

アイテム 価格帯 特徴 おすすめの人
膝サポーター(バンドタイプ) 2,000〜3,500円 膝下をピンポイントで圧迫、軽量コンパクト 膝のお皿の下が痛い人
膝サポーター(筒型/巻付型) 3,000〜5,000円 膝全体をサポート、圧迫力調整可能 膝全体に不安がある人
サポートタイツ 10,000〜20,000円 脚全体をサポート、疲労軽減 長時間登山や縦走をする人
トレッキングポール 5,000〜15,000円 膝への衝撃を約半分に軽減 下山時の膝負担を減らしたい人

先生の最後のアドバイス

先生
膝は消耗品だ。登山を長く楽しみたいなら、今日から膝ケアを始めろ。サポーターやポールで負担を減らし、筋トレとストレッチで根本的に鍛える。この両輪で、君の膝は長持ちするはずだ。
JK
はい!膝を大事にして、もっといろんな山に登りたいです!
先生
その意気だ。では、次の登山も安全に楽しんでこい。